この度の地震で被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます
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校長室ブログ
工事と熱中症と台風と…
今朝、使用した職員玄関は午前中には写真のような状態になってしまい、3日間出入りできなくなりました。今朝までは生徒の皆さんが職員玄関から出入りしていましたが、30日(金)までは先生方が生徒玄関を使わせていただきます。夏休みの間に工事は着々と進んでいます。先日の全校登校日から見ても、また大きく変化しているので、9月2日(月)には皆さんもきっと驚くのではないかなと思います。
ところで、この夏は本当に暑かったですね。冷房を使わずに過ごせた日がほぼない毎日でした。工事の人たちも熱い中長袖長ズボンの作業服で頑張って下さっているので、本当に心配です。受験対策や部活動、文化祭の準備に集まってくる皆さんの登下校も本当に心配です。この夏、あまり外に出なかった人たちの、9月からの登校も心配です。①水分補給が切れないように常に準備しておくこと、②塩分もチャージできるような飲み物か飴などを備えておくこと、③日傘や大きめのタオルなどを使って直接日を浴びてしまう面積を少なくすること、④ハンディファンやネッククーラーなどを使うこと…とにかく自分でできる対策をして学校に来てくださいね。
さらに、今、非常に強い台風が発達しながらゆっくりと近づいてきています。進路予報図を見ると、南から順番に日本列島をなぞるように動いていくようです。石川県も31日(土)の午後から1日(日)にかけて豪雨や強風に見舞われるような予報になっています。雨量(降水量)によっては、2日(月)の登校に影響が出ないとも限りません。宿題の追い込みも大事ですが、自分の身体や命を守ることは何より大事です。今後のニュースに気をつけて、安全に登校できるように備えてください。皆さんと元気に会えるのを楽しみにしています。
4回目の引っ越し作業、お疲れさまでした。
全校登校日だった今日は、通算4回目の校内引っ越し作業でした。夏の終わりとはいえ、まだまだ暑かったこの日に、生徒も先生も全身汗びっしょりになって、机やいすやロッカーや、とにかく色々なものを運びました。
すれ違う友達に励ましの声をかけたり、重そうにしている人を手伝ったりと、今回も気持ちの良い姿をあちこちで見かけました。皆さんとお話ししながらの作業が楽しくて、何度も往復してしまった私は、既に腕も腰も痛くなり始めていて、明日の体験入学でちゃんと挨拶できるか心配ですが、久々に会えた皆さんに沢山エネルギーをチャージしてもらったので、疲れも大変気持ちの良いものになっています。いつも本当にありがとう。
明日も、皆さんの素晴らしいところがちゃんと中学生に伝わるようにお話ししようと思います。
祈り
8月6日 職員室で先生方と黙とうを捧げました。
8月9日 出張先の金沢西高校でその場にいた先生方と黙とうしました。
昨日14日には、家族そろって福井県にある祖父母のお墓参りをしてきました。
そして、今日、8月15日正午は家族と自宅のリビングでテレビに向かって黙とうを行いました。
夏休みは、心と体の栄養を蓄える時です。そして、大切な人の冥福を心から祈る時でもあります。普段の生活の中で、今日を元気に過ごせていることを当たり前と思わないように意識して過ごすのは少し難しいです。でも、今年は特に皆が元気でいることの有難さを強く感じた夏でした。
HP上には、この夏も本当に頑張り抜いている向陽の仲間たちの様子が次々にアップされています。オリンピック選手たちも、連日連夜、素晴らしい活躍で感動をくれました。小松大谷ナインもまだまだ夢を見させてくれています。
夏休みはまだ続きます。今日という日を元気に過ごせていることを喜びながら、さらに充実した日になるように素敵な過ごし方をしてくださいね。そのためにも、交通事故や海や山での事故には十分に気をつけること、また、感染状況が全国で13位になってきた新型コロナにかからないように予防に努めることを守ってほしいと思います。新学期には全員がいい顔で会えますように…。
天下分け目の関ヶ原
夏休み17日目です。皆さん、そろそろ夏休みに入った当初の計画がうまくいかなくなっている頃ではありませんか?時間が膨大にあるように感じられるというのは、ある意味、幸せなことの一つかもしれませんね。しかし、歳月は人を待たず。時は金なり。夏休みは残り26日です。まだまだと思うか、それとももう!と思うか。気合を入れ直してみるころかもしれませんよ。
