校長室より「おこらいえ」
球技大会観ながら考えたこと
191日目
ひとが外部からの情報を処理するには
いくつかのパターンがあります
たとえば視覚優位派と聴覚優位派
私は圧倒的に視覚優位で
目で見たものは
割とスッと頭に入るのですが
ひとの話だけを聞いていると
???はてなのオンパレードです
頭の中で図示したりグラフ化したり
なんとか理解しようと試みるものの
話が15秒を超えると
もうパニックです
ですので
最近大嫌いなもののひとつが
オンライン会議です
これまで何度となく
会議していますが
白状します
もうお気づきかもしれませんが
全く頭に残っていません
ごめんなさい
「この人の部屋オシャレやなー」とか
「この人カメラに近づきすぎ」
「眉間のシワ怖いよ」
とかどうでもいいことばっかり
気になって
肝心の話はさっぱりです
もう一回聴こうと
巻き戻しボタンを探してもそんなのないし
そもそも「巻き戻し」なんて
言葉を使う時点で
世の中の進化についていけてない
カセット世代丸出し
オンライン会議をするたびに
落ち込んでいるのでした
言語を理解する時に
その言語によって
脳のはたらく部位が
異なるんだそうです
たとえば
日本語を聴いたり話したりする時は
側頭部つまり両耳の上の部分が
最も活発にはたらきますが
英語のときには
後頭部つまり両目の裏側あたりが
最もよくはたらくのだそうです
側頭部には聴覚野
音の情報を処理する部分が
後頭部には視覚野
光情報を処理する部分があるので
英語を理解する時には
視覚情報と合わせて理解していると
考えられています
口元を見ないで日本語を聞いても
さほど理解度は下がらないのですが
英語の場合は
極端に聞き取れなくなったり
聞き間違いが増えるのだそう
そう考えると
英語ネイティブの方が
表情豊かだったり
ボディランゲージをよく用いることも
納得がいきます
興味深い実験があります
「ba」と発音する口元の動画を見せながら
「da」の音を聞かせると
「ba 」にしか聞こえません
今日のこれらの話は先週
1年生の
「総合的な探究の時間」に
生徒に話したものです
現在2年生が取り組んでいる
「街プロ」を
1年生にも拡げていきます
1年生がまず取り組むのは
夏休みの「不自由研究」
いくつかのグループに分かれて
それぞれ教員からテーマを与えられます
テーマを自分で決めることができないので
「不自由研究」
先行研究を調べ
仮説を立てて
情報を集め
実験計画を立てて
実験する
データを解析し
考察して
結論を導く
検証し
新たな疑問を見出し
次の探究につなげる
探究活動における
こうした一連の流れを
体験するのが
「不自由研究」の目的です
校長も指導教員のひとりとして加わりました
私が設定したテーマは外国語
興味を持った6名の生徒が
集まってくれました
新しく生まれ変わる輪島を
世界中から人の集まる
街にしたい
そんな妄想を抱いています
さしあたっては
世界ではさほど注目もされていない
今回の能登半島地震について
世界中の人にまず知ってもらいたい
この「おこらいえ」を
英語 仏語 独語 西語 伊語 露語
宇語 漢語 한국어 比語 泰語など
いろんな言葉で発信したいな
と考えているのですが
微妙なニュアンスをどう伝えるか
頭を悩ませています
どなたか
訳語をそれぞれの言語で
添削できる方
いらっしゃいませんか