2025年3月の記事一覧

エネルギー問題

地震から 446 日目

豪雨から 半年

 

「街プロ」企画発表会が行われました

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/070301e7560d8c90bf454db742a0627c?frame_id=210

 

昨年度は

子どもの居場所づくりやグラウンド整備など

とにかく今の状況を打破したい!

という活動が多かったのですが

少し生活も落ち着いてというか

言い方は適切ではないかもしれませんが

悲惨な状況が日常化してきたというか

とにかく未来を見つめる時間軸が伸びた気がします

少し遠いところを視座にした研究が目立ちました

 

特筆すべきは

エネルギー問題に関する研究が多くみられたこと

なかなか電気が復旧しない中で

困った暮らしがいつまでも続く中で

エネルギーをなんとかしたいという願いが

特に切実だったのでしょう

 

(1)小型火力発電 

  焚き火で発生した熱を電気に変換できる

  「キャンピングストーブ」は既に商品化されています

  薪などを燃焼室で燃やし 

  発生した熱を電気に変換するしくみです

  このグループの工夫は

  燃やす燃料に災害ゴミを利用しようと

  思いついたところです

 

(2)サボニウス型風車

  これまでのプロペラ型風力発電は

  1方向の風しかとらえることができません

  全方位の風しかも微弱な風もとらえることができます

  乱気流にも対応して継続的に発電できます

  音も静かで深夜でも利用できるなど

  これを一家に一台導入してはという提案です

 

(3)バイオガス発電

  食品廃棄物や家畜の排泄物などの

  有機性廃棄物を発酵させて発生させた

  メタンガスなどのバイオガスを燃料として

  発電する再生可能エネルギーです

  メタンガスはおならの主成分ですが

  それ自身は臭いがありません

  臭いのは硫化水素やスカトールなどの

  腸内悪玉菌のせいで発生するガスによります

  おならの臭いを薄めると温泉の匂いに

  さらに薄めるとゆでたまごのにおいに

  もっと薄めると焼肉の香りになります

  全て同じ硫化水素の匂いです

  濃度で感じ方がまるっきり変わるって

  おもしろいですね

 

(4)バイオディーゼル燃料

  使用済みの菜種油等の植物由来の食用油などを

  ディーゼルエンジンで利用できるようにした燃料です

  ガソリンを燃料にするエンジンに対して

  軽油を燃料とするのがディーゼルエンジンです

  ドイツ人ディーゼルが発明しました

  ガソリンエンジンは

  空気とガソリンを圧縮して

  プラグで火花を飛ばして点火します

  ディーゼルエンジンは

  圧縮して高温となった空気に

  軽油を吹きつけて自然発火させる方式です

  軽油には硫黄分などの不純物が多く含まれるため

  燃やすと黒い煙を吐きます

  トラックやバスのエンジンです

 

(5)積雪発電

  青森にあるIT企業「フォルテ」さんの技術

  雪から電気とお湯を生み出す仕組みです

  融雪にも活用できると期待されています

  「スターリングエンジン」という装置を使って行われます

  ガスなどで温めた熱源と

  エンジン内を通る冷媒(水や不凍液)の温度差で

  内部のピストンを動かして発電します

 

(6)流水発電

  水の流れているところなら

  どこにでも設置できる小型の水力発電機です

  以前課題研究に取り組んでいたグループで

  男子トイレの小便器に定期的に洗浄水を流す装置に

  この発電機を取り付けようと試みた生徒がいましたが

  残念ながら発電量が微弱すぎて

  使いものになりませんでした

  「流水発電はトイレの洗浄水では使えない」

  これも立派な研究成果です

  発明王エジソンも

  「私は失敗したことがない

  ただ一万通りの

  うまく行かない方法を見つけただけだ」

  と言っていますしね

 

(7)コンポスト発電

  2015年にオランダで「植物発電」が実用化されました

  水性植物の根から出る栄養分を

  微生物が分解するときに出す電気を利用するものです

  微生物の力で生ごみを分解する「コンポスト」で

  応用したのがこれです

 

ざっと7つのグループがエネルギーに関する研究です

ぜひ既存の発電機を活用するだけでなく

自分で新たな発電機や電池を

開発してもらいたいものだと思います

 

それには発電や電池の原理を学ぶ必要がありますね


これからこのブログで

電池のしくみを説明するコラムをシリーズ化します

エネルギーグループのみんな

ぜひ読んでください

 

今日は第0回

歯に金属を詰めている人

アルミホイルや金属のスプーンなどを噛んで

キーンって痛みが走ったことないですか?

