理数科お知らせ
2年理数科 海外研修⑨
米国研修5日目です。そろそろ疲れが溜まってくるころですが、生徒は元気いっぱい!
今日は丸1日、カリフォルニア大学バークレー校(UCB)での活動です。駅での集合時間より早く全員が集まり、余裕ができたので、キャンパスツアーの前に今日の午後の発表に向けて最終確認をする時間を取りました。文章を練り直したり、発音を確認したりと、芝生の上で各々の課題に取り組む姿は大学生のようです。近くをリスが通っても気にしません。そういえばスタンフォード大学でもリスを見ました。アメリカの大学あるあるなのでしょうか。
キャンパスツアーの前に集合写真を一枚。
4つのグループに分かれキャンパスツアースタート。大学生に説明を受けます。スタンフォード大学では外から見ることが多かったのですが、今日は建物の中もたくさん案内してもらいました。図書館がいくつもあったり、昔の顕微鏡や化石のレプリカが飾ってあったりと、日本の大学とは雰囲気が違います。学生が講義を受けている姿や、図書館で過ごしている姿を間近に見ることができました。
その後は、UCB Book Storeで買い物をしました。生徒の中ではトートバッグやトレーナーが人気のようです。ランチは、1日目と2日目にお世話になったDiscussion Leaderと一緒に大学近くのお店にそれぞれ行ってきました。
そして午後、ついに発表の時間です。理数探究で取り組んでいることと、米国研修で学んだことについて2分のスピーチを行いました。初めての経験にも関わらず、聴衆に質問を投げかけたり、ジョークを交えたりと、みんなとても上手!メモを見ずにスピーチをした人(+挑戦した人)もいて、この数日間で大きく成長したことが強く感じられました。
Discussion Leaderからアドバイスなどを受け、発表を振り返ります。
最後に修了証書をもらい、全日程終了です。みんな頑張りました、いい笑顔!
2年理数科 海外研修⑧ ~生徒の一言写真日記~
サンフランシスコに来てから生徒たちは毎日、英語で日記を書いています。活動で感じたことや、ホストファミリーとのエピソードなど、読ませてもらってそうだったのか~と思うことがたくさんありました。そこで生徒の生の声を届けたいと思い、「今日の写真を1枚」と「その説明を英語で」お願いしました。以下に紹介していきます。
Today, I went to Stanford University. l had not entered such a beautiful church. It was special experience for me.
I went to Stanford University.It was beautiful and I bought many googs at the Stanford Bookstore.
I went to a company of Rakuten. I learned that there are many people who have talent in the world.So,we should look to the world.
I visited Stanford University and I enjoyed seeing beautiful , powerful architectures. Especially ,I was amazed at Hoover Tower.I want to go to the top of it someday.
I went to Rakuten company. The place is where workers eat lunch together. It was made for good relationships between the workers.
We went to a Stanford University. The guide told us a lot of interesting things. It was lucky that we could listen to the pipe organ at the church.
We visited Rakuten in the afternoon. Rakuten's office has relaxing spaces to increase work efficiency.
The church at the Stanford University
We visited Rakuten company. Some T-shirts with signs of famous players (such as Kylie) were exhibited there.
