2024年12月の記事一覧

金魚以下???

地震から356 日目

豪雨から92 日目

 

金沢大学の「ボラサポ」チームさんが

朝から本校の災害処理のボランティアに

あたってくださっています

どうもありがとうございます

 

 

 

 

 

 


東北復興研修ツアーに参加した生徒たちが

お世話になった多賀城高校さんが主催する

「震災伝承プロジェクト」に

オンラインから参加しました

 

 

 

 

 

 

自己紹介では

「無人島へ持っていくとしたら

 何を持っていくか?」

がお題として与えられました

 

多賀城から参加した中学生の中に

ippon!

と唸らせてくれる名回答が

「自動運転の船です!

 なぜなら帰りたくなったら帰れるからです!」


輪島市本町周辺地区まちづくり協議会設立会

が開催されました

これは大規模火災により焼失した

本町と大町の住民による協議会です

代表 副代表 世話人を選出しました

 

 

 

 

 

 

「まち」の骨格について

現状の道路状況と

今後の計画道路について説明がありました

 

本校からも

「街プロ」で朝市復興に取り組んでいる

馬場さんと水上さんが出席しました

若者の意見を反映させるため

これからがんばります


OECD(経済協力開発機構)による

国際成人力調査(PIAAC)

の結果が先日発表されました

これは大人が社会生活を送る上で必要な能力

を測るものです

 

日本は大人の学力も世界トップレベル

「読解力」と「数的思考力」で2位

「問題解決能力」で1位で

トップ水準を維持しました


この調査は16~65歳が対象で

今回は31カ国が参加しました

3分野ともフィンランドが1位を獲得しました

(問題解決能力は日本と同点)

では問題に挑戦してみましょう

 

幼稚園のルール

○お子さんを午前9時までに連れてきてください

○お子さんに楽な服装をさせてください

○朝食は午前7:30まで用意しています

【問題】

子供は遅くとも何時までに幼稚園に入ればいいですか?

 

少し問題文を端折ってはありますが

難なく解けますよね

ところがそれは

日本の教育水準が高いことの証であって

必ずしも世界では

この問題をほとんどの人が

難なく解けるわけではないということです

 

さて全ての項目で1位のフィンランドですが

一部で脱デジタル化が進んでいるといいます

 

世界に先駆けて

教育のデジタル化を推進したフィンランドですが

「学習成果が低下している」

と指摘されるようになり

紙と鉛筆への原点回帰が起こっているというのです

 

紙かデジタルかという二項対立ではなく

なんでもデジタル化すればいいというものでもなく

目的と場面に応じて使い分ける必要がありそうです

 

紙に文字を書くということは

視覚 触覚 運動神経などフル稼働する必要があり

記憶の定着に力を発揮します

 

現在はネット検索で

知らないことをすぐ調べられるので

知識は以前ほど重視されなくなってきていますが

知識があると

新しく調べたことに関して

「そういえばあれと関係あるかな?」

というように結びつけて考えることができます

思考の幅が拡がります

 

人がひとつのことに集中できる時間は平均15秒

だからコマーシャルの長さは15秒です

このことに関する研究によると

2000年の時点では12秒に落ち込み

2015年マイクロソフト社の研究では

ある先進国の成人の集中力は8秒しか持たず

金魚の9秒に負けたそうです

 

このことは私は笑えません

なぜなら私の集中力も

金魚どころか金魚のえさのぼうふらレベルだからです

 

特に苦手なのがオンライン会議です

誰かの発言を7秒くらい聞いていると

もう別のことを考えていたりします


明日またMROラジオ

「Tad Mitani's Innovation Now」

に出演させていただきます

 

前回の放送を自分で聴いて軽くへこんでいます

録音した自分の声って

どうしてこんなに気持ち悪いんでしょう

不思議ですね

 

それから

「あのー」

「えっとー」

の多いこと

耳障りったらありゃしない

 

その点

Tadさんも原田アナもさすがですね

短く端的な言葉で

適切に伝える力をお持ちです

 

前回は震災後生徒が

どんなふうに頑張ってきたか

お話ししたのですが

次回は

時間軸を未来にフォーカスして

これから目指していくもの

についてお話しできればと思います

 

15:30からのオンエアです

心配事の9割は起こらないを掘り下げる

地震から355 日目

豪雨から91 日目

 

牛丼と焼き鳥の炊きだしをしていただきました

 

 

 

 

 

 

ご協力してくださったのは

チーム福島

金沢支援ネット

グリーンコープ

大谷派災害支援チーム輪島

のみなさんです

 

