校長室ブログ

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ハート 3年生との最後の球技大会

後期生徒会主催の校内球技大会(バレーボール大会)が行われました。男女に分かれて6分間×3セットの試合を6本行いました。優勝は男子が31H、女子が21Hでしたが、どの試合も見応えのあるものばかりでした。何より新しくなった体育館初使用は大変気持ちの良いものでした。

今年度も生徒会は、工事等で色々な制限がかかっていた中で、7月の小運動会に始まり、夏休み明けの向陽祭、そして今回の球技大会と、高校生活に元気と潤いを与えてくれる行事を企画し、当日までの準備、当日の運営と本当によく頑張ってくれました。

後期生徒会にとっては今日の球技大会が初の大きな仕事。皆に楽しんでもらいたくて、いつしたらよいか、何をしたらよいか、どのようにしたらよいかと、ずっと悩んできました。

結果として、加藤教頭先生が仰っていたように、この時期に3年生と一緒に行える球技大会を開催することができ、本当に良い思い出になったと思います。後期生徒会の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 

追記:楽しんでもらう企画の一つにエキシビジョンマッチがありました。生徒会役員がわざわざ校長室まで声をかけに来て下さったので、世界一ジャージが似合わない身を晒し、老体に鞭打って試合に参加しました。たくさん笑ってもらいたかったのですが、結果はご存じのとおり。目に余るほどのへなちょこぶりで逆に笑えず、若い先生方に大変申し訳ないものとなってしまいました。頭の中のイメージと自分の動きがあまりにもずれていて、ここまでひどくなってしまっていたのか…と自分が自分にビックリでした。お目汚し、本当に失礼いたしました。

いやぁ、皆さん。若いって本当に素敵なことですよ。

お知らせ 今年の節分は2月2日です

 皆さんご存じでしたか?今年の節分は2月3日ではなくて、2月2日です!理由は、地球が太陽の周りを365日ピッタリではなく、365.2422日で1周しているためです。0.2422日は約6時間弱らしいので、4年に1度うるう年(366日)の日を設けて調整していますよね。(365.2422日×4年=1460.9688日≒1461日。365日×3年+366日=1461日。)さらに、この365日ピッタリではなく毎年約6時間弱長いことで、少しずつですが地球の位置がずれて、立春もズレるらしいのです。(国立天文台が毎年2月に官報で翌年の暦を発表しています)

 因みに「立春」。紀元前4世紀ごろの中国で発明された二十四節気(にじゅうしせっき:1年を四季や気候などの視点で分ける方法)の一つで、この日から春がスタートします。当然「立夏」「立秋」「立冬」があって、それぞれの季節を分ける、その前日が「節分」の日となります。ですから本来節分は年4回あるのですが、日本では1年の始まりとしての立春が特に大切にされてきたので、春の節分だけが残ったようです。

 平安時代の宮中では、節分の前日にあたる大晦日(おおみそか)に、1年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」という行事が行われ、ここでは「魔の目(魔目・まめ)」に豆を投げつけることで「魔を滅する(魔滅・まめ)」ということを行っていました。節分の日に鬼の面をかぶった人に豆を投げるのは1200年以上も前からずっと行われているのですよね。

 最近は豆をまくよりも恵方巻を食べるというお家や、「両方します!」というお家が多くなってきているのかなと思うのですが、因みに今年の恵方は西南西です。日を間違えずに、丸かぶりしたいものですね。

 

 余談になりますが、24節気をさらに細分した「七十二候(しちじゅうにこう)」というものがあります。因みに今日までの5日間は「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)」。極寒のピークを迎えて沢を流れる水さえも氷となり、厚く堅く張りつめる頃、という意味です。ほかにも71あるのですが、昔の人は自然のなりわいをよく見つめて大切にしていたのだなぁという思いを抱くと同時に、言葉の美しさ、面白さにふと頬が緩みます。時を経ても変わらずに大切にしたいもの…私たちの周りにまだまだ沢山ありますね。

