校長室ブログ

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心配・うーん 祭りの前には…

 明日は向陽祭。この夏休みも本当に沢山の人が入れ代わり立ち代わり準備や練習に来てくれていました。小さな高校、少ない人数の私たちですが、自分たちが楽しみたい!、来てくれる人も楽しんでほしい!!と、一人が何役もこなしながら頑張ってきました。

 今、下校時間を1時間と少し過ぎたところ。校舎はもう真っ暗で静まり返っています。皆さんが準備してくれた色々な催し物も寝静まっている感じです。でも、同じ今頃、お家に帰ってからもまだ準備をしている皆さんがいるのでしょうね。動画をつくっていたり、衣装を縫っていたり、飾り物を用意していたり…今夜はあまり眠れない人もいるのでは…?ちょっと心配です(笑い)。

「夏休みの風景 其の弐」にも書きました。向陽祭は受け身でいるよりお祭りを創る側になって頑張ってみると、こんなに面白くて楽しいものはありません!でも、楽しいことを皆でやろうとしていただけなのに、意見がぶつかって苦しいムードになってしまうことがあります。それは本当に真剣に頑張ってきたからこそのおまけのようなものです。一時の怒りに身を任せずに、この夏、友達と笑いながら頑張って楽しかった時間を、どうか最後まで全うしてほしいと、心からそう願っています。

 お祭りは全校生徒で楽しみたいものです。一人一人がお祭りの創り手として頑張れるようにクラス皆で声をかけあって、心を一つにして力の限り2日間遊び倒してください!

視聴覚 夏休みの風景 其の陸

夏休み最後の平日の学校の様子です。月曜日からの皆さんの登校を、みんな待っています。

        

          

    

 1日はとても暑い日になる予想が出ているので、水分、タオルなどをしっかり準備して、登下校を安全に乗り切って下さいね。

視聴覚 夏休みの風景 其の伍

さて、問題です。これは学校のどこに置いてあるでしょうか?とても可愛いですよね。2種類5枚の紙を使って作られているそうですが、色合いのセンスも夏らしくて涼しげでバッチリです!左下の紙には「どなたでもご自由に持って行って下さい」と書かれています。そのそばにあるバラの花もとても素敵。こんな器用な人がいるのだなぁ、そしてこんなホッとする素敵なコーナーを作ってくれるんだなぁと、とてもとても嬉しくなりました。文化祭の準備では、クラスの友達の色々な特技が見られるかもしれません。細かな手作業が得意な人、調理の手際が素晴らしく良い人、ダンスがキレッキレの人、絵が上手で看板やポスターをササ―ッと描いてくれる人、みんなが動きやすいようにそっと道具などを片付けて環境を整えてくれている人…。友達の素敵な面をたくさん見つけてほしいなと思います。

ところで、夏休み中には私も皆さんに負けないようにと図書館で本を借りたお話は以前しましたよね。一昨日すべて読み終えましたよー。さらにプラスもう1冊、読みました!読み始めると止まらないのが読書。この癖を9月も継続したいと思っています!反対に、デジタルデトックスは何度かトライしてみたのですが、半日頑張れませんでした。ついつい時計代わりに見てしまい、メールも確認したりする始末…。愛知県豊明市で、全ての市民に仕事や勉強以外でのスマートフォンなどの使用は1日2時間以内を目安にするように促す条例が議会に提出されました。可決されるか注目されるところですが、自分の使い方の目安を持つということはとても大切なことだと思います。私も読書の時間をもっと生み出すためにスクリーンタイムの平均時間を縮める努力をしようと思います。

さて、この「夏休みの風景」シリーズもそろそろ終わりです。昨日は中学3年生の皆さんが沢山体験入学に来てくださいました。本校の皆さんは朝早くから色々な場所でお手伝いしてくれました。先生方も心惹かれる授業や部活動体験を工夫してくださいました。温かな向陽らしいおもてなしができたと思います。「ひとにやさしく」をいつも実践してくれている皆さんに感謝です。

