校長室ブログ

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お祝い 朗報は続くよ どこまでも

なんと!今週に入っても嬉しいことが続いています。

月曜日は、いしかわ特支大場校舎の会議室で行われた会のために、県内の高校の校長先生方が何人か来校されていました。会議室前のインクルゾーンには、テスト最終日に向けてのテスト勉強をしていた生徒が何人もいたのですが、彼らのお客様への気持ちの良い挨拶がまず嬉しかったです。来られた校長先生の中に、満面の笑顔で挨拶下さった方がおられたのですが、挨拶した後、「あの先生、絶対にすごくいい人や」と何人かの生徒が力説していました。初対面の方が心からの笑顔で挨拶してくれるとこんなに気持ちよくなるんだ…と実感してくれた彼らは、きっとますます良い挨拶をしてくれるようになるんだろうなと、も一つ嬉しくなった日でした。

火曜日と水曜日は、来週から学校実習に来られる大学3年生の学生さん(2名)が挨拶に見えました。先生になるための実習としては、主に4年生の時に行われる「教育実習」というものがあります。これは取得したい教員免許の教科の実践力を身に付けるための現場実習です。大学3年生での「学校実習」はもう少しロングランで学校現場を体験するというもので、自分が勉強している教科以外の先生のお仕事について学び取っていくものです。これから1月くらいまで大学でのお勉強や試験の合間に向陽高校に来てくださいます。大学とはどういうところか、なぜ進学しようと思ったのか、どうやって将来の道を決めたのか、なぜ先生になりたいのか等々、年の近い先生だからこそ近い感覚で聞けるお話があると思います。二人とも明るく優しそうな先生でしたよ。来週からぜひ楽しみにしていてください。

水曜日。2年生のフードの授業は、「仕事仲間と食べる異国風ランチ」の調理と実食の日でした。献立を検討していた時にも一度授業を見せてもらっていたのですが、今日は調理中から校長室までとても良い匂いが漂ってきて、思わず実習の様子を見に行ってしまいました。4つのグループが、タイ・韓国・フランス・中国の代表料理で主食や主菜・副菜を楽しそうに作っていました。授業が終わってから、韓国チームさんがお弁当を持ってきてくれ、見た目の美しさとあまりの美味しさにのけぞりながら楽しいランチタイムを過ごしました。本当にありがとうございました。

口の中をまだモグモグさせていた時に、国スポの英雄!アーチェリー部の當麻さんが、団体6位入賞の賞状を見せに来てくれました。団体戦3人チームの一人として戦いに臨んだ當麻さんは、最初あまり調子が良くなかったらしいのですが、こらえて頑張って徐々に調子を上げていったそうです。どのスポーツもそうだと思いますが、アーチェリー競技における集中力と気力の持続は本当に大変なものだったろうと思います。「調子が良ければもっと良い成績をとれた」と話してくれた當麻さんはまだ1年生。新人大会はじめ、これからの活躍が本当に楽しみです!おめでとう!!

 

未来ある皆さんと過ごしているおかげで、毎日、本当に嬉しいことが続きます。そろそろ、昨日までのテストで良い点数をとった人が答案を見せに来てくれそうな気もします(笑)。毎回言っていますが、テストは終わってからが大事。①ちんぷんかんぷんだったところ、➁凡ミスで間違えたところ、③まぐれで正解したところがあるとしたら、③→➁→➀の順でしっかり見直しておきましょう。(➀は覚え始めればよし。➁は悔しいから忘れない。③は一番記憶に残らないから次は危険!)立ち止まって振り返った時に、次に生かせる力がついていきます。若い人は素直に振り返ることと、もう一度覚え直すことが大得意です。力をつけて、嬉しい!楽しい!幸せな未来を過ごしていきましょう!

キラキラ 嬉しいことだらけの1週間

 9月29日(月)から始まった今週はまだあと1日あるのですが、とにかく毎日素敵なことや嬉しいことが続くスペシャルウィークになっています!

