SGHの活動を紹介します

「おもてなしプロジェクト」実施

 6月28日、SGコース2年生を対象とした「おもてなしプロジェクト」を実施しました。これは、石川県教育委員会が実施し石川県内の全学校で取り組む「高等学校おもてなし講座」の一環として企画したもので、相手のことを気遣って行動するおもてなしの心への理解や、地域の人々と連携していくことの大切さを学ぶことで、他者と協働しながら社会に主体的にかかわる力の育成を目指したものです。

 本校では、7月の「SGコース成果発表会」のために来校する東京外国語大学の留学生をおもてなしするため、金沢市内の観光プランを作成し、実際にSGコース生徒が案内します。

 今日は日本旅行金沢支店の千田哲也氏、通訳案内士で外国人を対象として観光ガイドを行っている中井普子氏を講師に招き、北陸新幹線開業後の金沢市のインバウンド需要の状況や、観光プランを作成する上での留意点、外国人観光客をガイドする際の心構えやノウハウについてお話をいただきました。その後、グループに分かれて作成した観光プランをプレゼンし、講師の先生方からの講評やアドバイスをいただきました。

 生徒は、留学生をおもてなしするため、様々なコンセプトを設定し、見学地や体験活動を計画するとともに、イラストや英語での発表など工夫を凝らしたプレゼンを行いました。今後、プランの詳細を考え、ガイド当日への準備を進めていきます。

【感想】
 プランを立てるときには、相手が何を求めているのかを考えながらすることが大切であり、私たちの価値観を押し付けるようなプランでは、おもてなしとは言えないということが分かりました。限られた時間でのプランだったため難しかったですが、みんなで協力して立てることができ楽しかったです。

 今日の研修を通して「おもてなしとは何か」がよく分かりました。特に日本人が思う日本らしさと、外国人が思う日本らしさが違うのだという言葉が心に残りました。プランを作るときや、おもてなしガイドとして活動するときは「楽しんでほしい」という心を大切にして、日本らしさを考えながらおもてなしを頑張りたいです。