2025年7月の記事一覧
応援ありがとうございました
地震から 559 日目
豪雨から 295 日目
1回戦の開幕です
1回裏先制を許しましたが
セカンド二木くんの超ファインプレイで
後続を断ちました
さらに2回には先頭の出塁を許すも
すかさず送りバントを併殺
狭いグラウンドで
徹底的に鍛えたバントシフトです
その後ショートの池くんが
センター前に抜けるかというライナーを好捕
できる場所でできることを愚直にやってきた成果が
充分に発揮されています
先発の宮下くんは2回にMax141km/h を記録しました
4回の無死一二塁のピンチにも
牽制・シフトあらゆる攻撃的守備で
プレッシャーをかけまくり
送りバントを許しません
その後満塁を許すも
スクイズを三振ゲッツー
グラウンドが狭くても
できることはある
そのことを身をもって証明です
向いてきた流れを一気に引き寄せます
5回表には
三塁打で出塁した崖(きし)くんが
あっという間にホームスチール
同点に追いつきます
※写真提供:崖くんのお父さん
続く6回には
連打で出塁した田屋くん二木くんを
宮下くんの中越二塁打で迎え入れ
逆転に成功しました
6回裏からは濱田くんがマウンドに
130km/h 台の速球を武器に
三振の山を築いていきます
8回表には濱田くん 坂口くん 坂本くんの連打で
2点追加です
金沢市民野球場に
輪島高校の校歌が流れました
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
最終回は「カフェ経営を学びオープン!」
〔解決したい課題〕
輪島の人たちの心の落ち着く場所が
震災前に比べ少なくなった
〔目標とする未来〕
カフェのオープン
〔方法・手法〕
落ち着けて
おいしいものを食べて
ストレス解消になる
カフェをつくる
〔これまでの活動〕
カフェ経営をしている人に話を聞き
意見をいただきました
来てくれるとうれしいです
今日で全てのグループの紹介を終わりました
いかがでしたか?
ぜひみなさんのお力もお借りしたいです
輪島高校は地域に開かれた高校を目指しています
毎週木曜日午後
この活動をしています
ぜひふらっと来て
生徒達の活動に気軽に参加していただけると
うれしいです
雲はわき光あふれて
地震から 558 日目
豪雨から 294 日目
和太鼓部が能登復興イベントのため
沖縄に向かっています
令和元年に発生した火災により
首里城は
正殿を含む建物と
収蔵されていた多くの美術工芸品
とともに焼失しました
「巨大な琉球漆器」とも呼ばれる
首里城の復元には
多くの輪島塗職人も携わっていました
首里城と輪島
双方の復旧を願っての今回のイベントです
漆器の展示や販売会
沈金体験のほか
ミニコンサートも行われます
輪島高校和太鼓部が
そこで沖縄三線と共演し
双方の復興を願います
会場は首里城で
12日(土)11:40 13:40 14:40
の3回公演です
どうぞお越しください
高校野球石川県予選の開幕です
今日開会式があり堂々の行進を見せてくれました
本校は明日初戦を迎えます
11:30より金沢市民野球場で
小松商業さんとの対戦です
ぜひご来場そして応援お願いします
高校野球とかけまして
地震予知とときます
その心は
空振りは許されますが
見逃しは許されません
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第22回目は「イベント・スポーツで小学生と交流」
〔解決したい課題〕
震災の影響で小学生の楽しみが減った
〔目標とする未来〕
小学生にスポーツを楽しんでもらって
好きになってもらう
〔方法・手法〕
授業を通して小学生といっしょに
スポーツをする
〔これまでの活動〕
小学校の先生と話し合いを重ねてきました
2学期実施に向けて準備をしています
木曜日は『街プロ』
地震から 557 日目