溢れんばかりの生徒の笑顔です

 

ありがとうございました

 

詳しくはこちら

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/80a5abe8ba7e0c05b9fe692b8ad63dd3?frame_id=210


国際文化フォーラムの長江春子さまから

書籍のご寄付をいただきました

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました


大成建設様との協創事業もすすんでいます

卒業制作として

被災地の瓦礫を転生させたベンチを作るプロジェクトです

今日は会社の方々といっしょに設計図づくりです

 

 

 

 

 

 

詳しくはこちら

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/c9631d40fb4649127e2b992dd204187e?frame_id=210


さてさて

「心配事の9割は起こらない」

本当か確かめる実験を始めたまではいいのですが

途中で心配事を数えるのを忘れてしまい

自らの忘却力の証明に終わってしまった

先日の一件ですが

実験結果を踏まえての考察をします

 

そもそもなぜ人は心配するのか?

 

検証モデルがうちの3姉妹です

 

最も心配力の高いのが三女です

小学校の頃朝読書があり

そのための本を

朝 図書室へ行って

借りることになっているのですが

「本借りれるかなー」

と前の晩から眠れなくなるタイプでした

 

次女は

「借りれなかったら教科書でもいっかなー」

長女にいたっては

「借りれなかったら自分で本書くわ」

ってタイプなので

3者3様でおもしろいです

 

今年の1月1日午後4時10分

輪島から60キロほど離れた

能登最大の神社気多大社で

私は初詣をしていました

一緒にいたのが我が晴れ女と三女

 

おみくじをひきました

「大凶

 故郷がなくなる

 家はつぶされ

 波に流され

 炎に焼き尽くされ

 なにもかも

 跡形もなく

 運命まであと数分

 逃げろ

 命が惜しければ」

仮にそう書かれていたとしても

きっと一笑にふしていたことと思います

 

テロンテロン

テロンテロン

地震です!

 

通常城郭や神社は

古来地盤のしっかりしたところに

建てられているので

ちょっとやそっとの地震では

揺れないはずですが

それでもかなりの揺れでした

 

「火を止めろ!」

露店のフライヤーの油が

飛び跳ねています

 

津波警報発令!

 

とにかく高台へ

神社の裏山へ駆け上ります

 

警報が解除されたら家へ帰ろう

 

ところがいつまでたっても

警報の解除がありません

 

やがてあたりは真っ暗闇に

そして凍える寒さに

 

その時脳裏をよぎったのが

そうだ

確かこの山の上に宿泊施設があった

もしかして避難所となってるかも

 

一筋の光を頼りにたどり着くと

果たしてそこは

避難所開設の準備の真っ最中でした

 

続々と人が押し寄せてきます

受け入れのお手伝いをしながら

 

深夜

テレビから目に飛び込んできたのは

燃え盛る被災地の姿

ん…?

それは見慣れた風景

そう自分が数時間前まで過ごしていた

まさにその場所でした

 

両親は無事か?

戻ろう!

 

必死で反対したのが

心配遺伝子の三女でした

 

すったもんだのあげく

その晩はその場所で夜を明かすことに

 

三女の言うことに従いました

 

翌朝輪島へ向かいました

あちらこちらに

道路の亀裂に落ちた車

土砂に埋もれた車

 

おそらく三女の言うことを聞いていなければ

こんなふうに命を落としていたことでしょう

心配遺伝子が救ってくれました


太古の昔

我々人類の祖先はアフリカで生まれ

それからいろんな方向に住処を求めて

旅立っていきます

 

途中何度も命の危機に晒されながら

あるいは何度も仲間の死を目にしながら

 

「本借りれるかなー?」

その度に心配遺伝子が発動し 

いろんな危険を回避しながら生き延び

そして極東のさいはてまでたどり着いたのが

我々日本人の祖先です

 

たどり着いた後も

幾度となく災害に見舞われ

心配遺伝子を持たない個体は

そのたびに淘汰され

心配遺伝子を持つ個体が

多く生き残ってきたと考えられます 

 

心配遺伝子は正式には

セロトニントランスポーター遺伝子SS型といって

セロトニンという不安を抑えるホルモンの分泌を

低下させる遺伝子です

日本人の8割が持っています

欧米人では4割くらいなので

日本人は欧米人に比べて

心配性な人が2倍存在することになります

 

