2025年1月の記事一覧
全ての現象には理由がある!
地震から 372 日目
豪雨から 108 日目
今朝ほど穴水から輪島へ向かう県道の
熊野トンネル付近で11台が絡む
追突事故がありました
今朝は放射冷却で
かなり温度が下がっていました
被災地支援のため全国からいらっしゃっています
お気をつけてください
我々雪国のドライバーがこんなとき
減速しているポイントを3つ
ずっと凍っていると
注意してゆっくり走るので
さほど事故は起きませんが
気をつけるべきは
他は全然凍っていないのに
突然そこだけ凍っているスポットです
①橋の上
下を冷たい風が通っているので
他のところはなんともなくても
突然橋の上だけ凍っていることがあります
②トンネルの出口
出口が風下にあると
トンネルを吹き抜けてきた風が
断熱膨張でいきなり温度が下がるため
路面がそこだけ凍結していることがあります
③南に山
陽があたらず一部だけ突然凍っています
今日の事故現場はこの三つを全て満たす上に
大きなカーブの下り坂
新聞取材に応じた地元の方が
「ここはよく事故が起こる」
とおっしゃっていました
そう聞くともしかして呪われている?
なんていう人もいますが
すべての現象には科学的な理由がある
福山雅治さんの「ガリレオ」みたいですね
とにかくゆっくりゆっくり
時速30kmでも止まらない時は止まりません
今日は石川県立高校の志願者心得が発表される日
地元中学校に配布して回ってきました
最近能登半島の外浦を繋ぐ国道249号線が
なんとか通行できるようになったので
ついでに現状リポートをします
現在は工事関係者と地元住民しか通れないので
どのマスコミにも公表されていないリアルな現場です
まずは町野方面
以前私と一緒に町野高校にお勤めだった方に
特別お贈りするつもりで写真貼ります
まずは歓迎会でお世話になりました
「のとかん」です
隣の川には上流から流れてきた流木の山
「垂水の滝」も崩れて
こんなに低くなってしまいました
「今新」から「八世乃洞門」を望む
映画「忘却の花びら」の舞台です
新しく隆起してできた砂丘
こんなに広くなりました
これ元窓岩です
ハート形のでかい岩がバランスよく乗っかって
これはこれで人気が出そうです
どこかわかります?
よく採点合宿などしましたね
曽々木館のあったところです
そして町野高校跡地
今では災害ゴミ置き場です
隆起海岸に造った新しい道
美しく気持ちのいい
天につながっていくような感覚がします
続いて門前方面
地震のあとようやく開通した中屋トンネルが
水害でふたたび壊滅的被害に
昔の林道を整備してようやく通れるように
こんな山道分け入っていきます
まるでまんが日本昔ばなしです
左右に崖崩れ 路面はでこぼこ
まるでビッグサンダーマウンテンです
路肩には倒れた電柱がのしかかり
手に届くほどに
開通したとはいえ大変な状況です
それにしても
よくここまで通れるまでになったものだと
工事関係者に心の底から敬意です
親しくさせていただいている
MROの原田幸子アナウンサーから
素敵な写真をいただきました
メタセコイアの種でこしらえた
自作アートだそうです
そしてこちらは金澤神社
すがすがしいお正月です
原田さんは
先日紅白歌合戦でキャスターを務めた
高畠菜那さんの
アナウンサー学校時代の恩師だそうで
教え子の晴れ姿を
感動しながら
ごらんになっていたそうです
自分は「教師」は
未来を創る仕事だと誇りを持っていますが
アナウンサーも同じです
こうして新しい世代に
希望を託していくんですね
TSUTAYA
地震から 371 日目
豪雨から 107 日目
29日からの紅白の準備と中継
撤収作業の後そのまま学校で
NHK別のクルーの元旦の撮影
その後発熱した家族の看病
挙げ句の果てに自分も知恵熱
なんとも退屈しない年越しでした
今は胃と背中以外はどこも痛くない
いたって元気な明日の仕事初めです
さてさて紅白といえば
あのときのネクタイがおしゃれだ
どこで買ったのだと
さまざまな方面から
お問い合わせいただいているので
ご紹介させていただきます
私としては
ブラウン管の向こうで誰か気づくか
試してやれと遊び半分でやってみたのですが
さすがファッションに敏感な方は
見てくださっているものです
着用したのはこんな感じ
イオンのシャツ屋さんで買った
リング込みで1,800円くらいの
とてもリーズナブルな
白とゴールドのおめでたい感じのものです
本来こんな感じで
結ばずにリングで留めるタイプのものです
卒業式とか入学式とか
おめでたい日にいいかなと買いました
実は結び方に工夫があって
エルドリッジノットという
ちょっと特殊な結び方をしていたのでした
NHKといえば
今日から新しい大河ドラマ
「べらぼう」が始まりましたね
写楽や歌麿を世に出した
横浜流星さん演じる江戸のメディア王が主人公
自分が生まれ育った吉原
そこをなんとかしようと
知恵と工夫でなんとかしようとする
蔦重こと蔦屋重三郎の物語です
最近は何でもかんでも
被災地で踏ん張っている
自分たちに重ね合わせて見てしまいます
現代のTSUTAYAはその血筋か?
