校長室より

自転車のイヤホンについて

 新聞に5月30日に石川県警による自転車の交通ルール違反の一斉取り締まりを実施したという記事が載っていました。多い方から併進の59件、右側通行の40件、イヤホンの34件とのことです。自分の身を守るためにルールを守りましょう。

 さて、石川県をはじめ多くの自治体では、自転車運転時のイヤホン使用に関する条例があります。詳しくは自分で調べてみてください。これは交通安全を確保し、事故を未然に防ぐための重要なルールです。特に高校生の皆さんには、道路を安全に利用するために注意が必要です。イヤホンを使用すると、周囲の音や車の接近に気付きにくくなり、交通事故のリスクが高まります。自分の安全と周囲の人々の安全のために、イヤホンの使用は避け、常に周囲に気を配るよう心掛けましょう。

 なお、両方の耳をふさがなければOKとか骨伝導はOK、自転車にスピーカーを取り付けて音楽を聴くことはOKの自治体もあるそうです。因みに昨日の石川県警の一斉取り締まりでは、片方だけの高校生も指導を受けていたそうです。

 とにかく交通ルールに限らずルールには理由がありますので、自分の身を守るためにルールを守りましょう。イヤホンをやめれば鳥の声や川のせせらぎなどきっと素敵な音が聞こえるはずです。

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総体・総文がはじまりました

 総体・総文がはじまりました

 集中して行われるのは6月1日(木)から6月4日(日)ですが、先行する形で陸上・ウェイトリフティング・将棋などが開催されています。

 生徒の皆さんには、ケガや病気をすることなく本番を迎え、持てる力を発揮することを期待します。保護者の皆様におかれましては、暖かく見守っていただければと思っていますので、よろしくお願いします。

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ヤマボウシが綺麗です

 校地の一番北側に工場棟がありますが、その工場棟と道路の境にヤマボウシが植えられています。今ちょうど美しい姿を見せていて清々しい5月の気候にピッタリです。近くにお越しの方はよろしかったらご覧ください。


 写真の道路には昔は線路があったそうです

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うれしいことがありました  2

 先日、ご近所の方からお褒めの言葉をいただいてうれしかったということをここに書きましたが、再びうれしいことがありました。

 お旅祭りで迷子になった小さなお子さんのお父様から、本校生徒をはじめとする4名が警察まで送り届けてくれたことに感謝するお手紙が届いたのです。文面には大変丁寧に感謝と生徒を称える言葉がつづられていました。

 早速校長室で手紙を渡し、お父様に代わって感謝を伝えるとともに学校としても大変うれしいと伝えました。

 きっと他にも素晴らしい行いをしてくれている生徒はたくさんいると思います。その一つ一つを把握し認めてあげることができればいいのですが現実には不可能です。でも生徒の皆さんには「お天道様が見とるよ」と伝えたいと思います。これは私が子供のころに曾祖母に繰り返し言われた言葉です。

 繰り返しになりますが、生徒の皆さんは本校の広告塔です。日々生き生きと充実した学校生活を送ってくれることで、地域の方々はちゃんと見てくれています。先輩方も含めそういった積み重ねがあってこそ地域から信頼され、貴重な人材として期待されるのだと思います。 

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AEDについて

 5/17の報道で、「太宰府の県立高校 練習試合でピッチャーが胸に打球受け死亡」というニュースがありました。 
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230517/5010020280.html 

 練習試合中に胸に打球を受けたことが原因のようです。親にとって、生徒にとって、そして教員にとってとてもショックなことです。詳しくはわかりませんが、「男子部員は試合に戻ったあと体調不良を訴え、現場に居合わせた保護者などに応急の手当てを受け、病院に運ばれましたが死亡したということです。」から、もっとできたことがあったのではないかと思うと同時に、本当に運が悪かったとも感じます。 

 日頃から教職員には「迷ったら救急車を呼んでください。大したことがなかったらそれでいいし、万が一こんなことで救急車を呼ばないように注意されたら、学校長が頭下げます。」とお願いしています。

 なお、本校にはAEDが2か所設置されています。 https://aedm.jp/ 
 野球部の顧問には、AEDの場所を生徒にも教えておいて欲しいと伝えました。他の部の顧問、生徒にも場所を再度確認してもらう予定です。使わないで済むことがもちろん良いのですが、リスクマネジメントとして「最悪のケースを回避する」ことは最も大事だと考えています。