さらに日本海側に住む人に

この遺伝子を持つ人が多く

秋冬にはそのはたらきがさらに強くなります

このことはセロトニンに関係する

脳の松果体という部分が

日照時間に大いに関係があるからです

冬の日本海側は日照時間が短いので

不安感が慢性的に続き

不眠 抑うつ 認知機能の低下が起こり

高齢者における事故が増加するというデータもあります

 

被災者のみなさん

意識して陽の光を浴びるようにしましょう

 

それから夜中にゲームして夜更かしし

朝起きれないということがないようにしましょう

 

いろんなことに不安になってしまう人

集団の中にいるのが怖い人

生きづらさを感じている人

心配遺伝子のしわざなので

だいじょうぶです

それは生物学的に見ると

生存競争の上でとても重要なもので

強く生き残るための遺伝子なので

自信を持ちましょう!

 

日本人の祖先が

世界のさいはてにたどり着くまでに

手に入れたものもあります

 

それはアフリカのことわざ

「早く行きたければひとりで行け 

 遠くへ行きたければみんなで行け」

にあるように

みんなでたどり着いたということです

 

ひとりだとチャレンジするのが不安だったり

他人の目が気になったりしても

みんなで力を合わせて

助け合い

励まし合い

感謝しあうことで

大きな力を発揮できるのが

日本人です

 

古くは東洋の魔女

ラグビーやサッカーのWカップ

World Baseball Classic

陸上の男子リレーなど

国際的に活躍したのは

チームプレイに象徴されるものが多いです

 

個人競技であっても

そのインタビューの中で

チームとして戦ってきた

その仲間に感謝を述べる方がほとんどです

 

スポーツに限らず

iPS細胞に象徴される研究や

芸術・ビジネスでも

力を合わせて

阿吽の呼吸で協創するのが

日本人の力です 

犯罪実行者募集情報の特徴

地震から354 日目

豪雨から90 日目

 

冬服の頒布会を行います

保護者の崖さんはじめ

有志の方々が準備をしてくださいました

 

 

 

 

 

 

全国から寄せられたあったか冬物の衣類

新品もあります

開催期間は23日(月)~24日(火)

場所は旧 22H 教室(事務室の上)

 

 

 

 

 

 

お気に入りのものを

ご自由にお持ちください

保護者懇談会の帰りに

ぜひお立ち寄りください 


極めて凶悪な強盗事件が全国で多発しています

犯罪の実行犯は

ことの重大性を認識することなく

強盗や特殊詐欺等の犯罪に加担している青少年です

彼らは

仕事の内容を明らかにせずに高額報酬を示唆するSNS投稿に

軽い気持ちで応募して重罪を背負うことになっています

 

警察から

通常のアルバイト募集とは異なる

犯罪実行者募集のサイトの特徴について

情報提供がありましたので

共有させていただきます

 

まず2つの大きな特徴があります

①X等のSNSで

 「高額」「即日即金」「ホワイト案件」等

 「楽で」「簡単」「高収入」を強調する

②シグナルやテレグラムといった

 匿名性の高いアプリに誘導して

 個人情報を送信させ脅迫する

 

この種の求人には絶対に応募してはいけません

 

実際に犯行に巻き込まれていった事例についても

報告がありました

①「即日バイト」「高額バイト」で検索したところ

 「高額案件 タクシー業務 書類運搬 受け取り、日給5万円から」

 といった募集投稿を見つけた

②「即日払いのバイトあります」との投稿を見つけ

 コメントしたところ「DMください」との反応があった

③「案件」と検索したところ

 「ホワイトな高額案件あります」との募集投稿を見つけた

④おすすめに表示された

 「深夜に人を運んでください」「報酬5万円」との

 募集投稿を見つけてDMを送った

⑤打ち子(パチンコの代打ち)のバイトの募集を見つけ

 DMを送った

⑥「お金配りますよ」と投稿しているアカウントに

 DMを送った

⑦「即日即金」と検索したところ

 「即金5万円」「運びの仕事」といった

 募集投稿を見つけ応募した

⑧「要普通免許、簡単な運びの仕事、ホワイトな仕事、高収入」

 等の広告を見て登録した

⑨「送迎」案件のバイトに応募した

 

そんなに簡単に儲かる仕事などありません

儲かる仕事なら人に言わず自分でやるはずです

 

学校でも指導してまいりますので

ご家庭でもお話いただければと思います


今週の6カ国転校生ナージャの発見

 