これが電池の原理です

 

なぜこれが?

次回より少しずつ勉強していきましょう 

WAJIMA NIGHTから新たなステージへ

地震から 445 日目

豪雨から 181 日目

 

花火を打ち上げた輪高生が仕掛けるイベント

「WAJIMA NIGHT」が開催されました

 

会場近くの「キリコ会館」のシャッターには

被災前の賑わう輪島の写真で飾られた

大きなモザイク画が見応えたっぷりです

 

 

 

 

 

 

 

寒空の下

輪高生たちが駐車整理に活躍です

 

 

 

 

 

 

 

会場近くには多くの仮設住宅が建ち並び

騒音でご迷惑をおかけすることを

生徒たちが1軒1軒ビラを撒いて

ご挨拶に伺いました

会場となる駐車場にもご配慮願い

お車の移動をしていただきました

ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

「街プロ」猫も食べれる非常食班の

ブースもありました

 

 

 

 

 

 

 

MRO「絶好調W」でおなじみの

「エイトMAN」さんの迫力満点のステージ

パワーをいただきました

 

 

 

 

 

 

 

北陸キッチンカー協会のみなさまも

駆けつけてくださいました

 

文化祭にも来てくださった「Chanoki」さん

 

 

 

 

 

 

 

やきめしぎょうざの「アサヒ軒」さん

 

 

 

 

 

 

 

ボリュームたっぷりやきそばは「BuTaGoRi」さん

 

 

 

 

 

 

 

トルネードポテトが大人気「庵陽灯(あんやと)」さん

 

 

 

 

 

 

 

「SINCERE」さんはご自身も阪神淡路で被災されたそう

 

 

 

 

 

 

 

 韓国グルメあれこれ「グラグラ」さん

 

 

 

 

 

 

 おなかも心もあたたまりました

 

夕闇せまるころに

イルミネーションでライトアップ

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ野外映画の上映です

 

 

 

 

 

 

タイ出身のナタコーンくんが中心となって

たくさんの友達に協力してもらいながら

実現にこぎつけました

がんばったね!

 

さあ

こうして少しずつ生徒の夢が叶っている

「私たちの街は街は私たちがつくる」

街づくりプロジェクト「街プロ」は

新たなステージに入りました

1年生が秋から活動に参加しています

 

3月21日(金)

「企画発表会」が行われます

時間は9:40〜12:30

一般の方もぜひお越しください

生徒の輝く未来を応援していただければと思います

 

何を目指すのか?

どのようなしあわせを求めるのか

企画段階のものを発表し合います

 

昨秋の豪雨で壊滅的な被害を受けた町野地区

そこには町野を蘇らせるための

「町野復興プロジェクト」

同じ響きの「まちぷろ」があります

実行委員長の山下祐介様を

メンターとしてお迎えすることになっています

 

発表内容は

(1)火力発電で非常用電源を作る【エネルギー】

(2)被災地ツアー【起業】

(3)輪島の自然を取り戻そう!【その他】

(4)アップロジェクト【観光】

(5)観光地を復興しよう!!【観光】

(6)サポニウス型風車を作る【エネルギー】

(7)猫と人が食べれるおやつ【医療】

(8)米粉を使った料理【農業】

(9)スポーツで健康【起業】

(10)イゴボールでイベントを開く【イベント】

(11)バイオガス発電【エネルギー】

(12)朝市の復興に向けて【観光】

(13)地域医療【医療】

(14)バイオディーゼル燃料【エネルギー】

(15)空地を利用して風力発電【エネルギー】

(16)AI教材を高校生向けの学習支援として活用できないか【AI】

(17)スターリングエンジンに使う不凍液を冷やすために雪を使う【エネルギー】

(18)流氷を使って発電する【エネルギー】

(19)冬の輪島市運動会!【イベント】

(20)生ゴミをコンポストで発酵し発生した熱で発電【エネルギー】

(21)災害とペット【医療】

(22)スポーツ・イベントで小学校と交流【イベント】

(23)災害後の栄養について【栄養】 

 

