校長室より「おこらいえ」

親子で学ぶ進路あれこれ(7)

進路情報をお知らせするコラム

第7回は、「受験モード」への切り替え その1

 

総体・総文が終わり

3年生は一部の生徒を除いて本格的に受験への切り替えの時期となりました

 

個人的な経験則ですが

部活道で結果を残した学年は進路実現の面でも必ず結果が出ます

今年は陸上部がマイルリレーで北信越大会出場

男子バレーボール部がベスト8入りを果たしたほか

ほとんどの部活道で初戦を突破しています

努力が実を結ぶ過程を経験できたことは大きな自信につながっています

(※本校では、部活動を部活道といいます)

 

「受験モード」への切り替えに関するお願いが3つあります

 

ひとつめ「生活リズムを整えること」

部活道が終わり、これまでとは生活パターンが変わります

ぜひ新しい生活リズムを整えてください

学習時間を確保するには学習開始時刻を毎日そろえることが第一です

具体的には、毎日同じ時刻に夕食をとり同じ時刻に風呂に入る

これだけのことですがとても大切なことです

 

ふたつめ「家庭で進路の話をする」

大学入試制度は大きく変化し多様化しています

保護者もぜひいっしょに学んでください

 

最後のお願いは次回に

 

1年生の保護者のみなさまへ

輪島高校ウエブサイト「校長室おこらいえ」のブログでは

さまざまな進路情報を定期的にお届けしています

昨年度のこのコーナーでは

かつての「センター試験」に代わる「大学入学共通テスト」や

「総合型選抜」などの新しい入試形態についてお知らせしました

過去のものもご覧になれますのでぜひどうぞ

輪島市民まつり

輪島市民まつりのフィナーレを飾る音楽会に

本校からも出場しました

吹奏楽部は

先日「お別れの会」が執り行われた松本零士先生を偲び

「銀河鉄道999」をはじめ3曲を演奏しました

 

JRC(ボランティア部)の生徒が

総合司会を務めました

 

 

 

 

 

 

また、ダンス部が輪島吹奏楽団の演奏をバックに

かわいいミッキーマウスのダンスを披露しました

会場では、日本航空高校の生徒さんたちも一緒に踊ってくれました

 

今日も熱戦を繰り広げています

昨日決勝トーナメント進出を決めた女子バレーボール部は

1回戦、金沢桜丘高校と対戦

6人ギリギリで一人ひとりが力を合わせて戦っています

 

 

 

 

 

 

同じく男子バレーボール部も決勝トーナメント

金沢泉丘高校、大聖寺高校を破りベスト8入りです

 

 

 

 

 

 

バドミントン部は豊島瑠美さんがシングルスでベスト64に入る活躍です

 

 

 

 

 

 

 吹奏楽部は津幡文化会館シグナスで演奏会です

「ハルニレの木」と「怪物」を演奏しました

 

 

 

 

 

 

本校にはトランポリン部はないのですが

輪島高校代表として2年生1名が出場です

彼は小学校3年生のときにトランポリンを始めたそうです

将来のオリンピックが嘱望される選手にまじって、堂々の演技でした

 

総体・総文活躍中

男子バスケットボール部は

いしかわ総合スポーツセンターで

羽咋工業を破り2回戦進出です

 

 

 

 

 

 

卓球部は金沢市総合体育館で個人戦を戦っています

未経験者からのスタートでしたが

地道に努力を重ねて何人もが勝利を収めました

 

 

 

 

 

 

美術部は21世紀美術館に出展しています

絵画と工芸、いずれも素晴らしい出来栄えです

しばらく展示してありますのでぜひどうぞ

 

 

 

 

 

 

箏曲部は石川県女性センターで邦楽合同演奏会です

残酷な天使のテーゼを奏でました

邦楽には珍しいポップスの選曲に会場はノリノリでした

 

 

 

 

 

 

和太鼓部は石川県立音楽堂で演奏です

一糸乱れぬ息の揃った演奏でありながら遊び心が素晴らしいと

審査員の方が絶賛していました

 

 

 

 

 

 

その他にもバドミントン、男女バレーが初戦を突破しています 

チームでつかんだ栄冠

高校総体が始まっています

先頭を切って陸上部が先週、男子マイルリレーで入賞し

北信越大会出場の栄冠を勝ち取りました

 

予選では、同日に実施される200mでの活躍が期待される

木下淑仁くんを温存する作戦に出ました

代わりに予選を走ったのが嘉地映人くん

木下くんを決勝で走らせるため

素晴らしい走りを見せてくれました

 

【嘉地映人】 予選3走

予選で落ちたらどうしようとか走りたくないとか思っていて、とても緊張していました。

しかし先輩達が励ましてくれて、なんとか走れてチームが決勝にいけたので良かったです。

自分が一段階成長できたと思いました。

 

3年生も最後の大会でベストを尽くしました

 

【上野雄生】 予選・決勝1走

自分は去年の北信越のマイルで自分のペースで走ることが出来ず、

ラップタイムも遅くチームの順位も落としてしまうなど、とても悔しい思いをしました。

今回のマイルでは絶対に去年のような思いはしたくないという思いと反省を活かして走りました。

その結果、ラップベストが出て、自分のペースで走ることが出来て大幅に遅れることがなかったので良かったです。

北信越ではさらにタイムを上げてチームに貢献できるよう頑張りたいです。

 

【浅井龍之介】 予選・決勝2走

僕は個人で出場した400mでとても悔しい思いをしました。

さらに、100mや4継でも北信越出場を逃しました。

そのため、マイルリレーでは必ず勝たなければならないという使命感と個人の400mでの雪辱を果たすという強い想いを持ち、バトンをつなぎました。

その結果、3位入賞と輪島市記録の更新という成績を残し、北信越への切符をつかむことができ、心から喜びを感じることが出来ました。

 

【船本翔大】 予選4走・決勝3走

僕は4月に怪我をしてしまって今回の総体が始まるまでは不安でいっぱいでした。

しかし、スタートラインにつく時には「練習量で負けていても気持ちだけは誰にも負けたくない!」という気持ちで挑みました。

競技をしている時は「陸上人生11年、この身体が最後でも絶対に後悔しない走りをしよう!