と思って調べてみたのですが
どうやら直接関係はなさそうです
でも社名をつける時に
あやかりたいという思いは
あったかもしれませんね
今日のシーンでは
老中田沼意次に蔦重が直接
吉原を救う懇願をするシーンが
私たちが中高生の頃は
田沼意次といえば
賄賂ばっかりもらっている
天下の悪老中と習いましたし
今日も賄賂を受け取るシーンが描かれていました
ところが最近の調査では
その評価が大きく変わりつつあるそうです
非常に優れた経済観念に基づいた政治手腕が
高く評価されています
本作品では渡辺謙さんが演じています
今日のシーンでは
蔦重が意次に吉原を救うよう懇願しても
けんもほろろに断られます
その理由はと聞くと
吉原だけでなく江戸の町全体の繁栄を願った
それはそれはスケールの大きなものでした
そして
「他人に物を頼む前に
お前は自分で何かしたのか!」
この言葉は我々被災者が
常に心得ておくべきことでもあります
私が偉そうにいう前に
多くの方がこのことを実行なさっています
だからこの街はきっと大丈夫
さてこの言葉を浴びせられた蔦重は
何か閃いたようです
次週以降が楽しみですね
Grande Maison Paris
地震から 370 日目
豪雨から 106 日目
私にはちょっとした特技がありまして
映画館に入るとモノの数分で
熟睡モードに入れるということです
しかも目を覚ますのは測ったように
ちょうどエンドロールが流れる頃
どの映画を見ても覚えているのは
Pixerのカメラの顔した人が走り回って
「盗撮は犯罪です!」
とやっているシーンだけという
悲しくももったいない結果に甘んじています
「グランメゾン・パリ」見てきました
一瞬たりとも寝落ちしなかった映画は
人生で4本目です
絶望の縁に立たされても諦めないこと
世界中の人がそれぞれの文化を尊重し合い
新たなものを創造する素晴らしさ
今
被災地にとって大切なことが
壮大な音楽と共に散りばめられていて
勇気づけられました
実際のアジア人初の三つ星シェフ小林圭氏が
料理監修をされているだけあって
嗅覚や味覚まで目覚めさせられるような
感動的な映画でした
なんとエンドロールでも泣きました
紅白歌合戦で
わずか数分の中継を生み出すために
大勢のスタッフが時間をかけて
協力している姿を目の当たりにしていたので
次から次へと流れてくるお名前を見ているだけで
映画の中で木村拓哉さんが
スタッフの信用を取り戻すシーンが甦ってきました
一本の映画を創るのに
本当にたくさんの方が関わって
それぞれのお立場で活躍していらっしゃるのだなと
改めて
ひとりじゃたどり着けそうに見えない
はるか遠い道のりであっても
みんなで力を合わせると叶う
そのことを実感しました
だからみなさん
「盗撮は犯罪です」
懲役1年罰金10万円でも安いくらいです
【今日のありがとう】
「全国商い甲子園」の藤原美江さま
大会での復興支援活動誠にありがとうございます
「東北ボランティア有志の会香川」の藤井節子さま
避難所での足湯サービスみなさん和みました
杉村美穂さまはじめ「ほくりくキッチンカー協会」のみなさま
文化祭でのキッチンカー生徒みんな大喜びでした
成田光我様はじめ金沢大学「ボラさぽ」のみなさん
瓦礫の撤去ありがとうございました
本校OBの山岸佳昭様
受験指導のお申し出ありがとうございました
DREAMS COME TRUE のみなさま
何度でも何度でも立ち上がります
作曲家の弓削田健介様
素敵な合唱曲ありがとうございました