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うれしいことがありました 

 慌ただしい4月をなんとか乗り切り、先日学校に隣接するお家へ挨拶に回りました。そのときご不在のお宅には、「お気づきの点がありましたらお知らせください」と記した名刺をおいてきましたところ、後日電話がありました。 
 お叱りの電話かと身構えたのですが、「良く挨拶をしてくれる」、「子どもとグラウンドで遊んでくれる」というお褒めの言葉をいただきました。 

 うれしいの一言です。 

 生徒の皆さんは本校の広告塔です。日々生き生きと充実した学校生活を送ってくれることで、地域の方々はちゃんと見てくれています。先輩方も含めそういった積み重ねがあってこそ地域から信頼され、貴重な人材として期待されるのだと思います。 

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総体・総文壮行式 を行いました

 本日、試験終了後に総体・総文壮行式 を行いました。そこでの話の抜粋を紹介します。

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 本校は部活動も盛んでどの部も懸命な努力を重ねここまで来たことでしょう。日頃から見ていて本当によく頑張っていると感じています。日頃の練習の成果を十分に発揮してきて欲しいものです。   
 特に3年生は高校生活の部活動における集大成となると思いますので、悔いの残らないよう頑張ってください。また、2年生は3年生と過ごした1年間を思い出しながら、残されたともに過ごせる時間を大切にかみしめて欲しいと思います。1年生で出場・参加できる生徒は先輩たちのことをよく見て記憶してください。  
 昨日より今日、今日より明日、若者は日々成長します。 試合の最中でも成長するといってもよいかもしれません。 最後まであきらめず集中して精一杯頑張ってきてください。また、総文に参加する生徒は他校との交流をとおして色々な気づきや成長を期待しています。 
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また、あわせて校歌練習・応援練習の態度が素晴らしかったことも伝えました。保護者の皆様におかれましてはご家庭でも校歌練習・応援練習の様子を話題にしていただけると助かります。

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校訓について

本校の校訓は、「質実剛健 自重自治」です。 

●「質実剛健」はよく耳にするので、だいたいわかりますね。
 辞書では「飾りけがなくまじめで,たくましく,しっかりしている・こと(さま)」とあります。工業高校らしい印象です。因みに英訳すると「simplicity and fortitude」とのことですが、わかりにくいですね。 

●次に「自重自治」は難しい感じがします。 
 ネットで検索しても4文字まとめての意味を明快に答えるサイトはなく、「自らの使命を重んじ、品性を保ち、自らが定めたことによって自らの行為を律すること」とあったくらいです。 
そこで、2文字ずつに分けてみましょう。 
・自重(じちょう) 
 自らを重んじること。自分の品性を保ち、卑下しないこと。自尊 
・自治(じち) 
 自分や自分たちに関することを自らの責任において処理すること 
まとめると「プライドを持ってよく考えて行動し、結果に責任を持つ」ということでしょうか? 

●わからないものは自分で考えることが大切です。なんでも答えを欲しがるのは中学生まで。高校生としては、あーでもない、こーでもないと自問自答し、ときには友人と討論し、自分なりの考えを導き出す。場合によっては適宜修正を加える。そういう一見無駄とも思えるような、知的で贅沢な遊びをしてみると面白いでしょう。
 何かを暗記するときの語呂合わせもその一つかと思います。そしてこの手の遊びのオプションとして面白くかつ考えを深めることができる方法(と勝手に思っているの)が、翻訳です。他の言語に置き換えるとき、きちんと理解していないと的確なものを導くことができません。 
 例をあげましょう。前任校の校訓の一つに「 敬愛協和を尚ばう(けいあいきょうわをたっとぼう)」というものがありました。私はこれをlove & peaceと訳しました。もちろん色々な解釈がある訳ですが、自分では気に入っています。 
 このように考えれば、自分のものになって常に自分の言動のよりどころとなり、一生忘れないのではないでしょうか?青春まっただなかの皆さんにはピンと来ないかもしれませんが、高校生の3年間は自分の基礎が完成するであろう宝物のような時間です。その時間を少し贅沢かつ豊かに使ってみてはどうでしょうか。 