 29日は前期生徒会役員が任期満了まで2日というところで自分たちであいさつ運動を行っていました。令和7年度向陽祭を盛会に導いてくれたメンバーです。自分たちの最後のお仕事として、一緒に頑張ってくれた生徒の皆さんへの感謝の意味もこもった挨拶だったんだろうと思います。昼休みには全員で校長室に顔を出してくれました。自分たちの活動を見守ってくれたことへの感謝ということでしたが、私の方が気づかされたり励まされたりすることの方が多かったように思います。本当にお疲れさまでした!!また、この日は華道部の2年生2名が嬉しい報告に来てくれました。華道部は今年度の「Ikenobo 花の甲子園2025」に地区大会リモート枠で参加していたのですが、敢闘賞をとったというのです。優勝こそは逃しましたが、出場枠ギリギリの人数で頑張って取り組んでくれたことと、こうして報告に来てくれたことが本当に嬉しかったです。

 1日には新生徒会役員の任命式を行いました。今回は、生徒会長以外の役職が全て選挙になるという、すさまじい選挙戦を勝ち抜いたメンバーです。校長室で行われた任命式では、一人一人がみなとても素敵な笑顔で任命証を受け取ってくれました。後期は文化祭ほどの一大イベントはありませんが、新年度にエネルギーをつないでいく大切な時間になります。7人で力を合わせて、公約を一つでも多く実現してほしいと思います。(あと、この日は『あんぱん』ロスからの『ばけばけ』スタートも嬉しいことでした!(←わかる人にはわかる!))

 そして中間テストが始まった今日は、9月16日から始まっていた就職選考で合格した3年生の皆さんが、テスト後に担任の先生と内定の報告に来てくれました。一人一人述べてくれた決意には、「社会人になる責任」や「前向きに」、「先輩の皆さんと仲良く」、「まじめに」といった言葉があって、これから社会を支える側の一員になってくれるその姿がとても頼もしく感じられました。先生方に面接練習を何度も何度もお願いして十分に準備して頑張った皆さんです。この朗報をスタートとして、3年生全員がより良い場所で大きな花を咲かせられるよう応援しています。

 この流れで来た今週は、きっと明日も素敵なことがありそうで、ワクワクしています。テスト中にワクワクだなんて生徒の皆さんには叱られそうですが、テスト中にも「勉強したところが出てスラスラ解答できてワクワク」とか、「テストを解いている時に内容の理解がグッと進んでワクワク」ということが、自分の中に起こるかもしれません。自分に甘えず慌てず諦めず、ワクワク探しに頑張ってみてくださいね。

ハート 秋の行方

 22日(月)は、小さい秋見つけた…を一気に飛び越して大きい秋が来たような1日でした。このまま一気に秋深まるのかと思いきや、昨日・今日と日中はまだ暑い時間があり、今週末までこの暑さは続くようです。朝晩は半袖のTシャツだともう寒いので、1日の中の寒暖差で体調を崩さないように気をつける必要があります。

 暑すぎる夏、そして長すぎる夏は、この後楽しみにしている人も多い「紅葉」にも影響を及ぼしているようです。木が猛暑から自らの命を守るため、通常より早く紅葉し、そのまま落葉してしまうという現象が起きているのだそうです。紅葉とは違う茶褐色に染まった山を見ることがありますが、「ナラ枯れ」と呼ばれる現象も併せて各地で多く起きており、異常気象は生態系に大きな影響を及ぼしているようです。我々人間はというと、この暑さをしのぐため、例年以上に冷房を稼働させ、多量のCO2を排出…だから地球温暖化(もう高熱化か?)がまた進み、猛暑の日が長くなる…。もはや断ち切れない悪循環のループにめまいがしそうです。

 私たちの国の大きな特徴の一つに四季がはっきりしているということがあるのですが、その様相が年々変わっていくことが本当に心配になります。でも多くの大学や企業で、便利さや快適さの追求と同時に、資源の確保やCO2の削減につながるリサイクルの徹底を並び立たせていく研究や開発・発明に汗を流している人たちがいます。卒業した後、さらに勉学に励むことや社会に出て働くことが、自分のまだ見ぬ家族の未来を守っていく…そんな生活をしていきたいものですね。高校生という年代で出来ることは少ないかもしれませんが、ごみの分別は想像以上にかなり大きな貢献になります。ごみの素材・材質を均一にしておくと、その後の再生処理が格段に楽になるからです。今年の秋の行方が明るい明日に繋がっていくように、皆で小さな貢献を心がけていきませんか?

