材料化学科NEWS
課題研究の内容紹介
今年度取り組んでいる内容について紹介します!まだ試行錯誤している途中ですので、大まかにどのようなことをしているのか写真で紹介します!
①温度によって色が変わる!?
紫色のコップ → これを加熱すると →加熱した部分が白くなる!→水をかけると色が戻る!
加熱前 → 加熱後
この現象を利用して何か問題を解決できないか、何か商品化できないかと考えている最中です!
②光るチョークを貝殻から作る!?
最近、黒板に映像を映しながらの授業が多くなり、チョークの文字が見づらい時がある・・・そんな問題を解決し、さらに環境にも良いものを作ろう!という発想から生まれたテーマです。
チョークの主成分である炭酸カルシウムは、貝殻の主成分と同じであること、知ってましたか?
貝殻を実際に買ってきて、蓄光(ちっこう)顔料という、暗いところで光る成分を混ぜて、チョークを作りました!
貝殻を洗って → 焼く! → 粉を溶かし、型にはめる →実際に書ける!→ 若干光ります!!
まだあまり光るものはできていませんが、黒板には普通に書けます!
また、黒板の下にたまっているチョークの粉を集めて、ピンクのチョークも作ってみました!これもエコで良いですね!
③自力で手持ち花火を作る!?
※この実験は、安全であることを確認し、先生が立ち会って行っています。危険ですのでマネしないでください。
花火は基本的に、火薬+色をつけるための金属類でできています。
色を付けるための金属類、というのは、炎色反応を起こすような金属のこと!
例えば、ナトリウムなら黄色、リチウムなら赤色になります。
割りばしをアルミホイルに包んで加熱し、木炭にします。
これに各種金属の粉を混ぜて火をつけます
火をつけると、本当に手持ち花火のようになっていました!!(写真取れませんでした!)
④つかめる水を作る!?
プラスチックはなかなか分解されず、海に流れていくと海洋生物が食べてしまったり、マイクロプラスチックになったりしてしまうため、プラスチックに替わる材料はないか?というところから生まれたテーマです。
実際に、ヨーロッパではこの技術を利用して、マラソンの給水所でこの水を使う取り組みをしたそうです!
原理は人工イクラと同じで、海藻の主成分の物質を水に溶かし、化学反応を起こして表面に膜を作ります。
もとになる液体 → 反応させるとつかめる水の完成!
かなり中に液体が入っているのが分かると思います!
100 gの分銅を乗せると膜が破れてしまいました!今後の課題は強度です!
⑤化学の花園!ケミカルガーデンを作る!!
ある液体にとある粉末を入れると、結晶のようなものが広がっていき、まるでサンゴ礁のようにきれいなインテリアになります♪
液体に粉末を入れて数分経った後 ブドウみたいでかわいいですね!
粉末の種類を変えると、様々な色、形の結晶になります!不思議ですね!
今後も各班のテーマについて紹介していく予定です!
お楽しみに^^