理数科お知らせ

第2回探究フォーラム「Earth Mileフォーラム」を開催しました

 3月20日(水・祝)に、第2回探究フォーラム「Earth Mileフォーラム」を開催しました。このイベントは、地球温暖化や海洋ごみ問題など現在の自然環境状況に危機感を持ち、一人ひとりが自分事の課題として探究活動に取り組んできた成果の発表や聴講を通じて、自分たち自身の意識をより高めるとともに、同じ価値観を持つ同世代との交流を通じて、その活動を広げていくことを目的としています。参加校は、金沢錦丘高校、小松高校、小松明峰高校、石川県立工業高校、金沢大学附属特別支援学校、本校、そして東京都立日比谷高校がオンラインで参加しました。

 午前は、本校普通科探究班が考案したカードを用いた環境問題啓発ゲームを用いた交流会と研究発表会①(代表班による口頭発表)で、午後からは石川県立大学の勝見先生による講演会と研究発表会②(ポスターセッション)でした。

  

【交流会(本校普通科探究班が考案したカードを用いた環境問題啓発ゲーム)】

ボードゲームをとおして、楽しみながら環境問題について考えました。初対面の人も多かったのでゲームをとおして親睦を深めることができました。

 

【研究発表会①(代表班による口頭発表)】

 生態系保全やプラスチック、ICT教育など様々なテーマについて発表が行われました。

 

講演会 「農用地におけるマイクロプラスチックの発生と海域への移行」 石川県立大学 勝見 尚也 先生

 肥料由来のマイクロプラスチックが農用地より水の流れで移動することなど、マイクロプラスチックの動態について、詳しく知ることができました。

 

研究発表会②(ポスターセッション)

  環境問題に関するテーマのポスターセッション。全ての参加校がこれまでに研究してきた成果をポスター発表しました。金沢大学・人間社会学域附属・特別支援学校の生徒さんによる体験型のブースが3ブース開設され、とてもにぎわっていました。また、会の最後にはカエルデザイン合同会社アクセサリーデザイナーの川﨑朱美子さんより、石川県立羽咋工業高校の活動「ペットボトルキャップの回収ボックスの制作」について、紹介がありました。

 今回、企画から運営までを、普通科の吉岡さん、久野さん、吉藤さん、水本さん、池田さん、金森さんが行いました。皆さんのおかげで素晴らしい会になりました。ありがとうございました。

「究める課題研究発表会 in Komatsu」に参加しました

 3月17日(日)に開催された「究める課題研究発表会 in Komatsu」(主催:小松高等学校)に、本校からは理数科と普通科の2年生の計10班が参加し、ポスターセッションで研究成果を発表しました。ポスターセッションには、主催の小松高校のほか、福井県立藤島高校、大聖寺高校、小松明峰高校、小松工業高校、金沢大学附属高校、星稜高校、星稜中学校の生徒、韓国の大田科学高校(オンライン参加)など県内外の多数生徒が参加し、研究を通して交流を深めました。

 また、小中学生を対象とした実験講座では、生徒が主体となって普段から取り組んでいる研究に関する実験ブースを開設しました。理数科の「文字や文章の読みやすさに関する条件」の研究班がタブレット端末を用いて「平均文字」の体験会を行い、普通科の「児童の外来種への意識に対するアプローチ」の研究班が、スノードーム作りの体験会を行いました。参加した小中学生の新鮮な反応を受け、本校生徒たちも達成感を感じている様子でした。

Global Science Leadershipに参加しました

 3月16日(土)に、福井県立藤島高校が主催のGlobal Science Leadershipに参加しました。本校からは2年理数科の「アメリカザリガニ由来のキチンナノファイバーの特性」班が参加し、英語での発表の後、フィリピンの生徒や教師とのオンラインでの質疑応答を行うなど、自分たちの研究発表をより良いものにするために国境を越えて学び合う姿が見られました。生徒交流会でも本校の生徒が積極的に意見を出しており、活動の中核になっていました。

福井県合同発表会に参加しました

 3月10日(日)に福井県のAOSSA(福井県民ホール)で開催された福井県合同発表会に、本校から普通科2班(「廃棄野菜からプラスチックの代替品を作ろう」班、「寒天から目指す環境にやさしいプラスチックの作成」班)、理数科2班(「ルミノール反応における照度の推移」班、「タフリナ菌の侵入経路と越冬部位の研究」班)が参加しました。この発表会は分科会とポスター発表に分かれており、分科会では11校、ポスター発表では14校が発表しました。

