2025年8月の記事一覧

PTA全国大会

地震から 599 日目

豪雨から 335 日目

 

PTAの全国大会が三重県で開催されています

全国からPTA役員の皆さんが

一堂に会します

 

 

 

 

 

 

震災前に石川県で開催され

その時お手伝いしましましたが

何だか遠い過去の出来事のような気がします 

 

 

 

 

 

 

本来PTAの役員の皆さんで

参加すべきところではありますが

現在本校では役員の人選すらままならず

会長さんも

災害復興で手が回らない中無理を言って

お名前だけ入れさせてもらっている状態です

ですので今年は校長ひとりで参加してきました

 

本校PTAはそういう状態ではありますが

お母さま方で知恵を出し合って

炊き出しなどのできることを

楽しんでできる範囲で活動しています

文化祭にも出店していただく方向です

お手伝いを希望される方は

ぜひ学校までご連絡ください

 

一日目の日程終了後

伊勢神宮まで足を運んでみました

 

 

 

 

 

 

伊勢神宮には内宮と外宮があります

内宮は天照大神を

外宮は豊受大神を祀った神社です

豊受大神は天照大御神に食事を捧げる「御饌都神」

祭祀の順序に従って

外宮から内宮へ参拝するのが一般的です

 

 

 

 

 

 

伊勢神宮では20年に一度

式年遷宮が行われます

社殿と神宝を新調して

大御神にお遷り願う

神宮最大のお祭りです

これは天武天皇のご発意により始まり

次の持統天皇4年(690年)に

第一回が執り行われました

以来約1300年の長きにわたり伝えられています

 

次回は令和十五年に第六十三回式年遷宮

その最高潮『遷御』の儀が

執り行われることになっており

すでにその準備が始まっています

 

 

 

 

 

 

 

輪島高校でも今年秋に

仮設校舎への『遷舎』の儀が

執り行われることになります

不便な仮設校舎への移動であっても

こう言えば何となく厳かな感じがして

新しい時代への期待が高まりますね

 

 

 

 

 

 

『式年遷宮』で取り壊された神殿

そこに用いられていた心柱などの木材は

次の二十年間は神宮へ渡る橋と鳥居

 

 

 

 

 

 

その次の二十年間は伊勢街道に並ぶ神社の鳥居

さらにその後は全国に散らばるお社の改築材として

末永く活用していくのだそうです

 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間20日(水)午前9時

現地時間19日(火)夕方6時

 

ユタ州での生活の最終日が終了しました

今日もBYUに訪れ

午前中は職員の方に

キャンパス内を案内してもらいました

 

キャンパス内にある建物は

ほぼ人物の名前になっており

大学やキリスト教会に

大きな影響を与えた人だそうです

BYUのオープンキャンパスに来た様な雰囲気でした

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は学食でランチをとり

BYUの中の売店でお土産を購入しました

学食も売店もビックスケールでした

売店の中には日本のお菓子も売られていました

 

 

 

 

 

 

 

午後からは

farewell(お別れ) partyを開くための

準備をしました

焼きそば 牛丼 お好み焼きをみんなで作って

お世話になったホストファミリーに振舞いました

 

 

 

 

 

 

 

 

明日

飛行機の時間の都合で

家を出るのが早朝4時になります

そのためホストファミリーとお別れをするのが

今晩ということになります

みんなお世話になった宣教師やホストファミリーに

手紙を書いたりプレゼントを用意したりして

最後の別れを惜しみました

 

またアメリカに行って

みんなと再会することができますように

 

生徒たちは英語力が向上しただけでなく

率先して自ら行動する力も身につきました

本当に頼もしい限りです

魅力的なアプリを開発するには?

