校長室より「おこらいえ」
感謝の心
193日目
主体的な人は幸せであるという
研究結果があります
何かをいやいややっている人は
幸福度が低く
自分で進んで行動する人は
幸福度が高いのです
そもそもなんでも嫌がるから
幸福度が低いのか
幸福度を感じにくいから
何に対しても嫌になるのか
因果関係はわかりません
松下幸之助さんは
ご自分の会社の面接試験で
たった一言
「あなたは運がいいですか?」
と訪ね
「運がいい!」
と答えた人だけ採用して
世界のナショナルを作りあげたそうです
単に会社を運任せにしたという
行き当たりばったりな話ではなく
実は奥深い理由があるのです
「自分は運が悪い」と考える人の思考は
「自分は本当は実力があるのに
それを発揮できないのは
メンバーが悪い
環境が悪い
社会が悪い」
一方「運がいい」と考える人は
「自分が実力以上の力を発揮できるのは
周りに助けられているから」
という感謝の気持ちを持っているからなのです
そういった考えの人が集まった組織は強いですよね
さすがそれを見抜いていたのです
松下幸之助さんといえば少年時代
大阪の町工場で勤めていた時に
二股ソケットを発明したことで知られています
この二股ソケットを商品化するために
支援してくださったのが
当時工場の横に住んでいらっしゃった
徳川光圀の末裔の方でした
幸之助少年はその方に
「僕大きくなったらおっちゃんに恩返しがしたい
何がええ?」
と尋ねると
「せやな
うちの先祖はんの物語でも作ってくれんか?」
と答えたそう
世界のナショナルを作り上げた幸之助少年は
約束を果たします
それがナショナル提供の人気番組
「水戸黄門」です