豪雨から 293 日目
「僕らの街は僕らがつくる」
木曜日は『街プロ』の日です
今日もたくさんの方々がお見えになり
伴走してくださいました
大成建設さんからは
今年度のプロジェクト開き
大成建設さんは現在
資源循環のベンチャー企業や
金沢大学 慶應義塾大学などとタッグを組み
『TEAM FUKKO』を展開してくださっています
昨年度は『甦生プロジェクト」
昨年一年間で輪島市で出た災害ゴミは151万t
これは60年分のゴミに相当します
被災地の瓦礫や瓦そして魚網を
生まれ変わらせるワークショップで
校庭のベンチを作りました
その支援に対する
石川県教育委員会からの感謝状を
お渡ししました
今年度は
「まちと社会から考えるプロジェクト」
モノが生まれ変わって活躍する社会
人が生まれ変わって活躍する社会を目指します
今日は被災前のマップを用いて
「思い出に残っている風景・場面」
「自分が思う輪島らしい場所」
「こうなったらいいなと思うこと」
それぞれをピックアップしてみました
金沢大学の轟教授
日本生命の北村様が
こちらもタッグを組んで
生徒のために駆けつけてくださいました
轟教授は発災直後
金沢へ避難した生徒の学びの場所づくりに
ご尽力くださいました
北村様は経産省などともコネクションをお持ちで
いろいろなヒントをいただけそうです
こんなグループもあります
AI研究グループです
オンラインでミーティング中です
お相手は青楓館高校さん
いわゆる学校を跨いでの部活動
OECDに繋いでいただきました
AIに詳しい藤原先生にご指導いただいています
生徒減と教員不足の問題をクリアする
新しい部活動の形としての
モデルケースとなりそうです
教員は教員で
仮設校舎の職員室づくり
「職員室ここまで変えて委員会」です
教師のウェルビーイング
一人ひとりが生き生きと働くことのできる
職場環境を整えます
とはいえ現実を眺めると
現在職員室が使えず
会議室に長机を運び込んで
ぎゅうぎゅう詰めに肩を並べ
水道も出ない
物の置き場もない
劣悪な環境で
先生方は生徒のために
文句も言わず働いています
こんな環境を知ろうともせず
「被災地は現状復帰が基本」
「それ以上は贅沢」
としか言わない
頭の固い行政の人間相手に
頭をいためています
養老孟司先生も
「焼け太り いいじゃない」と
おっしゃっているんですけどね
内田洋行さんにお越しいただき
働きやすい職場づくりの
ヒントをいただきました
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第21回目は「児童福祉」
〔解決したい課題〕
震災後の輪島の子供たちの抱える困難
〔目標とする未来〕
輪島における児童福祉の向上
〔方法・手法〕
福祉について調べたり
ボランティアを行っている方に話を聞く
〔これまでの活動〕
6月14日に行われたこども食堂に参加しました
こどもたちとのふれあいを通して
たくさんのことを学びました
埼玉栄高校さんと共創しました
数学のメガネ
地震から 556 日目
豪雨から 292 日目
【今日のDeep Purple】
「紫」をテーマに全ての教科を貫いた
深い教科横断型授業を作り出すコーナー
10日目は〔数学〕と繋げてみましょう
紫が高貴な色として
時の権力者のものとして使用されていたことは
昔のトランプを見てもわかります
トランプの絵札には
それぞれモデルがいて
スペードのキングは古代イスラエルのダビデ
ハートはフランク王国のカール大帝
ダイヤは古代ローマのジュリアス・シーザー
そしてクラブはアレキサンダー大王です
マークの由来と意味は
スペードは騎士の剣に由来し死を意味します
ハートは僧侶の聖杯で愛の象徴
ダイヤは商人のお金
クラブは農民のこん棒で知恵の象徴です
また人物の顔の向きは
その象徴にどれだけ執着しているかを示します
例えば若いジャックは