 普通科の生徒達は、外部発表会での発表が初めてでしたが、他校の生徒達との交流が貴重な体験となったようです。理数科の生徒達も、回数を重ねることで発表をブラッシュアップし益々磨きをかけていました。皆さんお疲れ様でした。

CS学際科学で企業研修を行いました

 2月16日(金)に中村留精密工業株式会社を訪問し、企業研修をさせていただきました。現地では会社概要について説明を受けた後、2グループに分かれて工場見学をしました。概要説明では、会社が目指していいることや、そのために取り組んでいることについて知ることができ、工場見学では、それぞれのブースでどのような作業をしているのかという説明を聞き、工作機械を製作する過程を見学することができました。

 工場見学後は、泉丘OB・OGの社員の方が2名登場し、生徒達の質問に答えてくださいました。現場で数学が使われていることや、コミュニケーションが大切という事など、具体的な例を提示し説明してくださったので、大変わかりやすかったです。

 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

近畿サイエンスデイに参加しました

 2月11日(日)に開催された「近畿サイエンスデイ」(主催:大阪府立天王寺高校)に、本校からは理数科2年生が参加し、「千里浜における効率の良い消波ブロックの形の研究」の研究成果を発表しました。近畿サイエンスデイは、近畿圏のSSH校が課題研究の発表を行う場として、主催の大阪府立天王寺高校が毎年開催しているイベントで、今年度は、福井県立藤島高等学校、兵庫県立神戸高等学校、大阪府立北野高等学校、滋賀県立膳所高等学校、大阪府立天王寺高等学校、そして本校の6校が参加しました。他県のSSH校と研究をとおして交流することができ、大変良い経験をすることができました。

金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました

 2月10日(土)の午後に、金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました。テーマは脱出ゲーム「リカ・ゲーム」!チームで実験を行いながら謎解きをし、犯人を捜すイベントでした。今回はこども科学財団に所属している小・中学生も参戦!本校の生徒も含めて43名もの参加者がゴールを目指して知恵を絞りました。

【全体説明】

【ロボットは見た~犯人の服の色を特定せよ】

【噓つきは誰だ!?同定実験による調査】

【凶器が残したメッセージ】

 企画・運営をしてくれた10H有志の皆さん、面白い企画をありがとうございました!

SSH公開授業を開催しました

 2月7日(水)の午後に、令和5年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業を開催しました。5限目は「サイエンス・イングリッシュⅠ」、「古典探究」、「理数数学Ⅱ」の授業を、7限目は「理数探究」、「SG探究」、「理数生物」、「理数地学」の授業を中心に、1・2年生の授業を公開しました。6限目はSSHおよびSGコースの概要説明を行いました。

 県内外から約30名の先生方が来校し、貴重なご意見をいただくことができました。

【5限】

「サイエンス・イングリッシュⅠ」    「古典探究」         「理数数学Ⅱ」

【7限】

 

    「理数探究」          「SG探究」

    「理数生物」            「理数地学」

【教育関係者対象】令和5年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業を行います

 このたび、令和5年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業を行います。参加を希望される方は、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。

 1. 趣旨
 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。


2. 日時
 令和6年2月7日(水)13:05~15:55


3. 会場
 石川県立金沢泉丘高等学校 石川県金沢市泉野出町3-10-10


4. 参加対象
 全国の高等学校、中学校の教職員 等


5. 日程
12:30~13:00 受付(1階講堂入口)
13:05~13:55 公開授業(5限)
 『Science English』(理数科2年生)
 『古典探究』(普通科SG コース2年生)
 『理数数学Ⅰ』(理数科1年生)
14:05~14:55 金沢泉丘高校SSH/SG コース 概要説明
15:05~15:55 公開授業(7限)
 『理数探究』(理数科2年生)
 『SG 探究』(普通科SG コース2年生)
 『理数生物/理数地学』(理数科1年生)
*当日は上記の他、1・2年生の授業を公開しています。


6.参加申込 参加を希望される方は、2月2日(金)までに、参加申込書(別紙様式)を下記メールアドレス宛にご提出ください。なお、参加費及び資料代は無料です。
(宛先)masukura@pref.ishikawa.lg.jp


