野々市市立布水中学校
3年生の総合的な学習の時間「クロス」では,修学旅行で見たり感じたりした関西都市(京都や大阪)と,地元の石川県や金沢市を比較して,「地元をもっとよりよくしていくための提言」を探究しています。
11月12日(火)は,石川県庁の職員の方に来校いただき,3年生の代表生徒3名が,これまでの探究を通して考えた「石川県をもっとよりよい県にするための提言」を発表しました。
司会進行や質疑応答,会場準備なども3年生の代表生徒が行い,生徒自身でつくる会となりました。
発表内容では,外国人観光客の来県を増やすための手立てや,能登
半島地震への復興につながる考え方,石川県や金沢市の伝統産業を広めるための手立てなど,いろいろな視点から石川県を発展させようとする取組案を提案する姿がありました。
観光大国の日本です。外国人観光客とのつながりはこれからの日本にとって重要なポイントです。これからの未来を切り拓く3年生,自分の人生の糧となるよいお話が聞けました。
11月12日(火)に1年1組が社会の授業を公開しました。初任者研修として行われ,多くの先生方に1年1組の素敵な姿を見ていただきました。
オーストラリアがアジアとのつながりを強固にした理由を考える場面では,仲間と顔を合わせて話し合ったり,提示された資料から分かることを考えたりする姿がありました。
一人で学ぶ仲間も,仲間同士で学ぶ仲間も,一人一人が自分の学習方法を選択し,自分に合った方法で学びを深める姿があり,自分の学びを自分で調整しようとする心を感じることができました。また,一人一人の仲間を大切にする姿から,1年1組の温かな仲間関係を感じました。
11月8日,花鉢ボランティアを行いました。布水中では,このボランティアを7年前から実施しています。
近年はコロナウイルスの影響から,人との接触の制限があり,現在,市内のひとり暮らし・高齢者の方々は,特に寂しい思いをされていると考えられます。この活動は,生徒が書いたメッセージを読んで,お年寄りが元気になったり,笑顔が増えたりするように,そして,美しいお花を見ること,育てていくことを通して,さらに活力あふれる生活を送ってもらえることを願って,お花を届けることを目的としています。
今年度は240名以上の生徒の皆さんが応募し,金曜日の放課後にメッセージカードと花鉢を持って各地域に出かけていきました。
地域に根差した学校づくりを行い,学校内だけでなく,学校の外,地域で活躍する布水中生の姿をこれからも期待したいです。
白山警察署の方を講師にお招きして,2・3年生を対象に「SNSトラブル防止教室」を開催しました。冒頭の「あなたは自分の携帯電話を持っていますか?」の質問には,2,3年生の9割くらいの生徒が挙手し,情報社会に生きる生徒たちであることを我々教職員も再認識しました。
講話では,闇バイトや写真拡散など,具体的な事例を挙げながら,SNSの正しい使い方についてお話いただきました。お話しいただいたことを下にまとめます。
・たとえ親しい友人で会っても,自分の写真を送らないこと
・「1日で5万円稼げます」のような,うまい話は世の中にはない
・悪ふざけやおもしろ動画は,なんらかの犯罪に抵触すること
・自分が被害を受けて,困ったり悩んだりした時は,被害が広がるくらいなら誰かに早く相談すること(できれば保護者の方がいい)
最終的なまとめとして「自分の行動に責任をもつ」ということを教えていただきました。
困難な時代を生き抜くために,自分で自分の行動を律したり,熟考したりする。そのような生き方を一人一人が大切にしていきたいです。
生憎の雨模様となりましたが、11月2日(土)PTA環境文化部主催の「秋のプランター花植え・花鉢づくり」が行われました。PTA環境文化部の保護者によって整備された校門前のプランターは、増改築工事の関係で1年ぶりの復活となりました。今は可愛らしい花々が登下校時に私たちの目を楽しませてくれます。卓球部員と「布水花の会」の皆さんが準備した約300の花鉢は、来週8日の「花鉢配布」で、生徒自身が地域のお年寄り宅にメッセージ付きで届けます。毎年、喜びの声が届いており、今回も楽しみしてくれているでしょう。ご協力ありがとうございました。