今日のありがとう
地震から 369 日目
豪雨から 105 日目
武蔵野音楽大学の全日本音楽教育研究会のみなさま
被災地を元気づけるのに音楽の力は大きいです
今井久美さまはじめカタリバの皆さま
発災当時からずっと寄り添ってくださりありがとうございます
岩手県立盛岡商業高等学校のみなさん
また一緒に販売実習したいですね
読売新聞大阪本社の小国美弥子さま
本ブログのご紹介ありがとうございました
埼玉県の書道家の みつだ きみよ さま
卒業式にの言葉を書にしたためてくださいました
興伸製作所様
スポットクーラー夏場に本当に重宝しました
いしかわあかちゃんプロジェクトの金田様
子どもたちそしてお母さんへご支援くださっています
横浜の青葉フィルのみなさん
素敵な定期演奏会でした
会津北嶺高等学校の 新田 恭平 先生
大好きな贈り物ありがとうございました
帝京安積高校和太鼓部の皆さん 坂本 雄一 先生
富士山では本当にありがとうございました
リベンジ
地震から1年と2日目
豪雨から104 日目
昨日
昨年のあの日あの時と同じ
あの場所へ行ってきました
氣が多く集まる場所「気多大社」
古くは奈良に都があった時代から
北陸の大社として鎮座
大伴家持が能登を巡行したときに詠んだ歌
「之乎路(しをぢ)から
直超え(ただこえ)来れば
羽咋(はくい)の海
朝凪ぎ(あさなぎ)したり
船楫(かぢ)もがも」
が「万葉集」に収められています
リベンジに行ったところで
それがどうした?
って感じですが
心理学的にいうと
嫌な思い出というのは
上書き保存ができるそうです
今日の「ありがとう」
株式会社おもれいの大亀靖治様
支援のお申入れありがとうございました
フリーランス・ライターの福永文子さま
受験生指導の提案と書籍のご寄付ありがとうございました
育英金沢予備校の背戸江美子校長先生
自習室活用と質問対応支援ありがとうございました
大京株式会社様
たくさんのご寄付本当にありがとうございます
寺井町の中西書店の 池上のりこ さま
教材支援や入試対策のお申入れありがとうございました
兵庫県立夢野台高等学校の岩川真美さま
受験生宿泊へのご支援申し出ありがとうございました
蒼開中学高等学校のみなさま
義援活動「蒼海縁日」の開催ありがとうございました
東京の柳澤美樹子さま
受験生宿泊へのご支援申し出ありがとうございました
神戸高校の星野智英実先生
迅速な文房具等のご支援ありがとうございました
長崎県立佐世保中央高校通信制の中島数美教頭先生
いただいた絵本全集 市内合同小学校に贈りました
店先に門松が飾られています
3本の竹の先は斜めに切り落とされていますが
元々はまっすぐだったらしいですね
1572年12月三方ヶ原の戦いで
徳川家康が武田信玄に敗れた年の正月
信玄は家康に
「松枯れて 竹たくひなき あしたかな」
という句を送ります
当時はかなには濁点をつけず
読み手が想像してつけたので
それを受け取った家康は
「竹たぐひなき」と読みます
つまり松平家(当時家康は松平家康)が滅び
明日は類なき武田家の天下である
と読み解き激怒するのです
それを目にした家康の優秀な家来が
門松の竹の頭を斜めに切り落とし
「竹だくびなき(武田首なき)」と読むのです
以来先を斜めに切り落とした門松が
日本中に広まりますが
信玄の故郷山梨だけは
先が平らな門松を飾るそうです
土屋太鳳さんが輪島を訪ねてくれたときの
「まれ旅」
3日(金)18:10よりNHKで
再放送されます
ぜひご覧になってください