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山岳部

夏山合宿(鹿島槍ヶ岳)


インターハイ前の最後の登山にあたる夏山合宿。今回は鹿島槍ヶ岳を目指します。
ちなみに荷物の重さが一年生も含め全員が20キロ越え。少しばかり覚悟も必要だ。
 
 さぁ出発。楽(らく)したいからか先頭はものすごくゆっくり歩いた。だが道は長い。慎重に歩こう。
余談だが、登山用語でラクとは落石を起こした際、別の登山者にそのことを伝えるために叫ぶ言葉である。
 
 ところどころこのような看板があり現在地がわかりやすいです。ここは富士見坂と言って富士山が見えるらしいですが残念ながら見えませんでした。
 
 ずっとあれを目指して歩いていました、種池山荘です。それにしても合成写真のようにいい天気だ。
 
 あんな小さかった種池山荘に到着。天気が良すぎて暑そうに見えますが結構涼しかったですよ。
 種池山荘からこれから目指す冷池山荘、テント場、鹿島槍ヶ岳とその登山道がはっきり見えます。もはや地図なんて必要ない……と言って捨てるのは命取りだ。
 これより爺ヶ岳を目指す。ここまで案外余裕だった。最初に急がなくてよかった。
 爺ヶ岳南峰頂上。ケルンがたくさんある。ここを去る際、石を一つ乗せたのは言うまでもない。
これまた余談だが奥の黒い雲、噴火してるように見えない?
 ここは爺ヶ岳中峰…南峰?北峰?あれっここはどこだっけ?
※北峰は行ってません。
 すんごい遠い。テント場はまだか。
 
 目的地を見つめる山岳部員。ただ一つ言っておこう。
山頂がゴールじゃない。自分の家が真のゴールだ。
 テント場までのこの下り。今回はピストン(登山用語で山頂までの同じ道のりの往復を言う)なのでこれをまた登るとなると帰りもただじゃすまない。
 
テント場についた。そしてテントよりも懸命に石を積み上げる。何をしたいのだろうか。
 
 テント場からの見晴らしもいいものだ。写真には写ってないが種池山荘が小さく見える。
 本日の夕飯は麻婆春雨。失敗すると思いきやまさかの大成功。焼肉丼以来の革命的メニューだ。
 
 鹿島槍ヶ岳を目指す途中でご来光が。絶景だがこの後にも素晴らしい絶景がみられる。
 
 「あれを登れば頂上だ」…ところがどっこいまだ道は続く。
先が見えないと歩いていてこんな気分になります。
 
 頂上に行くなんて雲をつかむような話だ…そんなことはないあきらめずに登っていこう。
 
 鹿島槍ヶ岳南峰に着きました。とても視界が悪くて5m先も見づらいです。標高は2889m。
 
 これより下山。テント場は晴れているだろうか。
 再びテント場に。それにしてもこのオブジェ今も残ってるだろうか。
将来自分だけで来た時にでも確かめたいものだ。
 先ほども言った通りピストンなので同じ道を帰ります。ここも前日通りました。
     違う山ではありません。途中二か所ほどこのような雪渓がありました。
多くの人が通っているためか登山道よりも歩きやすいです。
 
 だいぶ下ってきました。しばらく山の斜面を横切ります。またまた余談ですが山の斜面を横断する道をトラバースといい急な傾斜を歩くのが苦手な部員にとってトラバースはやすらぎの道なのです。
 
 おぉ、駐車場付近のバス乗り場だ。ここまでくれば駐車場は近いぞ。ちなみにここは駅見岬といい駅(バス乗り場)がよく見える場所です。富士見坂と違ってこっちは見えるものがちゃんと見えますなぁ。
 やっと駐車場に着きました。ほとんどの人が帰りのほうが長く感じたとつぶやいていました。
この三日間かなりの疲労がたまったのでしょう。
 
 最後にこちらは鹿島槍ヶ岳を下山してすぐ見られたブロッケン現象です。虹の輪っかみたいになっているのわかります?これは霧がスクリーンになって自分の影が映るとても珍しい現象なのです。周りの虹は光の乱反射によるものらしいです。ご利益ありそうだったのでお願い事しました。ご利益あるかはわかりませんが。
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