【体育はどんな感じ?】

ロシアでは背の高い順に並びます

背が高いということは

心身が発達している証拠で

みんなそれを目指して頑張るからだそうです

そういえば自分も野球部で背の高い順だったな

何も意識してなかったけど

あれってロシア式だったのか

プロ野球のドラフト指名選手の

入団記念パーティーに出席した方が

おっしゃっていました

このパーティーには

指名選手のご両親も招待されるのですが

お母さんがそろって背の高い方だったそうです

「運動神経はX染色体に由来する」

という説を聞いたことがありますが

なるほど納得がいきます

 

対して日本では

背の低い順に並びます

背の低い子のために

前を見やすくするためです

日本人のチームワークを重んじる精神は

こんなところからも来ているのかもしれません

 

高さにものをいわせて

強烈なスパイクを浴びせるロシアに対して

クイックやブロードなど 

チームワークで立ち向かう日本のバレー

小学校の教育にルーツがあるのかもしれません

 

アメリカでは整列の概念すらありません

体を動かす楽しさを味わうことが

最優先されていて

勝負したり運動神経を自慢する場では

決してありません

 

フランスには整列はおろか

体育館などの体育施設すらありません

それぞれがやりたいスポーツができる

施設へ行くのだそうです

 

体育ひとつとっても

各国様々な取り組み方があります

他国の良いところを積極的に取り入れつつ

自国の特徴を活かして

未来への教育のあり方を考えるのが

今輪島高校がOECDと共創している

ティーチングコンパスです 

震災後1年に気をつけること

地震から353 日目

豪雨から89 日目 

 

アニバーサリー反応という言葉を

耳にするようになりました

つらい出来事から

1ヶ月 1年などの節目に

感情が大きく揺れることです

 

怖い思いや不安な気持ちが蘇ります

悲しみや喪失感が強くなります

いらいら 怒り 罪悪感が強くなります

思い出したり夢に見たりします

将来について悲観的になります

 

つらいことではありますが

でも決してこれは

異常なことではなく

時間とともに回復します

 

神様は「忘れる」という

すばらしい才能を私たちにくださいました

特に私はその能力に長けています

全然自慢になりませんが

 

アニバーサリー反応は誰にでも起こります

普段から自分のこころの反応に

目を向けておきましょう

 

大概のことは何とかなるから

 

心配事の91.4%はおこらないといいます

2020年のペンシルバニア州立大学での実験です

29人の参加者に10日間

心に浮かんだ心配事を書いてもらい

30日間にわたって追跡調査をした結果です

 

ということで私も実験です

朝起きたときから心配事を数えてみました

①実は2日間寝すごしていて現在明日だったらどうしよう?

②実は目が覚めた夢を見てるだけで本当はまだ寝てたらどうしよう?

③夜中に誰かが忍び込んで顔にいたずら書きしていたらどうしよう?

④「君の名は」みたいに誰かと入れ替わってたらどうしよう?

うーん確かに論文のとおり

「心配事はかなり的外れでほとんど現実化しないものである」

 

⑤洗面台の下にゴキブリいたらどうしよう?

⑥風呂にお湯張りするときシャワーになっていて

 頭からばしゃーってかぶったらどうしよう?

⑦便座の暖房が消えていて 

 座るときヒヤッてなったらどうしよう?

⑧用を足している最中にセンサー式の

 電気が消えたらどうしよう?

⑨そのときセンサーを反応させるために

 Choo Choo TRAIN みたいな動きをしている最中に

 誰かがガラって入ってきたらどうしよう

うーんかなりどうでもいいような心配事ばかりです

 

⑩朝早く洗濯機回して

 お隣さんからクレーム来たらどうしよう?

おっ?ちょっとまともな心配事

⑪昨晩でかいイビキをかいていて

 お隣さんが眠れていなかったらどうしよう?

⑫今から歯磨くけど

 えずいて「オエッ」でなって

 お隣さん起こしたらどうしよう?

心配事が実現する8.6%はこのへんにありそうです

この場を借りてお詫びします

私が住む教員仮設住宅の両隣は

同じ学校の先生なのです

 

もうこのへんで心配事を探すということすら

忘れてしまいました

やはり忘れる才能は天賦のもののようです


不安な心を持っている人の口癖は

「いいことないかなー」

だそうです

未来ばかりを見がちな人の特徴だそうです

この言葉が心に浮かんだら

「いいことがきっと来る!」

とリフレ-ミングしてみましょう

すると現在にフォーカスされ

心が充実するそうです

 

映像・動画・写真など

目から入る情報に気をつけましょう

これから震災関係の報道が増えてくるので

意識的にテレビをつけない方法もあります

 

