2025年8月の記事一覧

「引き寄せ」の法則

地震から 609 日目

豪雨から 345 日目

 

藤井節子さまはじめ

四国災害ボランティアネットワーク様の

お招きにより

今週末に高松で講演会をさせていただきます

 

金沢から高松まで4つの列車を乗り継ぎます

乗り継ぎが4回を超えると

インターネットでの購入ができないみたいで

金沢駅へ直接購入に

 

するとそこで出会ったのが

昨日まで文化祭に来てくださっていた

Global Bishow Academy の

 庄司真由美さま

 佐藤ひろ美さま

 沼田祐子さま

 

気功ヒーリングをしてくださっていました

 

 

 

 

 

 

昨日は本当にたくさんの支援の方に入っていただいて

みなさんにご挨拶することができませんでした

この場を借りてお礼申し上げます

 

こんな場所でこんな時間に

ピンポイントでお会いできるなんて

「引き寄せ」でしょうかね

なんて話をさせていただきました

 

 

 


復興ガイドツアーの

ボランティア活動に参加しています

 

 

 

 

 

 

今日は自主練習会が行われました

メンバーは20名ちょっと

 

今後現地でのリハーサルのあと

実際にお客様の受け入れが始まります

 

私がここに顔を出している理由はふたつ

(1)高校生によるインバウンドガイド

(2)防災学習を兼ねた修学旅行受け入れ

本校からは岡本夕佳先生も参加しています

校長の野望をよく理解してくださってます

 

 

【見ようによっちゃ写真展】のコーナー

 

 

 

 

 

 

『お母さんとお父さんに甘える赤ちゃん犬』

ようこそ!りんちゃん

地震から 608 日目

豪雨から 344 日目

 

野々市明倫高校のみなさんが

文化祭に来てくださいました

マスコットのりんちゃんも

一緒です

 

 

 

 

 

 

倫高と輪高

「りんこう」繋がりです

輪高が初任だった池田先生

昨年一年間助けに来てくださった坂下先生が

連れてきてくださいました

みなさん希望して参加してくださったそうです

被災地に心を寄せてくださる

優しい生徒さんたちです

ありがとうございます

 

そのほか文化祭情報はこちら

「輪高生の活動記録」をどうぞ

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/7225f8f0f9e9e4882b1184a21775cf5c?frame_id=210 

スクールサポートスタッフの福谷さんが

心を込めて作ってくださっています

「する」のと「やる」のとどう違う?

地震から 607 日目

豪雨から 343 日目

 

8月26日付けのブログでご紹介した

万博会場で販売していた

オリジナルスイーツ

本来100食の限定販売だったのですが

大好評のため

期間中のレギュラー販売が決まりました

「まいもんブルーベリー大福と

 淡路レモンの輝きカップスイーツ」

第2弾が販売開始される9月24日の前まで

まねき食品さんが運営している

「MANEKI FUTURESTUDIO JAPAN」

で継続販売されます

どうぞお買い求めください

 

 


 Assistant Language Teacher(ALT)

のマイケル先生から 

Why Japanese?な質問が…

 

「する」と「やる」の違いは何ですか?

考えたこともなかったけど

確かに言われてみれば…

少し考えさせてくれと宿題にしてもらいました

 

どちらも英語で言うとdo 

でも英語では日本語ほど頻繁にdoは登場しません

 

例えば

「勉強する」は do を使わず1語でstudy 

「野球をする」は do を使いもせず play 

 

英語ネイティブの方にとって

確かに謎ですね

 

そこで徹底研究です

 

「勉強する」は言うけど

「勉強やる」はあまり言いません

 

「運動する」と「運動やる」も同じです

 

学校での行為が「する」?

 

「宿題」は?

「宿題でもやろっかな?」

「やる」の方が自然です

 

でも親の立場だと

「宿題しなさい!」

疑問文だと「宿題やったの?」

 

ますますわからん

 

視点を変えましょう

 

「する」は使うけど「やる」は使わない言葉

◯会話する × 会話やる

◯約束する × 約束やる

◯旅行する × 旅行やる

◯食事する × 食事やる

◯休憩する × 休憩やる

圧倒的に「する」派が多いですね

 

では逆は?

あんまり思いつきませんが…

 

あった!

◯クスリをやる × クスリをする

非合法的なのが「やる」か?

 

◯人殺しをする × 人殺しをやる

ダメだこりゃ

 

△盗みをする △盗みをやる

盗みははたらくものです

 

Why Japanese?

