2025年10月の記事一覧

未来の図書館

地震から 650 日目

豪雨から 386 日目

 

3年生の普通コース理系の生徒を対象に

国語科の松本昭子先生による

「論理国語」と外国語科及び理科との

教科横断的な授業を実施しました

 

テーマは

「まちづくりの拠点として

 輪島に公立図書館を作るとしたら

 どのような図書館が良いか」

です

 

 

 

 


これまでに

「人とともにある図書館の未来は明るい」や

「図書館と『ものがたり』」を学び

前回の授業で

発表用のスライドを作成し

さらに新聞記事を活用しながら

多様な角度から図書館に関する話題に

触れてきました


本時は

スライドを用いて 

グループ内で発表を行いました


そして次の時間は

グループ代表を決めて

代表全体発表を行う予定です


生徒たちは

「説得力とは何か」

という問いを意識しながら

質問やコメントを通して

互いの意見を深め合っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

以下に生徒の発表内容と

聞き手のコメント質問の一部を示します


生徒Aは

これからの図書館のあり方について

発表しました

図書館が必要である理由として

「憩いの場があれば

 住みやすくなるのではないか」

と述べ

これからの図書館として

「全ての人に

 知識や情報へのアクセスを

 提供することが大切であり

 飲食スペースや

 話し合いに使える会議室も必要」

と提案しました


聞き手であった生徒Bは

「輪島にある図書館の課題が

 書かれていてよかった」

とコメントしました

 
生徒Cは

誰もが利用しやすく

魅力的な図書館作りについて

発表を行いました

「キッズスペースや

 飲食可能なスペースを

 設けるとよい」

「日本語の本だけでなく

 他国の本を置くことで

 外国や言語への関心を高められる」

「誰もが気軽に立ち寄れる

 場所にしたい」

と提案しました


聞き手であった生徒Dは

「図書館の大きさは

 どれくらいを想定しているのか」

「フリースペースを設けたほうが

 よいのでは」

とコメントしました

 
生徒Eは

幅広い年代が利用できる図書館のあり方

特に中高生も利用しやすい

図書館づくりについて発表しました

データを活用し

高齢者が利用が多い割に

中高生の利用が少ないことを指摘し

その要因として

「高齢者は余暇がある」

「中高生はスマホを使う」

などを挙げました

その上で

「中高生も通用しやすい環境にするには

 本を借りるだけでなく

 雑談や飲食

 参考書利用

 カフェなどの機能を併設するとよい」

と提案しました

構造としては

「1階に児童コーナーやカフェ

 2階に自習スペースを設けた二階建て」

を構想しました

 

生徒Fは

理想の図書館の具体例として

武雄市図書館を紹介しました

図書館とTSUTAYA書店が併設され

気に入った本を

その場で購入できる点や

親子で楽しめる絵本コーナー

スターバックスが併設されている点など挙げ

寄り道がてら立ち寄りやすい図書館

として紹介しました

また輪島で建設する場合を想定し

敷地面積や延床面積

建設費や運営費についても

具体的に提示しました


そのほか

教科書から文章を引用して

考えを補強する生徒

データを元に考察を行う生徒

輪島の現状を踏まえて

図書館は必要ないと主張する生徒

聞き手を引きつける「つかみ」について

工夫する生徒

図書館の存在意義を考えながら

高齢者や子供など

多様な立場から

図書館のあり方を考える生徒などなど

それぞれが主体的に

意見を表現していました

 

全体発表が終わると

生徒たちは自らの

発表原稿やスライドを見直し

より説得力のある

プレゼンをするための方法について

意欲的に意見交換していました

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のレポートは

新採の櫻庭先生が

まとめてくださいました 

めんそ〜れ沖縄最終日

地震から 649 日目

豪雨から 385 日目

 

楽しかった修学旅行も最後の日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事の後は

ホテルの方が片付けやすいようにと

自分たちで食器をまとめるグループ

ご家庭でのしつけでしょうか

それとも避難生活で身についた

助け合いの心でしょうか

いずれにしても

美しい日本の心を見ました

 

最後の見学地

首里城に行きました

 

 

 

 

 

 

昨年来たときよりも

はるかに復興が進んでいます

 

 

 

 

 

 

輪島塗の職人さんも

復興作業に関わっています

今年の夏には

本校和太鼓部が

演奏させていただきました

そんなゆかりのある場所です

復興をお祈りしております

 

最後にガイドさんから

教えていただいた

素敵なことば

 

 

 

 

 

 

「誠(まくと)そ〜ち〜ね〜

 なんくるないさ〜」

(誠実に一生懸命生きていれば

 必ず道は開かれる)

