校長室より「おこらいえ」
今晩18:15 「ふむふむ」見てね
地震から 471 日目
豪雨から 207 日目
2年生の授業風景です
ビジネスコースは情報処理の授業です
Exell の関数について学んでいました
普通コースの古典探究は
2クラスを3つの習熟度に分けて
個々に応じた内容を学んでいます
山本先生は寺子屋スタイル
あるいは禅問答スタイルです
生徒との対話を重視した
まさに職人芸です
一方こちらは新採の濱田先生
ICT機器を活用して
生徒の興味関心を引き出しながら
丁寧に説明しています
そしてこちらが高森先生の少人数精鋭クラス
学校の中でも生徒からの授業評価が
トップクラスの先生です
それぞれの先生がそれぞれのスタイルで
多様な学びを展開させています
昨日
「奥能登における高校魅力化構想説明会」
が行われました
この会には
県教委と
奥能登5高校の校長及び担当教員が集まり
魅力的な高校づくりに向けて話し合いが持たれました
奥能登5高校の統廃合はしない方針であるとの
知事による表明が先日ありましたが
今後は5校のネットワークを構築し
(1)各校の持つそれぞれの魅力をさらに充実させること
(2)生徒個々のニーズに応えうる学力向上
(3)外部機関との交流活動を充実させること
に対して協力していくことが求められます
今被災地で顕在化している教育の諸問題は
全国各地で現実に潜在していること
今その課題に否応なしに
立ち向かわなければならない我々には
今後の日本における教育に対して
ある程度の指針を示す責任があります
【被災地に電気が灯るまで】第21回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
第20回までに
電池のしくみについて
ごくごく基本的なしくみを説明しました
そして今日から
すこし本題からはずれるように見えますが
「火」について考えてみたいと思います
ギリシア哲学では
土・水・火・風を
万物を構成する4元素と捉えていました
やがて果実の発酵の際に生じる「風」や
鉱山で発生しろうそくの炎を消す「風」など
普通とは若干性質の違った「風」の存在も
知られるようになりました
ヘルモントはこれらの存在を
ギリシア語の「混沌(カオス)」にちなんで
「ガス」と名付けました
そしてこの「風」と「火」の関係について
さまざまな実験と考察が繰り広げられることとなります
つづきは明日
【今日のじょーおこらいえ】
校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は8月31日「人間がAIに負けないこと」を読んで
「最近ではニュースやSNSだけでなく
教科書にもどんどん出てくるようになったAI
いつかは仕事を奪うだけでなく
脳にマイクロチップを埋め込む可能性もあることに
驚いています
校長先生のブログに
AIは想定外のことや未経験のことについては
今のところ案外脆いと書いてあり
人間がAIに勝てるものは感情ぐらいしかないのか
人間が作るものに人間が支配されてしまうのか
と考えていた自分は少し安心しました
しかしいつかは未経験のことにも
強くなりそうなので
自分はAIに絶対に負けたくない
と言う気持ちを持って
もっといろいろなことに挑戦をしたり
新しいことをしたいです
しかしAIを少しも使わないとなると
作業効果などが下がってしまうので
AIと人間が共存して
今までよりもより良い生活を
していきたいと思いました」
《匿名希望》
先日行われた
大阪万博オープニング関連セレモニー
「銀河のMATSURI」
本校生徒の活躍の模様が
今晩18:15 からのHAB北陸朝日放送
「ふむふむ」の第2部で放送されます
是非ご覧ください
カルシファーの謎に迫れ
地震から 470 日目
豪雨から 206 日目
8日の入学式以来初めて学校での勤務
さっそく授業の様子を見て廻りました
今日は1年生の授業の様子を報告します
まずはビジネスコースです
16名の生徒が入学しました
こじんまりとしたクラスですが
英語の授業では
ALTのマイケル先生
新採の加藤先生といっしょに
英語で自己紹介をしていました
普通コースの数学は
2クラスを3展開した
習熟度別クラスです
こちらも少人数のクラスで
それぞれの理解度に応じた
きめ細かな指導が行われています
地震で使えない教室が多く
3つめのクラスは
調理室での授業です
ちょっと変わった光景です
それでも目を輝かせて
高校の授業に臨んでいました
先日被災地を訪れてくださった
石川地区町内会長会の松田 博光 会長様より
報告書を送っていただきました
被災地の情報を伝えていただいて
ありがとうございます
【被災地に電気が灯るまで】第20回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
第19回では
金属には陽イオンになりやすい
わかりやすく言えば錆びやすい順番があり
それを「イオン化傾向」という
ということを学びました
「イオン化傾向」の小さい金属たとえば
金・銀・銅・プラチナなどは
錆びにくいので価値が高い
すなわち貴金属と呼ばれるわけです
またこれまでに学んだことを
簡単にまとめると
食塩水や酸のように電気を通しやすい液体に
「イオン化傾向」の違う金属を浸けて
導線をつなぐと電気が流れるということです
どうです?
