2017年2月の記事一覧

コマツ海外勤務経験者の講演会


 2月11日、本校SGHの連携企業であるコマツから本郷忠さんをお迎えし、「グローバルリーダーを目指す皆さんへ」と題して講演をいただきました。

 夏のフィールドワークでもコマツ粟津工場を見学しました。今回は世界各国で事業を展開するコマツのグローバル経営についての概要や、ご自身がブラジルで勤務された時のエピソードをお話しいただいたうえで、将来、世界で活躍する生徒たちへのメッセージをいただきました。

 生徒にとって、将来海外勤務など世界をフィールドに活躍したいという刺激になったことと思います。

【生徒の感想】
(理型女子)
 夏に粟津工場に見学に行きましたが、そのときとはまた違った視点でのお話で興味深かったです。会社の理念や事業の進め方等、より詳しく知ることができたと思います。世界各地に工場がいくつもあると知り、その規模の大きさに驚きました。世界に進出しながらも、製品の安全性、オリジナルを守るため、重要な部品は日本で製造するという工夫になるほどと思いました。
 KOMATSUの会社の説明だけでなく、本郷さんの経験をもとに社会で生きていくためのコツも教えていただきました。コミュニケーションが大事と、基本的だけれど最も大切といえることを再確認できてよかったです。

(文型男子)
 今回の講義を受けて一番心に残ったこと、それは「コミュニケーションを通じて一緒に一つのものを目指す」という本郷さんの仕事への姿勢である。伝わるか伝わらなかったかではく、まずは伝えようとすることからすべて始まるのだなと感じ、これから積極的に自分の思いを発信していこうと思った。さらに、現実をしっかりと認識することが肝要だということをEVを例にとても分かりやすくお話していただいて、やはり決断を下すとき、確実な根拠を持って行動しないと、特にその決断が他人に影響を及ぼすときなどは迷惑をかけてしまうのだなと思った。決断に至るまでは積極的にチャレンジしたいと思った。


JICAエッセイコンテスト2016学校賞受賞

 このたび、「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」で学校賞を受賞し、2月6日、本校校長室にてJICA北陸支部長 仁田知樹様より表彰状をいただいました。

 3年生普通科全員が総合的学習の時間「知の探究Ⅲ」で取り組みました。「21世紀の論題」と題して、出生前診断や科学技術の有効性、競争社会と個性といったさまざまなテーマに基づき、ディベートや文章構成メモづくりなどを行いました。その上で全員がグローバル課題に関するエッセイを書き応募しました。

 また、個人賞として立浦和奏さんの「新たな提案」が、北陸支部長賞を受賞しました。

 本校の学校賞受賞は昨年度に続き2度目です。これを励みに、今後も国際理解教育を続けていきます。

SGH・SSH研究発表会

 2月6日、本校SGH・SSH合同の研究発表会を行い、県内外から約100名の教育関係者の皆様と保護者の皆様にご参加いただきました。


【学校設定科目 プラクティカル・イングリッシュ(2年SGコース)】
 グローバルな社会課題に関してTEDを視聴し、自分の考えや意見を英語で論理的に説明し、書く活動を行いました。ユニークなアイディアが飛び出し、英語を使って楽しみながら自分の言葉で表現していました。





【学校設定科目 SG思考基礎(1年普通科)】
 国連の専門機関・関係機関について、その目的を調べ、関連する時事的な問題を考察するとともに、そのフィールドについて科学技術が貢献できる可能性も提案し、ポスター発表を行いました。1年生にとって初めてのポスター発表でしたが、積極的な質疑応答が行われました。




【SGH×SSH口頭発表会(2年SGコース×理数科)】
 SSH生徒とSGH生徒のコラボレーション企画として、それぞれ代表2チームが課題研究の口頭発表を行い、互いに質疑応答を行いました。これまでも相互発表や海外研修の情報交換など、互いに刺激をしあいながら活動をしてきました。今回も互いの研究分野について、積極的な意見交換がみられました。




【SG探究課題研究ポスター発表会(2年SGコース)】
 2年SGコース生が今年度初めから取り組んできた課題研究についてポスター発表を行いました。10グループに分かれ、調査活動や国内・海外のフィールドワークを行い研究を深めてきました。ご参観いただいた多くの先生方、保護者の皆さんからの貴重なアドバイスをいただきました。




【研究協議会(参観の先生方対象)】
 本校のこれまでのSGHの取り組みや、成果と課題についてお話ししました。また、海外研修での映像をご覧いただき、成長した生徒の姿をお伝えしました。いただいたご質問やご助言を、今後のSGH活動に生かしていきます。