校長室より「おこらいえ」
令和遣欧使節団
地震から286 日目
豪雨から22 日目
グローバルフォーラム3日目
今日は舞台を東北大学へ移して
2年生の前名さんと三中さんが参加しました
前名さんは
前日の「未成年の主張」の様子を
三中さんは
2日間のアクティビティを通して
世界が身近に感じられるようになったことを
それぞれ発表しました
郡山高校のみなさんとお友達になりました
映像・音響を担当するのは
メディアアトリエさん
なんとあの小惑星探査機「はやぶさ」の
帰還の際にも担当されたそうです
昼休みには大学近くの青葉城を訪ね
仙台市博物館を見学してきました
慶長遣欧使節について学びました
今から約400年前
仙台藩主伊達政宗が
スペイン国王およびローマ教皇のもとに
外交使節を派遣しました
その際使節長を務めたのが支倉常長です
東日本大震災からちょうど400年前1611年に
東日本大震災の大津波と同規模の「慶長大津波」が
仙台藩を襲った記録が残されています
徳川家の記録である『駿府記』には
この震災により
仙台領だけで5,000人を超える死者を出した
という記録が残っていますし
仙台藩の正史とされる『貞山公治家記録』にも
その様子が残されているそうです
この慶長大津波からわずか2週間後
政宗は慶長使節派遣の構想を明らかにし
船を作りはじめ
2年後に使節を出帆させたわけです
このような事実を考えると
慶長使節派遣には
大きな災害から立ち直るという意味がある
という気がします
使節を派遣した伊達政宗は
未来を作る若者を世界に派遣して
たくさんのことを吸収させて
震災によって大きく傷ついた仙台藩を
より良い国に発展させようとしたのではないか
そう思えてなりません
今回グローバルフォーラムに参加した生徒8名は
12月にパリで開催されるサミットに
派遣される予定です
まさに令和の遣欧使節団
輪島をより良い国に発展させるためのヒントを
たくさん学んできてもらいたいと思います