2015年10月の記事一覧
京都大学大学院河合教授による講義
10月23日(金)に、京都大学大学院総合生存学館思修館の河合江里子教授と佐伯 直樹氏にお越しいただきました。河合教授は「グローバル社会で活躍するためには~鳥かごから飛び立ちなさい~」と題して、自らの海外経験や今高校生に必要な英語のトレーニング、授業での姿勢等についてお話しいただきました。そして、講義全体を通して「全てにおいて積極的に取り組むことが大切」という熱のこもったメッセージをいただきました。
また、佐伯さんには大学院生という立場から、海を越えて自国を見直す事の大切さをお話いただきました。将来海外へ出てみたいと思っていた生徒もそうでない生徒も、広い世界へ飛び込むことに興味がわいたのではないのでしょうか。
また、佐伯さんには大学院生という立場から、海を越えて自国を見直す事の大切さをお話いただきました。将来海外へ出てみたいと思っていた生徒もそうでない生徒も、広い世界へ飛び込むことに興味がわいたのではないのでしょうか。
京都大学大学院生二ツ山さんによる出前講義
10月17日(土)エクステンション講座終了後、京都大学大学院 アジア・アフリカ研究科に所属されている大学院生の二ツ山達郎さんを講師としてお招きし、「異文化理解はどこまで可能か!?~文化人類学から考える他者理解~」をテーマにお話をしていただきました。その後京都大学の詳細な大学説明をしていただき、生徒達は将来の進路選択に向けて熱心に耳を傾けていました。
<生徒の感想より>
私は今まで、他の国の文化はあくまでも「違う文化」として扱っていて、自分から理解しようとしていませんでした。実際、今日の講義でチュニジアのトイレの話やその他の文化の話を聞いたときも、大変そうだしあまり体験したくないなと思っていました。ですが異文化理解の重要さを学び、よく考えもしないで自分たちとは違う文化を遠ざけるのではなく、どちらの良さも理解していきたいと思いました。
僕は世界中を自分の足で歩いて見て回り、世界観を変えたいと思っています。今回、二ツ山先生の講義をお聞きして、異文化に対して自分の価値観などを変えなければならないと分かりました。そして、より海外、特にアフリカへの興味がわきました。
(世界の実情や文化を)ただ理解するだけでは、違った方向へ行くという危険な側面もあるということがあるので常に客観的に自分をみるということも身につけたいと思う。そして、異文化は自分たちの身近にも存在しているとわかったので常に意識して生活していきたい。この講義でさらに世界への意欲や関心が高まった。
他の国は日本と生活様式とか恋愛観もぜんぜん違うと分かりました。そういう他国の全く違う考えを身をもって知ることがあるのはすごいし、私もそんな経験をしてみたいと思いました。
国連大学×大学生×泉丘生 国連大学ワークショップ
10月3日(土) (10時~13時)POST2015プロジェクト・国連大学サスティナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニット(UNU-IASOUIK)主催のワークショップが行われました。モデレーターとして北村友人先生(東京大学准教授・ポスト2015プロジェクトリーダー)と山﨑瑛莉先生(東京大学大学院教育学研究科・上智大学特任教授)がお越し下さいました。北村先生に「持続可能な開発目標(SDGs)と2015年開発アジェンダ」と題して講義をいただいたあと、山﨑先生にワークショップのご指導をいただきました。
講義の後 ・日本にとっての持続可能な社会とは?
・金沢にとっての持続可能な社会とは?
・2030年の社会と自分の役割とは?
というテーマについてディスカッションし、各グループに分かれて発表しました。
<生徒の感想より>
・初めに講演をきいて、世界規模での問題を17個の目標としてあげていて、それらがまた細かく分かれているというのを初めて知ったし、またその内容についても詳しく知りたいと思いました。その後実際に「持続可能な日本・金沢」について考えて、それをつなげていくのは難しそうだと思ったけど、グループで出してみると思った以上につながりがあって、結果として日本の「豊かな水資源」というテーマから“自分たちができること”というゴールまでたどりつけたのでよかったです。
・統計学の講演から思っていたことなのですが、答えのない問題に向かって解決策を考えることは難しいけど大切なことだなぁと感じました。
参加した生徒みんなが活き活きとディスカッションに参加し、堂々たる発表を見せてくれました。「こんな大きな事を考えたことは初めて。だけど自分たちにもできることがありそう。」といった声も各所から上がりました。