視聴覚 夏休みの風景 其の肆

お盆が過ぎて、夏休みも残りの日数の方が少なくなってきました。こうなるともうあっという間です。18日からの週は、学校の先生方にとっては、2学期スタートを見据えての色々な準備の週です。25日に行われる体験入学の準備も行いました。私も大きな勉強会にて色々な方のお話を聴いてきました。そんな中で、3つものすごく心にしみた言葉があったのでお届けします。

➀「それは私のしごとではありません。

➁「1000年に一度のピンチを1000年に一度のチャンスに!」

③「every wall is a door. and you have the key.」

➀は小松市民病院で外科医長をしておられる 西野 拓磨 さんの言葉です。西野さんはDMAT隊員であり、能登半島地震の時は石川県災害医療コーディネーターとして未曽有の大災害で混乱する医療現場を指揮・支援しておられました。実際の言葉は「それはDMATの仕事ではありません」です。人はとかく自分のテリトリーを守りたがり、拡げて余計な仕事を増やさないように防衛しがちです。私は、DMATのような立場の人こそ、それを良い意味で守って混乱を生じさせないようにしているのかと思いきや、その全く逆でした。混乱時こそテリトリーをつくらず、全ての困っている人の感情に寄り添い、困り事を取り除くことに尽力する。すごいことだなと本当に胸を打たれました。

➁は和倉温泉「多田屋」の 代表取締役社長 多田健太郎 さんの言葉です。能登半島地震では石川県が誇る観光地、和倉温泉も大変大きな打撃をこうむりました。もう一度営業を再開するまでには莫大な時間と費用が必要です。けれどもお話して下さった多田さんは明るい未来を和倉の地に呼び込もうとしておられました。この言葉にはそんな多田さんたち和倉の人々の強い思いが込められています。持続可能な街を目指して、元通りにするのではなく地震の前以上に喜んでもらえる街にする…そう語る多田さんは大げさでなく輝いて見えました。

③は皆さんよくご存じ「あずきバー」で有名な井村屋株式会社 代表取締役CEOの 中島 伸子さんに教えていただいた言葉です。アメリカの思想家ラルフ・ウォルド・エマーソン氏の言葉なのですが、訳をすると『すべての壁は扉である。そしてあなたはその鍵を持っている。』となります。どういう意味だと思いますか?目の前に立ちはだかる壁は実は扉なのであって、鍵はあなた自身の手の中にある。すなわち、壁に思えるものも実は押し続けていれば開く扉であって、その扉を開ける鍵はいつもあなた自身が持っているのだから、今は開けるのが難しくても自分のタイミングでいつか開けられるんだよ…そう言ってくれている気がします。ホッとできる言葉ですよね。

素敵な言葉は、ちょっと苦しかったりしんどかったりした時に、自分を支えてくれます。自分の中の素敵な言葉たちを増やしていけるといいですね。今回は写真ではありませんが、これもまた私の夏休みの風景だったのでお届けしてみました。夏休みはあと1週間!もうすぐ皆さんに会えます!!

  

視聴覚 夏休みの風景 其の参

 今週は本当にめまぐるしい1週間でした。

 まず、月曜日には向陽の先生方といしかわ特支の先生方とで合同のお勉強会を行いました。夏休みは先生方にとっても新しい学びを蓄えるチャンスの時間です。今回、いし特の先生方と一緒にいろんなことを話しながら学べたおかげで、2学期が始まるのが楽しみになってきました。

        

 そしてこの週は2025高校総体バドミントン大会が始まった週でした。土曜日から現地入りし最後の調整に入っていた本校のバドミントン部は、女子学校対抗3回戦で優勝チームと当たりベスト16に終わりましたが、本当によく頑張ってくれました。団体戦に続く個人戦ダブルスでも、榮代・澤村ペアが2回戦から出場し、4回戦まで勝ち上がりました。4回戦で今大会3位となるペアと当たり、惜しくも敗れました。しかしこちらもベスト16。全国の強豪を相手に3年間3人で頑張ってきた3年生の大変誇らしい結果となりました。

         

