2025年2月の記事一覧
令和6年度「SGコース課題研究発表会」を開催しました!
1月31日(金)に2年SGコースの研究発表会がありました。生徒たちにとっては、4月から8グループに分かれて取り組んできた課題研究の1つの成果を披露する場となりました。論理的思考力や表現力を磨くとともに、質疑応答を通した対話によるコミュニケーション力を高めあいました。また、今回ご招待した8名のアドバイザーの方々からは、様々な視点に立ったアドバイスをいただき、今後の研究の参考になりました。
<発表タイトル一覧>
A班「居場所 い~ばしょ!」(中高生の居場所づくりに関する研究)
B班「あるたの」(歩いて楽しい街づくりに関する研究)
C班「日本人おにぎり0.9個計画」(ゲームを用いた食ロス削減に関する研究)
D班「障がい児に明るい未来を」(障がい児への理解促進に関する研究)
E班「想像して備える!地域に根ざした防災」(避難所で安心できる環境づくりに関する研究)
F班「Trans Tradition To The Future」(伝統工芸を用いた地域活性化に関する研究)
G班「そこにAIはあるんか。AIfulな社会を目指して」(小中高生のAI活用の促進に関する研究)
H班「Eatで未来にいー投資」(高校生の食を通した健康増進に関する研究 )
令和6年度「石川県SSH生徒研究発表会/いしかわNSH課題研究発表会」に参加しました!
昨年度に引き続き、1月22日(水)県地場産業振興センターにて、本校と石川県教育委員会の主催で「石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会・いしかわニュースーパーハイスクール課題研究発表会」を開催しました。
発表会には本校の生徒約150人(1年理数科、2年理数科、2年SGコース、2年普通コース)のほか、七尾、小松、金沢二水、金沢桜丘、輪島高校も参加しました。関係教員はもとより、探究活動でお世話になった企業の方々や生徒の保護者の方々も参加され、活発な発表会となりました。
発表は口頭発表とポスターセッションの形式で行われ、これまでの探究活動で積み上げてきた研究の成果をお互いに発表しました。発表や質疑応答を通じて、生徒たちは他校の生徒から多くの刺激を受けていたようです。また、これからの探究活動や将来の大学での研究について見つめ直す生徒もいたようです。もう1つ、今年度はNSHの新しい試みとして「ラウンドテーブルディスカッション」が行われました。これは、各校から選ばれた2名がそれぞれチームになり、進行も含めてすべて自分たちだけでディスカッションを運営し、決められた時間内に自分たちなりの解決策の提案をするというものでした。各校から選ばれた精鋭たちが鋭い議論を交わす様子を目撃し、「石川県の未来は明るい!」と思ったのは関係者だけではなかったと思います。
<生徒の感想>
・限られた時間の中で初めてみた人に伝えたいことをわかりやすく伝えるのはとても難しかったけど、今までの発表の反省点を改善して、満足のいく発表が出来たので良かったです。また他の高校の発表も斬新な視点のものが多くあって興味深かったです。
・他校の発表を聞けたことはもちろん、自分の発表を自校以外にも伝えられたという意味で貴重だった。開会式で講評の先生の1人がおっしゃっていたことが、「みなさんは井の中の蛙になっていませんか?」ということだった。本日の交流を通して、校内でアプローチを考えて行動をなかなか起こせていない以上、自分はまだまだ井の中の蛙だと思った。せっかく探究に取り組むのならもっと外に出て大海を知ろうと改めて感じさせられるいい機会となった。
・石川県立大学教授の講評が印象に残った。研究内容の発表に説得力を持たせる上で大事なのは、「根拠を数値化」することだと知った。また、実験においても、「長い」、「短い」などの抽象的な表現をすることを避け、数値化することが大事だということを知った。
・発表後の質問がとても活発で圧倒されました。発表する側も問いかけをしたり、スライドを工夫したりすることで聞き手の興味を引くような内容ですごいと思いました。自分も聴衆に興味を持ってもらえるような話し方やスライドを心がけたいと思いました・
1年生「Discussion Day(異文化交流会)」を今年度も開催しました!