地震から 598 日目

豪雨から 334 日目

 

夏季補習後半戦が始まっています

 

 

 

 

 

 

9月1日にいきなり学校に来いと言われると

なかなか足が向かなかったりします

そう言った意味で

このアイドリング期間はいいですね

学校に行くのに苦痛を感じている生徒さんは

この期間にとりあえず一回出ておいで

いきなり授業が始まると思うと

気が重くなるけど

友達と顔合わせるだけで

スッと気持ちが軽くなるよ

文化祭の準備に来るだけでもいいから

 

 

 

 

 

 

地震で校舎が傾き使用できない部分が

全体の3分の2を占めるため

現在教室を仕切るなどして

3分の1の校舎で工夫しながら

授業をしています

 

 

 

 

 

 

 

 


「北陸SDGs総合研究所」から

武田幸男様と皆口みちこさま

併せて

「株式会社IRODORI」から

谷津孝啓様が訪れてくださり

生徒によるアプリ開発支援に関する

ご提案をいただきました

 

 

 

 

 

 

アプリ開発に携わると

自分が開発したアプリで

多くの人が喜ぶことを実感できます

自己肯定感の高まりを期待できます

 

よいアプリを開発するための必要条件は

「周りの人を観察する力」だそうです

独りよがりの人に

良いアプリを開発できるはずがありません

人格の形成といった視点でも

大きな成果を得ることができそうです

 

 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間19日(火)午前9時

現地時間18日(月)夕方6時

 

今日は旅の目的であるBYUに訪れました

まず看護学部の棟に向かいました

BYUの看護学部は教員の数が多くて

学生への指導が手厚いだけでなく

最先端の実習道具や環境が整っていました

 

 

 

 

 

 

銃乱射された現場を想定した

大規模シュミレーション実習が行われました

60人くらいの傷病者役としてボランティアを募って

体や床などに血のりをつけて学生たちが処置をしていきます

学生が看護師になった際にも冷静に対応できるよう

常にリアリティを求めながら行っているそうです

血や吐瀉物にはスプレーで匂いをつけてあります

階段で倒れている患者さんを学生たちで運んだりします

 

 

 

 

 

 

その後は

イエス・キリスト教会の十二使徒定例会のメンバーである

ゲリット・W・ゴング長老の講演を聞きました

現地の方は生涯学び続けることにも一生懸命で

会場はライブ並みに混んでいました

 

 

 

 

 

 

 

MTCといって宣教師たちを育成する施設を

特別に見学をさせてもらいました

今回の旅にもふたりの宣教師の方に

案内や言語通訳など協力してもらっています

 

今日も学びが多い一日となりました

明日でユタの生活も最後となりました

生徒たちも私もアメリカロスになりそうです

のと里山海道で「何それ!?」

地震から 597 日目

豪雨から 333 日目

 

生成AIに関する教員研修を実施しました

SoftBank さんから

5人の講師の先生をお招きしました

 

 

 

 

 

 

実際にAIを活用しての

実践的な研修となりました

 

 


昨日『のと里山海道』を走っていて

目を疑うようなものを目撃してしまいました

 

路肩にパトカーが数台

「事故かな?」と様子を見ながら

横を通り過ぎると

数人の警官に取り囲まれて

身柄を確保されていたのは

猪より大きく牛より小さい

白と茶色のケモノ

バクかアルパカか

そんな感じの

 

なぜそんなところに?

どこかから逃げ出したのでしょうか?

 

おとなしい草食動物でしょう

 

草食動物は

目が顔の両側に

人間で例えるとこめかみあたりに

離れてついています

これは360°ほぼ全方向に視野を確保して

肉食動物に襲われないよう見張るためです

そのため正面から見ると

のほほんとした顔をしています

 

それでも運悪く襲われた際には

首の筋肉を硬直させて

肉食動物の牙が入っていかないようにする

そんな術も持っています

ヒトにもその名残があって

「危ない!!」と叫ばれた時

思わず首をすくめる動きがそれです

その時の瞬間的な硬さは

牙を折るほどだそうです

 

それに対して肉食動物の目は

ほぼ正面向きにふたつくっついています

猫の顔を想像してみてください

キティちゃんやひこにゃんは正面から見ても

ふたつの目が同時に見えます

 

 

 

 

 

 

獲物までの距離を瞬時に見分け

正確に狩りをするためです

ひこにゃん恐るべし

 

さて草食動物と肉食動物の目の位置の違いは

そのまま昆虫の世界にも当てはまります

アブラムシやカメムシなど

草食昆虫はアルパカのように

正面から見るとのほほんとした顔

対してそれを食べるカマキリやクモは

獲物を狙うチーターのように

正面から見ると

なんとも恐ろしい顔をしています

 

人間にとって

作物を食い荒らす害虫は優しい顔

作物を守ってくれる益虫は怖い顔

考えさせられますね

 

ところでヒトから見ると害虫のカメムシ

私は生まれつき匂いに鈍感なので

わからないのですが

とても臭いんだそうですね

 

カメムシの匂いの成分は

ヘキサナールなどのアルデヒド類です

さあ化学選択者たちに課題です

ヘキサナールの構造式を答えなさい

たとえばエタンC26 から

Hが2つ抜けて代わりにOがくっついた

CH3CHO(アセトアルデヒド)を

エタナールといいます

ではヘキサンC614 からできた

ヘキサナールの構造式は?