 

 

 

 

 

 

 

いろんな思いを抱き沖縄を後に

 

ただいま

 

送り出してくださったご

ご家族のみなさま

おかげさまで

たくさんのことを学んで

つらい環境の中でも

明るく強く

未来を夢見て生き抜く力を

さらに強くして帰ってきました 

 

ありがとうございました

めんそ〜れ沖縄3日目

地震から 648 日目

豪雨から 384 日目

 

日本のほぼ最西端

沖縄の夜明けは遅いです

6時でもこんなに真っ暗

 

 

 

 

 

 

少しずつ東の空に陽がさしてきました

 

 

 

 

 

 

陸上部はビーチでトレーニングです

 

 

 

 

 

 

 

私は昨日3つのオンライン会議があり

夕食も一緒に摂ることが

できなかったのですが

夕食後カラオケ大会で

盛り上がったそうです

 

 

 

 

 

実はこのカラオケ大会

行程にあったものではなく

生徒が直接ホテルに掛け合って

追加料金なしで

急きょ実現したものです

 

誰ひとり帰らず

終了時刻もきちんと守って

自分たちの力で

自分たちの旅行を盛り上げています

自分たちの力で

世界は変えられます 

 

こちらは守り神シーサー

阿吽の「あ」

つまり口を開けているのがメス

「うん」

口を閉じている方がオスだそうです

 

 

 

 

 

 

 


今日のプログラムは

2組に分かれ

ジャングリアコースと

マリンスポーツコース

 

ジャングリアコースは

路線バスを乗り継いで向かうため

ひと足先に出発

 

マリンスポーツコースは

それに遅れること30分

 

貸切バスで走っていると

 

あれ?

先発したはずの

ジャングリアコースの生徒が

まだ停留所に!?

 

 

 

 

 

 

どうやら路線バスが遅れているよう

大ピ〜ンチ!

急きょ貸切バスを停めて

送迎することにします

 

バスの中では

ガイドさんが三線で

「てぃんさぐぬ花」

を歌ってくださいました

『てぃんさぐ』は

ホウセンカのこと

 

 

 

 

 

 

「ホウセンカで指先を染めるように

 人としての教えを

 伝えていきましょう」

そんな曲です

 

ジャングリア組を無事送り届けました

 

 

 

 

 

 

 

マリンスポーツ組は

午前中は「美ら海水族館」です

 

ここは4階から1階に降りていくにつれ

浅い海から深海へと

海の中を潜っていくように

展示されています

 

 

 

 

 

 

一番浅い海をイメージした水槽では

人工で水面を波立たせています

それは観客が上を眺めた時

水槽のバックヤードや飼育員を

見えないようにするためです

 

 

 

 

 

 

水分子は赤い光を吸収する性質があります

ですので浅い海の中は赤以外の光

つまり透き通った青色に見えます

 

さらに潜ると黄色い光も吸収され

透明な青から深い藍へ

 

 

 

 

 

 

やがて真っ暗な世界へと

 

深海で暮らす魚たちに

光のストレスを与えないよう

住む環境に合わせてあげます

 

 

 

 

 

 

しかしそれだと

今度は人が魚を観察することが

できません

 

そこで赤い光で照らしてあげるのです

 

 

 

 

 

 

なぜなら赤い光は

水に吸収されてしまい

深海までは届かないため

深海魚の目はそれを感じないように

進化してきたからです

 

身の回りにある科学でした

 

お昼はソーキそば 

 

 

 

 

 

 

 

パワーをつけたあとは

午後はマリンスポーツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャングリア組は

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒューマンアロウ(人間矢)

田中選手が挑戦です

飛べ〜!

 

 

 

 

 

 

 

こちらは恐竜と気球をバックに

ナルトダンスを踊る新谷選手

 

そして夕飯後は「うたバス」

ガイドさんたちが歌と踊りで

楽しませてくださいました

 

 

 

 

 

 

本校の吹奏楽部のパーカッショニスト

髙橋惺(さとい)さんが

沖縄の民族楽器「三板(さんば)」を

飛び入りで奏でてくれました

抜群のリズム感です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


11月1日の「街プロ」発表会の

案内ができました

ぜひお越しください

20251007.pdf 

めんそ〜れ沖縄2日目

地震から 647 日目

豪雨から 383 日目

 

いい天気

2日目の朝です

 

 

 

 

 

 

バイキングの朝食でスタートです

 

 

 

 

 

 

 こちらは朝からモリモリ漫画ごはん

 

 

 

 

 

 

バイキングっていうのは

北欧の海賊の食事スタイルかと

思ったらさにあらず

日本以外の人には

伝わらない言葉です

 

昭和32年

新しいレストランを模索していた

帝国ホテルの社長が

デンマーク・コペンハーゲンを訪れた際

好みのものを自由に食べる

スカンジナビアの伝統料理

“スモーガスボード” に出会い

それに着想を得た

日本初のビュッフェレストラン

をつくりました

当時流行っていた

映画のタイトルから

「バイキング」と名付けたそうです

キャッチーなネーミングって

重要ですね

 

出発!

