校長室ブログ

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学校 1月9日から学校が始まります

 1週間が経ちました。5日にもメールでお知らせしましたが、向陽高校は予定していたとおり9日から学校を始めます。この1週間、長く避難所にいた人や、家には帰れたけれども電気や水に不自由した(している)人、自宅近くに被災した家屋や道路があって見るたびに心がつらくなっている人、何よりも、能登にいる親戚や知り合いの人を心配している人、また心配している家族をそばで支えている人など、多くの人が、今もなお重い心を抱えながら毎日を過ごしているのではないかと心配しています。

 9日から学校は始まりますが、授業を受けていても胸がふさがるような思いになったりしたときには、我慢をせずに相談室や保健室に心を休めに来てください。被災された方々の無事を祈る私たちが、ここで元気でいること、それは立派な復興支援です。一人で涙していたりせずに、そのしんどさを先生にも背負わせてくださいね。

 2011年3月11日、今から13年前に起きた東日本大震災の時、外国の方々は日本人の様子を見て驚愕しました。1月2日に起きた旅客機の火災事故もそうです。私たち日本人は、危機に直面したとき、自分だけ助かろうとせず、指示を聞き、順番を守り、迷惑をかけないように行動します。自分のためよりも周りの人たちのために何倍も気を配り動くことができる国民、それが日本人であるとも言えます。それほどに口に出さなくても共感性の高い人々でもあるわけなので、前段のように哀しみやつらさも感じとってしまうのですが、思いやりの心をもって、今、自分たちがここでできることを考える、そんな1年の始まりにしていきましょう。

 3年生の皆さんとは2月の最終登校日まで24日しか顔を合わせるチャンスがありません。また、1・2年生の皆さんも、4月からここまでがあっという間だったように、のんびりしているとすぐに月日が過ぎていきます。皆で支え合いながら、向陽高校で過ごせる1日1日を大切にしていきましょうね。

昼 とにかく無事で…

2024年元日。家族や親戚が集まって楽しく迎えていたことと思います。

まさかこれほど不安な夜を過ごすことになるとは誰も想像していなかったですよね。

生徒の皆さん、そしてご家族の皆さん、大切な周りの皆さんが、無事であることを心からお祈りしています。

昨夜は避難所で一晩を過ごした人もいると思います。能登では震度3、4の余震が何度も何度も続いています。

とにかく皆さん無事で、安全確保に努めてください。

イベント 人権週間

 今朝の放送で、生徒会役員の皆さんがリレー読みで人権意識をもって行動することの大切さを伝えてくれました。昭和23年12月10日、国際連合の第3回総会において、「世界人権宣言」が採択されてから、今年で75年が経ちました。なぜ人権が大切なのか。今、考えるべき人権問題は何か。人間の幸せとは何か。――75年もの間、皆が考えている問題であるにも関わらず、人権問題はなくならないどころか、逆に多くなっているように思えてなりません。女性・こども・高齢者・障がい者・部落差別などに始まる人権問題は、今や性的マイノリティや被災者・被災地差別に至る17項目にまで増え、さらにSNS等での誹謗中傷なども大きな社会問題になっています。

 自分の人権が守られることと同時に、他人の人権についてもしっかりと理解して、互いの人権を尊重し合う行動がとれること……今、私たちにはそれが求められています。12月1日(金)から10日(日)までの「人権週間」と呼ばれるこの期間に、「自分の大切さとともにほかの人の大切さを認めること」ができる自分になるために、自分は何をすべきか、また、すべきではないのかを少し考えてみませんか?

 

 

ひと休み 季節を感じるもの

 早いもので今週は11月が過ぎ、12月が始まろうとしています。1年を締めくくる最後の月です。皆さんにとってこの1年はどんな1年だったのでしょうか?少しでも充実した楽しい1年になっていたらいいなと思います。

 さて、温暖化の影響か、気温の変化が激しい日が続いています。しっかりと四季があり、その良さを言葉にして過ごしてきた日本人としては、梅雨の時期なのに雨が全く降らない…とか、もう晩秋のはずなのに真夏日!?…とか、ここ数年の気象と季節感の危うさには悩まされることが多いですね。温帯というよりほぼ亜熱帯のような気候になっているようにも思います。

 そんな中、皆さんが季節を感じるものは何ですか?私は食べることが大好きなので、やはりスーパーマーケットに行ったときに並ぶ季節感の強い野菜や、その季節ごとの値段の変化に季節を感じることが多いです。果物なんかはその最たるものですよね。因みに修学旅行でバスガイドさんから果物にまつわる心理テストを教わりましたよ。あなたが一番好きな果物で人間性がわかるというものなのですが、私の答えは「りんご」でした。(当たってるんだろうか…)2年生の皆さんはもう答えを知っていると思いますが、興味のある方はぜひやってみてください。因みに果物は次の8つです。

   みかん  梨  メロン  苺  りんご  バナナ  桃  ぶどう

 

                          

 

 

 

 

 

回答             

みかん…心があたたかい

梨…責任感がある

メロン…周りのみんなを守れる

苺…自分の意見をはっきり言える

りんご…とても素直な人

バナナ…おっちょこちょい

桃…周りを優しい気持ちにさせる人

ぶどう…もしかして浮気性?