 

別名へクソムシともいわれるカメムシの

匂いの素がヘキサナールだなんて

 

カメムシはこの強烈なヘキサナールを

脇の下から噴射するのだそうです

人間でいうとワキガですね

 

しかもまれに自分の匂いにびっくりして

死んでしまうこともあるそうです

憎めないやつです

 

ここでもうひとつ化学選択者へ課題

ヘキサナールは水に溶けますか?

疏水基 C511 と親水基 CHOの

大きさから推測してみてください

であるならば

カメムシの匂いは水で洗って取れますか?取れませんか?

わかりますよね!

このように教科書で学んだことは

実は使いようによっては

生活のあらゆる面で役に立っているのです

 

「数学なんて日常生活にとって何の役にも立たない」

と豪語されているあなた

自分が勉強したくない

言い訳をしているだけではありませんか?

 

「数学はスコップです」

誰かが言っていました

それそのものには何の面白みもないのですが

使いようによっては

宝を掘り出すことができるのです

 

学校で学ぶ全てのことはスコップです

多くのアイテムを高校生活で身につけましょう

 

  


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間19日(火)午前9時

現地時間18日(月)夕方6時

 

今日はまず

福祉広場のWelfare Squareを訪問しました

 

 

 

 

 

 

ここはイエス・キリスト教会(LDS教会)が

所有運営している施設で

食料・衣料・雇用などを通じて

地域社会への支援と自立支援を

提供している施設です

職員と沢山のボランティアで

成り立っています

教会を訪問した際にも思いましたが

現地の人々は自分だけでなく

相手のことも大切にするために考える

献身的な人が多いです

他にもテンプルスクエアに訪問し

オルガニストの演奏を聴かせていただいたり

現在工事中でしたが

ソルトレイクシティ神殿を見ることができました

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は

アメリカの開拓時代の生活を

観察することができる施設を訪問して

開拓者への理解を深めることができました

 

 

 

 

 

 

本日は本当に多くの施設を

視察させていただきました

明日はいよいよ

目的のBYUを訪れる予定です

万博でのプレゼン動画

地震から 596 日目

豪雨から 332 日目

 

【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間18日(月)午前9時

現地時間17日(日)夕方6時

 

今日は教会で日曜礼拝に参加しました

一緒に讃美歌を歌ったり

ホストファミリーのベイビーの

祝福を行ったりしました

人々のそれぞれのキリストに対する思いや

命の尊さを感じることができました

 

 

 

 

 

 

 

 

昼食はホストファミリーの家で

トルティーヤパーティーをしました

 

 

 

 

 

 

その後、Japanese partyでカレーを作り

用意したプレゼンを発表しました

特に能登の地震の被害を伝えると

現地の人々から驚いたリアクションがありました

 

 

 

 

 

 

早いもので

今日でユタの生活での日程の

半分が終了いたしました

生徒も元気で何よりです

 

 


HAB北陸朝日放送で先日紹介された

本校生徒の万博での発表の動画です

https://www.youtube.com/watch?v=QJp4Y6eFfXo

ぜひご覧になってください

ソルトレイクシティの日曜日

地震から 595 日目

豪雨から 331 日目

 

【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療を学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間17日(日)深夜1:00

現地時間16日(土)午前10:00

とても良い天気で気持ちが良いです

 

 

 

 

 

 

今日はジップラインとショッピングを

これから楽しむ予定です

 

 

 

 

 

 

ホストファミリーとの交流

とても楽しそうです

 

 

 

 

 

 

 


ホストファミリーの中には

日本語を勉強している人もいて

日本語で交流しているとのことでした

 

 

 

 

 

 

 

 

