2024年12月の記事一覧

活動性を高める授業とは

地震から361 日目

豪雨から97 日目

 

 羽咋高校にお邪魔して

「活動性を高める授業づくり

 〜協同教育の理論と方法〜」

について学んできました

久留米大学の安永悟教授による研修です

 

震災直後に1月2日の本ブログで紹介した

その時からずっと今でも私の心の支えとなっている

終戦直後の何もない広場に子どもたちを集めて

学びを止めるなと呼びかけた先生の逸話

思えばあれが活動性を重視した授業の

原点なのかもしれません

 

今日の研修の冒頭でご紹介いただいた言葉

「集えば始まり

 共にいれば進歩し

 共同すれば成功する」

これを目にした瞬間

こんなことをふと考えたのでした

 

戦後日本の復興を支えた

GHQ指導のもと推し進められた

生活体験を重視した教育

 

それこそが被災地に求められる教育である

という信念に従い

1年間「街プロ」をはじめ

さまざまな教育活動を展開してきました

 

これが将来この子たちにとって

どんなふうに結びついていくのか

全く正解も

なんの確証もないまま

走り続けた一年でした

 

今日は

今までやってきたことは間違いではないぞ

と背中を押された気持ちになったり

まだまだこんなこともできるぞ

と大きなヒントをいただいた研修となりました

 

今日の研修に参加できなかった先生にも

ぜひお伝えしたいと思い

安永先生の許可をいただき

研修内容の共有をしようと思います

 

私は実は急遽検査入院をしていまして

今日の研修は欠席の届けをしてあったのです

ところが今朝早くに看護師さんから

「もう出ていってもいいよ」と言われたので

どうしても研修を聞きたくて

当初の予定通り駆けつけた次第です

 

それでも遅刻してしまったので

おそるおそる扉を開き

空いている席にこそっと座って

合流するつもりでいたのですが

 

先生は大切なお話を止めてまで

私を最前列の席に招き入れてくださったのです

 

後になって徐々に気づくのですが

それこそが

誰一人取りこぼすことなく

共同に巻き込んでいく手法のひとつなのです

 

おかげで遅刻したという負い目を感じることが全くなく

研修に入っていけるのでした

 

内容が盛りだくさんで

とっても有意義な内容だったので

明日からちょこちょこと紹介します 

メリークリスマスの方程式

地震から360 日目

豪雨から96 日目

 

まずは数学の問題から

y = loge ( X/m − as ) / r2

これを解いてみましょう

 

両辺に r2 をかけて

r2y = log( X/m − as )

rry = loge ( X/m − as )

 

log28 とは

「1 に 2 を何回かけたら 8 になりますか?」

という意味なので

log28 = 3 と 23 = 8 は同じ意味

つまり

erry = X/m − as

両辺に m をかけて

merry = X−mas

 

メリークリスマス!


もうひとつ驚くべき数学の問題を

Newtonで見つけました

 

「GAKKOU」を構成するアルファベットを

並び替えてできる文字列を

英和辞書に登場する

アルファベット順に並べた時

100番目に現れる文字列を答えなさい

 

駿台予備学校の先生が考えられた問題のようです

 

解いてみてください

驚きの結果になりますよ


能登半島にある

これまた被害の大きかった穴水町に

素敵なクリスマスの

イルミネーションスポットがあります

まるおかクリニック

小児科のお医者さんです

うちの娘たちもよく通いました

この辺の子は

大概お世話になっていると思います

 

 

 

 

 

 

年々豪華になってきて

震災直前にはこの写真の数倍の規模の

光のシャワーを浴びせてくれる

ロマンチックで夢のある

知る人ぞ知るスポットでした

 

今年は

街灯のつかない真っ暗なまちの中で

いっそう幻想的です

 

チョウチンアンコウの灯りに引き寄せられ

パクッとやられた

深海のプランクトンだった頃の

前世を思い出しました


先日完成したバスソルト

岡山の企画外のキュウリと

能登の塩をコラボさせたもの

私も使ってみましたが

マスカットの香りがなんとも落ち着きます

 