 

 

 

 

 

 

男性は「ハイサーイ」

女性は「はいたーい」

男性と女性で使う言葉が違うんですね

 

「ありがとう」を

男性は「コップンクラップ」

女性は「コップンカー」

というタイ語に似ていますね

 

もしかして

太平洋西南にある位置する国に

共通してみられる

言語の特徴なのかもしれません

今度研究してみることにします


 

ガイドさんが

対馬丸の話をしてくださいました

対馬丸は沖縄から本土への疎開船

当時の子どもたちは

修学旅行にでも行く感覚で

親元を離れて

楽しそうに船に乗り込んだそうです

それが永遠の別れになるとも知らずに

 

本土に到着する直前に

アメリカの潜水艦からの魚雷を受け

多くの幼い命が失われたのです

 

 

生徒たちはその話を

のめり込んで聴いていました

なぜならこの子たちは

令和の時代に

疎開を実際に経験しているからです

 

高校受験を間近に控えた

大切な時期に家を失い

集団で親元を離れて

暮らす経験をしたこの子らにとって

決して人ごとではないのです

自分の体験そのままなのです

 

「戦争は人を人でなくする」

「戦争はこの世で最も醜いもの」

こんな話に涙しながら

あの時焼け野原だった場所を

バスは走ります

 

「ぬちどぅたから(命こそ宝)」

 ひめゆりの塔で祈りをささげました

 

 

 

 

 

 

バスの中では

カリスマガイド「ちばりな」さんが

バスを劇場に仕立てて

歌で踊りで素敵な旅を

演出してくださいます

 

 

 

 

 

 

「右手をご覧ください

 一番高いのは

 中指でございます」

「掌に人という字を書いて舐めると

 人を舐めてかかるということで

 人前で緊張しないおまじないがあります 

 車に酔わない方法をお教えします

 掌に車と書いて舐めてください

 もっといいのは

 直接車を舐めることです

 窓ガラスを舐めてください

 ありがとうございました

 窓がきれいになりました」

などが昭和のガイドさんの定番でしたが

コロナ禍を超えて

令和にアップグレードされています

 

 

 

 

 

 

 

お昼は瀬長島ウミカジテラスで

透き通るような海を見ながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスの中ではガイドさんが占いを

「左手で右手の指を1本

 握ってみてください」

親指を握った人は

 シャイで引っ込み思案

人差し指を握った人は

 せっかち

中指を握った人は

 おしゃべり

薬指を握った人は

 クールで控えめ

小指を握った人は

 甘えん坊

添乗員の丸山さんが握ったのは

人差し指

顔を見合わせて笑いました

 

午後に訪れたのは

「おきなわワールド」

エイサーを鑑賞したあとは

琉球文化体験

 

まずはレザークラフト

 

 

 

 

 

 

 

そしてシーサーの絵付け

 

 

 

 

 

 

 

「決して覗かないでくださいね」

機織り体験に

 

 

 

 

 

 

 

琉装着付け体験のお嬢様方

 

 

 

 

 

 

いろんな思い出ができました

 

でもこれ

よくよく考えてみると

本当に沖縄オリジナルかというと

そうではないんですよね

レザークラフトにしても

機織りにしても

実は日本中どこにでもあるもの

でもそこに琉球の香りをつけることで

一生の思い出に残るような

思い出を織りなしているんですね

 

輪島の復興への

大切な視点になりそうです

 

次に訪れたのは普天間基地

 

 

 

 

 

東京ドーム400個超のこの広大な敷地

日本であって日本でない

この不思議な場所

先日訪れた

韓国と北朝鮮の国境にも似た

なんとも言えない

不気味さを感じました

 


学校の方では昨日

富山県立小杉高等学校の

生徒のみなさんと

オンラインで

震災学習及び交流会を実施しました

 

 

 

 

 

 

実際の能登半島地震の写真や説明から

小杉高校の生徒さんたちは

「防災・減災として本当は何が必要なのか

 高校生の自分たちには何ができるのか」

自分事として考えたようでした

地域の子どもの支援について

考えている生徒からは

「もっと震災後の子どもの気持ちを考える」

という意見が出てきました

”自分たちがしたいこと”ではなく

”被災者の気持ちに寄り添った支援のあり方”

に気がついたようでした

 

次回は

輪島高校の生徒たちも加わり

活発な学習会になればと思います

めんそ〜れ沖縄1日目

地震から 646 日目

豪雨から 382 日目

 

今日から修学旅行

 

 

 

 

 

 

3泊4日沖縄の旅

みんな元気に出発です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高松パーキングで休憩

悪路のため酔ってしまい

もどしてしまう生徒も

この先の道は真っ直ぐだから

きっと大丈夫!

