2025年9月の記事一覧

ダイコンの間引きと追肥

 9月の2~4日かけて播種したダイコンが、順調に成長しています。

 

9月の16日から間引きをし始め、25日の今回は最終的に一本だけ残す選抜を行いました。

「(ひと穴に)3~4本生えているダイコンのうち、どのダイコンを残すのか」

 目安は生育が旺盛なものは残し、①生育が遅れていて小さいもの、②虫に葉が食べられているもの、が引き抜く対象ですが、生徒にとってはなかなか見極めが難しいようです。

 

 また抜き取ったダイコンの中には、小さいながらもすでにダイコンの形がわかるものもあり、驚いている生徒もいました。

 間引きの後は、ダイコンの周りに化成肥料を施しました。さらに生育を促しダイコンが大きくなるのを待ちます。

 

 

ハクサイの定植(農業系列)

 

2・3年生「野菜」

 2学期に入り、秋冬野菜の播種や定植を次々に行なっています。9月4日から12日にかけて、ハクサイの定植を行いました。

  

 お盆明けに播種し、苗づくりをしていました。

 畑への定植は、50cmの間隔でビニールマルチに穴を開け、殺虫剤を散布した後に苗を置き、植付け、水やりをするという一連の作業。ハクサイの葉は傷つきやすく根も細いので丁寧な扱いが求められます。また深く植えないように、植え付ける穴の大きさにも注意が必要です。

 

 1つの畝に50株以上、全部で19畝1000株近いハクサイを定植します。

 最初はぎこちなかった手つきも数をこなすうちに慣れ、要領もよくなってきました。立ったりしゃがんだりの繰り返しで作業は大変でしたが、1週間余りですべて定植することができました。

 

バケツ稲の刈り取り(農業系列)

 2年生「作物」

 1学期に植え付けたイネが、いよいよ収穫の時期を迎えました。品種は“ゆめみずほ”です。

 

 9月10~11日にかけて、最後の生育調査として「草丈」と「茎数」を測定した後、栽培していたバケツイネを鎌で刈り取りました。

 

 中には茎の数が80本を超えるものもありました。もともとは、1粒の種もみから発芽した1本の苗から大きくなったものです。「これだけ(茎が)増えるとはびっくり」と驚いている生徒もいました。

 刈り取ったイネは束ねて1週間ほど“はぞ”に干します。

  

 乾燥した後は、収量調査を行います。一株に何本の穂がついたのか、一穂に何粒のもみがついているのかを実際に調べていきます。

 

 

ダイコンの播種(13H 14H)

 2学期に入り、秋冬用の野菜の栽培が始まりました。1年生はダイコンに挑戦します。

 今回は、一般的な品種「耐病総太り」と伝統的な加賀野菜の一つ「源助」の2品種を育てることにしました。

 最初に、ダイコンについての特徴や栽培のポイント、播種の仕方などの講義を受けた上で、実際に畑に出ました。

 

 まずは株間30cmでマルチに穴を開けます。一人当たり2品種で合計4つを担当します。ネキリムシなどの対策として殺虫剤を散布した後、一つの穴に対して5粒ずつ種を播きます。

 

 

 最後に覆土・水やりをして播種は終了です。

 これから4~5日の間、毎日水やりをしながら様子を観察し、発芽を待ちます。一つずつに名前の書いたラベルを挿しました。あとは、きれいに芽が出てくれることを願うばかりです。