 

 

 

 

 

 

 

28日(土)

近江町市場で販売します

ぜひお買い求めください


パリの教師生徒サミットに参加した生徒が

馳浩知事のもとを表敬訪問しました 

 

 

 

 

 

 


ここから個人的な業務連絡です

ただいま iPad のOUTLOOK が

Authenticator によって制限がかかって見れません

しばらく出張が続くので

学校に帰るまで

出先からのメールのチェックができません

急用の際は携帯電話までご連絡願います

 

誰か Authenticator の使い方教えてください

アナログ人間なので往生してます 

Saint Nicholas

地震から359 日目

豪雨から95 日目

 

クリスマスイブ

 

昨日

冨水先生と毛利先生が

「サンタはいるか?」で

盛んに議論をしていました

冨水先生は

「今日という日は

 これからの人生の中で

 一番若いんだ!

 だからサンタはいる!」

なんでそれが根拠?

相変わらず訳がわからないけど

妙に説得力のあるプレゼンでした


高校生になっても

「サンタはいる!

 だからサンタにはこれをもらって

 パパからはあれ!」

とプレゼントの二重取りを画策していたのは

うちの長女です


有名な話ですが

ニューヨークの新聞社の

世界一の社説の話

 

8歳のバージニアちゃんからの

「サンタはいるの?」という質問に対して

 真剣に答えてくれたものです

 

「こんにちは、しんぶんのおじさん。

 わたしは8さいのおんなのこです。

 じつは、ともだちがサンタクロースはいないというのです。

 ほんとうのことをおしえてください。

 サンタクロースはいるのですか?」

 

「ヴァージニア

 それは友だちの方がまちがっているよ

 見たことがないと信じられないんだね

 じつはね

 ヴァージニア

 サンタクロースはいるんだ

 愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように

 サンタクロースもちゃんといるし 

 そういうものがあふれているおかげで

 ひとのまいにちはいやされたりうるおったりする

 目に見えない世界には

 どんなに力があっても 

 どれだけたばになってかかっても 

 こじあけることのできないカーテンみたいなものがかかってるんだ

 すなおな心とか

 よりそう気もちや

 だれかを好きになる心だけが 

 そのカーテンをあけることができて 

 そのむこうのすごくきれいですてきなものを

 見えたりえがいたりすることができる

 これだけはほんとうのことなんだよ」

 

目に見えない大きな力に打ちのめされ

開かないカーテンをこじ開けようと

何度ももがき続けてきた今

もう一度読み返してみると

本当に心に染みる文章です

 

すなおな心

よりそう気もちをを忘れずに

来年も一歩ずつ進もう

きれいですてきな未来をえがくために

そんな思いにさせてくれました


子どもにとってサンタが特別なものであるように

親にとって

プレゼントを開くときの子どもの笑顔は

かけがえのないプレゼントです

 

こんな話昔読んだことがあります

 

クリスマスの1週間前

ある少年の元にサンタから手紙が届きます

「今年から君へのクリスマスプレゼントはなしだ

 もうお兄ちゃんだもんね

 その代わり

 君をサンタの仲間に入れてあげよう

 最初の任務だ

 妹の欲しいものを探るんだ

 直接聞いてはいけないよ

 君がサンタであることは

 絶対に知られてはいけない

 わかったら手紙で知らせてくれ

 では幸運を祈る」

その時から少年は妹の一挙一同に

目を光らせるように

そして任務を遂行します

 

クリスマスの朝

欲しかったプレゼントを手にして

大喜びする妹のそばには

嬉しそうに

そして誇らしげに微笑む

お兄ちゃんの姿があるのでした 


今週の「福島から能登 未来へ」

 

【ふるさと】

ふるさとが

天災によって壊され

大切な人を亡くし

心通わせた人々が離れていくことは

本当につらく耐えがたいと思います

それを乗り越えるには時間が必要で

どのくらいかかるかわかりません

ふるさとが元に戻るかわかりません

でも

ふるさとを愛情持って作っていくのは

やはり皆さんしかいません

福島も乗り越えつつあります

福島から応援しています

4月1日生まれの秘密

地震から358 日目

豪雨から94 日目

 

今日は2学期最後の日

終業式が行われました

体育館への通路は未だ通行止め

生徒は寒い屋外を通って

遠回りして入らねばならず

教室で放送を用いて行うことにしました

 

詳しくはこちら

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/06eb856bd39d00abfc4410366a1f843b?frame_id=210


サンタが来てくれました!