昨年度は子どもの居場所づくりや

被災者の交流会など

心のケアに関するものが多かったのですが

内容的にも少しずつ復興に向かっている気がします

エネルギーや観光など

次の世代を見据えたものが増えてきています

(7)や(12)など

先輩の研究を引き継いだものもありますし

(16)のように

OECDとの共創を意識したものもあります

 

どうぞ専門家の方

タイトルをご覧になって

アドバイスいただけるようなものがありましたら

お待ちしています

ぜひよろしくお願いいたします

輪高生がつくるイベント

地震から 444 日目

豪雨から 180 日目

 

今日は石川県の公立高等学校の合格発表の日です

氷雨のぱらつく寒い日になりましたが

本校の玄関にも大勢の受験生と家族が集まり

番号を見つけて歓声をあげていました

 

 

 

 

 

 

普通科61名

普通科ビジネスコース16名の合格者がありました

定員割れをしていますが

輪島中の生徒はほぼ来てくれました

また通学のための道路も開通しましたので

近隣の門前中や東陽中からも来てくれました

金沢の中学校へ転学したけど

生活の目処がついて帰ってきた生徒も

「それでもここ輪島にいる」みなさん

高校生活のスタートに向けて

しっかり準備をしましょう


サイゼリアの元社長 堀埜 一成 氏が

コミュニケーションの大切さについて

語っていらっしゃいます

 

「部下の部下は部下じゃない」

2段飛ばしで指示をすると混乱を招く

ということです

現場でボソッと感想を言ったとしても

言われた部下の部下は命令と受け取ってしまい

見当違いの方向へ走り出してしまうのだそう

私も生徒との接し方に気を配ろうと

気づかされました

 

「技能を技術にしろ」

見様見真似で伝承されるのが「技能」

文字媒体を通して伝えるのが「技術」です

文章化やマニュアル化の重要性を

説いていらっしゃいます

 

「不可能限界くらいを目標に設定しろ」

トップが大きいことを言うと

ロマンを感じる人が出てきます

明るい未来を示す言葉を発するのが

リーダーの役割です

業界においては

現実的で達成可能な目標しか設定できない会社は

目標達成すると失速してしまうのだそう

「半島の最先端から

 めざせ世界の最先端!」

 

以上は「PHPビジネスTHE21」総力特集

できるリーダーは必ずやっている「言語化」

を参考にさせていただきました

 

ほかにも

言語化力を鍛える秘技

「ストラテジック・コスモス(戦略の宇宙)」

の紹介もありました

ぜひ取り入れてみようと思います


昨年東北復興ツアーでお世話になった

多賀城高校の小野敬弘校長先生から

久しぶりにご連絡がありました

当時の新聞記事を送ってくださいました

 DB3803B4-E527-42F1-A29E-C0A495A65D8C.jpeg


20日(祝)

「WAJIMA NIGHT」が開催されます

花火を打ち上げた輪高生が

全国各地の学生さんと共催する

楽しいイベントです

 

(1)イルミネーション

  「街プロ」花火班が仕掛けます

  綺麗な光が輪島を包みます

(2)キッチンカー

  漂う香りに食欲そそる

  たくさんのキッチンカーが駆けつけてくれます

(3)体験ブース

  ものづくり体験ができます

  子どもから大人までどうぞお気軽に

(4)ステージ企画

  ダンス部の生徒たちの発表もあります

  県内で活躍中のバンドも

(5)野外シネマ

  「街プロ」映画班が  

  屋外の大型スクリーンで映画を上映します

  キッチンカーで買ったものを

  召し上がりながらどうぞ

 

場所はマリンタウン

時間は16:00より

入場料無料です

ぜひぜひお越しください

芸術は爆発だ!