 

 

 

 

 

 

小松空港に着きました 

 

 

 

 

 

 

 これから沖縄に向かってフライトです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 那覇空港に到着

 

 

 

 

 

 

いきなり南国の香りがします

 

 

 

 

 

 

モノレール「ゆいレール」で国際通りへ

 

 

 

 

 

 

国際通りという名前は

戦後「アーニーパイル国際劇場」

という映画館があったことに由来します

終戦後いち早く復興を遂げたこと

通りの長さがほぼ1マイルであることから

別名「奇跡の1マイル」とも呼ばれています

今では名前の通り

国際色豊かな店舗が

軒を連ねています

 

ウチナーンチュの台所

第一牧志公設市場に行ってみました

 

 

 

 

 

 

こちらは夜光貝

もともと屋久島でとれる貝で

幕府への献上品でもありました

「屋久貝(やくがい)」が訛って

「夜光貝」に

刺身で生食できるそうで

独特の食感と豊かな旨味を楽しめます

身が硬いので

薄くスライスして

内臓(ワタ)を茹でて添えます

バター炒めやアヒージョなど

加熱すると身が柔らかくなり

違った食感を楽しめるのだとか

 

 

 

 

 

 

そのほか南国情緒たっぷりの魚たち

 

青いのはゲンナーイラブチャー

ナンヨウブダイです

白身魚で味は淡白で独特の香りがするそう

刺身やあんかけでいただきます

 

赤いのはアカジンミーバイ

スジアラです

表面の皮はゼラチン質で軟らかく

引き締まった身が甘く

高級魚とされています

塩煮が一番美味しいそう

 


今回も平和学習

「ひめゆりの塔」や「ガマ(防空壕)」

を訪れます

 

地震からほぼ2年

私自身

これまで前向きに生きてこれたのは

発災の数ヶ月前に引率した

修学旅行の

「ガマ」での経験があったからです

 

糸数アブチラガマは

沖縄本島南部の

南城市糸数にある

自然洞窟(ガマ)です

もともとは糸数集落の防空壕でしたが

やがて日本軍の倉庫として使用され

戦場が南下するにつれて

陸軍病院の分室となりました

ガマ内は600人以上の負傷兵で

埋め尽くされました

 

日本軍は兵力不足を補うため

沖縄県民を「根こそぎ動員」しました

中学生や高校生まで戦場に動員しました

「沖縄師範学校女子部」と

「沖縄県立第一高等女学校」からも

生徒・教師240名が

看護要員として動員されました

2校の愛称は「ひめゆり」

戦後彼女たちは

「ひめゆり学徒隊」

と呼ばれるようになりました

 

2週間くらい辛抱すれば

学校に戻れるだろう

そんな彼女たちの淡い期待は

無惨にも打ち砕かれます

 

最初は食事や水を運んでいましたが

戦禍が悪化するにつれ 

麻酔なしで手術する患者を押さえつけたり

排泄物や切断した手足を外に棄てたり

悲惨な仕事に従事するようになりました

 

真っ暗で悪臭の立ち込めるガマの中

出口の見えない作業に

追われるのでした

 

やがて軍から「解散命令」が出されます

「あとは自分の力で生きていけ」

砲火飛び交う野外へと

放り出されるのです

 

生徒たちは親元に帰ることもできず

爆撃や米兵との遭遇に怯えながら

海岸や壕をさまよい

逃げ惑い死にゆくことしか

できませんでした

 

こんな状況に比べたら

地震で全てを失ってしまっても

自分たちには未来と希望が見える

 

そんな思いになれたのでした

 

 


11月1日

「街プロ」発表会のチラシができました

 

20251007.pdf

 

今日は中秋の明月記

地震から 645 日目

豪雨から 381 日目

 

日本三大なんちゃらを集めてみました

いくつご存知ですか?