記念日 お誕生日まで500日 ~人にやさしく~

 先日、15日の「教職員のつぶやき」には卒業まで51日!の投稿がありましたね。

 もう一つのカウントダウン。実は11月18日(土)は、令和7年4月1日まで、あと500日という日でした。残念ながらお休みの日だったので盛大にお祝いすることはできませんでしたが、起工式を終え、工事もあちこちで大いに進み出し、いよいよという感じになってきています。

 7年4月の開校時には最上級生の3年生になっている今の1年生は、併設された両校での最初の卒業生になります。社会人になった時に向陽高校で学んだからこその共生社会の担い手となってほしいと願っています。もっと専門的に学びを深めて公務員や学校の先生という形で共生社会づくりの牽引者になりたいという進路選択もあるでしょうし、そこまでではなくても、自分が入社した会社で不安がっている障害のある方を誰よりも率先してフォローできるという人になっていてほしいと思っています。

 先週の2年生の修学旅行の解団式でも少しお話したのですが、人と人が一緒に行動するときには、なにがしかの不安や不便、不満が生じるものです。誰かと一緒に生きていくということはそういうものなのです。2年生の皆さんは実に高校生らしく4日間対応していたと思います。すなわち、不満を自分がグッと飲み込むことで、楽しい旅行になるように自分なりに折り合いをつけて動いていました。実にやさしく気持ちの良い心映えでした。こうやって大人らしくなっていくんだなぁと思いました。

 どんな人にもやさしくあることは、口で言うほど簡単なことではありません。でも、人の生き方として目指したいものです。自分の中にいつも置いておきたい考えであり態度です。国籍や性別、障害のあるなしに関係なく、一人の人間と人間として、尊敬し合ったり、励まし合ったり、許し合ったりできる豊かさと寛容さを持ってほしい…500日前にあたり、改めてそう強く思いました。向陽生の皆さん、一緒に頑張っていきましょうね。

ひらめき 気づいてくれた人いますか?

 霜月の声を聴いて、向陽高校のホームページが、毎日更新されていることに気づいた人はどれくらいいますか?

「教職員のつぶやき」などというコーナーが新設されていたり、各部の新人大会等での活躍・健闘の様子もどんどんアップされていたり、記事を追いかけるのが楽しい毎日になっています。

 皆さんが毎日一生懸命頑張っていることが、こんな風に記録に残っていくことがとても嬉しい私です。

 明日からは2年生の修学旅行。北九州から楽し気なお便りを届けられるよう頑張ってきたいと思います。

 

追伸 

 今日の韓国語の授業では韓国文化の体感ということで、韓服を着せていただきました。S先生は本物の王様みたいでとても素敵でした(笑)

    

会議・研修 総合的な探究の時間の発表会が行われました

 教育ウィークの中、3年生による総合的な探究の時間の全校発表会が行われました。

 本校探究アドバイザーの金沢大学 中野正俊様、森本商店街振興会会長の的場昭浩様、いしかわ特別支援学校の中川俊美教頭先生をお迎えし、学年予選を突破した5チームが発表しました。

 この1年の探究の取り組みを振り返るオープニングでは多少機材トラブルもあり残念な部分もありましたが、3年生の皆さんは落ち着いて対応していました。今年度は「観光マップ」「食」「イベント」「ボランティア」という4つのジャンルからふるさと石川の活性化を目指して探究してきましたが、入り口は異なっても、5チーム中4チームが私たちの生活に一番身近な「食べる」という部分から活性化への糸口を見つけていたところは面白いところだったと思います。唯一「イベント」班が石川の温泉を探究していました。イベントで地域活性化といえば、高校生ならテーマパーク誘致やコンサート等の招致活動といったところに話が行くのかと想像していたら、「温泉」について熱く語ったので、(高校生も温泉に癒しを求めるのかなぁ…。もしかして毎日とても疲れているのかなぁ…。)と微笑ましくもあり、少し心配にもなりました(笑)。3年生の皆さんには、今日のアンケート結果をもとに、さらに探究を深めていくことになりますが、準備から進行、片付けまで3年生全員で協力して作り上げた今日の発表会、本当にお疲れさまでした。