スペードの死には全く興味を示さず反対を向き
ハートの愛をめちゃめちゃ見つめまくっています
ダイヤのお金に対しては
老若男女問わず
興味ないふうに装いながらも
なんとなく気にしているふう
ただシーザーだけはめちゃめちゃ執着
4つのマークは四季を
赤と黒はそれぞれ昼と夜を表します
カードの枚数52枚は1年が52週からなること
カードの数字を全部足してみてください
1+2+…+13
1から順番に数を足した答えは
最後の数字とその次の数字をかけて半分にする
と簡単に求めることができます
『数列』の応用ですね
たとえば1から10まで順に足した答えは
(10×11)÷2=55
13までの場合は
(13×14)÷2=91
となります
マークが4つあるので
91×4=364
これにジョーカーを加えた365が
1年を表します
ジョーカーが2枚あるのは閏年があるからです
ちなみに1から順番に奇数を足していった合計は
個数を2乗すればすぐに求めることができます
1+3+5=3(個) 2=9
1+3+5+7+9+11=62= 36
といった具合にです
再び世界史とも繋がってきました
次回は『暦学』と繋げてみましょう
先日学校に来てくださった
車椅子バスケのフォースタートさんから
お便りが来ました
ご紹介します
球技大会が行われました
一部の施設しか使えないので
それでも工夫を凝らして楽しんでいます
新競技として『モルック』を入れました
『モルック』はフィンランド発祥のニュースポーツで
木の棒(モルック)を投げて
木のピン(スキットル)を倒し
点数を競うゲームです
地震で傾斜した体育館でやると
投げたモルックがコロコロと勝手に戻ってくる
天然の全自動型モルック場となっています
球技大会の楽しみのひとつに
クラスTシャツがあります
本来ならネームを入れるところに
たまにおもろいことを書く生徒がいます
普段授業に出ていないので
こんなおもしろい一面があったのかと
新たな発見です
留年したら海女さんになるつもりだったけど
進級できたので女子高生しているそうです
難関の草むしり検定に合格したそうです
そんな検定あるのかと調べてみたらありました
『ちいかわ』が受験して5級に合格したそうです
『ちいかわ』の上を行く3級ですから
たいしたもんです
「面接がたいへんだったです!」
うそつけ!そんなんあるか
真ん中の子はたしかに「歩くスピーカー」
校長室の前をいつも大きな声で
おしゃべりしながら歩いています
自分の夢や希望を書く子も
がんばれ!
願いは叶うぞ!
さて問題です
クラスでまとめてこんなの作りました
何かわかりますか
第1ヒント
ここでわかれば伊沢拓司さんレベルです
第2ヒント
そろそろわかった人も多いのでは?
第3ヒント
答えは『屋号』です
『屋号(やごう)』とは元々
苗字の代わりに用いられた
家やお店を特定するための通称のことです
特に江戸時代においては
庶民は苗字を名乗ることが許されていなかったため
『屋号』が広く使われました
きっと昔の人も
戦争中や飢饉の苦しい中でも
こうやって楽しみを見つけ
『屋号』で呼び合って
乗り越えてきたんでしょうね
そしてこの子たちは
その『屋号』を大切に
引き継いでいます
大きな花火が打ちあがるときの
「か~ぎや~!」「た~まや~!」
これも江戸時代に名を馳せた花火屋の屋号です
1732年(享保17年)に大飢饉に見舞われたとき
翌年の「両国川開き」の日に
隅田川で慰霊のための花火を打ち上げたのが鍵屋です
鍵屋からのれんわけされたのが「玉屋」
以来
両国川開きの際に
両国橋を挟んで川上を玉屋が
川下を鍵屋が受け持ち
交互に花火を打ち上げるようになったそうです
しかし玉屋は1843年に失火事件を起こし
町並みを大きく消失させた罪により
江戸追放の上お家断絶
鍵屋は現在でもなお続いているそうです
そんなこと言わずに今日からがんばれ!
