2025年6月の記事一覧
紫陽花の詩
地震から 546 日目
豪雨から 282 日目
中庭の紫陽花が綺麗な花を咲かせています
紫陽花の花
実際には花びらではなく
ガクなんだだそうですが…
「アジサイ」の語源が
真の藍色の花が集まるという意味で
「集(あず)+真(さ)+藍(あい)」
であるように
青いものから赤いもの
さまざまな紫が競い合って咲き誇ります
この豊かな色彩は
「アントシアニン」という色素によります
これはブルーベリーやナスなどに
豊富に含まれ
植物を有害な紫外線から守っている
と考えられています
栄養素としても優秀で
目の疲労などにも効果があります
アントシアニンは
酸性かアルカリ性かでその色が大きく変わります
酸性アルカリ性を示す数値にpHがあります
ドイツ語で「ペーハー」
英語で「ピーエイチ」と読みます
power of Hydrogen の頭文字です
このときの power は「力」ではなく
「階乗」と言う意味です
0〜14の数値で
中性が7
数値が小さいほど酸性が強く
大きいほどアルカリ性が強いです
紫陽花の花の色は咲く場所の土壌により
酸性の土壌なら赤
アルカリ性の土壌なら青くなるそうです
と言われていますが
私はその説に???
というのはこれ!
赤っぽい花と青っぽい花が
同じ木に咲いているのです
これは輪島高校に咲く
微妙な色差のものですが
飯田高校のゴミ捨て場の横には
はっきりと赤い個体と青い個体が
隣り合って咲いているのです
数十センチしか離れていない場所なのに
そんなに土壌の成分が違うことなど
あり得るのでしょうか?
考えられるとしたら
ゴミ捨てにきた生徒が
教室のチョークの粉を青い個体の横に捨てた…
チョークの主成分炭酸カルシウムはアルカリ性なので
このように人為的な力がはたらいたのなら
あるいは…
今度研究してみようと思います
このように身の回りのことを
化学のメガネで見つめると
不思議がいっぱいです
生徒の皆さんは
授業で学んだことを大いに生かして
身の回りの様々な出来事を見つめてください
そこに新たな気づきがあります
若い先生方は
どうかご自分の教科のメガネを通して
身の回りのあらゆる事象から
教材を組み立てる力をつけてください
たとえば今日登場した紫陽花の「紫」
これをお題にご自分の教科の授業を
組み立ててみてください
明日からシリーズでそれぞれの教科を
「紫」をキーワードに繋げていきましょう
ホームページを用いて教科横断の教員研修です
「紫をテーマに授業を作ってください」
おもしろい授業を思いついた先生は
ぜひ校長まで…
「おこらいえ」に掲載されたら
「若プロ」にカウントできます
指導案不要です
メモ書きでも口頭でもOKです
ところでこの「OK」と言う言葉
アメリカの7代大統領
アンドリュー・ジャクソンが
書類決済する際に
「All Correct」を
「Oll Korrect」と
誤表記したのが元になっているそうですね
お題「月と飛行機雲」
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第10回目は「地域医療」
〔解決したい課題〕
地震の影響で
身体的・精神的につらくなった人がいる
生活環境が大きく変わり
さみしい思いをしている高齢者が多い
〔目標とする未来〕
皆が笑顔で健康な地域づくり
〔方法・手法〕
簡易的な健康診断をしたり
カウンセラーに相談したり
皆で話せる場所を設ける
健康に関するイベントや
運動ができるイベントを企画する
〔これまでの活動〕
金沢大学主催の「健康ひろば」に
これまで何回か参加してきました
「ごちゃまるクリニック」さんや
金沢大学の田中教授に話を伺ったり
高齢者の方々を対象に
病院に関するアンケートを実施しました