 

 

 

 

 

 

詳しくはこちら

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/72b2d6e042876c6c0f9079cd635e5479?frame_id=210


今週の「6カ国転校生ナージャ」

 

発達段階に応じて5歳〜8歳の間で

小学校の入学年度を自由に決めることができる

そんなロシアで小学校に入学したナージャの目に

6歳になる歳に一斉に小学校に入学する日本の制度は

奇異に映るのでした

 

ところで日本では4月1日生まれの子は

1年上の学年に入れられるって知ってましたか?

5〜6歳児にとって1年の発達の差は大きいです

身体的にも精神的にも発達した

1歳年上の学年に入らざるを得ない

4月1日生まれの子を不憫に思い

4月2日に生まれたことにして

届出をする人もいるということを

耳にしたことがあります

 

でもどうして日本の学年の境目は

4月1日生まれと2日生まれの

間にあるのでしょうか

 

それは小学校入学を規定する法律によります

学校教育法第17条第1項には

「満6歳に達した日の翌日以後の最初の4月1日」

に小学校に入学するという規定があります

それでは満6歳に達する日とはいつでしょうか?

 

「年齢計算ニ関スル法律」第1項には

「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」

と規定されています

つまりその生まれた日を第1日目として

年齢を計算することになっています

これは明治時代に制定された

わずか3条からなる法律です

  

令和6(2024)年4月1日生まれの子どもは

令和12(2026)年の4月1日ではなく

3月31日が終わる瞬間をもって満6歳になり

翌日の4月1日から小学校に入学する

ということになります 

 

それでは定年はどうなのでしょう?

公務員の定年を規定する法律には

「定年に達した日以後における

 最初の3月31日に退職する」

ということは???

100日で死ぬワニ

地震から357 日目

豪雨から93 日目

あと100日

 

震災後

日常ではない日常が続いていて

通常の学校運営ではありえないことが

次から次へとおこって

そんな中

先生方は

生徒の学びのために

できることを

一人ひとりが真剣に考え

そしてやがて一年が経とうとしています

 

若い先生方もずいぶん成長してきました

そんな自慢の先生方を

これから少しずつ紹介したいと思います

 

まずはは商業の木村先生

ご出身は福井です

今年新規採用で全く知らない土地

それも被災地への勤務

被災地の子たちに

できる限りのことをしてあげたいと

ビジネスコースの生徒達を中心に

寄り添ってくれています

生徒も真剣に応えようとし

資格取得に向けて前のめりにがんばっています

「今はわからなくていい

 難しくかんじてもいい

 でもいつの日か

 このことを言っていたんだなと

 伏線回収できる日がくるような

 そんな授業をしていきたい」

とレベルの高い授業を展開しています

 

「伏線回収」いい言葉ですね

私も授業をしていたころは

この「伏線回収」を意識した

授業づくりをしてきました

 

授業の中にところどころ伏線を張っておき

授業の最後の方にそれらが

網の目のようにつながって

生徒の目が輝くような

そんな授業を目指していました

 

木村先生は

将来において回収する

さらにスケールの大きな

「伏線回収」を狙っているのですね

 

それとは逆に

結論を先にバラしておき

そこに向けて展開していく

手法もあります

 

少し前に

「100日で死ぬワニ」という4コマ漫画が

SNSで話題を呼んだことがありました

1匹のワニの

なんでもなくて

それでいてかけがえのない

毎日の記録

100日後に死ぬことが明らかにされて

カウントダウンで進んでいきます

日本中が見守った100日間でした