石川県立鹿西高等学校
近況報告
2025年7月の記事一覧
【2年生】令和7年度 環境放射線測定教室に参加しました
7月29日、羽松高校で行われた、石川県環境放射線広報キャラバン隊主催の環境放射線測定教室に、2年生の女子4名が参加しました。
まずは、金沢大学准教授の井上睦夫氏による「加賀藩の遺産と海洋放射能調査」と題した興味深い講義が行われました。金沢大学環日本海域環境研究センターの低レベル放射能実験施設が、旧尾小屋鉱山(能美市)に構築された世界屈指の極微量放射能測定システムであること、その装置にはバックグラウンド(宇宙線など、測定対象以外の放射線源からの放射線)を遮断するために金沢城の鉛瓦や、戦艦陸奥の鉄(通称「むつ鉄」)といった素材が用いられていることに、生徒たちは大変興味をひかれた様子でした。
講義の後には実習が行われ、霧箱を用いて実際に放射線を観察したり、放射線の測定を行うなど、貴重な体験をしました。日頃の授業ではできないたくさんの経験は、生徒たちにとって放射線やその測定技術について理解を深めるだけでなく、科学への興味を一層高める貴重な機会となりました。
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