 この大会が行われている間に、8月6日からの大雨で市内でも大変な被害が出た地域がありました。皆さんのお住まいは大丈夫だったでしょうか?本校は生徒玄関前が少し水浸しになったりしましたが、大きな被害はありませんでした。けれども周辺地域の状況が危ないものとなっていたので、金沢市の要請を受けて避難所として開設しました。この近辺は翌日には水が引き、生活道路も問題ない状態に戻りましたが、現在もなお馬術部が活動する馬事公苑のあたりや騎乗馬は大変な状態です。向陽高校として何か出来ることはないか、皆さんで考えていきたいと思っています。

    

 そして迎えた金曜日。本校といし特が、金沢泉丘・金沢二水・金沢錦丘の皆さんを迎えての「障害理解促進セミナー」が行われました。この日のために本校生徒会の2年生がスライドを作成し、いし特の皆さんの発表のあと、大変わかりやすい発表を行いました。その後、いし特の生徒さんのガイドで校舎内見学をし、最後は地域交流スペースで文字通り5校の生徒達で交流しました。机にはいし特の皆さんによる美味しい焼き菓子と飲み物。とても和やかに話している様子が素敵でした。若い皆さんの間でこんな交流の輪が広がって、共生社会への理解が深まることは本当に素晴らしいことだと思いましたし、本校の役割がまた一つ見えた感じがしました。

     

 と、大変長くなりましたが、色々なことのあった1週間でした。夏休みも半分まで来ました。被災地域への思いを忘れず、健康と安全に気をつけて後半も過ごしていきましょう。

視聴覚 夏休みの風景 其の弐

 昨日の朝、カムチャツカ半島で発生した地震の影響は、今朝もなお津波注意報が継続するという大きなものになっていますね。北海道、東北地方や太平洋側に帰省や観光などで出かけていた人や、その地域に親戚や友達がいるという人は、きっと大変\不安な思いで過ごした1日だったろうなと思います。文月も最後となる今日、改めて猛暑の中の防災、地理がよくわからない場所での避難、何かあった時の連絡方法について、ご家族の皆さんと一緒に考える機会を持ってもらえたらと思います。

 

 さて、「夏休みの風景 其の弐」は、この写真たちから…。

     

    これは何階のどのクラスでしょう?慌ただしくなってきてますね。             あれれ?緑色になった!?

 

 其の壱では部活動に頑張っている人のお話をしましたが、向陽祭準備のために暑い中頑張って学校に来ている人たちもたくさんいます。今年の3年生は2年生の時にも本当に毎日よく頑張っていました。今年も楽しいことをいろいろ考えてくれているみたいです。

 四国は徳島の有名な阿波踊り。その歌詞に「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損」とあることは皆さんよくご存じのことと思います。向陽祭もまさにそう!受け身でいるよりお祭りを創る側になって頑張ってみると、こんなに面白くて楽しいものはありません!!高校生の間にそれを経験せずに終わるなんて、本当に損です。

 楽しいことを皆でやろうとしているだけなのに、意見がぶつかって苦しいムードになってしまうことがあります。真剣に頑張ろうとしているのにふざけているように見える友達や、何も動こうとしてくれないように見える友達の存在に傷つくこともあります。でもここでちゃんと本筋に戻ってお互いによく話し合ってみることが大事です。「~ように見える友達」と書きました。そのお友達は何をしたら良いのかがよくわからないのかもしれないし、自分が手を出して変な風になることが怖いのかもしれません。出来上がりのイメージや取り組んでほしいことを丁寧に伝えるだけで解決することかもしれません。

 お祭りは皆で楽しみたいものです。一人一人がお祭りの創り手として頑張れるようにクラス皆で知恵と力と心を一つにして取り組んでみてください。応援しています!

視聴覚 夏休みの風景 其の壱

 夏休みに入って、今日はちょうど1週間。皆さん、良い時間を過ごせていますか?