1月1日の予定を立てて準備するのもよいでしょう

旅行などに出かけて

非日常的に過ごすのもひとつの方法です

 

誰かに相談するのもいいですね

石川こころのケアセンター 0120-333-247

こころの相談ダイヤル 076-237-2700 0570-783-780

こころの避難所相談電話  0120-111-916


環太平洋大学の大池 淳一 准教授が繋いでくださった

岡山県立興陽高校さんとのコラボ商品が完成しました

岡山の規格外のキュウリと

能登の塩を組み合わせてつくった

バスソルトです

 

 

 

 

 

 

12月28日(土)に近江町市場で販売予定です

ぜひお買い求めください

能と神楽のコラボ

地震から352 日目

豪雨から88 日目 

 

被災地の慰問に

天皇皇后両陛下が

お見えになりました

 

高校の前を通ってお帰りになりましたので

道路に出てお見送りをさせていただきました

 

送迎のマイクロバスの中で

雅子さまがわざわざお立ちになって

陛下と一緒に

手を振ってくださいました

やさしくりりしいお姿に

隣にいたおばあちゃんが感極まって

涙を流していました

 

 

 

 

 

 


お見送りの後は休みをいただいて

慰問訪問公演

「祈りと再生の能 × 神楽」を観てきました

 

この災害の後

生かされている私は

めっきり目に見えない力に惹かれるようになり

何かに導かれるように訪れたのでした

 

能と神楽

全く違うジャンルのもので

本来一緒に演じられることはないのですが

どちらも神様に奉納するもの

という繋がりがあります

 

 

 

 

 

 

演じてくださったのは

観世流シテ方能楽師の武田宗典さん

 

能には流派が5つあって

観世(かんぜ)流

金春(こんぱる)流

宝生(ほうしょう)流

金剛(こんごう)流

喜多(きた)流

 

加賀百万石で主流を占めるのは宝生流

その祖は観阿弥の長兄の宝生大夫とされます

能をこよなく愛した五代将軍綱吉は

特に宝生座を贔屓にしました

加賀藩もそれに倣い宝生座を重用したため

金沢では宝生流が主流です

ただ宝生家に伝わる系図によると

宝生流の初代は

世阿弥の弟の蓮阿弥とされています

 

今回の観世流は観阿弥世阿弥を祖とする最大の流派です

 

武田宗典さんは

「柔らかくしなやかな水のように

 像のないものを像づくる能楽師

 自己に向き合い

 古典芸能である能に込められた想いを体現する表現者であり

 能の表現方法をクリエイティブするクリエイターでもある」

(武田宗典氏公式アカウントより)

 

能の体験ワークショップもしてくださいました

「つ〜き〜せ〜ぬ〜や〜どこそ〜

 め〜でええた〜けーれー」

大声で歌うと体が温かくなってきて

なんだか力が湧いてくる気がしました

 

神楽の方はというと

神戸の小野八幡神社の禰宜さまで

歌手としても活躍されている涼恵(すずえ)さんです

 

 

 

 

 

 

「君の名は」の

三葉の舞を思い出します

 

「あめつちへの祈り」という曲の

「水と火と光に育まれ生きてきた」という歌詞

水道があって電気がある

それまでそれが普通と思っていたことが

実は普通ではなく奇跡なんだということを

思い知らされた心に響きました

 

涼恵さんご自身

阪神淡路大震災を経験され

それまで一緒に育ってきた御神木を

伐採せざるを得ない悲しみを

体験されたそうです

 

その時伐採された木から作った宝物の

カリンバという楽器も演奏してくださいました

 

 

 

 

 

 

最後にDVDとポストカードをくださいました

 

 

 

 

 

 

たくさんの力をいただきました

ほんとうにありがとうございました


今週の「福島から能登 未来へ」

 

【自分を大切に】

2011年に起こった東日本大震災

私はまだ保育園児でした

あの日のことは忘れません

お昼寝から目覚めたと同時に

大きな揺れと音が起こり

保育園の先生が

覆い被さり守ってくれました

布団の隙間から見えた庭では

土砂崩れによって

崖下に滑り台が落ちていくのが見えました

何がおこっているかわからない恐怖に

パニックになっていた

あの感情を今でも覚えています

この度で被災された方々も

同じ恐怖を味わったでしょう

それでも負けず

復興を目指してがんばっている姿を

幾度も拝見していました

一日も早い復興をお祈りします

自分自身の体を大切にしてほしいです