ツアーに参加している他校の生徒と

これから楽しみます

 

 


日本時間17日(日)正午

現地時間16日(土)夜9:00

 

ジップラインは山の標高が高いところで行い

景色もとても綺麗でした

日本にはない山や自然の景色を堪能することができました

 

 

 

 

 

 

ショッピングはTRADER JOE'Sという

アメリカのスーパーマーケットに入りました

夕食はホストファミリーとBBQを楽しみました

みんなでBBQの準備も行いました

 

 

 

 

 

 

夕食後は明日のプレゼン発表の原稿を読んで

サポーターのカーターさんに

発音などを教えていただきました

 

 

 

 

 

 

みな積極的に現地の方と

交流や会話を楽しんでいて本当に頼もしいです

 

明日は教会に行き

キリスト教の文化を理解する活動をします

ソルトレイクシティの教育は

この地区で最も進んでいます

1847年先駆者のジェーン・ディルウォースが

キリスト教会会員とその家族のために

開拓者のテントで行った教育が基になっています

 

現在でも中高生の多くが

何らかの形式の宗教教育を受けているとともに

多くの企業が学校に寄付をするなどして支援しています

 

教会のあとはJapanese partyを行い

能登の紹介や震災の影響などを

現地の方にプレゼンします

みんなで作ったカレーも振る舞う予定です

 

ソルトレイクシティはユタ州の州都で

塩湖であるグレートソルト湖に

その名が由来しています

3つの河川から流入しますが

流出河川がなく湖面からの蒸発のため

塩分濃度が高い場所で海水の10倍くらいになります

あまりに高い塩分濃度のため

ブラインシュリンプと呼ばれる

エビの一種しか生息していません

夏休み後半戦

地震から 594 日目

豪雨から 330 日目

 

半分だけジュースの入ったコップを見て

「もう半分しか残っていない」

と嘆き悲しむのか

「まだ半分もある」

ワクワクするのかで

幸福度がまるで変わってきます

 

夏休みも後半戦

残された半分でできることを考えて

ワクワクしましょう

 

夏休みに入る前に

スクールカウンセラーの先生からいただいた

メッセージを思い出してみましょう

 

【心と体を整える3つの方法】

① 朝の光を浴びて深呼吸する

 朝起きたらカーテンを開けて

 太陽の光を3分以上浴びます

 深呼吸をゆっくり3回

 鼻から吸って口からフーッと

 体内時計が整い

 幸せホルモンが増えます

② SNSとのちょうどよい距離

 寝る30分前はスマホを見ない

 通知をオフにする時間を決める

 など自分でルールをつくります

 人間関係のストレスが減り

 脳が休まり

 眠りの質や集中力がアップします

③ 1日ひとつの「小さなごほうび」

 帰ったら好きな動画を見る

 アイスを食べる

 などしたいことをひとつ決めておきます

 小さな楽しみが心を軽くして

 モチベーションが上がります

 

【集中して勉強する3つの方法】

①『場所』と『時間』のルール決め

 「ここで勉強する」と場所を決めます

 時間帯も決めます

 場所と時間を習慣化することで

 脳が集中モードに切り替わります

②「ポモドーロ・テクニック」

 25分集中→5分休憩

 のサイクルを繰り返します

 4セットごとに15分〜30分の

 長めの休憩を入れます

 『ポモドーロ』って確かイタリア語でトマト

 どんな意味があるのか調べてみたら

 考案者がトマト型のキッチンタイマーを

 使っていたからなんだとか

③「やることリスト」

 「英単語10個」「数学3問」とか

 具体的に小さく書き出します

 終わったらチェックを入れます

 達成感がモチベーションにつながります

 

完璧を目指すと苦しくなるので

そのへんはテキトーに

できたことに目を向けましょう

 

震災直後は

どんな小さなことでも

何かひとつできたら

大きく前進した気になりましたよね

あの時の気持ちを思い出して 

 

残りの夏休み楽しみましょう!