 

イベント 30年という時間

2025年1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年目という日でした。その日に向けて多くの特集番組等が放送されました。朝ドラ「おむすび」の中では、幼い頃に阪神・淡路大震災を経験し、その後の東日本大震災の救難隊員として現地入りした主人公の友人が、被災した皆さんに次のように話すシーンがありました。 

「私 神戸出身で小さい頃 阪神・淡路大震災を経験しました。神戸も あの時 ほんまに大変な状況で もう二度と元に戻らへんって みんな思ってました。でも今はたくさんの人のおかげで しっかり復興してます。この気仙沼も 東北も 必ずそうなるって 私信じてます」 

なんというか、胸が熱くなりました。この30年の間に、あまりにも被害の大きな地震が3回も起き、1年経っても思うように復旧が進んでいない能登の様子を知るにつけ、無念さばかりが募っていました。でも、30年という時間は、街を見事に復興へと至らせた時間でもあったのです。そして、先に起きた大災害で感じたこと、考えたことを他人事にしてこなかったこと、経験を伝えてきたことが、多くの人の命や心を守ってきたことにも、もう一度気づかされました。

能登半島地震から30年というと、皆さんはもう50歳近くになっていますね。その時の能登が、また自然の実り豊かな愛おしい風景を見せてくれるようになっているために、小さくても自分が出来ることを積み重ねていきたいものですね。

お知らせ カウントダウン

 先週から始まっているカウントダウン。1年生の皆さんが、2025年4月1日までの登校する日をデジタル上でカウントダウンしていくページを作ってくれています。一人が一枚作成してくれているので、毎日違った趣のものと出会うことになります。玄関と言えば、校門からの眺めも随分出来上がってきましたし、玄関から教室に進むまでの廊下も広くなって驚きですね。様々な場所が、それこそカウントダウンで1日1日少しずつ完成に近づいて来ています。私たちも建物に負けないように、4月から始まる未来に向けて、1日1日、自分という一人を創り上げていきたいですね。

      

             

 

追伸:管理棟と教室等を繋ぐ1階の廊下が、皆さんの作品展示やプチ美術館、デジタルカウントダウンボードでどんどん楽し気になってきています。さらに楽しくなる空間を創りたいのでアイデアを募集します。こんなものがあると便利なのでは?とか、これがあったらいいのでは…?と思う人は、ぜひ校長室にお話に来てください。(2階や3階のアイデァも募集します)

          

晴れ 新しい年です

 2025年 乙巳(きのとみ)の年が始まりました。「乙」は柔らかく繊細な新芽が芽吹いて外部環境に適応しながら成長していく様子を表し、「巳=へび」は脱皮を繰り返して進化を続ける姿を表していることから、2025年は『学んできたことや努力してきたことが、屈曲してきしむほどになり、上蓋(うわぶた)を跳ねるように芽吹くと、一気に極限まで伸びていくといった勢いのある年になる』と言われています。蛇は知恵の象徴でもあり、辛抱強く粘り強い性格を持つとされています。私たちもどんな変化にも柔軟に対応できる心構えで臨んでいきたいものですね。

  特に3年生の皆さんにとっては、高校を離れて新しい世界へ羽ばたいていく、大きな変化の年になります。辛抱強く、粘り強く目の前の一つ一つに取り組んで、また一段と大きく成長した姿を見せてほしいと思います。学校の方も大きく変化する年になります。55年間の向陽高校の伝統を守りつつ、新しく生まれる56年目の向陽高校もこれまでと変わらず多くの人に愛され親しまれるものになっていくようにしたいと思っています。そのためにも、中にいる私たち一人一人がこの場所と一緒にいる仲間を大切に思い、かけがえのないこの時間の中で自分にできることに取り組んでいく必要があります。

  私が出来ること。私たちが出来ること。

 今年も一緒に頑張っていきましょう。