さて、先週の31日(土)と1日(日)。岐阜県で行われている全国高等学校総合文化祭の郷土研究部門の大会に行ってきました。開催地は岐阜県関ヶ原市。そうです。「天下分け目の関ヶ原」の、あの関ヶ原市です。敦賀までの新幹線、米原までの特急しらさぎ、そしてJR東海道線に乗り換えて2時間20分弱で到着。大会会場のすぐ隣には、岐阜関ヶ原古戦場記念館という立派な資料館があって、関ヶ原の合戦に登場する有名な武将たちの足跡が詳しくわかるようになっていました。5階の展望台からは、各武将が陣を張っていた位置が270度見渡せるようになっていて、テレビドラマではよく扱われるシーンの規模や距離感を実感することもできました。全国から参加していた高校生たちは、喜々として展示やVR体験などを楽しんでいました。
本番の研究発表の生徒も持ち時間いっぱい使って探究してきた内容を語ってくれていました。会場のあちこちでより良い発表にするために最後の練習をしている高校生たちをたくさん見ました。運動部には運動部の戦いが、そして文化部には文化部の戦いがあるのだなと胸が熱くなりました。
本校3年生の髙田さんが考えた「はじけろ創造 彩れ未来 いざ百万石の地へ」というテーマも、こんな風にあちこちに掲げられることになるのだなぁと、それを向陽生が作ったんだなぁと、3年後を想像するだけで興奮ものでした。
連日熱中症警戒アラートが出ている暑い夏です。そんな中、受験活動や勉強に取り組んでいる3年生、部活動の大会や日々の練習に頑張っている1・2年生、そして今夏よく見るのが、向陽祭の準備に学校に来てくれている皆さん!悔いのない夏を過ごすように後半戦も頑張って下さいね。
スタート1週間
皆さん、夏休みを謳歌できてますか?19日の終業式から今日で1週間。あの日にお話ししていた「自律」「自立」の訓練はできていますか?古典の時間に登場する吉田兼好さん(兼好法師さん)は、「初心の人 二つの矢を持つことなかれ」と言いました。次の矢(二本目の矢)があると思うと、一本目の矢への気合の入れ具合がまるで違ってしまうからだそうです。明日がある、まだまだ時間があると思うと、意識してなくても集中力が薄れるものです。兼好さんもこの段の最後には「何ぞ、ただ今の一念において、直ちにする事の甚だ難き。」(この一瞬を自主的に生きるというのはなんと難しいことであろうか)と言っています。700年近く前から、人は「自律」の難しさと戦ってきているのですね。1日の終わりに今日の自分を振り返って、今日やろうとしていたことの3割できたら自分ほめて、5割できれば万々歳、7割できたら超天才くらいの心づもりで良いと思います。完璧でなくてもいいので、毎日挑戦してみてくださいね。
ところで、皆さんが夏休みに入った後、変わったことがいくつかあります。まずは玄関の向日葵(ひまわり)がポコポコと咲き始めました。向日葵の黄色は人を元気にさせてくれます!もう一つは、自動販売機の位置が移動しました。生徒玄関に入ってすぐのところに5台設置されていますので、また利用してください。
追伸:19日にクラスルーム流れた「1学期を振り返って」のアンケートにまだ回答していない人は、ぜひ回答をお願いします。皆さんの声をもとに、また2学期からの学校生活が少しでも良いものになっていくよう、先生方と夏休み中に考えたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。
幸せなこと
先週来、幸せなことが続いています。
まずは、2027 いしかわ総文の大会テーマに、本校の3年生 髙田優月さんの作品が選ばれたことです。全県の30校の高校生から寄せられた作品は、応募総数なんと3,287点だったそうです。その中から、生徒たちによる準備委員会と外部の有識者の方々での審査を経て、髙田さんの作品が選ばれました。
『はじけろ創造 彩れ未来 いざ百万石の地へ』
とても力強いテーマで、思わずこぶしを振り上げて「オーッ!」と応えたくなりますよね。4月に大会事務局に異動された細川先生を応援したい気持ちもあって、向陽高校は全校をあげての応募に頑張って取り組みましたが、まさかこんな嬉しい結果になるとは!本当に皆さんの隠れた才能というか、底力には毎回驚かされてばかりです。髙田さん、本当におめでとうございます!
