日誌

2024年度

新年度の学校生活に向けて...

 例年とは教室配置が大きく異なる箇所がありますので、滞りなく始業式が始められるように準備しております。移動するものがたくさんあり、息を切らしながら職員全員力を合わせております。

 午後からは、職員で児童の通学路の確認を行いました。通常の通学路の使用ができない箇所がありますので、登校の際には危険な道は通らないように注意してください。

 職員一同、早く子どもたちに会える日を楽しみにしております。

                      

町野小学校にステキな届きものが!? その➀

4月1日に町野小学校に大きな段ボール箱が届きました。

中を開けてみると、「高崎だるま」という大きなだるまさんが出てきました。

日本のだるまは江戸時代に病気で苦しむ人々を助けるために、インドの達磨大師を基に作られたのだそうです。

また、起き上がり小法師とも言い、再び起き上がれるように当時の人々は願っていたそうです。

町野小学校のみんなで少しずつ目を入れて、高い所に置きたいと思います。

                      

他にもステキな届きものがたくさん届いております。

近日掲載していきますので、楽しみにお待ちください。

春休みの町野小

春休み、避難先から帰ってきた子たちが、元担任の先生に会いにきたり、

離任する先生にお別れを言いに来たりしました。

 

児童クラブで日中過ごしている子たちが、先生と中庭で遊んでいました。

先生と遊びたい!と一緒に遊ぶ子どもたち。

 

学校の周辺の田畑は、準備が始まっている所や、仮設住宅での生活が始まっている住民の方々が見られました。

 

赤いビブスのボランティアの方々は、町野地区の避難所に4月もいてくださるとのことで、

出入りの激しいシーズンに力強いご支援をいただけることにほっと安心。

いつも町野地区を支えてくださり、ありがとうございます。

 枝が折れていても、太陽に向かって必死に花を咲かせている姿を見ると、

私たちも自然界に学び、困難なことがあっても光に向かって顔を上げ、

前を向いて少しずつ進んでいこうと思います。

 今年1年、本校の教育活動にご理解ご協力をいただき、感謝いたします。

3/27の町野小

昨夜は雨風の強い大荒れの天気。

雨が上がり、学校周辺には、つくしが伸び、フキノトウが花を咲かせていました。

校内では、新年度に向けた準備を着々と進めています。

学校だよりを3か月ぶりに発行しました。今年度最終号となります。ご覧ください。

3/22 の町野小 ~みんな ありがとう!~

全校で「ありがとうパーティー」をしました。

今日でお別れの2人と思い出の一日をすごしました。

トランプ、ハンカチ落とし、だるまさんが転んだ、かくれんぼ、宝探し等、みんなで楽しみました。

途中で、「かくれんぼが上手すぎて、鬼が見つけられないため、出てきてください。」という放送に大爆笑しました。

 

熊本支援チームが作った昼食は、みんな大好きなカレーライス。

毎日、私たちに温かい物を作ってくださり、本当にありがとうございました!

午後は、終業式・修了式、離任式がありました。

6名の先生方とお別れすることになりました。

校長先生は、この町野小で初任、そして退職となります。

コロナ禍を経験し、最後の年には能登半島地震、と、困難な場面ばかりでしたが、

壁にぶち当たるたびに子どもたちがいかに楽しく過ごせるかを常に考え、判断され、

体を張って私たち職員を引っ張ってくださいました。

花束を渡す子どもたちの言葉には、お別れする6名の先生方との思い出が・・・

みなさんありがとうございました! 

離任式後には、体育館でPFUの方々とバレーボールを楽しみました。

選手と一緒に体を動かして、子どもも大人も笑顔(*^o^*)。

気持ちよく3学期を終えることができました。

岩手県の小学生からの応援メッセージも届けてくださり、とっても元気が出ました。

来てくださってありがとうございます。

Bluecatsの応援もします!!

 

3/21の町野小

夜キンキン冷えるなぁと思ったら、再び雪景色。

ブランコも、すべり台も「春よ来い!」と叫んでいるようでした。

そんな寒さの中でも、雲の隙間から見えるわずかな青空をバックに、

さざんかやあんずの花は、つぼみを精一杯広げようと雪を払うように咲いていました。

熊本支援チームの昼食汁物は豚汁でした。

根菜にしっかり味がしみ込んでおいしかったです!

昼休みに、4年生が国語で調べた「読書について」のアンケートをまとめ、

分析結果を3年生や先生方に発表しました。

読書が好きな人が多く、どんなジャンルが好きなのか見比べやすいようにグラフに表していました。

読書好きの皆さん、能登半島地震支援の一環として、

「たちかわ電子図書館」の電子書籍閲覧サービスも使えますので、

さまざまなジャンルの本を読みましょう!