そしていくつ行ったことがありますか

 

(1)日本三景

(2)日本三名園

(3)日本三大夜景

(4)日本三大花火

(5)日本三名泉

(6)日本三大朝市

 

(1)日本三景

   宮島(広島県)天橋立(京都府)松島(宮城県)

(2)日本三名園

   兼六園(石川県)後楽園(岡山県)偕楽園(茨城県)

(3)日本三大夜景

   函館山(北海道)摩耶山(兵庫県)稲佐山(長崎県)

(4)日本三大花火

   大曲の花火(秋田県)
   土浦全国花火競技大会(茨城県)
   長岡まつり大花火大会(新潟県)

(5)日本三名泉

   有馬温泉(兵庫県)草津温泉(群馬県)下呂温泉(岐阜県)

(6)日本三大朝市

   勝浦朝市(千葉県)

   呼子朝市(佐賀県)

   館鼻岸壁朝市(青森県八戸市)

   閖上朝市(宮城県)

   など資料によってまちまちです

   しかしながら全ての資料に

   名を連ねているのが

   宮川朝市(岐阜県高山市)

   そして輪島朝市です

 

こうしてみると

改めて我々は大切なものを

燃やしてしまったんだなと

そしてここで絶やしてはならぬものだと

実感します

 

先日閖上朝市を視察して来ました

 

閖上朝市.pdf

 

pdf 資料にあるように

必ずしも閖上にあるものだけでなくて

全国あるいは世界から出店できる

仕組みがあるようです

 

輪島朝市の復興には

伝統を残しつつ

どれだけ新しいものを取り入れていくか

ポイントとなりそうです

 

箱物ができたけど

出店する人がいなかったということは

避けなければいけません

 

「街プロ」で

朝市復興をテーマに掲げるグループが

市の協議会にも参加して

高校生ならではのアイデアを

提案しています

時間をかけて

しっかり議論をしてほしいです

 

三大なんちゃらを世界に広げてみると

「 世界三大がっかり」なんてのもありますね

 マーライオン(シンガポール)

 人魚姫の像(デンマーク)

 小便小僧(ベルギー)

ネーミングが失礼ですが

期待が大きすぎて

実物が思ったよりこじんまり

な名所たちですね

 

「日本三大こじんまり」

(あえてがっかりとは言わない)

ってのもあって

 はりまやばし(高知)

 時計台(北海道)

 オランダ坂(長崎)

だそうです

小さくてもそれぞれに物語のある

素敵なスポットですね

 

 

今日は中秋の名月

県庁の最上階に行って

夜景と名月のツーショット

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが室内の灯りが明るすぎて

うまく撮れませんでした

 

中秋というのは旧暦の8月15日

これは年によって大きくずれたりします

ちなみに来年は9月25日になるそうです

 

そしてもひとつ意外な事実

今日は満月ではありません

明日の月が満月です

このように

中秋の名月と満月は

1日ずれることの方が多いのです

 

さて名月にちなんで

「明月記」という書物を紹介しましょう

これは

鎌倉時代の公家 藤原定家が書いた

56年間にわたる克明な日記です

自筆日記としてはもとより

歴史書としても価値あるものです

 

例えば1巻には

建久10年(1199)正月から3月までが

書かれています

この年の正月11日には

鎌倉で源頼朝が亡くなっています

そのことが日記に記されているのが

正月18日

この時代の鎌倉と京都の距離感が

これによってわかりますね

 

さらには科学的資料としても

大きな価値があるのです

 

「後冷泉院 天喜二年 四月中旬以降 丑時

 客星觜参度 見東方 孛天関星 大如歳星」

 

「觜」と「参」は

当時の中国で作られた星座

今の牡牛座のあたりです

「客星」は、突然現れた見慣れない星のこと

そして「歳星」は木星のことです

つまり

「天喜ニ年(1054年)4月中旬以降の夜中に

 東の空おうし座のあたりに明るい星が現れ

 その明るさは木星と同じだった」

 

現代の研究では

この年に超新星爆発が

起こったことがわかっています

「超新星爆発」というのは

星が一生を終える時に起こす爆発です

 

最近では

オリオン座のベテルギウスが

急に暗くなっていることから

超新星爆発を起こすのではないかと

言われています

 

ベテルギウスまでの距離は640光年

つまり実際に爆発しても

地球でそれを観測できるのは640年後

つまりすでに死んでいる可能性もあるのです

 

ベテルギウスはオリオン座の左上

腕を振り上げたオリオンの

脇の下にあります

ベテルギウスはアラビア語で

「脇の下」という意味です

 

優里さんの素敵な曲があります

知らなかった方がよかった

豆知識でしたね

すみません

コオロギ温度計の秘密

地震から 644 日目

豪雨から 380 日目

 

航空自衛隊「小松基地航空祭」

あいにくの天候でしたが

展示されていた戦闘機などを

見て来ました

 

 

 

 

 

 

こちらはロッキード製の戦闘機『F-35A』

高いステルス性能を持つ

最新鋭の主力戦闘機です

 25mm機関砲
 空対空レーダーミサイル
 空対空赤外線ミサイル

などを搭載し

最大速度マッハ1.6です

 

さあさあ生徒の皆さん

日常のいろんなところに

探究のタネが転がっていますよ

 

マッハとは何でしょう?

