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2025年10月の記事一覧

NEW 第13期学生クラス標準コース3日目 「授業のつくり方 基礎3」(小学校)

10月4日(土)第13期 学生クラス標準コース3日目の小学校の講座では、加賀市立作見小学校   橋村 由希子 教頭先生を講師としてお招きし、「算数の授業づくり」の講座を実施しました。

 講義では、3年生「分数」の教材を使った模擬授業を通して「算数の授業づくり」について学びました。
 導入では、算数的活動を通して意欲を喚起し、本時のねらいに迫る「問い」が生まれる工夫があり、考えさせる場面では、主体的な学びにつながる「発問」や「学習形態」などの工夫がありました。また、さらにまとめの場面では、自己の学びを評価し、自然に次の学びにつながる「まとめ方」になるような流れでした。
 塾生は、授業の構成を考える時には、教師自身が自分の授業観を持ち、教材研究を行い、1時間毎のねらいを明確にして構成することの大切さを実感していました。教師の意図が細部に感じられた様々な工夫に、大いに刺激を受けたようです。

◆1mを4等分したテープを
   使ってジャンケンゲーム 

◆学習課題の設定
 〈1mより大きい分数の表し方は〉

◆まとめ
単位分数の○個分で表すと・・・。

〈塾生のアンケートから〉

  • 授業の45分間の見通しを持つことだけでなく、単元や学年を通しての見通しを持つことが大切だと感じた
  • 子どもたちの目の前にある学びが今後にもつながっているため、今後の学習も踏まえた教材研究の大切さを学んだ
  • 1時間の学びが上の学年にどのようにつながっていくか、縦で見た時の学習のつながりの大切さを学んだ。実際の授業を見ることでイメージしやすかった。子どもたちの考える過程を褒めることを大切にしたい
  • 楽しみながらもその単元の核となる数学的な力を子どもたち全員に身につけさせる授業づくりを学ぶことができた
  • 導入で算数的なゲームを取り入れて、楽しく盛り上げて授業をスタートさせる方法を学んだ。一つ一つ の発問や、板書が統一されていて、児童の理解を促していることがすごく分かった。私も真似したいと思った
  • 算数は個人差の出やすい教科だと思うが、同じものを学習する時でも言い方を変えたり、時間の流れが分かる板書をしたりすることで、子どもたちの考えを促すことができるとことを体験した。また、上下の学年のつながりを意識することで学ばせたいことも変わってくると分かった
  • 教材のねらいを把握し、考えさせる場をどこで設けるかを考えておくことが大切だと学んだ