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第20回目は「バイオガス・バイオディーゼル・小型火力発電」
〔解決したい課題〕
ライフライン特に電気が
震災によって使えなくなったこと
そして燃料問題
〔目標とする未来〕
各家庭で発電することにより
災害でも困らない地域作づくり
その電気を活用して
多くの街灯を灯した
安心安全な街づくり
〔方法・手法〕
バイオディーゼル燃焼を精製するための
小型設備を作成する
メタンガス発生装置を作り
燃料となるガスを精製する
小型火力発電装置を製作し
上記の燃料で発電する
各家庭に非常用電源として配付する
〔これまでの活動〕
様々な発電方法や実例について学び
東京大学の講演会にも参加しました
美術のメガネ
地震から 555 日目
豪雨から 291 日目
夏の大会を直前に控え
直していただいたことに感謝を込めて
ネットがないので
バッティング練習はできませんが
できることを丁寧にやっています
バントとバントシフトの確認です
昨年夏の甲子園を制した京都国際高校さんも
同じ環境だったと聞きます
ショートフライが風に流されて
柵越えしそうな環境ですが
片隅には陸上部とサッカー部が
譲り合って一緒に練習しています
写真左に見える白い壁の向こうには
仮設校舎の建設が始まっています
なんだか昭和に戻ったみたいです
それでもできる場所でできることを
けなげにやり続けるこの子らに
勝利の女神が微笑みますことを
勝利の女神には前髪しかないといいます
やってきた時に掴まないと
過ぎ去った後ではもう遅いのです
【今日のDeep Purple】
「紫」をテーマに全ての教科を貫いた
深い教科横断型授業を作り出すコーナー
9日目は〔美術〕と繋げてみましょう
ローマ皇帝が自分以外の使用を禁じたり
教会のカーテンを染めるのに用いるなど
『貝紫』は高貴な色として扱われてきました
ダビンチの『最後の晩餐』でも
イエスとその向かって左隣の人物は
紫の衣をまとって描かれています
左側の人物は使徒ヨハネとされていますが
小説『ダ・ビンチ・コード』では
その女性的な描かれ方から
マグダラのマリアであると解釈されました
イエスとの距離があまりにも不自然であること
そして場所を入れ替えると
ぴったり寄り添う姿になることなども
その根拠でした
一方日本においても
『紫根』はたとえば冠位十二階の
最上位の色とされています
かくのごとく
洋の東西を問わず紫色は高貴な色なのです
これは偶然でしょうか?
美術のメガネで見てみましょう
みなさん考えてみてください
お風呂に紫色の浴槽って
見たことないと思いませんか?
これにはちゃんとした理由があります
TOTO か INAX の方がテレビで言っていました
紫は薄茶色の補色にあたります
今では使うことが好ましくない言葉ですが
昔で言うところの肌色の補色です
補色同士というのは
おたがいに引き寄せ合ったり反発したり
不思議な視覚を与えてくれます
紫色をバックにして薄茶色を見ると
少々青っぽく見えるのです
つまり紫色の浴槽では
多くの日本人の肌の色が血色悪く見える
死人の肌の色に見えるというのが
紫色の浴槽を製造していない理由だそうです
よく見られる水色の浴槽と比べてみてください
紫をバックにすると青白っぽく見えませんか
ここからは私の説です
紫を高貴な色としたのは
紫の衣を纏って肌の色を
美白に見せる
この世の者とは思えない
神に近いものに見せる
こうした効果を狙ったものではないかと
思います
【今日の「WAJI活」】
2年生が取り組む街づくりプロジェクトを紹介し
協力してくださる方を募集するコーナー
第19回目は「輪島市運動会」
〔解決したい課題〕
震災の影響で運動する場所や機会が減った
〔目標とする未来〕
市民が外に出て運動している
〔方法・手法〕
運動会を開いたりスポーツ体験を実施する
〔これまでの活動〕
市役所に現状を訊きに行き
学校で使えそうな道具を探したりしました
イベント開催に向けて準備をしています
【輪島高校生に世界を感じる体験を!】
クラウドファンディング募集中です!
将来被災地の地域医療に貢献したい
あるいは日本の災害現場での医療に携わりたい
そんな高校生が
アメリカの大学で最新医療を感じてきます
輪島高校の高校生をアメリカの看護大学へ派遣させてください
ぜひ募金のご協力をお願いします