 

マッハとは速度を表す数値で

音速の何倍かで表してあります

つまりマッハ1.6 は音速の 1.6 倍

物理の授業で

空気中の音速は気温によって変化し

0℃でおよそ 331.5m/s

1℃上昇するごとに

0.6 m/sずつ増加すると学びましたね

 V = 331.5 + 0.6 t [m/s]

(V:音速 [m/s]、t:気温 [℃])

気温15℃では約 340 m/s となります

これは1秒(second)で340m 進むので

最近ようやく道路が整備されて

2時間を切るようになった

私の朝の通勤時間が

『F-35A』を使うと

3分ちょっとに短縮されます

いいな

1機欲しいな

 

日常のいろんなところに

物理や数学が潜んでいますよ

季節に因んだこんな公式はいかが?

 T = 5(n+8)/9

/ は ÷ のこと

ところでこの ÷ を使うのは

世界中で

イギリスとアメリカと日本だけ

なんだそう

あとの国は全て / を使います

 

さてさっきの式が意味するものは

n はコオロギが15秒間に鳴く回数

それに8を足し、5を掛けて9で割ると

温度T(℃)が求められる

ということです

例えば15秒間に28回鳴いたとしたら

 28+8 = 36

 36 × 5 = 180

 180 ÷ 9 = 20 

その時の気温は20℃です

 

このコオロギ

古くは秋鳴く虫の総称でした

古名をキリギリスと呼んだり

その鳴き声から

ちちろ虫などと呼んでいたようです

 

次のうち

コオロギを表す漢字はどれ?

 ① 蟷螂

 ② 飛蝗

 ③ 紅娘

 ④ 蜥蜴

 ⑤ 蟋蟀

 ⑥ 螽斯

 ⑦ 蜻蛉

 ⑧ 蝙蝠

 ⑨ 鳳蝶

 ⑩ 天牛

答えは後ほど

 

さて話をマッハに戻しましょう

このマッハ

飛行している空間の

音速との比率で決まります

つまり同じ速度で航行していても

離陸したて

低空飛行をしている時と

高度が上がって

対流圏上部 - 成層圏下部を

巡行するときでは

マッハの表示が異なります

例えばボーイング787の巡航速度は

およそマッハ0.85とされ

具体的な時速は

明示されていません

 

ということは宇宙空間を飛ぶ

人工衛星のマッハは?

空気のないところは音が伝わらないので

人工衛星の速度を

マッハで表すことはできません

 

 漢字クイズの答

 ① 蟷螂(カマキリ)

 ② 飛蝗(バッタ)

 ③ 紅娘(テントウムシ)

 ④ 蜥蜴(トカゲ)

 ⑤ 蟋蟀(コオロギ)

 ⑥ 螽斯(キリギリス)

 ⑦ 蜻蛉(トンボ・カゲロウ)

 ⑧ 蝙蝠(コウモリ)

 ⑨ 鳳蝶(アゲハチョウ)

 ⑩ 天牛(カミキリムシ)

で正解は⑤でした

 

 

 

 

 

 

 

こちらは戦車や対空迎撃機などの特殊車両

 

こんな車両

震災後に所狭しと

高校グラウンドに並んでいたな

決死の救助作業をしてくださっていたこと

思い出しました

HESOに行って来ました

地震から 643 日目

豪雨から 379 日目

 

HESOセミナーに行って来ました

金沢大学附属幼・小・中・特支・高の5校園

が展開する

附属学校園将来構想〈金沢モデル〉

= PROJECT HESO(プロジェクト・ヘソ)

そのセミナーです

 

講師としてお迎えしたのは

教職員支援機構理事長の 荒瀬 克己 氏

 

どうすれば

児童生徒が学び学びあえるか

教職員が学び学びあえるか

学校は何のためにあるのか?

