図書室の日誌

図書室の日誌

納涼朗読会~小泉八雲の怪談を聴きながら~

7月10日の放課後、ある強い思いからこの「納涼朗読会」を企画しました。
今年の「総文の放送コンテスト」に図書委員と常連がエントリーしました。
その時に2人が読み上げたのが『怪談』でした。
報道部もなく、顧問もいない中、他校の本格的な指導を受けている部員たちに
臆することなく、堂々とステージで読み上げた姿は、誇らしく思えました。
その勇姿を小商の生徒や先生方にも見てもらいたい、という思いから、
今回の企画が生まれました。
 
窓ガラスに新聞紙を貼り、外からの光が入らないように工夫、
読み手が姿を隠すなど、演出にも凝りました。
今回は『怪談』の中の「むじな」と「かけひき」を二人で演じ分けて、
今回も見事に読み上げました。
聴き手の背筋を凍らせたことは間違いありません!
 
朗読後の「作品解説」も大変勉強になりました。
どちらの作品も、タイトルだけでは「ピン」とこないかもしれませんが、
内容はとても有名で、一度は聴いたことはあるかと思います。
暑さと湿気のまとわりつく夜にお薦めの一冊です。

今年度初の「図書室はギャラリー」

2年生の「現代文B」の授業で作成したPOPが、図書室と購買前に貼り出されています。
どれも色使いやレイアウト、キャッチコピーが工夫されていて、力作揃いです。
多数決で決まった「1番読んでみたいと思うチャンプ本」は、
東野圭吾さんの『流星の絆』と、乙一さんの『暗いところで待ち合わせ』でした。
どちらもまだ読んでいないので、この夏チャレンジしてみよう!と
思わせるほどの心をつかむ作品でした。
 
図書室は、美術や家庭科などの授業で制作した作品や、
生徒のイラストを展示する機会に恵まれています。
その間、とても華やかな図書室に変身します。
さて、今年はどんな作品がやってくるかな?今から楽しみにしています。
 

短冊に願いを込めて(図書室より)

今年も、七夕の笹を用意してもらいました。
生徒玄関と正面玄関に、学務員さんが安全を考慮して、立ててくれました。
笹と短冊とペンが置かれて間もなく、生徒のみなさんはそれぞれの思いや
願いを短冊にしたためました。
今年は「みんなでインターハイにいけますように」「みんな笑顔でいられますように」
「この幸せが続きますように」「世界平和!」などの、
「みんなの幸せは私の幸せ」的な言葉が目立ちました。
短冊を見ているこちらが、ほのぼのとした気持ちになれました。
 
暑い中、笹をとってきてくれた職員の方、笹の設置や撤去をしてくれた学務員さん、
そして数々の名言を残してくれた生徒や先生の皆さん、どうもありがとうございました。
図書委員会のどのイベントをとっても、たくさんの人の協力と優しい気持ちの上で
成り立っていると、つくづく思います。感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
 

「SILVER MEMBER」、誕生しました!

6月19日に今年度初の「SILVER MEMBER」カードを発行しました。
第1号は1年生女子です。
これは、個人貸出が50冊を超えると、通常貸出が3冊のところ4冊の貸出が可能になる
「特典付き」カードです。また、個人貸出が100冊を超えると、5冊の貸出が可能になる
GOLD MEMBER」カードに進化します。
昨年度より始めたこの多読者特典は、カードのデザインの良さも手伝い、なかなか好評です。
「GOLD MEMBER」が誕生する日も近いと思います。
カード獲得のために、たくさん読むのも良し、じっくりと一冊を堪能するのもこれまた良し。
あなたなりの「読書」を楽しんで下さいね!

小松商業流「絵本ライヴ」、再び

先月に引き続き、今月も「絵本ライヴ」のため東部児童センターにお邪魔しました。
今回は、前回よりさらにバージョンアップ!出演者の演技力に磨きがかかったのはもちろん、
手作りの小道具なども充実し、より「ライヴ感」を堪能できる内容になりました。
歌いながら読み進める、あきやまただしさんの『もっとひつじぱん』で、
子ども達は元気に大合唱!
その後、「動物さんは今日も大変!」の絵本を3冊続けて演じました。
手作りのかつらや、帽子、お面などを使い役になりきり、
声も役によって演じわけ、「ざっぶ~ん!」などの効果音は子ども達も一緒に叫んでもらい、
しまいには「あふれ出る大水」にみたてた青いポンポンが飛んできたり・・・
子ども達の歓声に、図書委員たちは大いに励まされ、大満足のようでした。
「ライヴ」に付き合ってくれた、東部児童センターのみなさん、すずらんクラブのお母様、
小学生のお友達、どうもありがとうございました。涼しくなったら(秋)また会いましょう!
 
小松商業図書委員会のモットーは「ライヴ・ラリー
「LIBRARY=図書室」の意味だけでなく、
ライヴ=生の」「ラリー=やりとり」の意味もあります。
今後も「生の声のやりとり」から、小松商業図書委員会の新たな活動が生まれるように、
楽しみながら頑張っていきます。