 

マイケル先生が言うには

「する」よりも「やる」方が

強い意志を感じるのだそうです

 

では

「する」「やる」

どちらも使える言葉でニュアンス比べ

 

「掃除する」と「掃除やる」

先生は「掃除しなさい」

友達同士だと「掃除やろうぜ」と言うと

すすんでする感が出ますが

「掃除しようぜ」だと

言われて渋々やる感が出ませんか?

自主性の違いか?

 

「ゲームする」と「ゲームやる」

こちらも友達同士だと

「ゲームやる」の方が何だか自然

「する」はフォーマルな感じで

「やる」はくだけた感じ?

 

「音楽やってます」はどうでしょう

たしなんでます感がありますね

 

「お茶やっています」は

お茶を習っていますになりますが

「お茶しています」は

喫茶店で休んでいますになります

 

結局こねくり回した結果

ますますわからなくなっただけでした

 

明日マイケルになんて説明してあげよう?

困った

 

明日文化祭では模擬店をしています

明日文化祭では模擬店をやっています

前者はスイーツ屋さんぽくて

後者はたこ焼き屋っぽいですね

お上品派と庶民派か

 

 


本校では今日から文化祭をやっています

その様子は

「輪高生の活動記録ブログ」

のコーナーに掲載やってあります

是非チェックやってみてください

被災者を一番苦しめているものは?

地震から 606 日目

豪雨から 342 日目

 

「国が認めないなら腹を切る!」

時は平成の時代

火山活動が数年続き

40名を超える死者が出た

雲仙・普賢岳の災害対応での

当時の鐘ヶ江島原市長の言葉です

 

火砕流の恐れがあるとして

法に基づき立入を禁止する

「警戒区域」を全国で初めて導入しました

 

「出て行け」と命じられた住民に対して

何の保障もありませんでした

国は「自主再建が原則」の一点張り

 

思い詰めた市長が実際に口にした言葉

県幹部があわててその場は諌めましたが

その後市長が戦い続けて

それでようやく

国が財政的に支援するしくみが

つくられたそうです

 

国が出て行けと言っておきながら

何の保障もないというのは

どう考えてもおかしなことです

 

そのおかしなことが

輪島でも現在実際に起こっています

 

地震で土砂崩れのある稲舟地区は

立入禁止区域となっています

「いつになったら水道が復旧するのですか?」

「立入禁止なので復旧の予定はありません」

「私の家は一部損壊で何とか住めるので

 水道がなくても帰ります」

「立入禁止なのでそれはできません」

「では仮設住宅を申し込ませてください」

「仮設住宅は半壊以上の方でないと入れません」

「ではどうすれば…」

「ご自分でアパートを探してください」

「このへんにはありません」

「金沢の方に行けばあるでしょう」

「家賃の補助などはあるのでしょうか?」

「みなしアパートの補助は2年間なので

 それ以降は自己負担となります」

これは実際のやりとりです

 

復興を最も妨げているのは『法律』

被災民を今でも苦しめ続けているのも『法律』

 

こんな話をさせていただく機会を

ある大学さんからいただきました

 

同じ石川県内であっても

「もうだいぶ復興進んだんでしょ」

という認識の方が多い中

県外の大学なのに

このような取り組みをしてくださり

そしてそこにわざわざ

聴きに集まってくださる方がいらっしゃることに

感謝の気持ちしかありません

 

精一杯準備をして臨んだ講演

後ろの方の席に

ずっとうつむいている学生がひとり

 

「私の講義スタイルは壇上からではなく

 聞いてくださる方と同じ目線で行います」

と適当なことを言って客席に降ります

 

徐々にその学生との距離を詰めますが

一向に前を向く気配もなく

ついに彼の目の前にたっても

ゲームをやめる気配はありません

 

「ゲームをしたければ外でやってください」

退出を促しましたがそのまま

 

壇上に戻りましたが

その時頭の中に浮かんできたのは

傾いた校舎の中で

それでもしっかり前を向いて

授業に取り組んでいる

輪島高校の生徒の姿

 

そしてこれまでこのブログには

決して書くまいと決めていた負の側面

不誠実な一部行政の対応

被災地の生徒を番組作りに利用する一部マスコミ

そういったものが一気に押し寄せてきて

10分ほど壇上で黙り込んでしまいました

時間にして数分だったかもしれません

でも自分にはそれだけ長い時間に感じました

 

これまでに何人も

居眠りする生徒や内職する生徒

しまいには教室を飛び出す生徒など

山ほど相手してきました

だけど今回は特別でした

 

