学校行事・日誌

H24~26年度 学校行事

PTA総会

PTA総会
 
 5月12日(土)多くの保護者のご出席を賜り、平成24年度石川県立金沢二水高等学校PTA総会を開催し、すべての議題が承認されました。
 また総会後、1年生はホーム別懇談会を各教室で行い、2年生は視聴覚室、3年生は講堂で、平成24年度入試結果等についての進路説明会を行いました。
  
  

第3学年保護者進路説明会

平成24年度 金沢二水高等学校 第3学年保護者進路説明会

5月12日(土)、PTA総会後の14時20分から、3年生保護者を対象にした進路説明会を実施いたしました。

説明会の主な内容は、平成24年度入試結果の報告、受験をとりまく環境、 来春までの1年間の進路日程 の3点でした。「 生徒が高い進路目標を設定して、早い時期から受験対策に取り組み、受験を通じて人間的な成長を遂げることを期待している」と保護者の方々にお伝えしました。

土曜日の開催でしたが、200名以上の保護者の方々がご参加下さいました。ありがとうございました。
なお、今後の3年生保護者対象進路説明会については、9月1日(土)に予定しております



第学年 保護者進路説明会

平成24年度 金沢二水高等学校 第2学年保護者進路説明会

 
 
   5月12日(土)2年生の保護者を対象に進路説明会を行いました。150人以上の保護者の方が参加され、
  メモを取りながら熱心に耳を傾けておられました。
   説明会では、学年主任の向が、卒業生の体験談をもとに説明いたしましたが、その中から幾つかをご紹介
  します。
   ・「起床時間」「勉強の開始時間」「就寝の時間」を固定することで、毎日のリズムができ、学習習慣が身に
    つきます。
    ・「予習→授業→復習」のサイクルを大切にして基礎を固めていくことが進路実現につながります。土台を
     固めることで、記述力も養われます。
    ・今、志望校を下げる必要はありません。高い志望を掲げ、それに向かって努力することが大切です。
 最後に、「生徒の進路実現のために、様々な励ましを行っていきますので、保護者の皆様にもご協力をお願
いしたい」と述べ、保護者の皆さんから温かい拍手を頂戴しました。
 終了後は、何人もの方が担任と個別に懇談され、学校での生徒の様子や進路について話をしていらっしゃ
いました。


かたに文庫基金贈呈式

この度、国際ソロプチミスト金沢-くろゆりを通して、蚊谷八郎様より、亡き奥様が本校のご卒業であったご縁で、本校の教育活動に対する多額のご寄付を頂戴することになり、5月7日(月)校長室において、国際ソロプチミスト金沢-くろゆり会長鈴木千恵様、会員の中村圭子様、谷本紀子様をお迎えし、贈呈式が行われました。ご好意をうけ、本校では図書館に「かたに文庫」を設けることとし、生徒の心の琴線に触れるような良書を数多くそろえるべく準備を進めています。6月23日(土)には「かたに文庫」の贈呈式を行う予定です。
       
              基金贈呈式                                       文庫贈呈打ち合わせ                                            

1年生エンカウンター実施

1年生でエンカウンターを実施
 
 4月は1年生にとって高校へ入学して間もなく、新しい環境と新しい友だちに出会い毎日が緊張の連続です。そんな新しい出会いの中で、人間関係が少しでもスムーズにいくことを願い、4月11日(水)に『エンカウンター』という活動を行いました。
 
 クラスごとに、バースデーリング(ジェスチャーでコミュニケーションを行うことで、誕生日順に並ぶ活動)や他己紹介(ペアでインタビューした後、グループ内で他己紹介しあう活動)、共通点探し(グループ内で共通点をできるだけたくさん挙げる活動)などを行いました。クラスメイトと打ち解け、和やかなひとときをすごすことができました。
 
 《1年生の感想》
・知らない人がいたけど、自分から進んで話しかけることができました。
・同じグループの人のことが少しわかって良かったです。
・クラスの人と少しなじめたと思うのでよかったです。
・入学してすぐで緊張していたから、こういう機会があってよかった。
・他のエンカウンターもしてみたいです。
 
 