ひとつでも上の順位でアンカーに渡す!」ということだけ考えて走りました。

自分の所で先頭争いをしてアンカーにバトンを渡すことができなかったことが悔しいです。

北信越では、絶対に自分の所で先頭に立ち、1本でも多くこのチームで走りたいです。

 

【木下淑仁】 決勝4走

自分はマイルの決勝でチームを北信越に連れて行くことが役目だったので、とりあえず達成することができてとても良かったです。

正直、200mを3本走った後だったのでやりきれるか心配でしたが、なんとかつなげられました。

ラップタイムを出すことが出来たのも含め、本当に沢山の応援のおかげだと思っています。

北信越では、チームのために全力でベストパフォーマンスを出せるように頑張ります。

 

チーム全員でつかんだ栄冠です

心から拍手を送ります

 

理系女子を育てる

現在、教育実習生を受け入れています

実習生は本校を卒業し現在京都大学で学んでいる女性物理学者の卵です

 

従来日本では物理学を学ぶ女性は稀有な存在でした

それは女子は文系で男子は理系に向いているとされていた

誤った性認識によるものです

文系理系の能力に性差は関係ないという最新の研究がありますし

そもそも世界的に見ると文系理系の区別すらほとんどの国にはありません

 

実際、フィンランドやスイス、カナダなど

数学と理科の成績において女子が上位を占めている国が存在します

これらの国には共通点があるのですがおわかりになりますか?

 

女子カーリングの世界ランキングとほぼ一致するのです

「氷上のチェス」と呼ばれるカーリングには理系頭脳が求められます

日本の女子カーリングが世界的にトップレベルであることから

日本の女性科学者はきっと世界をリードする存在になり得ると思います

現在、国をあげての女性科学者を育成するプログラムが動き始めています

 

多くの先生が見守る中

2年生のクラスを対象に物理基礎の研究授業を行いました

生徒も女子ばかり9人のクラス

憧れの先輩の話を目を輝かせて聴いているのが印象的でした

この中から理系分野の研究を志す生徒が出てくれると心強いですね

 

最後の調整

総体・総文前の最後の土日

各部活道が練習試合等で調整のため

いろんなところに出かけています

 

 

 

 

 

 

 

バドミントン部は

輪島中学校の体育館で

奥能登バドミントン選手権大会に出場です

豊島姉妹はかわいいおそろいのおだんごヘアで大活躍

 

 

 

 

 

 

吹奏楽部は

能都中学校の体育館で

能登吹奏楽野外合同演奏会でのステージです

コンクールでの課題曲「ハルニレの木」

そして「銀河鉄道999」を演奏です

少人数ながらとても丁寧な演奏を聴かせてくれました

岡本先生おめでとう!

本校の岡本先生が先日無事双子の赤ちゃんをご出産されました

生徒玄関でお知らせしたら

生徒たちがぞくぞくメッセージを書いてくれています

いい生徒たちです

本当にホッコリします

授業にお邪魔します vol.3

輪島高校では

「ここだけは誰にも負けないという授業をまずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

今日は2年生の数学Ⅱ(松村先生)にお邪魔しました

 

円の接線の方程式を求める問題です

「ハンマー投げの選手はどこでハンマーをリリースするのか?」

身近な題材をきっかけにスタートします

 

公式を覚えて単に代入して解くだけでなく

じっくり時間をかけて

友達同士でディスカッションしながら

公式を自分で導く過程を楽しみました

 

一度自分で導き出した公式は

万が一忘れてもまた導くことができます

 

先生からは

さらにバリエーション豊富な問いが投げかけられ

どんどん思考が深まっていきました

 

最初のハンマー投げの問いに戻ったら

ほぼ全員が正解を導くことができました

実際のハンマー投げの動画で確認しました

 

実験装置を手作りして実験によって確認すると

理科との教科横断的な学びに繋がる可能性のある授業でした

授業にお邪魔します Vol.2

輪島高校では

「ここだけは誰にも負けないという授業をまずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

今日は2年生の文学国語(橋場先生)にお邪魔しました

 

橋場先生は文部科学省から優秀教員の表彰を受けています

今日の教材は中島敦の「山月記」

主人公の内面の苦悩を読み解きます

 

「山月記」には正解のない問いが多く秘められています

 

プライド高く自分を傷つけたくない、そんな「尊大な羞恥心」

恥をかきたくない、だから他人を見下す、そんな「臆病な自尊心」

このふたつをキーワードに教師からの解説は最初の10分のみ

あとは友達同士で、あるいは先生との問答を通して

思い思いに作品を読み解いていきます

生徒の方から活発に意見が飛び交ったあと

やがて静かに収束へと向かいます

 

「残月の光をたよりに・・・」

「残月、光冷ややかに・・・」

「あそこで月に向かってほえた・・・」

「白く光を失った月・・・」

作中、何度となく月の描写が見られるが・・・?

先生から新たな問いが投げ込まれると

そこから波紋が広がって再び生徒の議論が活発になります

 

次の時間は主人公の心情を自分自身に重ね合わせて

さらに深い学びに繋げていきます