●本校の校訓の英訳案を考えた人がいたらぜひ教えてください。 
※因みに兵庫県立神戸高等学校 にも同じ校訓がありました。 

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G7教育大臣会合 

 先週から5月15日にかけて、富山・石川でG7教育大臣会合が開かれ教育課題について話し合われました。大きな話題は、ポストコロナ、生成AI、留学だったそうです。 

 ポストコロナについては、単純にコロナ前に戻すのではなく、コロナでの教訓や得たノウハウを活かして新たな教育、特に教育環境を作っていくことが大切だと感じています。例えば、一人一台端末については、コロナがなければ、もっと遅れていたでしょうし、取り組む姿勢も違っていたと思います。 これを活かして学習の仕方を変えるくらいの変化が起こると(起こしたいと)考えています。

 生成AIについては、以前ここでお話をしましたとおり、今までどおり便利な面は生かし、間違っている前提で賢く使うということで、関わり方を注意することが大切だと思います。 

 留学については、人の行き来が再開されて、活発になることが予想されているわけですが、これはやはり百聞は一見に如かずの面が大きいです。ICTが進んで、今までできなかったことができるようになっても、それは経験を補うことであって生で感じるものを超えることは当分できないでしょう。 

  ウェルビーイングもキーワードでした。いずれにしても人類は教育によって個人の寿命という限界を超えて知恵を鍛え、ここまで繁栄をしてきました。現代に生きる我々もその流れを大切にして行きたいものです。 

2023年G7教育⼤⾂会合 富⼭・⾦沢宣⾔(概要) をテキストマイニングしてみた結果>

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電車の遅延について

 5/15の1学期中間試験の朝、JR遅延の情報が入りました。遅延の状況と生徒の登校状況を照らし、10分遅らせて9:00開始としました。それでも1・2年生には開始に間に合わない生徒がいたので、特別に別室対応の措置を取りました。思い切って9:10開始とすればよかったかもしれませんが、登校できている生徒を長時間待機させることの影響を考えバランスをとった次第です。 

 ところで今回さすがと思ったのが、3年生には基本的に間に合わない生徒がいなかったことです。高校生活の中で経験を積み、就職や進学に向けて気合十分といったところでしょうか? 

 生徒の皆さんには、緊急時にはどうすればいいかを適切に判断し、行動ができるようになって欲しいと思います。もちろん、慌てて交通事故などのないように安全は優先させてください。 

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PTA総会ありがとうございました

保護者の皆様へ

 本日は、公私ともにお忙しいところお集まりいただき誠にありがとうございました。  
 さて学校の現状ですが、令和4年度には部活動面・進路面・検定や資格取得面についても良好な結果を残し、今年度も順調にスタートしていると思います。 5月8日からはコロナ感染症が5類に移行するなど、様々な行事が制約を受けることなく行える見込みとなっています。 
来週は今年度最初の定期テストである1学期中間試験があり、その後総体・総文が行われます。特に3年生には悔いが残らぬよう全力で頑張って欲しいと思っています。
 今後も生徒が持てる力を発揮し、日々成長を実感できるよう、そして、本校で学校生活を送ることができてよかったと感じられるようにしていきたいと考えています。 
 そのためには、保護者の皆様のお力が必要です。教員と保護者の皆様が相互に理解・協力しあって、よりよいPTA活動にしていきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。  

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生き残りたければ片付けろ

 物騒なタイトルですみません。

 先日図書委員が校長室に本の紹介文の執筆依頼に来ました。この文章を書いている時点で、他の本について書いて提出済みですが、他にも紹介したいと思いこちらで紹介することにしました。その本のサブタイトルがこの文章のタイトルです。

 以前、「自衛隊式片づけ術」という本を読みました。サブタイトルが「CLEARING UP TO SURVIVE~生き残りたければ片付けろ~」だったのです。大げさなタイトルなのですが、中身はスタンダードかつ大真面目です。元自衛隊員でその経験を活かして掃除をする会社を立ち上げた人が書いた本です。最初のページに「~だと、有事の際、生き残る確率が低くなると言えます」とあるなど、片付けと生き残りをつなげて掃除に説得力を持たせていて、なんだかピンと来たという感じです。

 皆さんに例えるならば、勉強しようと思ったときに机や部屋が散らかっていて片付けから入る必要があるのは、勉強という戦闘において大きな”ハンデ”となるといったところでしょうか。

 それ以外にも、毎日同じスケジュールで行動する⇒余計なエネルギーがかからず、効率的に生活できる⇒生き残る確率が高くなる というのもあります。ルーティーン化するというと、惰性といった印象を受けるかもしれませんが、やらなくては気持ち悪い、違和感があるまで持っていくことが大切だそうです。 そうすることで、他に時間を回せるというところがポイントだと思います。

 工業人の卵たる本校の皆さんは、日頃から先生方に5S指導は受けているとは思います。さぁ、皆さんも片付けをして生活の効率を上げてみませんか?