つくばサイエンスツアー【1日目】
10月1・2日に、茨城県つくば市の研究施設を訪問するサイエンスツアーを行いました。
【1日目】
1日目は筑波宇宙センターで研修を行った後2班に分かれ、1班は気象研究所を、2班は国土地理院の地図と測量の科学館をそれぞれ訪問しました。
つくば宇宙センター(全員)
宇宙センターの概要説明を聞いた後、2グループに分かれて宇宙飛行士養成エリアの見学と「きぼう」運用管制室の見学を行いました。宇宙飛行士養成エリアでは、宇宙飛行士が船外活動をする際に着用する宇宙服の説明や、宇宙で行っている実験の説明を聞きました。無重力ならではのメリット・デメリットがよくわかりました。「きぼう」運用管制室では、それぞれの区画がどのような業務を行っているのか詳しく聞くことができました。モニターでNASAの管制室の様子やISLから見たリアルタイムの地球の様子を見ることもでき、大変貴重な体験をすることができました。
気象研究所(1班22名)
数年ぶりに気象研究所を訪問することができました。気象と一言にいっても、気象予報から地震・火山に関するものまで多種多様な研究を行っていることがわかりました。概要説明を聞いた後は屋上に行き、二重偏波ドップラーレーダーや隣接するフェースドアレイレーダーなど、様々な観測機械を見学しました。個別の質問にも快く答えてくれ、大変充実した時間でした。その後、線状降水帯の発生メカニズムについての講義を聞き、1つのデータがモデルに与える影響など、予測モデルの構築やその運用について学ぶことができました。
国土地理院 地図と測量の科学館(2班18名)
概要説明を聞いた後、館内ガイドの方について、地図の歴史や測量に使用した道具等を見学しました。測量のブースでは数学が使われていることがわかり、学校で学んでいることが社会に活かされていることを実感しました。他にも、地球の丸さを体感できる日本列島球体模型や、過去に測量で使用していた測量用航空機「くにかぜ」など、興味深い展示が沢山ありました。
2年理数科 米国研修⑦
米国研修4日目です。今日はホストファミリーに送迎してもらい、ラファイエット駅に集合しました。そこからバスで1.5時間移動し、スタンフォード大学に到着。最初にメモリアルコートの前で集合写真を撮りました。
気温35℃の強烈な日差しを浴びつつメモリアルコートを通過し、その後は4つのグループに分かれて大学内を見学しました。
メモリアルチャーチは外から見ても歴史を感じる建物でしたが、中はステンドグラスが息をのむほど美しく、荘厳な雰囲気がありました。思わず声を潜めますが、せっかくなので写真を1枚。
そのあとは、フーバータワーや図書館、色々なお店が集まった学生食堂のようなところを回りつつ、案内してくれた大学生に色々話を聞きました。日本人の方もいて、同じアジア人でも中国人や韓国人は多いけど、日本人は少ないんだと話してくれました。大学内はとても広く、キャンパスツアーでは中心部を歩いて移動しましたが、大学生は自転車やキックボードで移動する人が多かったです。
午後は楽天を訪問し、日本語で企業の説明をしていただきました。
会社に入ってすぐのスペースには有名なバスケットボールチームのユニホームがサイン入りで飾られています。日本では有名な企業ですが、アメリカではあまり知られていないということで、知名度を上げるためにスポンサーをしているそうです。
他にも、社員のためのジムや食堂、休憩スペースを見せてもらいました。また、フリーアドレス(固定席がなく自由に席を選ぶスタイル)を取り入れており、社員同士が交流をしやすいように工夫しているそうです。休憩スペースにある飲物を1人1本ずついただきました。
楽天の社内を見学した後は、株式会社IHI、K&Associates、楽天の3社の方からお話を聞きました。IHIはジェットエンジンの生産、次世代ロケット「イプシロン」の開発製造などを行っている総合重工業グループです。乗ってきた飛行機のエンジンをつくっていたのかも?「イプシロン」と聞いて、昨年のつくばサイエンスツアーを思い出します。K&Associatesはコンサルティングサービスを行っている会社で、楽天は言わずもがなです。
短い時間でしたが、中身のぎゅっとつまった印象に残る話をたくさんしていただきました。経歴や高校時代の過ごし方・考え方など、それぞれ違っていましたが、海外に挑戦してほしいという思いが伝わってきました。お一方のお話を下にまとめてみました。
『日本ではエリートコースを歩んでいたけど、海外の大学に来て圧倒的にすごい人たちと出会い、世界と自分の差分に気づいた。今の高校生は世界と関わらずには生きていけない世代。まずは、自分の置かれた立ち位置で戦い、力があるなら世界と戦おう。不戦勝を良しとしてほしくない。場所を選ぶことで人生が決まる。いい場所に行くといい人がいて、いい機会が得られる。』
最後に質問の時間があり、「素晴らしい経歴で、日本にいても十分いい生活できたのに、海外で働くモチベーションはどこからきたのでしょうか?」など鋭い質問がでました。お二方がこの質問へ解答してくれたのですが、モチベーションとなった経験が正反対だったのが興味深かったです。
2年理数科 米国研修⑥
