2024年4月の記事一覧
5月4日をお楽しみに!
121日目
以前も来てくださった
心のケアアドバイザーの
冨永良喜 先生にお越しいただき
1年生と3年生を対象に
「自分のストレスを知り対処法を学ぼう」
の特別授業をしていただきました
今回は
日本心理臨床学会元理事長の
鶴 光代 様
立命館大学のカウンセラー
桝蔵 美智子 様
同じく立命館大学 大学院教員の
前原 寛子 様
にも同行いただき
気になる生徒の観察をお願いしました
中には最初から最後まで
突っ伏して寝ている生徒も
きっとまだそんな話を聴く
精神状態ではなかったんですね
辛かったら参加しなくていいよ
と声かけすべきでした
配慮が足りませんでした
今日のチェックリストの結果分析は
今後の指導に活かしていきます
先日
「ゆず」のおふたりが学校へ来て
ライブをしてくださいました
115日目の配信で
「もうひとつサプライズがあったけど
それはまた後日」
と書いた件です
情報解禁されるまで書くなと
止められていましたので…
まあタイトルで気づく人も
いらっしゃったでしょうけど
被災地の生徒へ歌でエールをと
NHKの
「君の声が聴きたい」
とのコラボ企画です
5時間目の授業が始まったことにして
しばらくしてゆずさんによる
放送室乗っ取りアナウンスで
コンサートを知らせると
「えー!!」と校舎から大きな歓声が
生徒全員ライブ会場の体育館へ駆けつけます
内灘に避難している生徒にも
オンラインで見えるようにしておきました
何人かの生徒が
ゆずさんに当時の様子や思いを語りました
そのあと「友〜旅立ちの時〜」を
歌っていただきました
と収録はここまで
そのあとは
「夏色」を全員で大合唱
「栄光の架橋」で涙する生徒も
忘れられない思い出になりました
今回の様子は
5月4日(土)午後7:30より
NHK総合 BSP4K BS8K
「君の声が聴きたい presents
ライブ・エール2024」
で放送されます
ぜひご覧ください
詳しくは
高校野球 春の大会です
119日目
初夏を思わせる心地よい風
高校野球の春の大会に来ています
一冬超えて一層たくましくなり
はち切れんばかりのユニフォーム
先発のマウンドは濱田くん
安定のピッチングを見せています
6回までピシャリ0点に
6回の裏
宮下くんのタイムリーで
1点先制すると
続く濱田くんの内野ゴロの間に
2点目です
続く7回には
森高くん 平くんの連打のあと
田屋くんがきっちりスクイズを決めます
お母さん方の応援にも熱が入ります
守備の乱れから失点したものの
濱田くんの球威は
最後まで衰えず
3ー1で初戦を飾ることができました
今回出場している選手のうちふたりが
避難先から別の高校の野球部に通い
練習に参加させていただいています
ご理解をしてくださっている
関係高校の校長先生 監督さんはじめ
多くの先生方
ありがとうございます
選手のみんなも
一緒に練習させてもらって
本当にありがとう
今日久しぶりに仲間と一緒に
プレイすることができました
そのうちのひとり秋田くんは
1月4日の本ブログで紹介した
配給場所を回っていろんな人に
パンを配っていた彼です
今日お母さんにお会いしました
その当時
もう自分は
野球なんてやっている場合じゃないと
諦めていたそうです
諦めないで本当によかったな
3月に招待してくださった
仙台育英高校のみなさんからの
励ましのメッセージを
保護者会の方が
わざわざ届けてくださいました
仙台育英高校も
今日は春の大会を戦っているみたいです
公務員としての誇り
117日目
本校は今年度
金融教育の研究指定校になっています
被災したこんな状況で
辞退してはとの声もある中
「こんなときだからこそ
できることがきっとある」
と研究主任の山上佳織先生の
力強いお言葉
今日は
金沢市長を勤められた山野 之義 氏をお迎えし
1年生全員を対象に
「まちづくりへの挑戦
〜輪島復興に向けて〜」
と題して講話をいただきました
山野氏からの問いかけに
生徒の徳野さんが
すかさず手を挙げて答えます
山野氏からは
「大勢の中で
真っ先に手を挙げて発言できる君は
きっとみんなをリードできる人になれる」
山野氏は市長時代
金沢市の中高生に対して次のように
おっしゃっていたそう
「環境さえ許せば
どうぞ金沢を出て行ってください
環境さえ許せば