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中間試験が始まります

もうすぐ1学期中間試験が始まります。 

 生徒心得を見ると第2章 第1条に”5 考査を受ける態度は、常に公明正大であること”とあります。良い点をとろうと努力することは大切ですが、正々堂々、誠実、丁寧に受験して下さい。

 さて、試験が好きで好きでたまらないという生徒はあまりいないかと思います。 では、なぜ試験があるのでしょうか? 
 
 まず、試験の歴史を見てみると中国でかつてあった科挙制度が始まりと言われています。科挙とは官吏登用制度として6世紀ごろ採用されたもので、廃止されたのはなんと1905年というからすごいものです。家柄に関係なく実力があれば誰でも要職に就くことができるという制度でした。西洋でも中世まで人材登用は長らく”コネ”で決まっていたそうなので、画期的な仕組みといえるわけです。 
 
 ということは、人材登用以外、つまり就職試験や入学試験以外では試験はいらないのでしょうか?そんなことはありません。では試験にはどういう意味があるのでしょう。 
 
試験を受けさせる側からは次のような意味があります。 
1 生徒の理解度の確認 
2 今後の教え方の参考 
3 生徒の評価のため 
 
試験を受ける側からは次のような意味があります。 
1 自分の理解度や弱点の確認 
2 今後の学習方法の参考 
3 自己管理能力の向上 
4 自信や能力の向上 
 
 1・2は例えるなら自分を鏡で見て身支度を整えるといったところでしょうか?鏡を見て、頭の中にある理想の自分との違いを把握して、整えていく。定期試験はそれに似た意味があると思っています。定期的に試験を受け、自分の状態を把握し、弱点克服のための材料にして、必要な力をつけていく訳です。ですから鏡を見るつまり試験を受けることが目的ではなく、そのあとどうしていくかを大切にして欲しいと思います。 
 
 試験を受ける側の3ですが、試験を受けるための準備・段取りをする力をつけることだと考えればいいと思います。例えばある資格を取得するとき、なぜこの資格の取得を目指すのか、そのためにはいつまでにどんな勉強が必要かなどを考え、実行する、そんな力です。変化の激しい時代に生きる我々は一生学び続ける必要があると言われています。残念ながら学校で学んだ内容だけで一生生きていくことは難しくなっているからです。学校では教科の内容を学びながら、学ぶ方法も学んでいるのです。 
 そうしていくことで試験を受ける側の4にあるように能力が身に付き、自信がついてきます。 
 
 試験をテーマに考えてきましたが、ペーパーテストに限らず、私たちは日々、試験を受けているようなものです。よく考え実行にうつし、その結果がうまくいき、自分が嬉しかったり、人が幸せになったりすることで自信を深めていく。それの繰り返しで人は成長していくのです。 
 先生方は試験が生徒にとってできるだけ価値のあるものになるようにしたいと思って試験を作成しています。 
 
 生徒の皆さんにはせっかくですから、試験を楽しんで、自分の成長につなげて欲しいものです。頑張りましょう。 

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先輩のお話を聞きました

 連休の谷間に、今春卒業し関西で就職した先輩が学校を訪問してくれました。その際、せっかくの機会ということで会社にもご理解いただいて、これから就職に向けて活動をする電気科の3年生にお話しをしてもらいました。

 話の内容としては、「学校での指導について高校生のときは必要性がわからなかったり、少し煩わしく感じ反発したりしたこともあるかもしれないが、それぞれにきちんとした意味があったり、役に立ったり、安全に関わったりするので大切にして欲しい」、「会社・社会は厳しいものではあるが、楽しいこともたくさんある」、「就職先を考える上で目指すことや自分に合っていることなどが大切なので、しっかりと考えて選んで欲しい」というものでした。打ち合わせたわけではないのですが、学校としてはありがたい内容であり、大人に近づく高校生にとっても、年齢の近い先輩の話は素直に聞けたのではないかと感じました。生徒も、途切れることなく、積極的に質問をしていました。
 最後に、「就職先を考えるにあたっては、周りの人、保護者、先生に相談し、よく話を聞こう」と伝えてくれました。保護者の皆様には、お子様から相談があったら短い時間でも結構ですので話を聞き、人生の先輩としてアドバイスをいただければ幸いです。

