2025年9月の記事一覧
科学と歴史
地震から 623 日目
豪雨から 359 日目
小松末広球場で高校野球秋の大会です
春の選抜につながる大会です
先発は森 晃大 くん
先制を許しますが…
3回の表23塁のピンチを
渾身のストレートで
4番打者を三振です
その裏
田屋くんのタイムリーで同点に追いつくと
坂本くんのライトオーバーの長打で
さらに2点追加です
スタンドでは
小さな応援団長が大活躍
1年生冨水選手の弟さんたちです
輪島高校にとって
給水タイムの後の6回表は
どうも鬼門のようで
夏の大会に続いての失点で
追いつかれてしまいますが
その裏すかさず
水口くんのタイムリーで突き放します
その後リードを許し
9回にはライトの坂本くんがマウンドに
4番の山田くんに特大ホームランを浴びます
3塁を回るところで
サードの水口くんが
「ナイスバッティング!」
拍手で見送りました
敵味方関係なく
素晴らしいプレイは讃える!
部活動の本来の姿です
あとになって相手の浅井監督から
伺った話です
私はスタンドから
目にすることができなかったのですが
その時冨水監督も
ベンチから拍手を送っていたのだそう
勝利至上主義に走り
生徒を傷つける言葉を浴びせる指導者が
最近問題になっていますが
ぜひ見てもらいたいものです
龍谷 100 002 211 7
輪島 003 001 001 5
グラウンドの修繕は終わりましたが
防球ネットがまだ立たず
打撃練習が全くできていません
それでもできることを
ひとつずつやってきて
私立の強豪相手にここまで戦えました
守備は鍛え上げられていて無失策
素晴らしいプレイが
そこかしこに見られました
未来の授業をつくる力をつけるため
教科横断型の授業を
全員ひとり1回は実施してください
と先生方にお願いしています
科学と歴史は特に親和性が高く
というより
科学の発展そのものが人類の歴史です
今日はそんな科学の歴史の中でも
20世紀が産んだモンスター
マッドサイエンティストについて
まずはユダヤ系アメリカ人物理学者
『オッペンハイマー』
「原爆の父」と呼ばれます
広島長崎に投下する直前の実験では
その成功に満足気だったと伝えられています
戦後に態度を一変させて
核兵器廃絶を熱心に唱える
ようになったところをみると
自らの研究が人殺しに利用されることを
もしかしたら知らされていなかったのかも
しれません
ユダヤ系ハンガリー人物理学者
『テラー』
ナチス時代に
ドイツからアメリカに亡命しています
「アメリカ水爆の父」と呼ばれます
水素爆発を5回起こして掘削し
巨大港湾を建設する
「チャリオット作戦」を計画しましたが
実現には至りませんでした
ソ連のロケット開発指導者
『コロリョフ』
1957年に世界初の
大陸間弾道ミサイル「R-7」を開発し
アメリカを直接攻撃できるようにしました
この技術を現在北朝鮮が利用しています
InterContinental Ballistic Missile(ICBM)です
また彼はこんなことも考えます
「もっと速度を上げれば
もっと遠くに届くはず
もっともっと遠くに飛ばして
ミサイルが落下する時に描く弧が
地球の球面に沿うくらいになれば
永遠に地球の周りを墜ち続けるはず」
世界初の人工衛星「スプートニク1号」
の開発に繋がりました
人工衛星は飛び続けているのではなくて
地球の重力によって
実は墜ち続けているのですね
【科学と歴史】
しばらくシリーズ化して連載します