2月8日(土)に、金沢大学の留学生や県内学校のALTなど約30名の外国人の方々にご来校いただき、Discussion Dayを開催しました。これは、本校1年生全員が、ゲストのみなさんと活発に英語でディスカッションができる貴重な機会となっています。
まず生徒たちは小グループに分かれ、留学生やALTの出身国の話を聞くことから始まりました。写真や地図などを使った説明によって、インドネシアをはじめ、ベトナム、中国などのアジアの国々や、そのほかアメリカ、グアテマラ、スウェーデン、イタリア、ウクライナ、コンゴなど、世界中の国々の特色や文化に触れることができました。
次に、今度は生徒たちが用意した「日本文化にまつわるもの」について、留学生やALTのみなさんに英語で紹介を行いました。生徒たちは、けん玉や将棋などのゲーム、お菓子やおやつ、アニメやキャラクターなど、様々な「日本の文化」を持参し、一生懸命にコミュニケーション活動を行いました。
【生徒の感想】外国の文化を知ることができたし、直接色んな国の方と話して見た事で、それぞれの国の独特なイントネーションの違いがあったりして面白かったと思いました。私が紹介した日本文化にもすごく興味を持っくれてたくさん質問してくれたことが嬉しかったです。自分がどれくらい英語が聞き取れるのか知ることもできて良かったです。
【生徒の感想】最初のジャパーニーズアイテムを紹介するのは結構練習したかいもあり、結構うまく話せた、ただ、2回目の学校生活紹介ではなかなか自分から話したり質問できなかったで、自分が一方的に話したり相手が一方的に話して自分は聞いているだけというわけではなく、しっかりお互いが話し合えるようにもっと質問力(英語での)をつけていきたい。
【生徒の感想】授業でなかなか自分の意見や思いを英語で伝えることができず、英語でのコミュニケーションに苦手を持ち始めていた。しかし、留学生の方々が、文法が多少違っても、私が言いたいことを汲み取って、笑顔で会話をしてくださって、改めて英語で話すことの楽しさを感じることができた。今回のイベントでは、留学生の方々の発言をすべて聞き取れたというわけではなかったので、これからの英語の学習で、単語力などの向上を目指したいと思った。
NSHキャンプに参加しました!
1月25日(土)から26日(日)にかけて、国立能登青少年交流の家(羽咋)にて「NSHキャンプ」(教育委員会主催の宿泊英語研修)に参加してきました。対象は、金沢泉丘、金沢二水、金沢桜丘、小松、七尾の「NSH(ニュース―パーハイスクール)5校」の1年生で、各校から選ばれた8名は冬休み前から事前課題に取り組み、研修に臨みました。
8グループに分かれて活動を行いましたが、そのうち4グループはSDGsのテーマの1つである「日本のフードロス対策を切り口とした食料問題」について、別の4グループは「再生可能エネルギーの現状と今後の対策」についてそれぞれ外国人留学生を交えて英語ディスカッションを行い、最終的に自分たちなりの解決策をプレゼンテーションしました。
各グループの外国人留学生のみなさんは、日本の大学で学ばれている方々で、明るい雰囲気で高校生たちを鼓舞してくれました。留学生の方々の出身は、アンゴラ、ポルトガル、ベトナム、ブラジル、バングラデシュなどの非英語圏の国々で、生徒たちにとっては様々な英語を聞く機会にもなりました。この設定の最も素晴らしかった部分は、参加者の間に「英語を外国語で学ぶ仲間たち」という共通意識が芽生えたことでした。その中で、本校生徒たちも、他者の目を通して世の中を眺めることの醍醐味、自分の世界観を変えてくれるかもしれない生き方に接する驚きを感じてくれたと思っています。