次に、3年生の就職希望の皆さんの企業ガイダンスでの様子です。先週の土曜日に産業展示館で行われたのですが、一人一人が予め希望しておいた4社の説明に、本当に真剣に耳を傾けてメモをしっかり取っている様子に力をもらいました。就きたい業種が既に決まっている人も、まだ自分に向いていることやできそうなことがわからない人もいました。けれども、どの向陽生も最前列の席に座り、前のめりに説明を聞いていました。説明をされていた会社の方もきっととても話しやすかったのではないかと思います。その真剣さ、ひたむきさを大切にこの夏休みをしっかり乗り切ってほしいと思いました。応募前見学や受験先の決定・履歴書の作成・面接練習など、取り組むことはたくさんありますが、仲間やサポートしていただける保護者と先生方が一丸となり一緒に頑張っていきましょうね。
最後は優しい1年生男子のお話です。先週の金曜日の午後のことです。私は、視聴覚室での会議が終わり、続く出張への時間が迫っていたので、机を急いで元に戻そうと頑張っていました。すると、開いていた扉からある1年生の男子が顔をのぞかせて、「校長先生、手伝いましょうか?」と、すぐに部屋の中に入ってきて、机を元に戻すお手伝いをしてくれたのです!彼が手伝ってくれたおかげで、早く復元が出来て出張にも遅刻せずに行くことができました。
人の頑張る姿や人から受けた優しい声かけや行動で、人間は本当に幸せな気持ちになることができます。私も自分の中に、やさしい気持ちや言葉をたくさん持ちたいと改めて思いました。ネガティブな思いや言葉もたくさんあるのですが、周りを幸せにできる方を向いて頑張っていきたいです。まだ観たことはないのですが『ペイ・フォワード』という20年以上も前に公開された映画が、これに近いお話しだったように思います。
皆さんも、幸せだと思えることがたくさんある夏休みになりますように。
実はこんな瞬間に出会えることも幸せにつながったりします…。
青春アヲハル真っ只中!
昨年に続き、第2回「小運動会」が行われました。工事のため運動場が使えず、体育の時間に練習が出来る競技も限られ、例年通りの球技大会については中止もやむなしとなった昨年、生徒会執行部の皆さんが提案してきたのが「小運動会」でした。体育館で実施できること、練習がなくても楽しめる競技に絞ること、熱中症対策として学年入れ替え制を取り入れ休憩室を確保することなどを条件に考えてくれたのでした。その精神は今年の執行部にもしっかり受け継がれ、競技の数や内容、赤団と白団の対抗戦にするなど、第1回目にさらに工夫の加わった種目を準備してくれました。
例えば、狭い体育館の中での危険を出来るだけ回避するため、「リレー」(と銘打ちながら中身はほぼ「競歩」!?)では走ってはいけないというルールがあったり、「大玉運び」ならぬ「大玉送り」では団員全員の頭上を渡っていく大玉を決して投げ飛ばしてはならないというルールがあったり…。ルールのおかげで行動が制限されるため、予想外の失敗やおかしな動きに笑いが起きたりして、本当に楽しかったですよね。
「ルールを守る」というと、決め決めで厳しそうで、あまり良いイメージはないかもしれませんが、ルールのおかげで楽しめたり安心出来たりすることもたくさんあります。まずは一度守ってみる、という練習を繰り返しているのが学校という場所でもあります。今日はルールを守ることを楽しむことができた時間になったのではないでしょうか?
青春アヲハル真っ只中の皆さんが、SNSには絶対に掲載しないという約束で、友達との集合写真や競技の動画を笑顔で撮り合っている様子も見ることができました。こちらの向陽ルールも全員がしっかり守ることで、今日という素晴らしかった1日を完璧に完結させてほしいと思っています。
それぞれの種目で奮闘した皆さん、小運動会の企画とスムーズな運営に頑張ってくれた生徒会執行部の皆さんと各種委員会の皆さん、お忙しい中、観戦・応援に来て下さった保護者の皆様、そして要所要所で子供たちを支えてくれていた先生方、皆さん今日は本当にありがとうございました。
未来さがし
今日は、1年生がジョブカフェと学校訪問。「働くとは」「大学や専門学校に行くとは」どういうことかを学んできました。2年生はインターンシップ1日目。「就業体験」を通して、一(いち)従業員として働くことの重さや楽しさを自分の経験値にプラスしています。そして3年生が各々の進路選択に合わせて就職面接練習と進学オリエンテーション。2ヶ月半以降には受験していくことになる会社や学校を探したり、決めたり、試験の準備に取り掛かっています。
どの学年も「未来さがし」の1日でしたが、今日、皆さんはどんなことに気づき、どんなことに思いを馳(は)せたのでしょうか?