電池の仕組みは単純でしょ
なんだか作れそうな気がしてきますね
明日から少し横道にそれて別の話をします
「火」の正体です
よく考えてみると
「火」って不思議じゃないですか?
あれ何?
気体?液体?
絶対個体じゃないですよね
さあ君は誰?
カルシファーに訊いてみましょう
https://www.ghibli.jp/works/howl/#&gid=1&pid=12
【今日のじょーおこらいえ】
校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は3月10日「それでも正解がある問い」を読んで
「まずタイトルに惹かれました
問いに答えがある事は当たり前であるのに
なぜ「それでも」がついているのか
この記事はすごく現代的な問題であり
情報を扱う上で
大切にしていかなければならないことであると思いました
「ごんぎつね」の感想にまつわる25年前の思い出
と言う投稿に触れられており
小学生であった投稿者が
「殺さなければもっと栗や松茸を食べれたのに」
と述べたことに先生が
「がっかりです もっとしっかり読みなさい」
とコメントしたことに対し
SNSで炎上してしまったそうです
一見すると先生が悪いように思えますが
そこへ至るにはちゃんと背景があった
と書かれていました
現代でも充分起こり得ることであり
情報を鵜呑みにせず
正しく判断することが大切だと思いました」
《谷内結人》
春なのに寒い一日でしたね
地震から 469 日目
豪雨から 205 日目
【被災地に電気が灯るまで】第19回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
第18回では
Zn H Cu を
電子を受け取る力の強い順に並べる
宿題を出しました
亜鉛 Zn は陽イオンになるとき電子を2個出して
Zn → Zn2 + + 2e−
水素イオンに渡しているので
2H+ + 2e− → H2
H の方が電子を受け取る力が強いと言えます
一方銅 Cu ではこの反応が起こらないので
H よりも Cu の方が
電子を受け取る力が強いと言えます
したがって電子を受け取る力は
Zn < H < Cu
の順に大きくなります
逆に言えば電子を渡す力は
Zn > H > Cu
の順に小さくなるとも言えます
陽イオンになるときには
他に電子を渡しているので
この順番は
金属を陽イオンになりやすい順番に
並べたものということになります
金属を陽イオンになりやすい順に並べたものを
「イオン化傾向」と言います
Li(リチウム)
K(カリウム)
Ba(バリウム)
Sr(ストロンチウム)
Ca(カルシウム)
Na(ナトリウム)
Mg(マグネシウム)
Al(アルミニウム)
Mn(マンガン)
Zn(亜鉛)
Cr(クロム)
Fe(鉄)
Cd(カドミウム)
Co(コバルト)
Ni(ニッケル)
Sn(スズ)
Pb(鉛)
H(水素)
Cu(銅)
Hg(水銀)
Ag(銀)
Pt(プラチナ)
Au(金)
化学を選択している皆さんは気づいたでしょう
教科書には載っていない金属も含まれています
そうこれは私が独自に授業で使っていた
「ハイレベルイオン化傾向」です
よく生徒からは
「覚えないといけないんですか?」
と質問されましたが
「覚えなくていいよ
でも覚えておくといいことあるかも」
ちょっとプレミア感を醸し出すと
生徒はみな競って覚えていました
強制的に覚えさせられるとイヤなものです
言い方ひとつです
【今日のじょーおこらいえ】
校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は10月30日「長いものを捲け」を読んで
