2025年9月の記事一覧

芸術の秋 落語の秋

地震から 617 日目

豪雨から 353 日目

 

ちゃかちゃんりんちゃんりんでんでん

てなわけで

今日は

チャリティー落語の会を催しました

桂 空治 師匠が来てくださいました

 

 

 

 

 

 

落語は想像の芸だそうです

演者が手にするのは扇子と手拭い

それだけで脇差と大太刀を演じ分けたります

それを補うのが観客の想像力

演者と観客が一体となって創り出す

日本の伝統芸能なんですね

 

もともと落語はお寺の講話だそうです

説法だけだと退屈して

しまいに誰も聞かなくなってしまうところを

あそこんちの熊さんがこんな面白いことしたよ

はっつぁんもこんな間抜けなことを言ってたよ

どんどん膨らんで面白くなったのだそう

 

教会でみんなが楽しめるゴスペルが生まれたのと

よく似ていますね

 

本当は月亭方正師匠も

いらっしゃる予定だったのですが

大雨警報のため急遽お越しになれませんでした

 

お詫びの方正師匠の手拭い

大争奪ジャンケン大会で幕を開けました

 

 

 

 

 

 

 

まず演じられたのはご存知

「寿限無寿限無五劫の擦り切れ

 海砂利水魚の水行末雲来末風来末

 食う寝るところに住むところ

 やぶら小路のぶら小路

 パイポパイポパイポのシューリンガン

 シューリンガンのグーリンダイ

 グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの

 長久命の長助」

 

私自身フルバージョンで聞いたのははじめて

かと思いきや

実は被災地用にアレンジしてあったのだそうです

子どもを名付ける「お七夜」を「初七日」と間違えるくだりや

長い名前を「お経みたいだねチーン」とやるくだり

古典落語には本来ブラックな笑いがつきものなのですが

そういったものを一切排除して演じてくださいました

細やかな心遣いに感謝です

 

 


先日の「ぼうさいこくたい」でお逢いした

林 信太郎 先生から

興味深い情報を教えていただきました

「秋田城址という遺跡がありまして

 そこからは平安時代の古文書が発掘されます

 漆にゴミが入らないように

 入れ物に反古で蓋をした紙は漆付きの紙になります

 それが発掘されて

 赤外線を当てると字が読めるのだそうです

 漆のたいへんな保存性がわかります」

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのいち】

昨日の「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティア団体の皆さま

一日で紹介しきれなかったので

今日からシリーズで紹介します

 

兵庫県立大学学生復興支援団体

LANのみなさま

 

 

 

 

 

 

2011年に東日本大震災を機に発足しました

今回の能登半島地震にも

のべ50名以上の学生さんたちが

支援に入ってくださいました 

国際商経学部

社会情報学部

理学部

工学部

環境人間学部

看護学部

それぞれの学生さんたちが

それぞれの専門性を活かして

総合的な支援をしてくださっています

  

また大学院には

減災復興政策研究科が設置されており

誰ひとり取り残さない

社会を作る人の育成を目指し

災害に強い社会づくりに貢献されています