王冠 これが私の生きる道 ➁

 9月16日(月) 全国一斉就職採用選考日のスタートです。本校も早速今日、就職試験に臨んでいる3年生がいます。先週の火曜日に行われた就職試験激励会で、3年生にはお伝えしましたが、面接試験の場合は「見た目が9割」です。「人を見た目で判断するなんて・・・」と怒る人がいるかもしれませんが、そんな甘えたことを言ってはいけません。毎日会える人ならともかく、その日に数分だけお話しする相手に、「外見でなく、私の中身を見てください」というのは、甘えた考え方です。逆な言い方をすると、見た目を整えることでまずは9割がた成功するということでもあります。こう言うと今度は、その日だけ整えればいいじゃん、と思う人がいそうですが、中々どっこい。普段からしつけないことは身につかないというか、ぼろは必ず出るものと相場が決まっています。ですので、3年生は勿論、1・2年生も普段から見た目を整えましょう。難しいことはありません。制服のボタンはきちんと全部ついているか、破れやほつれ、汚れはないか、髪型に問題はないか、誠実な人物に見てもらえそうかなど、少し心を配ってみてください。特に3年生の皆さんにとって、試験の日の着こなしは真面目すぎて気持ち悪いくらいがちょうど良いものです。皆さん、中身は素晴らしいのですから、外見もそれに追いつくようにしっかり整えてくださいね。

 そしてもう一つ。受験とは団体戦、チーム戦です。一人で戦うものではありません。同じ不安な思いをしている友達が周りにいるから頑張れるのです。友達を頑張れと送り出す気持ちが、その友達に大きな力を与えます。先に受験してきた友達が試験の様子を教えてくれるから、次に続く皆さんはシミュレーションができて緊張もちょっとだけ和らぎます。今回は目の前に試験がない人も含めて、クラス全員で力を合わせて、各自が一番ご縁のあるところに合格を決めていく、それが高校の受験です。チーム戦のチームの中には、ご家族もいます。受験先の企業で働いている向陽の先輩方も含まれています。もちろん学校では先生方も後輩達も皆さんの健闘をお祈りしています。

 「これが私の生きる道」

力強くその一歩を踏み出した3年生の皆さんに心からエールを送ります。向陽生、頑張れ!!

花丸 向陽祭、お疲れさまでした

 R7年度の向陽祭が終わりました。この2日間、皆さんの頑張りと笑顔をあちこちで見ることができました。3年生の皆さんも少ない人数で何種類ものメニューをこなしてくれていたのに、ほかの学年の催し物も楽しんでくれてる様子も見えてホッとしました。この2日間はいしかわの皆さんも作業学習の一環としてカフェを開いてくれたり、途中出し物を見に来てくれたりしたので、お客さんも多くて私たちのモチベーションも上がりましたよね。本当に充実した2日間でした。

 文化祭の準備を通して、ものの考え方や発し方が似ている友達を見つけて嬉しくなったり、逆に意見が全く合わない人がいて哀しく思ったり、心の中に吹き荒れる嵐に忙しい思いをした日もあったことでしょう。人と人が知恵と思いと力を合わせて一つの大きなものを創り上げていこうとする時に起きる葛藤は、より良いものを目指せば目指すほど必要不可欠なものであります。今回の準備の中で哀しい思いをした人もいるかもしれませんが、 一つ言えることは、今回はたまたま意見が対立しただけで、その人の全てと対立したわけではない、ということです。時に我々は、一つ合わないと全て駄目と思い込んでしまって、勝手に苦しんだり怒ったりしてしまいがちですが、何に葛藤すべきなのか、その芯をよく見つめてそこを乗り越えていけると、その先には人としての成長が待っています。この2日間で成長した人、きっと多かったんだろうなぁと思っています。

 最後に…。昨年も同じことをお伝えしましたが、全てのクラス、全ての部活動、全ての委員会、そして何よりも前期生徒会の皆さん。皆で頑張って、56周年目の向陽祭の伝統を繋ぎました。さらに、PTAのお父さん・お母さんや音響を担当してくれた卒業生、いしかわ特支の和太鼓サークルやさくらshopsを始めとする多くの生徒と先生の皆さん、金沢城北ライオンズクラブの皆さんの協力や、何よりも担任を始めとする先生方や学務員さんたちの支えがあって、今年もインフィニティ(!)のエネルギーを放出しました。本当に素晴らしい向陽祭でした。よく遊びきれた人は、上手に学べる人達です。皆さんの来週からの頑張りも大いに期待しています。