 また、学校訪問をしてくれた卒業生のこれからの活躍を期待したいと思います。

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自転車について

 4月から自転車乗車時のヘルメットの着用が努力義務化されました。努力義務とのことですから、罰則は基本的にありません。また、報道ではヘルメットが品薄という情報もあり、買いたくても買えない状況なのかもしれません。そんなわけで、正直なところ一般的にも着用率はあまり芳しくないようです。

 しかし、私としては、未来ある皆さんにはぜひ着用をお願いしたいところです。

 なぜなら、自転車と自動車の接触事故が無くならないからです。今年度に入って学校が把握しているだけでもすでに2件事故がありました。幸い深刻なケガではありませんでしたが、自転車側がどんなに気を付けていたとしても運が悪ければどうなっていたかわかりません。

 因みに今では当たり前のバイクのヘルメットも昔は着用義務がありませんでした。日本では、道路交通法が1968年に改正されたことにより、段階的に着用が義務化され、最後に残った原動機付自転車(排気量50cc)が1984年の途中にヘルメットなしでは乗れなくなりました。1984年に18歳だった私はほんのわずかな期間ですが、ヘルメットなしで原付に乗った経験があります。また、大学の構内での移動ではヘルメットをかぶらずに乗ったこともありますが、大きなバイクはメカニカルノイズが大きくお勧めできません。また、ヘルメットをかぶることで気が引き締まるというか運転の準備が心身ともに整うような気もします。しかし、マイナス面もわずかにあります。音が若干聞き取りにくくなる、視界が狭まる、重いので疲れるなどです。なおヘルメット着用に関する法律は、国や地域によって異なります。一般的には、多くの国や地域で法的にヘルメット着用が義務化されていますが、義務化された時期や詳細は国や地域によって異なります。

 さて、自転車のヘルメット着用に話を戻しましょう。バイクと違ってかなり軽量なので被ることによるマイナス面はほとんどありません。それなりの価格である、置き場所に困るなどはありますが、そんなことは命の前ではあまり問題ではありません。一方で万が一事故にあったときに運悪く頭を打つような事態になった場合、ヘルメットが皆さんの大切な頭部そして命を守ってくれるでしょう。

 ただし、被ることで安心はしないでください。致命傷の一部を防げるかもしれないという期待ができるだけで、事故自体を防ぐことができるわけではないからです。私としては、車両の整備をする、荷物を適切に載せる、マナーを守る、危険を察知する能力を高める、などの事故に遭わないようにすることと、肌の露出を少なくする、いざというときためらうことなく手のひらをつくために手袋をするといった重大事故にならない対策をする方がはるかに大切だと思っています。特に工業高校の生徒たるもの、きちんと整備された(した)自転車に乗って欲しいですね。もちろんイヤフォンをして乗るなどは論外です。

 繰り返していいます。未来ある皆さんにはぜひ着用をお願いします。また、保護者の皆様におかれましては、ヘルメット着用へのご理解とご協力をお願いします。

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能登地方の地震について

 被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 5/5に能登を震源とする地震が発生し、生徒の皆さん、保護者の皆様は不安を感じていることと思います。くれぐれも、心身の安全を確保していただきますようお願いします。
 5月8日、月曜日の学校については、今のところ通常通りの予定です。変更等がありましたらお知らせします。なお、地震による被害で、登校に支障がある場合は学校または、緊急電話に電話して下さい。

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藤の花が咲いています

 校舎の中庭では今、藤の花が咲いています。

 藤の花は、紫色や白色、ピンク色などの美しい色合いの花を咲かせるつる性植物です。芦城公園にも見事な藤棚がありますが、本校にも紫と白の藤が数本あり、夏は日差しを遮って心地よい日陰を作ってくれると思います。

 藤の花は条件が良ければ1カ月くらいは持つとのことですので、保護者の皆様で、5/13のPTA総会等にいらっしゃる予定の方はぜひ中庭に出てご覧ください。

 

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ペイ・フォワード

 先日はボランティア遠足を実施しましたが、生徒の感想が気になるところです。普段と違った活動で非日常を体験できるとともに、市民の皆さんにも喜んでいただけたかもと感じて、うれしい気持ちもあったのではないでしょうか?

