2025年5月の記事一覧

グラウンドが帰ってきました

地震から 492 日目

豪雨から 228 日目

 

グラウンドの改修工事が終わり

野球部の練習が再開されました

関係の方々に心からお礼申し上げます

 

 

 

 

 

 

私が研修旅行中に行われていた

春の北信越大会

星稜高校さん相手に8回まで2−1でリードしながら

最後逆転負けしてしまいました

その後星稜高校さんは

強豪校をコールドで破るなど快進撃を続け

夏のシード権を獲得しています

 

練習場所がなくても

工夫しながらできることをしっかりやれば

ここまで戦えるということを

身をもって証明してくれました

 

最後にひっくり返された

自分たちの弱さがどこにあったのか

夏に向けてしっかりと考えて

帰って来たグラウンドへ感謝の心を持ち続け

戦って欲しいと思います

 

実はこれからが本当の厳しい戦いです

夏の大会で不甲斐ない戦いをしようもんなら

あの改修は何だったんだ?

世間の風は一気に逆向きに吹いてくるでしょう

 

帰国してから聞いた話では

星稜−輪島戦に関して

新聞報道は

「星稜本調子出せず!」

といった書きぶりだったそうですね

たかだか地方大会の2回戦なので

取材バリューはさほど高くはないでしょうが

結果のみで論ずることなく

調子が出なかったのではなく

調子を出させなかった要因は何だったのか

そのあたりをしっかりと取材していただけると

新聞社への信頼度が一層高まります

飛行場の4つのライト

地震から 491 日目

豪雨から 227 日目

 

何回も飛行機に乗っていた1週間を過ぎ

飛行機に関して

おもしろい小ネタを思い出したので

 

この写真中央右寄りに映る

4つの紅白の丸いあかり

 

 

 

 

 

 

これ何かわかりますか?

飛行機の安全な着陸に欠かせないものです

 

これは上から見るか下から見るかによって

見える色が変わるライトを

微妙に角度を変えながら4つ設置してあります

着陸の際に進入する角度によって

赤く見えるライトと白く見えるライトの数が

異なって見えます

適切な角度で進入すると

赤と白が2個ずつ見えるようになっています

 

今度モニターのついている旅客機に乗った際に

確認してみてください

赤いライトが0個から4個の間で変化します

そしてちょうど2個になる角度を探しながら

着陸する様子を見ることができます


ところでポルトガルに起こった大停電の影響で

アムステルダム経由になったことを長女に話したら

「じゃあお父さん大麻体験してきた?

 オランダは大麻合法らしいよ」

いらん知識だけは本当に豊富な娘です

食べ物の中に盛られていなくてよかったです


【今日のじょーおこらいえ】

生徒が校長ブログを読んで書いてくれた感想を

紹介するコーナー

 

今回は1月29日「輪島の走り嘘」を読んで

 

「私も地震のあと会食に行く回数が増えて

 いろいろなところに食べに行きました

 『なか卯』さんも何回か食べ

 いつも親子丼に

 卵をトッピングして食べていたけれど

 『NEO親子丼」があることを初めて知りました

 私自身も

 新しいコンビニやお店に行っても

 『期間限定』『数量限定』『新作』

 というポップを見るだけで

 気になって足を止めてしまうので

 いつも家族からも笑われています

 輪島の人たちが噂が大好きだと聞いて

 納得しました

 出所がわからない噂に流されたり

 どうしてもそんなことが噂になっているのか

 輪島の人たちの日常には噂が溢れています

 例えば何年か前に

 『8番ラーメン』さんが潰れる

 と言う噂が流れていました

 ラーメンを作る人がいなくなったなど

 信憑性のある噂だったので

 多くの人に知れ渡っていたと思います

 潰れた後は空き地に新しいお店ができるなど

 いろいろな噂が流れていて

 正直どれが本当かわかりませんでした

 結局『8番ラーメン』さんは潰れず

 地震後も大盛況です

 他にも他人の恋愛事情を親が知っていたりと

 噂は一度出てしまったら

 流れる速度も早くて少し怖いです

 輪島の『走り嘘』に気をつけて

 これからを過ごしていきたいです

        《匿名希望》

羽田へ帰国

5月4日(日)18:00

 