 私は昨日、夏休み前の様々な講座の後に皆さんが書いたアンケートを全て読み終えました。15・17日に行われた性教育講話と、最終日の18日に行った人権教室のものです。7月1日に行った障害理解のための特別講座(障害者スポーツ編)のアンケートでも感じたことなのですが、今回もまた、お聞きしたことに真摯に向き合って受け止めて感じ考えてくれていることが真っ直ぐに伝わってくるものばかりでした。命のことや家族のことについて深く受け止め、自分とそして相手を大切にしたいと訴えてくるものが本当に多かったです。改めて、そんな思いを胸に、夏休みの1日1日を大切に過ごして欲しいなと思いました。

 さぁ、そんな夏休み。熱中症警戒アラートが連続する中で、部活動に励んでいる人たちが登校してきています。サッカー部にバレー部、バドミントン部。文化部も軽音楽部、華道部、書道部などなどの皆さんが頑張っています。夏休みに入った校舎のあちこちに、青春(アヲハル)が息づいています。(いや、脈打っています、かな?)向陽祭の準備なのか、(これって何だろう…?)と完成が楽しみなものもちらほら姿を見せ始めています。 

     

    夏の色合いで素敵        ん?小瓶がいっぱい        ん?これは何かな?        ん??このオブジェは?

 

 そしてそして今日の午後には、金沢西高校の2年生が、総合探究の調査で本校を訪れてくれました。バリアフリーの調査ということで、本校といしかわ特別支援学校の校舎のバリアフリーについて、建物を見て回ったり説明を聞いたりしながら、何と2時間近くも勉強していかれたそうです。平日にはなかなか時間を確保できない調査活動ができるのも、夏休みならではですね。

            

 私も高校生の皆さんに負けないように、今日は図書館で本を借りてきましたよ。うちの図書館は読みたい本だらけでいつも選書に迷ってしまうのですが、この夏休みは、今はまっている朝ドラの関連本と、デビュー作から大好きな宮島未奈さんの新刊、そして夏はやはり東野ミステリーということで3冊手に取ってみました。今週末は、デジタルデトックスも頑張ってみようと思っています!(できるかなぁ…?)

 「夏休みの風景」シリーズ、其の〇まで行けるかわかりませんが、これも頑張ってお届けしてみたいと思いまーす。

 

晴れ 44日間の夏休み

 18日(金)、1学期最後の終礼を終えて、生徒玄関に降りてきた皆さんの顔は皆晴れやかで、「良い夏休みを!」とかけた声に「校長先生も!」と返してくれる人がたくさんいて、本当に眩しく暑い日差しの下、夏休みに向かって駆け出していく様子がとても瑞々しく、こちらまで嬉しくなりました。

 終業式でもお話ししましたが、今年の夏休みは44日間。最初がいきなり3連休で、既に残り41日間ですが、それでも何が出来るのか、何でも出来そうでワクワクする時間です。「したいこと」ばかりでなく、「すべきこと」や「した方がよいこと」についても後回しにすることなく、バランスよく取り組んでほしいと思います。

 この夏に取り組んでみてほしいこととして、➀「誰かのために動いてみること」、②「本を読むこと」、③「1日2時間、または1週間に半日程度のデジタルデトックス時間を創ること」、⓸「○○館に行ってみること」、⑤「家族と話をすること」を挙げたいと思います。①は家族に作る食事でも良いし、向陽祭の準備なども良いですね。②はできればスマホやタブレットでなく、手の中の重さと紙の質感、残りページの量を感じながら、本を読んでみてほしいです。③はそうすると決めた時に、その時間、自分は何をするかなということや、スマホのない世界の自由さに気付いてみてほしいです。⓸は高校生までは安く、或いは無料で入れる美術館や博物館、水族館などで楽しんでみてほしいし、⑤は初休みの本質でもあるかなと思うので、一緒の時間をぜひ大切にしてほしいと思います。

 反対に、夏はこの解放感と相まって気が大きくなっているので、普段よりは危険度が高まっていることに注意しましょう。海や川、花火大会やお祭り、一晩中興じてしまいがちなネットゲームの中にも、危険や巧みな罠がたくさん仕掛けられています。それを見抜けたり、上手にはぐらかしたり避けたりできるほどには、あなた方はまだ人生経験が少ないことを常に肝に銘じておいてください。⑤は夏休みの本質と話しましたが、事故や事件などで、お家の方を心配させたり迷惑をかけたり哀しませたりすることは絶対にないように気をつけましょう。

