校長室より「おこらいえ」
静かな被災地では
93日目
金沢方面へ避難している生徒の
学習環境を確保するため
内灘高校の施設の一部を
お借りできることとなりました
内灘高校では
被災した能登地区の高校から生徒が集まり
それぞれの学校からの
オンライン授業を受けるほか
体育の授業や部活動にも
参加できます
内灘高校では
退職された校長先生方が
寄り添ってくださることとなり
安全面が確保されるほか
学習面でもご指導いただけ
心強い限りです
金沢駅からのスクールバスの運行や
公共交通機関の交通費負担の
準備も進められています
石川県教育委員会が全力をあげ
バックアップしてくださっています
新学期からは
町野や門前方面からのバスも
ルートを変えながらではありますが
運行できるとの話も聞いています
東日本大震災の際には
2ヶ月で20万人動員された
全国からのボランティアも
今回は7000人
「静かな被災地」と例えられるほど
遅々として進まぬ復興ではありますが
現場の人間は
できることから工夫を凝らし
着実に前へ進んでいます
オンライン授業に対応するための
新しいオンラインシステムを
県教委が準備してくださいました
今日は先生方への研修会です
これまでのオンラインでは
黒板の字が見えにくかったり
先生の声が聞きとりにくかったり
今回導入したのは
先生を自動追尾しながら
黒板のアップもしてくれたりする
最新のデバイスです
コロナのときは
全国的に一気にオンライン授業が
すすみましたが
今回も同じです
全国に先駆けた
いろんなチャレンジができそうで
逆にチャンスです!
また午後には
新入生オリエンテーションを行いました
みなさん親元を離れ
集団避難所での受験勉強を
乗り越えて入学してきた
逞しい
そして凛々しい顔をしていました
校長挨拶では
先日来て下さった Keisuke Honda の
サインボールを見せ
「辛い思いをした者は
きっと誰よりも強くなれる」
のことばをそのまま伝えました
そのときの Keisuke Honda の様子はこちら