昨日のインターンシップ結団式で、2年生の皆さんには、二つの「見つめる」を頑張ってきてほしいとお願いしました。一つはインターンシップ就業先の職場の様子や雰囲気、働いている方々の様子、大事にされていることを見つめる。その上で、二つ目は、将来働く人になる自分に既に備わっているものや逆に足りないものに気づけるように、自分自身をよく見つめてほしいと話しました。実は、働くことはもうそんな先のことではないし、学生の期間の何倍も長く続く時間です。1日の起きている時間のうち、半分は職場にいることになるのですから、やりがいのある仕事に就いて、毎日笑顔で過ごせたら素敵ですよね。
未来が見えなくて(やりたいことがわからなくて)不安な人もいると思います。きっとそんな人の方が多いかもしれません。そんな皆さんは、やりたいことが見つかった時に困らないように、全方向なるべく手を抜かずに頑張ってみておくと良いですよ。そうするとやりたいことが見つからなくても、とりあえず気持ちは落ち着きます。もう一つは、既に働いている年上の人に、どんなふうに仕事を決めたのか、高校時代に頑張っておくと良いことはないか、について尋ねてみてください。ご両親でも良いし、先生方でも良いし、知り合いの方でも良いです。自分の中に情報が増えると、選択肢が増えるので、何も見えない状態よりは少し気持ちが楽になります。
実をいうと、大人になっても「未来さがし」はまだまだ続きます。私も人生すごろくのあがりは多分もう少し先なのですが、今は、何をしたいか、何ができるか、向陽高校の楽しい未来を毎日頑張って考えています。皆さんの悩みも一緒に考えていきたいので、いつでも相談に来てくださいね。お待ちしています。
亀吉も未来探しの途中…?
わかるように伝えたい
テストが終了した開放感の中で、今年度の「障がい理解のための特別授業」が行われました。来年4月からは屋根続きの校舎で一緒に学び生活することになる3校の校長先生と保護者の方々にもお越しいただいての授業でした。
今年の講師は、いしかわ特別支援学校の廻田春奈(まわりだ はるな)先生と地域支援室の先生方でした。2・3年生が昨年既に学んでいることを踏まえた上で、実際にふれあう場面でどのような働きかけができるかということをワークショップに組み込んでくださった1時間でした。
前半のお話では、お話を聴いて初めて分かったことや、(自分も少しそんなところあるかもしれない…)と共感的に 耳を傾けた部分があったのではないかと思います。そして後半のワークショップでは、これから一緒に生活していくに当たって自分ができることを実感的に考えてみた人が多かったのではないでしょうか? (わかるように伝えるにはどうすればよいのかな?)(細かいところまでわかってもらうのって難しいんだな。)(わかってもらえないのってもどかしいし寂しいな)…今日の時間の中で、わかるように伝えたいと思って頑張ったことや感じ取ったことをどうか大切にしてほしいと思います。
知的な障害があるゆえに、人と違う見え方・聞こえ方・とらえ方・感じ方・考え方をしてしまうことがある。時間がかかることもある。でも、その違いをわかって、先回りの支援や配慮がある環境は、その人を特別ではなくします。「あなたも私も同じだね。」と思えて、笑顔も多くなります。一緒に笑うことが多くなると、私がしてあげられることよりも、相手からもらっているものの方が多いことに気づきます。そうなると、「してあげる」などと思っていた気持ちが「したい」に変わります。その人と関わりたくて仕方なくなります。私自身が明和特別支援学校で感じてきたこの気持ちを、2・3年生の皆さんはこれまでの交流の中でもう感じてくれているように思います。そして、1年生の皆さんにもこの後しっかり受け継いでいってほしいと願っています。
今日のために、一生懸命に考えて私たちにお話をしてくださった廻田先生と地域支援室の先生方、ワークショップにも加わって、最後にハッとするお話をして下さった杉江校長先生、参観に来て下さった3校の保護者の皆様、本日は本当にありがとうございました。
ラスト1日ですね
1学期の期末テストが4日目まで終了しました。廊下で出会った時に、「バッチリです!」と言ってくれる人、「全然ダメダメです…」と嘆く人など、実に様々です。残り1日となりましたが、今回のテストで嬉しかったのは、1年生の皆さんが自主的に教室等に残って勉強している姿が見られたことです。もちろんこれまでにも部活動でとか、学年でという姿は見ていて、そのたびに嬉しかったのですが、今回も友達と一緒に励まし合って頑張っている姿は実に頼もしかったです。
テストに向けての勉強として、終了後に提出しなくてはならない課題を必死にこなしていた人もいるでしょう。友達のノートを大量に写さないといけなかった人もいたでしょう。また、提出課題も済んでいて、ノートは授業中に全部とれていて、今回は1点でも多く得点できるように、何度も見直したり練習問題を解いたりして準備した人もいたと思います。
勉強は人それぞれです。でも追われたりやらされたりする勉強よりも、自分が追い求めていく勉強ができるようになると良いと思います。基礎的なことを一生懸命に一つでも多く覚えるのも良いです。さらには、テスト勉強をしていて見つかった「?」を自分で調べて納得・理解し、本当の意味で「わかる」ことが自分の中に増えていく…そんな勉強ができたら、とても格好良いですよね。
明日からはまた次のテストに向けての勉強が始まります。良い勉強の輪を広げていけるように、授業中も友達と励まし合って頑張っていきましょう。
小さな花々の寄せ植え大好きです。 こちらはこれからスクスクスク…
どこにあるかわかりますよね? なんの花かわかりますか?
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