2024年9月の記事一覧

【3年総合学科】「食品製造」クッキー製造

 農業科目「食品製造」でクッキーの製造実習を行いました。3年生は今年度に入って何回もクッキー製造をしていますが、今回は普段のクッキー製造とは違った形で実施しました。生徒自らが「クッキーに混ぜ込む野菜や果物などの素材を何にするか」「素材の混ぜ方」「加える量」を考え、素材を活かしたおいしいクッキーを作ることを目標に製造を実施しました。

 素材について事前に決め、レーズンやレモン、オレンジなどを用いて、細かく刻む、果汁を加えるなど素材を活かすためにはどのような混ぜ方がいいのか、想像力を働かせながらクッキーを作らないといけません。

 新しい味の新商品になることを目指して、相談しながら試行錯誤を重ねクッキーを作ります。素材を活かしてどのようにクッキーを作るのか1人ひとりが想像し、考えて製造を行っていました。クッキーにオレンジをサンドする生徒もいれば皮と果汁を練りこむ生徒もいて、様々な工夫を見ることができました。失敗した生徒も成功した生徒もいましたが、普段のクッキー製造では見られない生徒の姿を見ることができました。

 

【2年総合学科】サツマイモ収穫体験

  昨年に続き今年も交流活動プログラム「サツマイモ収穫体験」を実施しました。1回目となる今回は朝日小学校の26人が6月頃に行った定植体験に続き、収穫体験に参加してくれました。

 大雨の影響が心配されましたが晴天に恵まれた中、最初に「さつまいもの不思議」について本校生徒が紙芝居で紹介し、1人1組のグループになりサツマイモ畑まで一緒に歩いていき、収穫体験スタート。

 2年生は初めての収穫体験であり、事前レクチャーで学んだことを活かして安全にも気を配りながら小学生をサポートしていました。小学生が元気よく土を掘って収穫したサツマイモは50kg以上!生徒1人1kgほどを持ち帰って家で食べるそうです。

 今年のサツマイモ収穫体験は残り7回を2週間に渡って幼稚園や保育園の園児を対象に行われます。これから サツマイモ収穫体験に来る皆さん、生徒一同お待ちしております。

【3年生総合学科「野菜」】ハクサイの定植

3年生「野菜」

 2学期に入り、秋冬野菜の播種や定植が目白押し。ダイコンに続いて、9月12日からはハクサイの定植が始まりました。夏休み中に播種しビニールポットに鉢上げをして、苗づくりをしていました。収穫時期をずらすため、早生から晩生まで4品種を1100ポット以上の苗を露地の畑に定植予定です。

 50cmの間隔でビニールマルチに穴を開け、苗を置き、植付け、ネキリムシ対策の殺虫剤を株元にまき、水やりをするという一連の作業。ハクサイの根は細いので根鉢を崩さないように慎重に扱います。また深く植えないように、植え付ける穴の大きさにも注意が必要です。

  1畝に160ポットの苗を定植します。最初はぎこちなかった手つきも数をこなすうちに慣れ、要領もよくなってきました。この間の暑さに加え、立ったりしゃがんだりの繰り返しで作業は大変です。

2年生も交え、2週間にわたって定植が続きます。

 

プランター寄せ植え

2年生「草花」

2学期のはじまりはプランターの寄せ植えの実習を行いました。5月、6月に播種した品種

【マリーゴールド・ニチニチソウ・ケイトウ・コリウス・シロタエギク】

この5つの品種から生徒たち自身の感性で選んで制作しました。まだまだ夏の花も元気です。

10号鉢を使用し、ランバート土に赤玉土・鹿沼土・腐葉土を混ぜ込み、元肥としてくみあい化成8号と緩効性肥料のマグァンプkを使用しました。少し成長に乱れもありますが、これからの管理も生徒自ら行い成長を見守りたいです。

【プランター①】

【プランター②】

【プランター③】

【2年生「作物】バケツイネの刈り取りと収穫調査①

2年生「作物」

 1学期に植え付けたイネが、いよいよ収穫を迎えました。品種は早生の“ゆめみずほ”です。

9月5日、栽培していたバケツイネをハサミや鎌を使って刈り取り、その場で茎数を計測しました。次に麻ひもで固く縛ってハウス内で数日間吊るし、乾燥させます。

9月10日、乾燥させていたイネの束から穂を切り取ります。切り取った穂の数を計測しました。60本以上の穂が実った生徒もいました。続いて一番大きな穂と一番小さな穂を選抜し、穂の長さを計測しました。最後にスケッチです。一粒一粒の籾がどのように付いて穂になっているのかよく観察し、用紙に描いていきました。

この後、一穂についた籾の数を計測したり、籾の重さを量ったりして収量調査を進めていきます。

 

 
 
 
 
 

 

 

一粒のお米から発芽した1本の苗が、いったい何粒のお米を生産したのでしょうか?いよいよ核心に迫っていきます。

【1年総合学科】ダイコンの播種と発芽

1年生「農業と環境」

 1年生の2学期に行う栽培実習は、ダイコンです。今回栽培するのは「耐病総太り」という一般によく作られている品種です。9月4日、実際に畑に出て種を播きました。

株間30cmの間隔でマルチに穴をあけた後、種を播きやすいように土を均します。一人当たり3か所が割り当てられ、1か所につき3粒の種を播きました。その後覆土・水やりをして一連の播種作業は終了です。2~3mmの種ですが初めて見る生徒もいて、その小ささにびっくりしていました。

 翌週の9月9日、播種から6日後。14H15Hともにきれいに発芽していました。早速発芽したダイコンの様子をスケッチしました。双葉(子葉)は、かわいいハート型をしています。この後、発芽した本数を数え発芽率を計算しました。81~82%の発芽率で、想定したよりも少し低い値でした。

播種後にまとまった雨が降ったことで、種が流されたのかもしれません。覆土の量が少なかった可能性があることと合わせて原因を考えました。

  この後、生育を見ながら1本にする間引き、追肥、土寄せ、除草などの管理作業を行いながらダイコ