 「人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かなすにはあまりに短い」

 中嶋敦が書いた『山月記』の中で李徴が自分の挫折を自嘲して言う言葉ですが、「人生」を「夏休み」に変えてもうんうん頷けてしまう言葉です(笑)。この夏こそは自分磨きの素敵な時間を積み重ねていけますように…。いつも応援しています。

 

              7月22日(火)の向陽高校です。暑いですね~。

虫眼鏡 これが私の生きる道

1学期最終週が始まりました。暑さも大変なものになって来ています。登下校においても十分に熱中症対策を講じて、あと5日間、頑張ってほしいと思っています。(特に、水分不足、睡眠不足、朝食抜きには要注意です!)

さて、先週は1年生から3年生までの全てが、それぞれに進路について考えた週でした。大学・企業見学に行った1年生、インターンシップに取り組んだ2年生、3年生の就職希望者は求人表の見方や履歴書の書き方を学び、土曜日には企業ガイダンスで気になっている企業のお話を聴いてきました。そして進学希望者は志望理由書の書き方を学んで実際に各志望大学や専門学校の出願書類のタイプに応じて準備を始めました。

受験と試合…こればかりは「人にやさしく」と言ってばかりもいられません。自分と向き合うことから逃げずに(ここがまず乗り越えなくてはいけない壁)、目標達成までは自分に厳しくなって誰にも負けない力をつけていく必要があります。あっという間に1学期が終わっていくように、あっという間に試験日はやってきます。それまでの間にたくさん勉強したり練習したりすると、自分に自信が持てるようになります。自分に自信が持てれば、どんな試験もドンと来いです。自分に自信が持てるだけの準備時間は人によって多少の差はあると思いますが、かけられる時間は誰にも等しく限りがあるものなので、誘惑に負けないように自分に厳しくなる必要があります。どの先生方も頑張るあなた方を応援し支えていきます。先生方は受験の大先輩でもあるので、大いに頼ってほしいと思います。

「これが私の生きる道」。

青春の時間はそれを見つけていくための時間でもあります。色々な人と語り、色々なものを見たり読んだりして、大いに悩み迷いながら、いま考えられる一番の道を一緒に見つけていきましょう。

 

キラキラ イメージできる範囲を広げる

テスト明けの7月1日、全学年でパラスポーツを体験しました。4月当初より今年の生徒会の皆さんが、全学年での交流行事をしたいと言ってくれており、3学年縦割りチームで何をしたら楽しいかを考えてくれていました。一方で、今年度は月1回のペースで行ってきている「障害理解の特別講座」について、パラスポーツを体験してみるのはどうかという案が持ち上がっていて、生徒会の皆さんとコラボする形で、パラスポーツ体験を通した学年間交流の時間を持つことになりました。

スポーツを行う前のレクチャーで、講師の先生が「一番大切なこと」として語ってくれたことがありました。それは、「非日常の体験をする」ことは「イメージできる範囲を広げ」、「他者への気づきを増やし」、それらが「自分への気づきを増やし」ていくということでした。自分自身の身体をとおした体験は、実感を伴って自分の中に残ります。知識だけの時とはまた違って、色々な立場や角度からのイメージができるようになり、他者を思いやることができるようになります。そのことが、自分でも気づかないうちに自分を豊かにしていくというのです。

「車椅子バスケット」・「ブラインドサッカー」・「シッティングバレー」。限られた時間での一人一種目の体験でしたが、別の種目を体験した友達と話し合う時間を持ったことで、容易にその大変さや面白さを想像できたと思いますし、障害がある方の思いや、その方々と共にパラスポーツの普及に取り組まれている方の思い、私たち高校生に期待していることなどについても考えることができました。「思っていた以上にパラスポーツが面白かった~」とか、「先輩後輩と一緒にプレイして楽しかった~」などなど、嬉しい声を沢山聴くこともできました。すっきりと明るい顔になってた人が多かったのはきっと、「知らないから…」「わからないから…」という障害が取り除かれたことで、皆さんに見えている世界が大きく広がったり、クリアになったりしたからではないかと思います。

さぁ、また一つ成長した姿で、7月も真面目に楽しく過ごしていきましょう!