真剣に学びあって来ました

 

素敵な言葉を教えていただきました 

「楽しんどい(たのしんどい)」

まさに本校が取り組む『街プロ』に

ピッタリ当てはまる言葉だなと

 

「楽しいけどしんどい」

では長続きしません

これをいかに

「しんどいけど楽しい」

に変えていくか

教師の力が求められます

 

生涯にわたって

能動的に学び続ける力が求められています

◯自分のよさや可能性を認識する

◯あらゆる他者を

 価値のある存在として尊重する

◯多様な人々と協働しながら

 様々な社会的変化を乗り越える

◯豊かな人生を切り拓く

◯持続可能な社会の創り手となる

『街プロ』では

これらのことを段階的に体験できるよう

取り組んでいます

 

自己肯定感を高めます

◯自分はたいせつなひとりだ

◯いまの自分が自分のすべてではない

◯人間は学ぶことを通して成長する

◯目の前の世界が世界のすべてではない。

◯少し動けば世界は変わる

こんな気持ちが高まりますように

 

自分には何ができるのだろうか?

何かの役に立っているだろうか?

自分はここにいていいのだろうか?

こんなこと自問自答しながら

周りが気づかせるたり支えたり

自分で気づいて考えて行動しています 

 

興味深い事例も

紹介していただきました

学びの環境づくりです

教室のうしろには

採択していない他社の教科書を

教卓の上には教師用の指導書を

置いておいて

生徒に自由に活用させるのだそう

いいアイデアです

さっそく真似しようと思います

 

個別最適な学び

協働的な学びを充実させるために

校長にとって

従前より求められている資質に加え

① アセスメント

 様々なデータや

 学校が置かれた内外環境に関する情報について

 収集・整理・分析し共有すること

②ファシリテーション

 学校内外の関係者の相互作用により

 学校の教育力を最大化していくこと

が求められる

ということを学びました

 

 


今日出会った素敵なことば

「ヒトが成長する順番

 ① 知る

 ② 覚える

 ③ 動く

 ④ 考える

   知 覚 動 考

 ともかくうごこう」

 

動く前にあれこれ考えると

結局動けなくなりますもんね

小指と薬指の思い出

地震から 642 日目

豪雨から 378 日目

 

昨日「話し方教室」を開いてくださった

原田幸子アナからこんなお便り

 

 

 

 

 

 

原田さんは東日本大震災で

被災した経験がおありです

3月11日

片づけずに置いてあった

娘さんが幼稚園で作ったおひなさま

地震で顔が傷ついたけど

捨てられなくて持って来たのだそう

 

誰にも

どうしても捨てられないものって

ありますね

 

 


【今日の学びウィーク】

受け身な学習姿勢を脱却し

自ら学ぶ意欲を育むために

中間考査の代わりに導入した取り組み

 

〈電験三種講習会〉

輪島沖に洋上風力発電を誘致しています

先日三菱商事が

秋田沖と銚子沖3ヶ所の撤退を表明しましたが

現在日本では

業者選定済みの促進区域が

長崎や新潟など7か所

これから業者を選定する有望区域が

北海道を中心に9か所

そして準備区域が

富山や福井など11か所あります

 

輪島沖が準備区域に入れば

そこに大きな雇用が生まれます

必要となる資格が

まずは電験三種です

 

かなりの難関ではありますが

希望者が勉強をしています

 

 

〈コア輪島〉

授業の内容を超えた深い知識を身につけ

輪島高校の自主学習の核(コア)となり

自分自身も難関大学合格を目指す

発展的講座

今日は英語で開講しました

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

今日は数学と英語の教科横断です

 

音楽が世界共通の言語であるように

数学も世界共通の言語です

情緒的な日本語に対し

論理的な英語は

数学の証明問題と

親和性が高い気がします

 

Question 1 

Show that if n is even,then n2 is even.

 

たまに英語を

キーボードでタイピングすると

気付かされるのですが

一見でたらめに並んでいるように

見えるキーボードの配列

滅多に登場しない "q" や "z" が

端っこにあったり

登場頻度の多い "e" や "t" が

真ん中にあったり

たいていの単語のつながりが

右手←→左手と

交互にタイピングできるように

並んでいて大層都合がいいですね

 

日本語入力だと不都合がチラホラ

特に苦手なのが

我が県庁所在地「金沢」です

"kanazawa"

"k" と"n" 以外は全て左手の小指

特に最後は5連打

打ちにくいったらありゃしない

 

手の指にはそれぞれ

神経が1本ずつ通っていますが

薬指と小指は

まとめて1本しかないそうです

 

小指を動かそうとすると

一緒に薬指もついて来がちなのは

そういう理由だそうです

 

だから楽器をやる人は

薬指と小指を別々に動かす訓練が必要だよ

と昔ギターの師匠に教わりました

 

両手の中指を折り曲げて

第二関節の背同士をくっつけて

残りの4組の指先の腹同士をくっつける

 

 

 

 

 

 

その時

親指 人差し指 小指は

離すことができるけど

薬指だけは離すことができないんだよ

だから結婚指輪は薬指にするんだよ

って話がありますが

こういう身体的カラクリが

あるのですね

 