 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療を学ぶアメリカ研修の報告

乗り継ぎの空港ミネアポリスに到着しました

 

 

 

 

 


無事、税関もクリアしソルトレイクシティに向かいます

 

 

 

 

 

 

生徒たちも皆元気です

10時間のフライトの中では

夏休みの課題にも取り組んでおり

そのおかげで飛行機内に

課題を置き忘れてしまった人もいました

 

 

 

 

 

 

今はアメリカの空港で

ショッピングを楽しんでいます

 

 

 

 

 

 

日本時間の11:00AM 

ソルトレイクに到着しました

日本との時差は15時間

現地では夜の8時です

 

 

 

 

 

 

夕飯は有名なハンバーガー店の

ハンバーガーセットを食べました

 

 

 

 

 

 

アメリカに向けて

地震から 593 日目

豪雨から 329 日目

 

6日 広島平和記念日

9日 長崎原爆の日

12日 日航機墜落のあった日

8月は3日おきに

命の大切さを考える日が続いて

そして今日15日は終戦記念日

 

昭和天皇が玉音放送を通じて

国民に「休戦」を語りかけたこの日を

日本では終戦記念日としていますが

事実上日本が降伏した日は

ポツダム宣言を受諾した

前日の14日です

 

アメリカでは

日本が降伏文書に調印した9月2日を

“対日戦勝記念日”としており

世界的にもそのように定めている国が一般的です

 

 中国や台湾ではその翌日の9月3日を

『抗日戦争勝利記念日』としています

 

沖縄県では6月23日を『慰霊の日』と定め

沖縄戦で亡くなった全ての犠牲者を追悼し

平和を祈念します

この日は

日本軍の組織的な戦闘が終結した日です

 

修学旅行で沖縄を訪れた時に

ガイドさんから

『島唄』の本当の意味を教えてもらいました

 

『でいご』は

春から初夏にかけて赤い花が咲きます

 

 

 

 

 

見事に咲いた年は

天災に見舞われるという言い伝えがあります

 

そして『ウージ』はサトウキビのこと 

 

「でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た」

(春でいごの花が咲く頃米軍が攻めてきた)

 

「でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た」

(でいごが咲き誇る初夏になっても攻撃は止まず)

 

「ウージの森で あなたと出会い」

(サトウキビ畑で愛するあなたと出会い)

 

「ウージの下で 千代にさよなら」

(サトウキビ畑の下の洞窟で永遠の別れとなった)

 

「でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ」

(でいごの花が散る頃全てが終わった)

 

「島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ」

 

そんなこんなの8月15日

災害医療を学ぶために

生徒2人と養護の栃木先生が

アメリカへと渡りました

8日間の日程で

ユタ州のブリガムヤング大学で

学んできます

 

 

 

 

 

 

引率の栃木先生からのお便りです

「ただいま羽田空港で搭乗手続き等が終了し

 あとは16:20から飛行機に乗るだけとなりました

 みんな元気そうで盛り上がっています

 10時間ほど飛行機に乗り

 ミネアポリス空港で乗り継ぎます」

甲子園とAIと

地震から 592 日目

豪雨から 328 日目

 

野球部が仙台育英高校さんの応援に

甲子園まで来ました

 

 

 

 

 

 

発災以来元気づけるために

仙台まで招待してくださったり

ずっと寄り添っていてくださいました

その時の友情のパネルや千羽鶴が

生徒玄関に飾ってあります

 

2回戦突破おめでとうございます

どうかこのまま勝ち進んで

真紅の大優勝機を手にしますように

 

 

 

 

 

 

来年は自分たちもこの場で戦うことを誓って

 

 


また別のグループも

「その好奇心に火をつけろ」

神戸AIサマーフェスティバル

に参加しています

 

 

 

 

 

 

「街プロ」のAI研究グループ

北村篤太郎さんと浦皐大さん

 

 

 

 

 

 

AIを活用しての

被災地における安否確認システムの

アイデアを提案しました

兵庫県の青楓館高校さんと

オンラインでワークショップを

積み重ねてきたその成果です

 

AI研究における第一人者

東京大学の松尾 豊 教授のお話を

伺うことができました

 

 

 

 

 

 

能力の高いGPT-5 がリリースされました

GPT-4 を返せという声が

少なくないそうです

せっかく自分の好みにカスタマイズしたのに

リセットされてしまうからだそうです

このことは

AIがすでに生活の一部になりかけた人が

一定数存在する

そして多くの人が感情を持ってAIに接したい

と願っていることを表しています

身近に人に寄り添うAIの開発が求められています

 