米国研修3日目です。モンゴメリー駅に集合する生徒たちは、もう慣れたものです。
午前中は昨日の続きでした。各グループが事前に決めていたDiscussionのテーマはDepopulation、Mental Health、Natural Disaster、New transportation、Aging Societyです。最初の活動として、これらを解決するための最適なアイデアを決めました。アイデアは昨日の午後、インタビュー活動の前に1人20個を目標に書いていたので、その中からグループで話し合い、最終的に1つを選びました。その後、そのアイデアをベースに解決案の試作をポスターにまとめ、いよいよ発表です。
アイデアは試作段階なので色々な質問が上がります。発表後は、質疑応答をふまえてアイデアの改善点などを話し合いました。この一連の活動は「Design Thinking」と呼ばれるものです。
企業でも取り入れている思考法を、すべて英語でやり切ることができました。
午後は、ゴールデンゲートパークにあるカルフォルニア科学アカデミーを見学しました。
1つの建物内に水族館や博物館、植物園、プラネタリウムなどが集まった世界で唯一の施設です。
他にも、過去にサンフランシスコで起きた地震の揺れを再現したものを体験できたり、世界でも珍しいアルビノのアメリカアリゲーターが展示されていたりと、色々な自然について学べます。
亜熱帯温室の「RAINFOREST」だけで何時間でも過ごせそうなくらい、盛沢山でした。
2年理数科 米国研修⑤
研修2日目の続きです
午後のメインの活動は外に出てインタビューをすることでした。
「What are three words you would use to describe yourself and why?」などの10個の質問、または自分で考えた質問を、ベンチで休んでいる人や道行く人、働いている人に尋ねます。
相手が日本人でも勇気のいる活動を、アメリカ人に英語でするというチャレンジング企画。思い切って声をかけ、断られて落ち込んだり、答えてくれた人の話を一生懸命聞いたりと、大きな経験になったようです。
2年理数科 米国研修④
米国研修2日目です。
モンゴメリー駅に集合する際、一部の生徒は乗っていた電車が点検で10分ほど止まるというハプニングに遭遇。乗っていた生徒は「アナウンスは聞き取れなかったけど、周りの乗客が焦ってなかったからこれは動くやつだと(判断した)」と落ち着いた様子でした。
その後は歩いてStudy Centerまで移動し、5つのグループに分かれて研修開始。
各グループに1~2名のDiscussion Leaderがつき、アイスブレイクの後、事前に決めていたテーマに関する10個の「開いた質問」をつくりました。開いた質問とはhow、What、WhyなどのYes/Noで答えられない質問です。
そのあと、Discussion Leaderがローテーションでグループを周り、生徒は先ほど作った質問を投げかけます。当然Yes/Noではない答えが返ってくるので聞き取るのが大変!
インタビュー後は「What was the same?」「What was different?」など回答を振り返り、テーマについて自分たちは何ができるかを議論しました。
ランチは、グループごとにStudy Center近くのお店に行きました。
下の写真は生徒が撮ったものです。
続く
2年理数科 米国研修③
米国研修1日目、最後のご報告です。
生徒は2人ずつ、ホームステイ先の家族に温かく迎えられ、それぞれ家に向かいます。
みんな時差ボケを感じさせない、いい顔をしています。
2年理数科 米国研修②
日付変更線をまたぎ、米国研修1日目は続きます。
日本時間の9時ごろに夕食(大麦ご飯の彩り三色丼orチキンのペンネ白みそ野菜ソース)を、
4時前くらいに朝食を(無印良品のカレー)いただきました。おいしかったです。
機内では映画を見たり、読書をしたり、睡眠をとったりと、思い思いに過ごしました。
予定より1時間遅れで到着したため、ドキドキの入国審査を無事通過した後は、
予定を少し変更し、まずはピア39で昼食を取りました。
大きなパンをくりぬいた中にクラムチャウダーを入れたものなど、さすがアメリカンサイズ。
その後、ゴールデンゲートブリッジを見学し、オリエンテーションを行いました。
支給されたスマホの操作や、ホームステイ先での注意事項、翌朝の電車の乗り方など、
現地のスタッフさんが丁寧で分かりやすい英語で教えてくれました。
日本の学校でALTの経験があるそうで、とても心強いです。
そしていよいよホームステイ先の家族と対面です(③に続きます)。
2年理数科 米国研修①
待ちに待った米国研修1日目です。
学校集合組はバスで小松空港に向かい、9時頃に現地集合組と合流。
手荷物預かりのX線検査では機械のトラブルがあり、思いのほか時間を取られることに。
旅にはトラブルがつきもの。
余裕を持った日程なので、飛行機の遅れもありましたが、その後は問題なく、
2時に羽田空港第3ターミナルから出国ゲートを通過しました。
遅い昼食を取り、長いフライトに備えて休息をとります。
出発は少し遅れて18時00分です。
アメリカでの色々な経験や出会いに期待しつつ、行ってきます!