 1・2年生の皆さんはこの後3年生の今年度の発表を引き継いで、向陽生として地域のために何ができるかを考えていくことになります。「食べる」は確かに身近で取り組みやすく対応策も浮かびやすいテーマですが、我々のふるさとの魅力はまだまだ沢山あります。高校生の今だから発想できる柔らかで面白い課題探究を期待しています。

    

    

   

 

追伸

保健室の前のポスターに思わず足が止まりました。キャンペーン中とはいえ、サービスがすごいのです!修学旅行から帰ってきたら献血してこようかな。

花丸 教育ウィーク2日目!地域ボランティア清掃を行いました

 教育ウィーク2日目、向陽高校恒例の地域ボランティア清掃が行われました。

 1年生は校舎周りを、2年生は事前に湖陽町会と相談して湖陽緑道公園を、そして3年生は森本駅と森本商店街の清掃を行いました。特に3年生はいしかわ特支産業技術コースのビルクリーニング班の生徒さんたちと森本駅の窓を綺麗に磨いてきました。

 心配していた気温もそれほど高くならず、心地よい風が吹く中、どの学年もしっかりと清掃に励むことができました。

 

【1年生】

 

   

 

【2年生】

  

 

【3年生】

      

      

     

 

 いつもお世話になっている地元の皆さんに、少しでも恩返しができていれば嬉しいですね。

お知らせ 高校生らしい避難訓練

 「地震が発生しました…」

 「火事です、火事です…」

 訓練ですから予め決められた間隔で、落ち着いた声のアナウンスが流れます。

 訓練ですから生徒の皆さんも我先にと慌てたりすることなく集まってきます。

 訓練ができる日々でよかったと、心からそう思います。

 消防署の方の講評の中で、本校のすぐ近くを走っている全長26Kmの富樫・森本断層で、今後30年の間に地震が起きる確率は2~8%というお話がありました。3%を超えると高確率ということになるそうで、それは明日起きるかもしれないのだとも言われました。学校に来てあなた方と笑い合って過ごせていることを当たり前のことのようにしていましたが、そうではないのだなと思いました。

 だとしたら、向陽高校は高校生らしい避難訓練を重ねていこう。地震の時は、火災の時にはと、1回1回の訓練を大切にして、いざというとき、そんな日は無いに超したことはないのですが、もし起きたときには、自分を守り、近隣の小さな子供たちやお年寄りの避難を支えてあげてほしい。16歳、17歳、18歳は、そういうことができる年齢です。なぜならそれこそ今までに 何回も訓練してきているのと、人を助けることの出来る気力や体力、そしてコミュニケーション能力があるからです。若い人たちの手はどれだけあっても助かります。困難な状況の中で、周りの人たちのため一生懸命に動いている向陽生…そんなあなた方の姿を想像した午後でした。

 

   

王冠 スポーツの秋!校内バレーボール大会 優勝は???

31Hの皆さん!!総合優勝おめでとうございました。  

31Hは男子も女子も3位以内に入るという大健闘が実りましたね。今回の向陽高校独自ルールは最後の最後まで順位がわからずドキドキでしたが、全てのクラスの皆さんが歓声と嬌声が飛び交う中、一生懸命にボールを追いかけてつないでコートに打ち込む姿は、今日の空よりも爽快で楽しい1日となりました。

3年生の上級生が試合前に円陣を組んでチーム一丸となっていた姿がかっこよくて1年生の女子生徒たちもそのあとの試合で「円陣!エンジン!ブルルルル…」と盛り上がっている姿がとても可愛らしかったです。

やっぱり声って言葉って良いものですね。友達の名前を呼ぶ声、ファインプレーを讃えたりミスしたことを励ます言葉、コートの外で熱い檄を飛ばす担任の声…。仲間を思い励ましつながり喜びあう声や言葉って、本当に暖かくて気持ちのよいものだなぁと思いました。私たち一人一人の中にある声や言葉が、こんなに温かく柔らかく気持ちの良いものばかりだったなら、世の中にある色々な悲しい問題や事件は起きないんだろうに…。自分の中身が気持ちの良い言葉でいっぱいになるよう、まだまだ頑張りたいなぁと、皆さんを見ていて胸が熱くなった1日でした。

        

追伸:今日はもしかしたらどこかのタイミングで先生チームで出るかも…と思って、シャキッてジャージを用意して出勤していました。(笑笑)