今日も新しく千羽鶴が届きました。神戸市の小学校の皆さんからです。

たくさんのメッセージも冊子にして届きました。応援ビデオもありました。

どうもありがとうございます。

 

3/19の町野小

昼食の熊本支援チームの汁物は、クリームシチュー風のスープ。

いちょう切りの大根の甘みが生きたすっきり味。ごちそうさまでした!

今日は、歌のプレゼントが2つもありました。

 

1つ目は、宝塚市からのメッセージと千羽鶴、歌声が届きました。

「輪島市のお正月は大変でしたね。」「体調にもお気をつけください。」

子どもたちの魂のこもった歌声と歌詞に涙が出ました。

2つ目は、珠洲の若者が2名来校し、被災地の心の声を唄で届けにきました。

「能登半島地震 未来を担うわたしたちへ」と題し

被災者である珠洲・能登町の若者総勢100人が歌った「LIFE」の動画を見せていただきました。

これにもまた涙。私らも負けとられん!頑張るぞ!とパワーをもらいました。

 

県の英語指導の先生方には、英語だけでなく、倉庫の片付けや理科室の片付けもしていただきました。

「他の教室もこんな感じだったんですか?」

「そうなんです。一つずつ片づけていったんですが、ここはまだ手を出せてなくて・・・」

そんな会話をしながら、きれいに整頓していただきました。

 

今日もたくさんの方々のご支援をいただきました。本当にありがとうございました!

3/18の町野小

県の英語指導の先生、理科指導の先生に今日もご指導・ご支援をいただきました。

空き時間に、一緒に校区内被害・通学路点検をしていただきました。

町野川の堤防は、グニャグニャバキバキになっており、

橋は今は通行できるように復旧工事されたものの、発災当時の酷さが伺える場所もありました。

東大野のグランドゴルフ場は整地され、杭を打って仮設住宅建設が始まっていました。

道端には、ところどころ「災」と書かれた災害ゴミがまとまって置いてありました。

ゴミといえど、毎日使っていた愛着のある物、ご先祖様が使われていた物等、

それぞれが思い出のある物だったんだろうな、、、と思いながら、車での通学路点検を終えました。

車で走行できる道がかなり増え、建設業者の方の日々のご苦労に感謝するばかりです。

 

今日の昼食の熊本支援チームの汁物は、さつま揚げのスープ。

今までの汁物にはない、違った新しい出汁でおいしさ倍増。

毎日飽きさせない汁物メニューを考えていただき、ありがとうございます!

昼休みに、卒業生が総合でまとめたSDGsの発表しました。

「目標4:質の高い教育をみんなに」について調べ、

自分たちにできることをプレゼンしました。

在校生も職員も「質の高い教育」という概念を改めて知ることができ、

今の自分はどうなのか、そして自分にできることを考える機会となりました。

卒業式の後・・・

教室で、卒業生親子がお別れ会をしていました。

午後に郵送で届いた熊本の小学校からのメッセージをみんなに見てもらいました。

「くまもんやぁ!」「わあ〜すごい!」っと集まり、

一つ一つのメッセージを親子で読んでいました。

 熊本からの応援メッセージ、卒業生にとっても素敵な思い出となりました。

ありがとうございます!

そして、6年生一同からいただいたお花。

先生たちにとっても、忘れられない素敵な卒業式となりました。ありがとう!

 

第27回 卒業証書授与式

3月15日(金)、第27回卒業証書授与式を町野小学校体育館で行い、

令和5年度の卒業生8名(うちオンライン参加2名)が本校を卒業しました。

来賓の皆様、保護者の皆様、避難所の皆様に、卒業生の門出をお祝いしていただきました。

 「私たちは、人の痛みがわかります。私たちは人の優しさ・温かさを知っています。私たちは、たくさんの人に支えられ、協力をいただき、今日こうして卒業式をすることができています。」

「震災以来、皆さんは辛い思いをしてきたと思います。その中で、保護者の皆様、先生方、地域の方々、全国から思いを寄せてくださった皆様方のご支援で、今日のこの素晴らしい卒業式を迎えることができました。」

退場の際には、避難している地域の方々手作りの首飾りもかけていただきました。

教室に戻って各担任から卒業証書を渡し、オンライン参加の卒業生はChromebook越しに渡して記念撮影をしました。

在校生、職員、地域の方のアーチをくぐって「おめでとう!!」と見送られました。

8名中2名が地元東陽中に進学、他6名は市外、県外へとバラバラに進学する予定。

 

「これからの生活の中で、痛みを感じている人には、温かく手を差し伸べてください。

 自分が辛いときは、遠慮せず、周りの人を頼ってください。」

「人は、けっして一人では生きていけません。一人ひとりが協力し、助け合い、

 思いやりを持って行動すれば、辛いことも乗り切ることができます。」

たくさんの方々からいただいた言葉を胸に、それぞれの道へ旅立ち、活躍してくれることを祈っています。