どうぞ日本を出て行ってください
そしていつの日か
金沢に戻って来てください
どうしても戻って来れなくても
金沢を思い続けてください」
なんだか今の輪島の生徒たちに
伝えたいことそのもの
「素敵な街づくりのために
高校生ができることは何だろう?」
生徒が答えます
「ゴミ拾い」
山野氏はここからも話を広げます
「ある有名企業の創業者の逸話
毎日せっせとひとりでゴミ拾いを
していたところ
周囲の人はそんなたくさんのゴミ
ひとりで拾っていても仕方ないだろう
今の被災地のゴミも同じ状況
でもその人は云いました
『ひとつ拾えばひとつ綺麗になる』」
その話題の豊富さに
生徒もどんどん引き込まれます
一緒に小坂小学校の
久野 恭子先生も
ボランティア休暇で
来てくださいました
小坂先生のご専門は音楽
校内の清掃や
災害ゴミの撤去など
献身的に働いてくださった他に
ストリートピアノで
即興ライブです
生徒からのリクエストに
何でも弾いてくださり
一緒に歌う生徒も
私もギターとカホンで加わり
セッションしました
おふたりには放課後にも
若手教員研修をしていただきました
石川県では優秀な若手教員を育成すべく
若手教員育成プロジェクト
(通称若プロ)を展開しており
その一環です
若手教員の
心の悩みを聴いていただき
それぞれのお立場から
適切なアドバイスを
いただきました
実家が金沢で単身赴任の
山崎裕貴先生
今回帰省し損ねて輪島で被災
翌日からずっと車中泊で
学校再開に向けて
力を尽くしてくれていた先生です
「正直心折れていました
公務員だからという誇りだけで
踏ん張ってきました
市長として心折れそうな時
支えとなったものは
何ですか?」
山野氏からは一言
「家族です」
思わず目頭が熱くなりました
同時に
その家族すら失った方の
気持ちを思うと
なんともやるせない気持ちに
花いちりん描く会
116日目
毎週木曜日の7限目は
総合的な探究の時間
「WAJI活(街プロ)」
僕らのまちは僕らが創る
をコンセプトに
今被災地のために
今の自分に何ができるか?
一人ひとり自分なりの
課題を探しています
本日別の会議で本校を訪れていた
文科省の方やNPOカタリバさんも
活動をご覧になり
一人残らず真剣に自分ごととして
取り組んでいると
驚いていらっしゃいました
神戸の「花いちりん描く会」代表の
立岡佐智央さまより
お花のカレンダーと
手記「花と百字文」を
届けていただきました
立岡さま曰く
「花いちりん描く会」は
阪神淡路大震災を超えて
大地に咲いた野の花のような
いわば震災を超えてしぶとく
生き残った花だそうです
「花と百字文」は
会員の方が手作りで編まれた体験談
カレンダーと手記は
無料で追加発送してくださるそうで
希望の方は学校までご連絡ください
とりまとめてお願いしたいと思います
また 元県職員でいらっしゃる
宅美 克基 様からは
「能登半島地震による隆起状況写真」
を送っていただきました
圧巻なのは全ての撮影地で
震災前の写真との比較ができること
学術的にも非常に価値の高いものです
ウルトラマンと栄光の架け橋と
115日目
2人のウルトラマンが
炊き出しに来てくださいました
ウルトラマンダイナのつるの剛士さん
ウルトラマンガイアの吉岡毅志さんです
自分はウルトラセブンから
帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンエース
の世代ですが
そのあといろんなウルトラマンが
登場しているのですね
保護者の方が繋いでくださりました
他にも多くの方に来ていただき
一緒に牛丼を振る舞ってくださいました
食後にはギターで歌のプレゼントも
詳しくは本校HP
「輪高生の活動記録ブログ」
をご覧ください
このブログを今年度担当してくださるのは
山崎瑞稀さん
以前本校に勤めていらっしゃった方です
しばらく別のお仕事をされていたのですが
震災を機に戻ってきてくださいました
地元のことをよくご存知で
頼りになる方です
ブログの更新も迅速かつ正確です
ぜひご覧ください
今日はもうひとつ
サプライズがあったのですが
そちらの紹介はまた今度
世界は意外に単純で
心配事には心配事が
笑顔には笑顔が
感謝には感謝が
集まるようになっているそうです
今日もそんな1日でした
たくさんの笑顔と感謝
元気と希望と夢が集まってきました