「長い挨拶や長い会議が苦手という主張に
すごく共感しました
最近よくSNSなどで見るのが
会社での強制飲み会を廃止したい
などというものです
私自身はまだ社会人でもないので
体験したわけでもないのですが
私も絶対に嫌だと思います
この記事とこの話題と関連付けたのは
どちらも多くの人にとっては無駄だと感じたからです
多くの人にとってという事は全員ではないです
だから少しの人には有意義なのだと思っています
私は片方しか得をしないことが無駄だと思っています
なのでこのブログの
無駄なことについて触れているのにとても共感しました」
《匿名希望》
飲み会の席で上司がしてはならない話題は5つ
とよく言われます
「自慢 説教 仕事の愚痴 プライベートを根掘り葉掘り」
もうひとつが何だったか思い出せません
昔は先輩教師と飲みながら
教育にかける思いなどを聞かせていただいたものです
今はその機会もめっきり少なくなったもので
たまにこのブログ
若い先生に伝えたいことなども
呑みながらグダグダ書いています
ただ現在寝食している教員仮設住居は
隣との壁が薄く
缶ビールをシュポッと開ける音が
隣の部屋に筒抜けで
(私はジョッキ生派なので特に音がデカイ)
何本呑んだかすべてバレているようです
万博開幕25時間前
地震から 468 日目
豪雨から 204 日目
先日教職員の集合写真撮影の一コマ
「主体的な生徒を育てるべき教員が
指示されないと整列できないようでどうする!」
生徒指導の冨水諒一先生から叱責が・・・
おっしゃるとおり!
一番行動の遅い校長が
コソコソと隠れるように着席するのでした
失敗を恐れず行動する組織を目指して
年度当初の校長挨拶は
「おもろい学校にしましょう!」
ひとことだけ
あとは先生方が考えて動いてくれるでしょう
さらに第1回の職員会議では
髙橋潤也教頭先生から
「新規に何かするときは
そうれんほうの徹底をお願いします」
一般的には「ほうれんそう」と言いますが
「相談・連絡・報告」の順番も
意識するようにとの言葉です
なるほど!うまいこといいます
大阪万博連動企画
「銀河のMATSURI in NOTO 」
全国各地からの太鼓の響きで
大阪万博の夢洲会場の地底に眠る
岡本太郎の傑作『太古の太陽』を
復活させる「MATSURI 」
場所は能登半島の最先端
震源地近く
聖域の岬 青の洞窟
18時23分の日没前から
万博の大屋根リングの中心にある
「輪島塗の地球儀」に向けて
輪島高校の箏曲部と
和太鼓部が
太古の太陽を復活させます
空にはフェニックスを思わせる雲
太平洋と日本海を桜でつなぐ歌
地震から 467 日目
豪雨から 203 日目
「桜で霞む兼六園
お殿様も見てたっけ
天守閣より微笑んで」
私が小学生の頃
輪島の河井小学校の校庭に
桜を植えながら歌った歌です
「太平洋と日本海を桜でつなぐ歌」
名古屋と金沢を結ぶ国鉄バスの車掌さん
その沿線に桜を植えて
太平洋と日本海を花で結ぶことを夢見て
一本一本植えられました
今も沿線に見事な花を咲かせる桜並木
その日本海側の終着点が
輪島の河井小学校の校庭だったのです
今夜夜10:30よりNHK「時をかけるテレビ」で
当時のフィルムが蘇ります
ぜひご覧ください
昨年12月に参加した
パリのOECD本部での
OECD Education2030プロジェクト∞無限大の
「生徒教師国際サミット」
「体験・感想報告」がまとまりました
本校生徒からの提言もまとめられています
ぜひご覧ください
私の方はといえば
火曜日お昼に輪島高校全日制の入学式
夜には定時制の卒業式を終え
夜行バスと新幹線を乗り継いで
福岡第一高校さんの入学式