このことは日本のお家芸です

現在DXで世界に遅れをとっている日本ですが

いよいよ日本の出番です

 

 


誰もが簡単に情報を発信できる現代において

フェイクニュースに騙されないために

 ① 信頼できる情報源からの情報であるかを確認する

 ② 複数の情報源から情報を集め比較検討する

 ③ 感情的な情報や憶測に基づいた情報に惑わされない

などの心がまえが必要です

 

今年は戦後80年

 

日本財団より

18歳意識調査の結果が発表されました

次代を担う若者の戦争に関する学習経験や

この国が目指すべき今後の国づくり

などに関する調査です

 

学習経験については約95%が「学んだ経験がある」

そのうち3人に2人は「授業で学んだ」と答えました

また30%超が

「資料館・記念館・博物館への訪問」

をしたことがあると回答しています

 

これからの日本が目指すべき国づくりでは

「自由で平和な国」が40%を超え1位

「経済に強い国」が2位

「災害に強い国」が3位でした

 

このような国を実現するためには

歴史を正しく認識し

正確な知識を得ることが大切です

 

私自身

今回の韓国研修をきっかけとして

戦争についてもう一度学び直しています

 

中国の立場だったら?

朝鮮の立場だったら?

ソ連の立場だったら?

 

以下は

社会科が大の苦手な私が

にわかに得た知識をもとに書きますので

先述の①〜③を意識して読んでください

 

まずソ連

高校生のみなさん

ロシアは昔ソ連と呼ばれていたんですよ

ユーラシア大陸の北側に位置するソ連は

北極海に面した港しか持っていません

冬になると凍って使い物になりません

 

そこでソ連は凍らない港を求めて

南下政策をはじめます

黒海

バルカン半島

中央アジア

東アジアなど

南方地域での勢力拡大を狙います

ウクライナへの攻撃もこのひとつです

 

朝鮮半島もターゲットのひとつでした

 

日本の立場に立ってみましょう

朝鮮半島がソ連のものになれば

日本列島の土手っ腹に

刃物を突きつけられた形となります

 

そこで日本も大陸への侵攻を始めます

中国での権益を求め

関東州に軍を置きました

「日本は中国大陸なんか求めていない

 日本人が中国を侵略したのはウソだ

 中国がテロ工作をしてくるから

 自衛戦争としてどんどん行ったのだ」

とする主張もあります

 

それに対して

「中国が日本に攻めてきたのなら自衛戦争だが

 侵略してきた他国の軍に対抗することは

 自衛の権利であって

 それをテロ工作というのはおかしい」

とする主張もあります

 

双方の意見をよく聞いて

それぞれが自分で考え判断することが

AI時代に求められる力なのです

 

当時の日本はこの侵攻を

『戦争』とは呼ばず

『事変』と呼んでいました

 

『戦争』は宣戦布告を伴う武力闘争

『事変』は宣戦布告を伴わない非常事態です

 

日本は1928年に

「戦争をしない」ことを全世界に宣言する

『不戦条約』に調印していたこと

さらには当時の重要な石油輸入先であったアメリカが

戦争当事国には物資を輸出しない立場だったことにより

『戦争』と認めると石油が入ってこないことが

『事変』と言い張っていた理由です

 

しかし真珠湾攻撃を機に

「大東亜戦争」

この戦いをそう呼ぶようになりました

「大東亜共栄圏」を掲げ

アジアの解放を目的としたからです

 

しかしながら戦後になって

この呼称は帝国主義的だから

『太平洋戦争』と呼ぶようにと

アメリカから求められました

でもそれでは

日中戦争がなかったものになってしまう

ということから最近では

『アジア太平洋戦争』と

呼ばれるようになっています

 

このように歴史は

時代とともに塗り替えられていきます

誤った方向に塗り替えられることのないように

我々は学び続けなければなりません 

能登半島道路状況

地震から 591 日目

豪雨から 327 日目

 

名城大学附属附属高等学校の皆さんが

被災地の学校を訪れてくださいました

学校の現状を案内し

屋上から市内の様子を

望んでもらいました

 

 

 

 

 

「名城大学附属高校さんといえば

 ものすごくやり手の先生と

 昔お逢いしたことあるんですよ

 名前なんとおっしゃってたかな?」

なんて話を引率の先生にしたところ

なんと現在の校長先生でした!