その後の講演で何を話したか

パネルディスカッションで

どんなやりとりをしたのか

全く覚えていません

 

「6秒我慢すれば怒りは通り過ぎる」

アンガーマネジメントでよく言われますが

嘘です

そんなもんじゃ本当の怒りは収まりません

いや収まってあの程度だったのかもしれません

 

せっかく招いてくださった大学さん

集まってくださったみなさんに

本当に申し訳ないことをしました

 

役目を終え

帰ろうとすると

さっきの学生さんがわざわざ待っていて

「すみませんでした」

と頭を下げてくれました

 

自分のしたことの意味をしっかり受け止めて

誠実に謝罪できる彼の姿に

この国の明るい未来を見ることができました

 

私は常日頃先生方には

「授業中寝る生徒は悪くありません

 寝たくなるような授業しかできない

 教員が悪いのです

 授業の技術を磨いてください」

と言っています

 

今回も彼は悪くありません

ゲームよりもつまらない話しかできなかった

私の未熟さです

私の命の講義はゲームに負けたのです

私の怒りの本質はそこにあるのです 

頼まれごとは試されごと

地震から 605 日目

豪雨から 341 日目

 

タイトルの言葉は

本校野球部監督

いつも真っ赤っかの服を着ている

燃える男冨水諒一先生から教わった言葉です

ちなみにニホンザルの学名は

「マカカ ファスカタ」といいます

お猿のお尻は真っ赤っかだから?

 

「マカカ リョーイチ」の言う

「頼まれごとは試されごと」とは

誰かにお願いをされた時は

「面倒くさいな」と思うのではなく

自分が試されていると思うことです

「おっ!今頼み事をしましたね!

 おいらを試してますね!

 よっしゃ!そんなら

 頼まれている以上のことをして差し上げて

 驚かせてやりやしょう!」

この心意気です

 

今被災した奥能登公立高校5校では

創造的復興に関する探究活動に

力を入れています

探究アドバイザーを派遣してくださるなど

県教委も全面的に

バックアップしてくださっています

 

探究アドバイザー派遣事業の主旨に関する文書が

県教委から送られてきて

全職員に配布の上読み上げるように

との指示です

それだけ重要な文書です

 

さあさあ来ましたよ

「頼まれごとは試されごと」

 

「上から降ってきた復興計画には

 そのまま乗っかるな!」

常日頃生徒に伝えている立場上

そのまま伝える訳にはいきません

 

「そのまま乗っかるな」

のアクセントは

「乗っかるな」ではなく

「そのまま」にあります

 

県教委の真意は何か?

「全員に周知徹底せよ」

であって

「棒読みせよ」

ではないはずです

 

読み上げはやめました

時間の無駄です

 

本校の探究活動を推進している

ふたつの部署の4人の女性教諭

通称「四人官女」のひとりが

 

 

 

 

 

AIに読み込ませて音声データを

作ってくれると同時に

要約文も作ってくれました

これを全員に配信し

朝礼では

県教委からの文書の行間を

校長自らの言葉で語りました

 

もともと話すのが苦手でしどろもどろでしたが

一生懸命であることだけは伝わった

と勝手に思うことにしています

 

実はこれは

若い担任の先生に見せたかった姿であって

つまり毎朝の伝達事項をただ伝えるだけではなく

そこに担任としての自分の思いを込めて

伝えて欲しいということです

それこそがAIにはできない

新しい時代の教師像だと思うのです

 

 


三重県津市にある

高田中・高等学校の柔道部の生徒さんが

尋ねてきてくださり

本校の野球部員と交流会を行いました

 

 

 

 

 

 

久居ライオンズクラブの皆様が

橋渡しをしてくださいました

 ① マカカ・リョウイチより震災当時のお話
 ② 久居ライオンズクラブの池田様からのお話
 ③ グループを作り野球部員からの震災当時のお話
 ④ 学校施設の見学

 

 

 

 

 

 

 

 

高田高校の生徒さんからは

「震災後に避難した人の家に盗みが入ることなど

 想像していなかったお話をたくさん聞かせていただいた

 自分が経験したわけではないが

 もし災害に遭ったらこのお話を生かしていきます」

という感想がありました

 

輪島高校の生徒からは

「今まで自分が被災した経験を

 人に話したことはありませんでしたが

 自分の経験したことを人に伝えていくことが

 防災や減災に繋がるのではないかと

 感じることができました

 今後もこのような機会があれば

 積極的に関わっていきたいです

 それが支援してくれた方々に対する

 恩返しにもなると感じました」

という感想がありました