地震から 443 日目

豪雨から 179 日目

 

「芸術は爆発だ!」

かつて岡本太郎さんはそう叫びました

 

岡本太郎さんといえば「太陽の塔」

1970年の大阪万博のシンボルです

 

 

 

 

 

「太陽の塔」(2025年3月18日 (火)18:00)『ウィキペディア日本語版』

 

過去・現在・未来を貫いて生成する

万物のエネルギーの象徴であり

その内部には

原生生物から人類に至るまでの

生命の進化の過程を表現した

「生命の樹」が飾られています

 

 

 

 

 

 

「吹田日和」https://suitabiyori.com/area/taiyounotou-expo70/

 

高さ約41mその最上部は現在を

地表面は地球が誕生した46億年前

を表します

 

そしてこれは自分も知りませんでしたが

地下奥深くには

120億年前の「太古の太陽」のモニュメントがあったそうです

 

 1970年の万博が終了したあと

「太古の太陽」の行方はわからなくなっていました

ところが

多くのゴミといっしょに棄てられたその場所が

最近明らかになったのです

それは大阪湾の「夢洲(ゆめしま)」

そう

なんと今回の万博の会場です

 

なんということでしょう

「アートは難解なものではなく

 誰もが自分自身を表現する手段だ」

「自分の内面に隠れている『爆発』の可能性を信じ

 一歩前に歩き出す勇気を持とう」

そんな思いを込めて創られたモニュメントが

半世紀の間大阪湾に眠っていたのです

 

そしてその場所から2025年

ふたたび「生命の樹」が空へ向かって

伸びていきます

 

2025大阪万博には

そのことをテーマとしたオープニングが開催されます

 

「太古の太陽は新時代の祭りの種となる」

全国各地の太鼓を25時間リレーで繋ぎ

大輪の花火が夢洲でフィナーレを飾ります

そのトップを切るのが輪島高校和太鼓部

今回の能登半島地震の震源地すぐそば

狼煙の灯台から復活の太鼓を打ち鳴らします

 

プロデュースしてくださっているのは

芸術家「大志」さん

動画が公開されましたのでぜひご覧ください 

https://www.youtube.com/watch?v=xOSp_DRgUik

AIと教師

地震から 442 日目

豪雨から 178 日目

 

エキュメノポリスさんの

AI英会話教材の開発に

生徒たちが関わらせていただいています

 

エキュメノポリスさんは

早大発の研究開発型スタートアップ企業

大学発ベンチャー表彰2024において

『科学技術振興機構(JST)理事長賞』を受賞

EdTech分野で世界から注目を集めています

 

現在AI技術を活用した英会話教材の開発に

携わっておられ

その教材を本校が活用しながら

改良のためのアイデアを出す

そういったお手伝いをしています

 

本日オンラインでミーティングが行われて

小津中学校の生徒の皆さんといっしょに

「AIと未来の教師のあり方」について

意見交換をしました

 

 

 

 

 

 

小津中学さんはかなり先進的な取組をしていらっしゃって

参考になることが多いです

 

本校は始めたばかりで

生徒達も話せる題材がほとんどありません

AIに対して「怖い」というイメージを持っています

それは教員がAIを取り入れた授業を

積極的にしていないからであって

生徒のせいではありません

学校の今後の努力が求められます

 

それでも自分達の考えをしっかり構築し

話し合いに参加していました

 

エキュメノポリスさんが開発した教材は

AIのアバターが英語で会話してくれるものです

人間相手だと文法的な間違いが恥ずかしいものですが

AI相手だとそれがありません

実際AIに

生徒の発話中の文法間違いを分析させると

学習が深まるほど

間違いが多くなってくるのだそうです

つまり間違いを恥ずかしがらずに

発話するようになっている証拠です

 