 さて、私は犬を飼っていて毎朝出勤前に散歩をしています。そしていつもとは言いませんが、散歩中にゴミが落ちていると拾うようにしています。以前はPirikaというアプリを使って、ゴミ拾いの様子を登録して、見知らぬネット上の方から褒めてもらってもいましたが、だんだん気恥ずかしくなってきて、かえってゴミを拾いたくなくなってしまい、本末転倒と感じて今はアップしていません。ですから拾っていることは基本的に誰も知りませんが、それでもなんとなく気分がいいものです。ちょっとは世の中の役にたっているのかもという自己有用感なのでしょうか。

 ところで、ペイ・フォワードという言葉を聞いたことありますか?日本語では「恩送り(おんおくり)」と言うそうで、「誰かから受けた恩を、直接その人に返す(ペイ・バックする)のではなく、別の人に送ること」です。私のゴミ拾いは誰かから恩を受けてはいませんし、別の人にも送っていませんが、似たようなことかと思っています。強いて言えば、それぞれの方が掃除している道路・町を気持ちよく歩かせてもらっている恩や一緒に散歩してくれている犬から受けた恩を、町の皆さんに返していると思っています。本当は誰かが「受けて」くれること、つまり他人から恩を受けたと意識した人がいることがポイントなのですが、勇気のない私にはできていません。なぜ、受けたと意識した人がいることがポイントなのかというと、連鎖反応的に恩や善意が数珠つなぎに増えていくことが期待できるからです。(因みに物理で言う連鎖反応は、例えば核反応で原子核から出た2~3個の中性子のうちの最低1個が別の原子核に衝突することで絶えることなく核反応が続くことです。1個ではなく2~3個の中性子が別の原子核に衝突すると核爆発につながります。また、最近の言葉で言えば、PCRはポリメラーゼ連鎖反応・Polymerase Chain Reactionのことです。)

 ペイ・フォワードという映画があります。シックスセンスというブルースウィルス主演の映画に子役で出たハーレイ・ジョエル・オスメントが主演です。これは一言で言うと善意の連鎖反応がテーマです。大型連休中に見てはいかがでしょうか?

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Chat GPT

 私の書き込みにいいねを押してくれる人が出てきました。モチベーションになります。ありがとうございます。

 さて、先日とうとうChat GPTを使ってみました。すごいものですね。

 まず、曖昧な聞き方でちゃんとそれなりの解釈をして、あれよ、あれよという間に回答をしてくれます。明石家さんまなみのキレ・スピードとはいきませんが、びっくりです。
 これなら、少なくとも表面上はコンピューターと会話が成立します。
 また、場合によっては、回答の前にコツのようなものをリストアップしてくれます。大事な要素をごっそり抜かしてしまう恐れがなくなり、実に便利です。

 一方で、注意すべき点もすぐにわかりました。全く的外れな回答を平気ですることです。自分がよく知っていることについては、かなりいい加減な回答であるということがわかります。逆を言えば、詳しくないことについては、簡単に信じてしまいかねないということになります。自分が詳しく知っている分野の質問をして回答を吟味すれば、私の言っていることがわかると思います。これは、Chat GPTが主にインターネットの世界から情報を得ていることによると想像できます。

 さて、では我々人間はどうすればいいのでしょうか。
 なんのことはありません。今までどおりです。便利な面は生かし、間違っている前提で賢く使うということです。これはまだ当分人間にしかできません。

 若い皆さんは、回答の真偽がわかるように経験を積んでください。それは本を読むことや人と交わることです。それこそが便利なツールを使うために必要なことです。

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遠足日和

 今日はボランティア遠足です。

 昨日は雨で、今日も早朝は路面が濡れていましたが、出発の時間には一部を除いて乾いていました。寒いのではと心配もしましたが、日が差せば十分暖かく、熱中症の心配もせずに済みそうです。

 出発前に学校周辺でゴミ拾いをする学年・グループ、道中でゴミ拾いをする学年・グループ、目的地でゴミ拾いをする学年・グループと別れています。

 また、PTAの皆様にもご協力いただきました。ありがとうございました。

  

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