2025年7月の記事一覧

日本史のメガネ

地震から 552 日目

豪雨から 288 日目

 

学校を超えた部活動

青楓館高校さんと

AI部をつくりました

 

 

 

 

 

 

今日はオンラインでミーティングしました

これから協働でAIの活用について研究し

さまざまなコンテストを通して

自分たちの成果を発信していきます

これからは国境を超えて

世界中から部員を集めていくつもりです

 


【今日のDeep Purple】

「紫」をテーマに全ての教科を貫いた

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

 

6日目は〔日本史〕と繋げてみましょう

 

紫草の野で歌われた額田王の歌

「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」

天智天皇の妻である額田王に

大海人皇子が求愛しているこの歌

その様子を野守に見られては困る

何やら秘められたものが見え隠れ

 

この謎を解くには

三者の人間関係を

日本史の先生に教えてもらう必要がありそうです

 

まずは額田王の人となりを…

彼女は『万葉集』第一期

舒明天皇時代から壬申の乱のあたりまでを

代表する歌人です

 

その実力のほどは?

 

『万葉集』の中に

「熟田津の舟乗りせむと月待てば

  潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」

(船出のために月を待っていると

  潮の具合も最高に さあ漕ぎ出そう)

新羅に攻め滅ぼされそうな百済を救うための

旅立ちを鼓舞する歌です

 

ところがこの歌

別の書によると

斉明天皇の作

とされているのです

 

どうやら彼女

天皇のゴーストライターであったようです

となると彼女の実力は天皇レベル

当時としては最高レベルであると

考えられます

まさに才色兼備

 

さて天智天皇は

ご存知『大化の改新」の首謀者

中大兄皇子です

 

そして大海人皇子は天智天皇の弟

のちの天武天皇です

 

そして額田王は大海人皇子の元妻

ふたりの間には十市皇女(といちのひめみこ)

という娘までいたのですが

大きな歴史の渦に巻き込まれていくことに

 

それは天智天皇による

美貌の人妻である義理の妹の略奪です

 

「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」

天智7年5月5日

天智天皇は宮中行事「薬狩」に

皇后額田王を伴い出かけます

その場所で

「今でも愛してる」

とばかりに周りの目を気にすることもなく手を振る

元夫の姿を目にした時の歌なのです

 

この歌に対する大海人皇子の返歌もイカしてます

ぜひ調べてみてください

 

さて舞台となっている紫野に咲く紫草

天智天皇はどんな薬効を求めて

狩りに来たのでしょう

 

それについて

明日は保健体育のメガネで見てみましょう

 


【今日の「WAJI活」】

2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し

協力してくださる方を募集するコーナー

 

第16回目は「スターリングエンジン」

〔解決したい課題〕

 冬の積雪問題とゴミ問題

 

〔目標とする未来〕

 冬の除雪ができること

 災害時に電子機器が使用できること

 

〔方法・手法〕

 スターリングエンジンによる

 雪と発酵熱の温度差発電をつくる 

 

〔これまでの活動〕

 さまざまな発電方法や実例

 作成方法について学習し

 東京大学名誉教授の講演会にも参加しました

 そして実験計画の作成

 必要経費の計算

 請求書の作成をしました

 また他校との交流も行い

 アドバイスを受けて

 計画を修正しています

 今後は

 試験的にミニサイズの発電機で

 実験を行う予定です

 

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