生徒に

「AI教材のいいところは?」

と尋ねると

「何を言っても不機嫌にならない!」

と答えてくれました

確かにAIは常に優しい笑顔で答えてくれます

 

でもものごごろのつかないうちから

それしか経験がないと

他人を傷つけてもわからない子が

育ってしまうのではないかと危惧します

 

人間かAIかという

二項対立ではなくて

両者のいいところを活かし合うような

使い方の研究が必要です

 

またある先生から

素晴らしいChat GPTの使い方を学びました

その先生は原稿を書いていて

構想に行き詰まったときに

「続き書いて」と

お願いするのだそうです

答えの文章はそのままでは使えませんが

「ああ!そういう視点もあるか!」

と突破口にはなるのだそうです

 

先日

テストの採点結果に納得いかない生徒が

Chat GPTに聞いた結果を持って

先生に申し入れにいったケースがありました

ところが

「それは Chat GPT の見解でしょ

 先生はあきらかに間違いだと思うよ」

納得いかない生徒は他の先生へ尋ねにいくのですが

やっぱりそれは間違い

ようやく納得のいったその子は

「Chat GPT が間違うことがあるんですね」

 

Chat GPT は正しい文章を作るツールではなくて

耳障りのいいなめらかな文章を作るツールであることを

しっかりと生徒に認識させる必要があるなと感じました

 

輪島でおすすめのグルメスポットを訊いてみました

 

以下AIくんからのお返事です 

「輪島には美味しいお食事処がたくさんあります

 以下はおすすめのいくつかのお店です

 1. **輪島市場** - 新鮮な海の幸が楽しめる市場内の食事処

  寿司や刺身焼き魚など多彩なメニューがあります

 2. **なまこや** - 地元の名物であるなまこ料理が楽しめるお店 

  独特の風味が楽しめるので興味があれば是非試してみてください

 3. **山本屋** - 輪島の伝統的な和食が楽しめるお店

  地元の食材を使用した心温まる料理が揃っています

 4. **とれとれ市場** - 新鮮な魚介類を使った料理や地元の特産物も販売しているお店

  ランチにぴったりのセットメニューも豊富です

 5. **寿司処たかしま** - 新鮮なネタを使った寿司が楽しめるお店

  カウンターで職人の技を楽しみながら食事できます

 これらのお店はどれも地元の素材を活かした料理を提供しているので

 訪れる際はぜひチェックしてみてください!」

 

残念ながらこれらのお店は輪島にはありません

(よく似た名前のお店が県内にある場合はあります)

 

東京大学の言語脳科学者 酒井 邦嘉 教授は

「生成AI」という呼称が誤解を生みやすいとし

「合成AI」と呼んでいらっしゃいます

AIには人間の脳のはたらきを再現することはできない

いわゆる「もどき」でしかないということです

 

生徒のみなさん

AIがやっていることは

新しいものを産み出すつまり「生成」ではなく

既存の文章や画像を組み合わせて

つまり「合成」して

それらしく見せているだけなんですよ

 

10年以上昔の話になりますが

生徒の探究活動で

「モーツァルトの音楽を再現する」

をテーマに研究したグループがありました

彼らがやったことは

モーツァルトの音楽を徹底的に解析して

たとえば「ド」の音の次に続く音のデータを数値化する

「レ」の次にはどの音に移るパターンが多いか

「ミ」の次は?

そのデータに基づいてランダムに音を並べたら

あら不思議

モーツァルトぽく聞こえたのです

驚くべき研究でした

10年前の日本の高校生が

今の「生成AI」を先駆けて

同じ事をやっていたのですね

 

先生方

AIを授業に使うか使わないか

二項対立ではなく

どの場面でどういうふうに使うのか考えながら使う

このことがAIにはできない人間の仕事です

 

ちなみに

今回参加した生徒たちに

「AIにはない人間の先生の魅力とは?」と尋ねたら

「あたたかさ!」

という答えが圧倒的に多く返ってきました