さて話を戻すと

数学の 宮下 琢磨 先生と

英語の 矢田 勇 先生で

英語で数学の証明問題を考える

教科横断型の授業を展開しました 

学びウィークでいろんな学び

地震から 641 日目

豪雨から 377 日目

 

【今日の学びウィーク】

受け身な学習姿勢を脱却し

自ら学ぶ意欲を育むために

中間考査の代わりに導入した取り組み

 

今日はアナウンサーの原田幸子さまをお招きし

2年生を対象に「話し方講座」の第2回(応用編)です

 

第1回(基礎編)は

ワークショップ「声の道」をしました

目をつむった人に対して

いろんな方向を向いて

名前を呼びます

すると目をつむっていても

自分の胸に向かって呼んだときだけ

心に響くのです

 

まずはみんなで発声練習

 

 

 

 

 

 

縦に2本指が入るくらい口を開いて「あ」

口角上げて「え」

 

プレゼンテーションの語源はプレゼント

つまり贈り物なのです

相手に贈る気持ちが大切です

 

「何を話すのか考えるのが難しい」

「つい一定のテンションで喋ってしまう」

など生徒からの悩みにも

一つひとつ丁寧に答えていただきました

 

前回いただいた宿題

「2分間で推しのプレゼン」

3人の生徒が披露しました

 

 

 

 

 

 

①どんな言葉で

 どんな雰囲気で始めるか

 プレゼンには導入が大切です

 

 「私は〇〇です」

 「今日は◯◯について話します」

 とか無難に入りがちですが

 それではつかみになりません

 

 奇をてらう必要はありません

 みんながわかっていて

 それでいて「おっ」と思わせる

 導入が大事です

 

 自分しか話せないこと

 自分にとっては当たり前のことを話すと

 聴衆が引き込まれます

 

②どこが一番話したいことなのかを意識します

 話のヤマはどこなのかをしっかり意識します

 一番時間をかけて話します

 具体的な例を挙げるとよいです

 

 

 

 

 

 

③話の着地点をしっかりさせる

 終わりよければ全てよし

 

 

 

 

 

 

④そして何より声に表情を乗せること

 

 

 

 

 

 

 

続いては

「いろんな〇〇」のワークショップ

まずは「いろんなありがとう」

 ①今一番欲しいものをもらった時の『ありがとう』

 ②ずっと欲しかったけど

  たまたま昨日自分で買っちゃったものを

  もらったときの『ありがとう』

ペアになって使い分けて伝え合ってみました

 

 

 

 

 

 

 

続いては「いろんなヤバい」

「ヤバい」はヤバい言葉ですよね

どれだけヤバいかというと

 

たとえば

『かわいい』を意味する

 「愛くるしい」「チャーミング」「甘美な」「綺麗な」「可憐な」

 

『かっこいい』を意味する

 「粋な」「見目良い」「洒脱な」「洗練された」「ハイブロウな」

 

『すき』を意味する

 「心惹かれる」「目がない」「愛する」「愛おしい」「慕わしい」

 

 『すばらしい』を意味する

 「崇高な」「究極の」「至高の」「神聖な」「珠玉の」

 

これ全部『ヤバい』のひとことで済んでしまいます

同義語に『わかる~』や『それな〜』があります

 

「これヤバい」

「わかる〜」

「こっちもヤバくね?」

「それな〜」

完全に会話として成立しています

 

聞かれたことに答えない

政治家の答弁より

ある意味ヤバいかもしれません

 

 


続いて「街プロ」の時間

大成建設さんやURさん

そして青年会議所のみなさんはじめ

多くの方が伴走に入ってくださっています

 

今日は生徒のミーティングが終わってから

伴走の大人のミーティングも開かれました

 

 

 

 

 

 

いくつかの伴走団体様が集まって

生徒が帰ったあとも喧喧諤諤

すりあわせを行いました

 

先日「阪神淡路復興研修ツアー」でお邪魔した

「人と防災未来センター」の方に

教えてもらった大切なことは

復興がうまくいっているコミュニティーは

当初喧嘩するほどやりあった場所で

「このへんでいいんじゃない?」

と適当なところで妥協した場所は

30年後の今になって

さまざまな問題が沸き上がっている

ということです

 

そう考えると

高校生も大人も真剣に議論している

今のスタイルは理想的ですね

 

 

 

 

 

 

「大人がうまく誘導して成功に導こう」

ではなく

「失敗してもいいから高校生主体で動かそう」

に着地しました

 

 


今日出逢った素敵な言葉

人生で大事な「あ い う え お」

       愛 命 運 縁 恩