 
 相談室では、生徒の悩み事・相談に対応できるよう、常時教員が在室しています。保護者の皆様もお気軽にご相談ください。

平成24年度第65回入学式


   平成24年度第65回入学式
 
 平成24年度 第65回入学式 「式 辞」 
 
                       
春爛漫の佳き日、松本雅之PTA会長様、小川陽子同窓会長様、歴代校長様、学校評議員様はじめ多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、第65回入学式を挙行できますことは、本校関係者の等しく喜びとするところであります。
ただいま、入学を許可いたしました普通科400名の新入生の皆さん、伝統ある金沢二水高等学校に入学おめでとうございます。皆さんのこれまでの努力を讃えるとともに、晴れの入学を心から歓迎いたします。また、皆さんを支えてこられた保護者・ご家族の皆様にも心からお祝い申し上げます。
本校は昭和23年学制改革により新設されて以来早や創立64年となり、二万五千人を超える卒業生が政財界や学問・芸術など幅広い分野で活躍している全国レベルの伝統校であります。「文武両道に精進すること」をモットーに、「自由・闊達・明朗・真摯・清新」の校風を半世紀以上にわたり培ってまいりました。この伝統校に入学できた皆さんは本当に幸せ者であると思って下さい。そして三年間この学舎で自分を鍛えるのだと決意して下さい。
新入生の皆さんには、今日から二水生となるに当たり三つのことを話しておきます。
一つ目は「人間的成長を図る」ということです。自分はどんな人生を送ろうとするのか。そのために高校生活で何をなすべきかをよく考え抜いてもらいたいと思います。自我を膨らませ、自分探しをするのが高校時代です。そのためには読書により先人は何を考え、どう生きたのかを知り、深く思索することが必要です。
二つ目は「より高い進路目標を持ち、その実現のため最大限に努力する」ということです。皆さんの能力は限りない可能性を秘めた高いものを持っております。旧帝大等の高い進路志望を持って、三年間計画的に学習をすすめ、日々の努力を怠りなく継続すれば、必ずや「念ずれば花開く」目標とする大学に到達できるでしょう。皆さんは将来大学で専門知識を学び、全国に友人・知人のつながりを持ち、ふるさと石川やわが国のために働くリーダーとして活躍が期待できる人材であると確信しております。
最後に「文武両道に精進すること」です。部活動はその競技力や文化的素養を伸ばすだけでなく、精神的な成長さらに先輩・後輩や同級生同士の人間関係を学ぶ場であります。なかでも克己(自分に打ち勝つ)・謙虚さ(へり下る心)・忍耐(我慢する心)はその中心です。部活動や学校行事を通して健康な心と身体をつくって下さい。
明治維新を切り開いた西郷隆盛南洲先生は「講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以て終始せよ。」と言っております。学問を究めるには道理を守り、仁の心で人々を愛することを目的として、自分の修養には己に克つということをいつも心掛けねばならないということです
保護者の皆様、新入生は二水生としての高校生活を通して、未来を切り開く「生きる力」さらにその根本をなす「確かな学力」を身につけてまいります。どうか温かく見守り励まし続けて下さい。ご家庭と学校が連携を密にしていくとともに、本校の教育方針・施策にご理解を賜り、教育活動の展開にご協力いただきますようお願い申し上げます。
終わりに本日ご臨席のご来賓の方々、保護者の皆様に深く感謝申し上げますとともに、新入生の皆さんの心身のバランスのとれた人間的成長、高い進路目標の実現、充実した高校生活を心から期待し、式辞といたします。
平成24年4月9日          石川県立金沢二水高等学校長  近藤 繁彦

平成23年度 第64回卒業式

 平成23年度  第64回卒業証書授与式
 

 学校長 式辞

 大寒を過ぎてから豪雪となったこの冬も終わり、わが緑が丘の台地にもようやく春の息吹が感じられる今日、花岡博司PTA会長様、小川陽子同窓会長様並びに歴代校長様をはじめ多数のご来賓の皆様のご臨席をいただき、ここに第64回卒業式を挙行できますことは、本校関係者の等しく喜びとするところであります。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。3年間、夏の暑い日差しのもと、また冬のつらい吹雪のなか、通い続けたガレリアに代表されるこの学び舎を皆さんは本日巣立つことになります。今皆さんの胸中は、きっと清々しい満足感に満ちあふれているものと察します。

 保護者の皆様、本日お子様が3か年の蛍雪の功なり、めでたく金沢二水高等学校卒業を迎えられましたこと、3年間お子様と苦楽をともにし、本校と何かと関わりあっていただいたご苦労を思うとき、感無量であると拝察し、心から卒業をお喜び申し上げます。

