2025年8月の記事一覧
甲子園とAIと
地震から 592 日目
豪雨から 328 日目
野球部が仙台育英高校さんの応援に
甲子園まで来ました
発災以来元気づけるために
仙台まで招待してくださったり
ずっと寄り添っていてくださいました
その時の友情のパネルや千羽鶴が
生徒玄関に飾ってあります
2回戦突破おめでとうございます
どうかこのまま勝ち進んで
真紅の大優勝機を手にしますように
来年は自分たちもこの場で戦うことを誓って
また別のグループも
「その好奇心に火をつけろ」
神戸AIサマーフェスティバル
に参加しています
「街プロ」のAI研究グループ
北村篤太郎さんと浦皐大さん
AIを活用しての
被災地における安否確認システムの
アイデアを提案しました
兵庫県の青楓館高校さんと
オンラインでワークショップを
積み重ねてきたその成果です
AI研究における第一人者
東京大学の松尾 豊 教授のお話を
伺うことができました
能力の高いGPT-5 がリリースされました
GPT-4 を返せという声が
少なくないそうです
せっかく自分の好みにカスタマイズしたのに
リセットされてしまうからだそうです
このことは
AIがすでに生活の一部になりかけた人が
一定数存在する
そして多くの人が感情を持ってAIに接したい
と願っていることを表しています
身近に人に寄り添うAIの開発が求められています
このことは日本のお家芸です
現在DXで世界に遅れをとっている日本ですが
いよいよ日本の出番です
誰もが簡単に情報を発信できる現代において
フェイクニュースに騙されないために
① 信頼できる情報源からの情報であるかを確認する
② 複数の情報源から情報を集め比較検討する
③ 感情的な情報や憶測に基づいた情報に惑わされない
などの心がまえが必要です
今年は戦後80年
日本財団より
18歳意識調査の結果が発表されました
次代を担う若者の戦争に関する学習経験や
この国が目指すべき今後の国づくり
などに関する調査です
学習経験については約95%が「学んだ経験がある」
そのうち3人に2人は「授業で学んだ」と答えました
また30%超が
「資料館・記念館・博物館への訪問」
をしたことがあると回答しています
これからの日本が目指すべき国づくりでは
「自由で平和な国」が40%を超え1位
「経済に強い国」が2位
「災害に強い国」が3位でした
このような国を実現するためには
歴史を正しく認識し
正確な知識を得ることが大切です
私自身
今回の韓国研修をきっかけとして
戦争についてもう一度学び直しています
中国の立場だったら?
朝鮮の立場だったら?
ソ連の立場だったら?
以下は
社会科が大の苦手な私が
にわかに得た知識をもとに書きますので
先述の①〜③を意識して読んでください
まずソ連
高校生のみなさん
ロシアは昔ソ連と呼ばれていたんですよ
ユーラシア大陸の北側に位置するソ連は
北極海に面した港しか持っていません
冬になると凍って使い物になりません
そこでソ連は凍らない港を求めて
南下政策をはじめます
黒海
バルカン半島
中央アジア
東アジアなど
南方地域での勢力拡大を狙います
ウクライナへの攻撃もこのひとつです
朝鮮半島もターゲットのひとつでした
日本の立場に立ってみましょう
朝鮮半島がソ連のものになれば
日本列島の土手っ腹に
刃物を突きつけられた形となります
そこで日本も大陸への侵攻を始めます
中国での権益を求め
関東州に軍を置きました
「日本は中国大陸なんか求めていない
日本人が中国を侵略したのはウソだ
中国がテロ工作をしてくるから
自衛戦争としてどんどん行ったのだ」
とする主張もあります
それに対して
「中国が日本に攻めてきたのなら自衛戦争だが
侵略してきた他国の軍に対抗することは
自衛の権利であって
それをテロ工作というのはおかしい」
とする主張もあります
双方の意見をよく聞いて
それぞれが自分で考え判断することが
AI時代に求められる力なのです
当時の日本はこの侵攻を
『戦争』とは呼ばず
『事変』と呼んでいました
『戦争』は宣戦布告を伴う武力闘争
『事変』は宣戦布告を伴わない非常事態です
日本は1928年に
「戦争をしない」ことを全世界に宣言する
『不戦条約』に調印していたこと
さらには当時の重要な石油輸入先であったアメリカが
戦争当事国には物資を輸出しない立場だったことにより
『戦争』と認めると石油が入ってこないことが
『事変』と言い張っていた理由です
しかし真珠湾攻撃を機に
「大東亜戦争」
この戦いをそう呼ぶようになりました
「大東亜共栄圏」を掲げ
アジアの解放を目的としたからです
しかしながら戦後になって
この呼称は帝国主義的だから
『太平洋戦争』と呼ぶようにと
アメリカから求められました
でもそれでは
日中戦争がなかったものになってしまう
ということから最近では
『アジア太平洋戦争』と
呼ばれるようになっています
このように歴史は
時代とともに塗り替えられていきます
誤った方向に塗り替えられることのないように
我々は学び続けなければなりません