帰ってきて昨日は商業教育研究会
そのまま今日は校長会と
ずっと学校へは顔を出していませんが
先生方がそれぞれご自分の持ち場で
活躍している様子を
ホームページで確認しています
一昨日は対面式や部活動紹介
合唱「フェニックス」のお披露目会がありました
自走する組織輪島高校の本領発揮です
今日の校長会では
塩田教育次長から
学校の課題の早期把握とその解決に向けて
というお話がありました
その上で
「課題」を「のびしろ」と捉えろ
とも
なるほど
これなら何かしてやろうという気になりますね
そういった意味では
のびしろだらけの奥能登の高校
何を仕掛けようか
ワクワクしてきます
明後日から
大阪万博が始まります
開会セレモニーは
明日の夕方
つまり1日前からスタートです
震災で何もかも失った輪島高校和太鼓部が
震源地の奥能登珠洲から
復活の太鼓を打ち鳴らします
震源地近くには禄剛崎灯台
通称「狼煙の灯台」があり
まさに「復活の狼煙」です
その後全校各地を25時間オンラインで繋ぎ
最後は万博会場でのフィナーレの花火と
私たちとも交流のある帝京安積高校さんの
東日本大震災からの復活の太鼓に繋げます
なんだかオープニング前から
いろんな問題点が指摘されていますが
「なんでもいい
前を向くための元気になるなら」と
一生懸命がんばっている被災地の高校生の気持ちを
感じてもらえたらと思います
【被災地に電気が灯るまで】第18回
発電と電池の仕組みについて学び
エネルギー問題の解決を目指すこのコーナー
第6回で
亜鉛や鉄などの金属は塩酸に浸けると
水素の泡を出しながら溶ける
ということを学びました
今日はこの反応を化学反応式で表してみましょう
金属が液体に溶けるなんて
なんだか信じられませんが
日常的によくみられます
例えばカルシウム分や鉄分を多く含む温泉などです
液体に溶ける時には
金属は陽イオンの形になっています
水は
イオンのように電気を帯びたものを溶かすからです
亜鉛 Zn は電子を2個放出して陽イオンになります
化学反応式で表すと
Zn → Zn2 + + 2e−
この時放出された電子は
水の中に溶けていた水素イオンが受け取って
2H+ + 2e− → H2
発生する水素の泡はこれです
一方銅 Cu ではこの反応は起こりませんでしたね
以上のことを踏まえて問題です
Zn H Cu を
電子を受け取る力の強い順に並べてください
答えは明日
【今日のじょーおこらいえ】
校長ブログを読んで生徒が書いてくれた感想を
紹介するコーナー
今回は2月26日「自然は不思議の宝箱」を読んで
「氷が溶けると水になります
では雪が溶けると何になるでしょう?」
このなぞなぞは「おこらいえ」を見た
奥野先生が授業中に話してくれて
(奥野先生 授業のネタに使ってくださったんですね)
私はなぞなぞになると
なぜか「絶対に解きたい!!」
という気持ちが沸いてきます
必死に考えましたが
全然わかりませんでした
どこかから「春じゃない?」
という声が聞こえて
それでもなお???だったけど
先生が
「冬が終わり暖かくなって
雪が溶けると春になります」
と解説をしてくれてやっと意味がわかりました
それを聞いてすごくスッキリしました
私はあまり勉強のやる気を持っていないのですが
このなぞなぞの答えを必死に探す熱量を
勉強に持っていけたらいいな
考える→スッキリ→楽しい
のループができればいいなと気づきました
仮設に入ってから
本当の家から離れてしまいましたが
人目が気にならない広大な散歩道を手に入れたので
植物の周りの雪や空を見上げて
雨雲をしっかり見てみたり
自然に着目して散歩してみようと思いました」
《匿名希望》