 さて、3年間の高校生活を振り返って見ますと、桜花爛漫の中、本校へ入学した初々しい1年生では、期待と不安が入り交じったなか高校生活がスタートし、5月の陸上競技大会、夏の二水祭を経てようやく二水生らしくなったはずです。本校の中堅として部活動・生徒会活動はじめ大事な役割を担った2年生では、上海万博の影響を避け北海道への修学旅行となり、班別自主研修や富良野自然体験に楽しく取り組みました。本年度は最上級生として積極的に「二水祭」はじめ学校行事を推進し、さらに進路実現に向けて果敢に挑戦し、最大限に努力し続けました。このように皆さんは本校の伝統を受け継ぎつつ新しい課題に立ち向かい、本校の新たな時代の扉を開けた生徒たちであると言えましょう。

 高校時代の最大の出来事は、昨年3月11日に発生した「東日本大震災」であります。その後続いた原発事故を含め、わが国に未曾有の危機をもたらし、現在も復興がままならない地域も多く残されています。身近な人を亡くしたり、家や財産を失ったり、仕事・職場を失ったり、悲しいことばかりですが、唯一の希望の灯りは若い人たちに国民としての絆と自分が今果たさなければならないことの自覚をもたらしたことです。今後のわが国の復興は若い人たちのエネルギーが原動力であり、周りの大人はそれをサポートすることが肝要かと思います。

一方、わが国を取り巻く国際情勢では、東アジア圏においてわが国はもはや絶対的な求心力を持つ国ではありませんが、中国・韓国・台湾並びにインドシナ半島諸国と友好関係を保ち、更に発展させていく謙虚な姿勢が要求されます。今後国際人として生きる皆さんにとって、ぜひ必要なことであります。

今日、皆さんを取り巻く世界は、グローバルスタンダード混迷の時代にさしかかっていると言えましょう。このような時代だからこそ、皆さんの若い感性・情緒力で世界に安定と平和をもたらしてほしいのです。

 明治維新を切り拓いた西郷隆盛南洲先生は、「幾たびか辛酸を経て志始めて堅し。」(人の志というものは幾度も幾度もつらいことや苦しい目に遭ってのち、はじめて固く定まるものである。)といっておられます。このことを踏まえ、これからの人生を生き抜いていく卒業生の皆さんにはなむけの言葉として3つのことを話したいと思います。

 最初に「誠実であれ」

皆さんは、自分自身はもちろんのこと、他に対しても心に「誠実さ」を刻みながら、対処していく姿勢が人生の根本姿勢となります。時には人間関係で悩むこともあるかと思いますが、解決方法はただひとつ誠実を貫くことです。誠実にかつ真摯に対応する人は必ずや周りの人から信頼されます。

2つ目に「共生社会に生きる」という姿勢です。

今後の日本の復興のポイントは「一人一人が互いに理解し合い、認め合う」つまり共生(ともに生きる)社会を構築すること、また、「自分一人が良ければそれで良い」とする態度ではなく、「自分も幸福に生きることを願っているが、同様に相手も幸福に生きたいと願っている」ことを理解しなければなりません。勝手気ままに行動する人や、公共マナーに欠ける人、さらに周囲の人にあまりに無関心な人たちが闊歩する風潮を打破し、ぜひ皆さんは相手に好感を持たれるような言動を心掛け、また相手を理解しようとする思いやりを持って対処することを心掛けて、立派な共生社会の一員となってください。

3つ目は「早起きをする」という習慣づけです。

何かをするために時間がないと嘆く前に、朝1時間でも2時間でも早起きをしてみましょう。大気・宇宙の「浩然の気」を独り占めし、自分の課題に静かに向き合い、地道に取り組んでいく。朝の時間は皆さんを向上させる芽が育つ貴重な時間となるはずです。ぜひ実行してみてください。

 卒業生の皆さん、今後は、母校金沢二水高校、ふるさと石川で培った精神文化に誇りと愛着を持って、真の国際人としてグローバルな視野で人生を切り拓いていただきたいと思います。

 終わりに、本日ご臨席のご来賓の方々、保護者の皆様に深く感謝申し上げますとともに、卒業生の皆さんの前途が幸多からん事を心から願って式辞といたします。

平成24年3月2日                石川県立金沢二水高等学校長  近藤 繁彦

 
           PTA会長祝辞
 
 

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