14時間のフライトを終え

日本に帰ってきました

 

常に学ぶ姿勢の我々旅行隊は

帰りの航空機の中でも

「お散歩メガネ」です

日常のあらゆる場面に転がっている

学びの種を

教科のメガネで見て掘り起こします

非日常の場面だと種はさらに拡がります

 

往路つまり羽田からパリへ向かう便は

北極を通ったのに

帰りは中国を横切るように飛びました

これはなぜでしょう?

 

おそらく偏西風を避けるあるいは

利用するためではないでしょうか

 

往きは逆風となる偏西風を避けるように

しかも

これもおそらくロシア上空を避けるように

ベーリング海峡上空を飛びました

 

帰りは偏西風に乗って飛ぶために

中国上空を通ります

速度を見ても

往きは平均時速数百キロだったのに対し

帰りは時速千キロを超えていたので

ある程度当たっていると思います

 

ただ女性機長が離陸前に

「出発が1時間遅れたけど

 飛ばしていくから大丈夫よ!」

とアナウンスしていたので

もしかして本気を出して

飛んできたのかもしれません

ただフランス語のアナウンスだったので

聞き間違いの可能性は大いにあります

 

いずれにせよ偏西風に揺られながらの

高速飛行だったので

揺れること揺れること

 

機内で「タイタニック」の映画を

見ていた私にとっては

シーンに合わせて座席が前後左右上下に揺れる

「4DX」最新の体感型上映システム体験でした

しかも乗客全員が氷の海に投げ出され

亡骸が静かに漂うシーンになると

揺れがぴたりと止む念の入れよう

 

実は私がタイタニックを見るのは初めてでした

映画館で見れずビデオそれもVHSを買ったものの

当時忙しかった私は定年になったら見ようと

そのまま置きっぱなし

それが地震で倒壊した家の下敷きになり

もう観ることはないのかなと

思っていた今日この頃

本来定年になっていたはずのこの日に

偶然に乗った飛行機の中で

観ることになろうとは

 

地震の中を生かされてきた私にとって

一つひとつのシーンが痛いほど心に突き刺さり

まさに今の自分でないと感じることのなかったであろう

不思議な感覚で映画の世界に入って行くのでした


羽田空港に能登半島地震への

自動寄付自販機が

 

 

 

 

 

 

ありがたい話だなと

純粋に感謝の気持ちで見てみましたが

輪島市だけ寄付先からは

外れていました

設置責任者を見てなるほどと思いました

パリでトランジット

日本時間 3日(土)5:00

フランス時間 2日(金)22:00

 

シャルル・ド・ゴール空港で

トランジットです

 

 

 

 

 

 

 

 

着陸前の機窓から

エッフェル塔が見えました

 

 

 

 

 

 

これから13時間のフライトです

 

夜の10時なのにこの明るさ

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパの地下鉄は

乗客が乗り込もうとしようがしまいが

容赦なく閉まります

扉に挟まれること4回

ギネス記録を更新した私は

出発直前にもやらかします

パスポートと搭乗券がない!?

おかしい?

絶対今まであったのに??

 

「俺のことはいいからお前らだけでも

 親の待つ日本へ帰れ!」

そんなシナリオが頭の中を駆け巡りながら

カバンの中をひっくり返したり

トイレに探しに走ったり

 

搭乗が終わりそうです

あとふたり

あとひとり

 

その時です

一番最初に探したはずにポケットに

パスポートが戻ってきたのは…

ポルトガル発

日本時間 2日(金)23:55

ポルトガル時間 15:55

 

ポルトガルを発ちます