 

 


お盆真っ只中ではありますが

仮設住まいなどで

学習環境の整っていない生徒のために

教室を開放しています

 

 

 

 

 

 

蝉時雨の中

ひたすら努力しています

 

 


能登半島の各地に爪痕を残した

大雨もおさまり

青空が広がりました

 

道路状況を調べに回りました

 

流れて来た土砂で

海が茶色に染まっています

 

 

 

 

 

 

そのまま千枚田方面へ向かいます

 

 

 

 

 

 

ところがここで通行止めです

(13日午前11時現在)

 

 

 

 

 

 

輪島方面へ引き返します

 

柳田経由で町野に入れないか

チャレンジしてみます

 

柳田までは通れました

昨年氾濫した町野川

 

 

 

 

 

 

依然水位は高いままです

 

昨年やられた場所

 

 

 

 

 

 

今回さらに崩れたようです 

 

柳田経由だと町野に入れます

(13日午後1時現在)

 

昨年浸水の被害のあった

東陽中に来てみました

 

 

 

 

 

 

外から見た限り

今回の被害は大きくなさそうです

 

ヘリが宙を舞っています

 

 

 

 

 

 

不明者の捜索でしょうか?

 

昨年町野と並んで被害の大きかった

大谷に向かってみます

 

海岸線はおそらく通行止めなので

山道を攻めてみます

 

 

 

 

 

 

ここ寺山地区には

震災後はじめて足を踏み入れてみます

 

 

 

 

 

 

未だに崩れた崖と土砂の隙間を縫って

車1台やっと通れる程度の道です

 

途中で通れなくなりました

 

 

 

 

 

 

先日見た北朝鮮との国境を思い出しました

 

柳田まで戻って飯田回りで行ってみます

 

道路に崩れてきた土砂を

片付けずにそのまま固めて

片側通行で通れるようにしてあります

 

 

 

 

 

 

 

飯田に入りました

これどうなっているか

ずっと気になってはいたんです

 

 

 

 

 

 

全ての枝が下に向かって伸びている

たいへん珍しい杉『逆さ杉』です

震災があっても見事な枝ぶりで健在でした

 

飯田から大谷峠へは通行止めです

 

 

 

 

 

 

上黒丸方面へ迂回です

 

細い山道を潜り抜け

大谷まで辿り着きました

 

 

 

 

 

 

至る所で山が決壊し

水が溢れていました 

 

大谷川の河口です

 

 

 

 

 

 

今はまだ土嚢がうずたかく

遠くの山肌を見るのも痛々しくて

おぞましいほどに茶色い水が流れて

 

それでもいつの日にか再び

この川いっぱいに

こいのぼりが泳ぎますように

18:15 HAB見てね!

地震から 590 日目

豪雨から 326 日目

 

HAB北陸朝日放送さんから

高校野球夏の県予選の番組のリンクを

送っていただきました

https://sports.yahoo.co.jp/video/player/21749558

番組中盤に

輪島高校の平田くん

そして共に震災と闘ってきた

日本航空高校の女子マネージャーさんの

特集が組まれています

見ているだけで胸が熱くなってきます

どうぞご覧ください

 

また同じくHABさんの番組『ふむふむ』で

本日午後6時15分から

本校生徒が

大阪・関西万博で発表している様子が

特集にて放送されます

こちらもぜひご覧ください

 

 


本校ご出身の

木棚 照一 様 まり子 さま ご夫妻より

書籍の寄贈をいただきました

 

 

 

 

 

 

照一様は立命館 早稲田 名古屋学院大学で

ご研究なさり

現在次の書籍出版に向けて

所沢の別宅で執筆をなさっています

 

書籍の中で

「地域的に生じる問題を話し合いで解決し

 これを国連などの世界的な国際機関に

 反映することを通じて

 21世紀の新しい世界秩序を形成して行く以外には

 人類の未来はないようにさえ思える」

と語っていらっしゃいます

 

奇しくも同様なことを実感して

韓国から帰国した私にとっても

たいへん力付けられる書でした

 

図書館に置いて

ぜひ生徒の皆さんにも

読んでもらおうと思います

 

ありがとうございました