2025年7月の記事一覧

数学のメガネ

地震から 556 日目

豪雨から 292 日目

 

【今日のDeep Purple】

「紫」をテーマに全ての教科を貫いた

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

 

10日目は〔数学〕と繋げてみましょう

 

紫が高貴な色として

時の権力者のものとして使用されていたことは

昔のトランプを見てもわかります

 

 

 

 

 

 

 

 

トランプの絵札には

それぞれモデルがいて

スペードのキングは古代イスラエルのダビデ

ハートはフランク王国のカール大帝

ダイヤは古代ローマのジュリアス・シーザー

そしてクラブはアレキサンダー大王です

 

マークの由来と意味は

スペードは騎士の剣に由来し死を意味します

ハートは僧侶の聖杯で愛の象徴

ダイヤは商人のお金

クラブは農民のこん棒で知恵の象徴です

 

また人物の顔の向きは

その象徴にどれだけ執着しているかを示します

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば若いジャックは

スペードの死には全く興味を示さず反対を向き

ハートの愛をめちゃめちゃ見つめまくっています

 

ダイヤのお金に対しては

老若男女問わず

興味ないふうに装いながらも

なんとなく気にしているふう

ただシーザーだけはめちゃめちゃ執着

 

 

 

 

 

 

 

 

4つのマークは四季を

赤と黒はそれぞれ昼と夜を表します

 

カードの枚数52枚は1年が52週からなること

 

カードの数字を全部足してみてください

1+2+…+13

1から順番に数を足した答えは

最後の数字とその次の数字をかけて半分にする

と簡単に求めることができます

『数列』の応用ですね

たとえば1から10まで順に足した答えは

(10×11)÷2=55

13までの場合は

(13×14)÷2=91

となります

マークが4つあるので

91×4=364

これにジョーカーを加えた365が

1年を表します

ジョーカーが2枚あるのは閏年があるからです

 

ちなみに1から順番に奇数を足していった合計は

個数を2乗すればすぐに求めることができます

1+3+5=3(個) 2=9

1+3+5+7+9+11=6= 36

といった具合にです

 

再び世界史とも繋がってきました

次回は『暦学』と繋げてみましょう

 


先日学校に来てくださった

車椅子バスケのフォースタートさんから

お便りが来ました

ご紹介します

輪島高校へのメッセージ.pdf

 

球技大会が行われました

一部の施設しか使えないので

それでも工夫を凝らして楽しんでいます

新競技として『モルック』を入れました

 

『モルック』はフィンランド発祥のニュースポーツで

木の棒(モルック)を投げて

木のピン(スキットル)を倒し

点数を競うゲームです

 

地震で傾斜した体育館でやると

投げたモルックがコロコロと勝手に戻ってくる

天然の全自動型モルック場となっています

 

 

 

 

 

 

 

球技大会の楽しみのひとつに

クラスTシャツがあります

本来ならネームを入れるところに

たまにおもろいことを書く生徒がいます

 

 

 

 

 

 

普段授業に出ていないので

こんなおもしろい一面があったのかと

新たな発見です

 

 

 

 

 

 

 

留年したら海女さんになるつもりだったけど

進級できたので女子高生しているそうです

 

 

 

 

 

 

 

難関の草むしり検定に合格したそうです

そんな検定あるのかと調べてみたらありました

『ちいかわ』が受験して5級に合格したそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

https://odm-shop.talkingheads.biz/collections/%E3%81%A1%E3%81%84%E3%81%8B%E3%82%8F?srsltid=AfmBOooki6MbPN57MefXecR_ZXZB_9JX5gDETF-NBVTLrNnt3RBMaySh

『ちいかわ』の上を行く3級ですから

たいしたもんです

「面接がたいへんだったです!」

うそつけ!そんなんあるか

 

 

 

 

 

 

 

真ん中の子はたしかに「歩くスピーカー」

校長室の前をいつも大きな声で

おしゃべりしながら歩いています

 

自分の夢や希望を書く子も

 

 

 

 

 

 

がんばれ!

願いは叶うぞ!

 

さて問題です

クラスでまとめてこんなの作りました

何かわかりますか

第1ヒント

 

 

 

 

 

 

ここでわかれば伊沢拓司さんレベルです

 

第2ヒント

 

 

 

 

 

 

そろそろわかった人も多いのでは?

 

第3ヒント

 

 

 

 

 

 

 

答えは『屋号』です

『屋号(やごう)』とは元々

苗字の代わりに用いられた

家やお店を特定するための通称のことです

特に江戸時代においては

庶民は苗字を名乗ることが許されていなかったため

『屋号』が広く使われました

 

きっと昔の人も

戦争中や飢饉の苦しい中でも

こうやって楽しみを見つけ

『屋号』で呼び合って

乗り越えてきたんでしょうね

そしてこの子たちは

その『屋号』を大切に

引き継いでいます

 

大きな花火が打ちあがるときの

「か~ぎや~!」「た~まや~!」

これも江戸時代に名を馳せた花火屋の屋号です

1732年(享保17年)に大飢饉に見舞われたとき

翌年の「両国川開き」の日に

隅田川で慰霊のための花火を打ち上げたのが鍵屋です

鍵屋からのれんわけされたのが「玉屋」

以来

両国川開きの際に

両国橋を挟んで川上を玉屋が

川下を鍵屋が受け持ち

交互に花火を打ち上げるようになったそうです

しかし玉屋は1843年に失火事件を起こし

町並みを大きく消失させた罪により

江戸追放の上お家断絶

鍵屋は現在でもなお続いているそうです

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと言わずに今日からがんばれ!

 


【今日の「WAJI活」】

2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し

協力してくださる方を募集するコーナー

 

第20回目は「バイオガス・バイオディーゼル・小型火力発電」

〔解決したい課題〕

 ライフライン特に電気が

 震災によって使えなくなったこと

 そして燃料問題

 

〔目標とする未来〕

 各家庭で発電することにより

 災害でも困らない地域作づくり

 その電気を活用して

 多くの街灯を灯した

 安心安全な街づくり

  

〔方法・手法〕

 バイオディーゼル燃焼を精製するための

 小型設備を作成する

 メタンガス発生装置を作り

 燃料となるガスを精製する 

 小型火力発電装置を製作し

 上記の燃料で発電する

 各家庭に非常用電源として配付する 

 

〔これまでの活動〕

 様々な発電方法や実例について学び

 東京大学の講演会にも参加しました