7.そ の 他
校舎内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。

 

※実施要項

【ご案内】金沢泉丘高校SSH公開授業の開催について(HP用).pdf

※申込はこちらから

【申込書】金沢泉丘高校SSH公開授業.docx

【お知らせ】石川県SSH・NSH合同生徒発表会を開催します

 このたび、「令和5年度石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」「令和5年度いしかわニュースーパーハイスクール課題研究発表会」を開催いたします。保護者の方や一般の方も参観できますので、この機会に是非お越しください。参加を希望される方は、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。

 

1 趣旨
 県内スーパーサイエンスハイスクール指定校3校および、いしかわニュースーパーハイスクール5校での研究開発における教育実践の普及および、その成果としての生徒の課題研究発表を通じ、数学・理科をはじめとする教科指導における探究型学習の伸長を進めるとともに、広く県民の高等学校教育に対する理解の促進を図ることにより、確かな学力の向上に資する。


2 主催
石川県教育委員会 石川県立金沢泉丘高等学校


3 共催
石川県立小松高等学校 石川県立七尾高等学校


4 期日
令和6年1月23日(火) 13:00~16:30


5 会場
石川県地場産業振興センター
〒920-8203 金沢市鞍月2丁目1番地


本館 大ホール(SSH・NSHポスターセッション)
第2研修室、第3研修室、第7研修室(SSH口頭発表)
新館 コンベンションホール(開会式・閉会式、NSH人文科学口頭発表)
第10研修室(NSH自然科学口頭発表)


6 参加対象
SSH指定校の教職員、NSH指定校の教職員、全国の中学校・高等学校の教職員、一般県民


7 日程
12:30~13:00 受付
13:00~13:15 開会
13:25~15:45 研究発表
〇口頭発表
〇ポスターセッション(大ホール)
石川県立金沢泉丘高等学校 石川県立小松高等学校 石川県立七尾高等学校
石川県立金沢二水高等学校 石川県立金沢桜丘高等学校
16:00~16:20 閉会

8 その他
 会場の駐車台数には限りがありますので、できるだけ公共交通機関を利用するようお願いします。お車でお越しの皆様は、通路での駐停車は、路線バス運行の妨げになりますので、ご遠慮ください。また、繊維・鉄工会館専用駐車場は、私有地につき駐車しないでください。

※実施要項

【実施要項】_R5_石川県SSH・NSH合同生徒発表会.pdf

※申込はこちらから

【申込書】R5_石川県SSH・NSH合同生徒発表会.docx

 

課題探究Ⅰ キーワードグループ内発表会を開催しました

 12月12日(火)6・7限に、課題探究Ⅰのキーワードグループ内発表会を発表会を開催しました。生徒達は、キーワード毎に分かれた教室で、グループ毎にこれまでの研究の成果を口頭発表しました。文理融合のチームは今年初めての試みでしたが、それぞれの良いところがブレンドされ、とてもバランスの良い発表となっていました。質疑応答も活発に行われました。

 みなさん、発表お疲れさまでした!今回の発表会で、各キーワード毎に1班が選抜され、12月22日(金)の学年全体発表会で発表を行います。代表になったグループの皆さん、次の発表も頑張ってください!

 

【代表班】

「(異文化)・料理を通した異文化理解」 志萱さん、別府さん、小泉さん、前島さん、宿谷さん

「(教育)・学びのNextStage」 國司田さん、刈本さん、木下さん、寺田さん、河村さん

「(お金)・紙幣をピン札にする」 長島さん、髙橋さん、英さん、斉藤さん、皆川さん 

「(プラスチック)・廃棄野菜からプラスチックの代替品を作る」 土田さん、横川さん、米山さん、井村さん

「(動物)・竹で馬を救おう!」 森澤さん、谷本さん、向さん、由里さん、中村さん

「(食)・草食動物になろう」 林さん、中村さん、村本さん、米山さん、越村さん

「(エンタメ)・大衆小説 スマホで見るか?書籍で見るか?」 戸田さん、福田さん、横山さん、垣内さん

「(ジェンダー)・ゲームで深めるLGBTQへの理解」 山本さん、金本さん、宮﨑さん、村田さん、田中さん 

「(自然災害)・安全なロウソクを作ろう」 髙嶋さん、堀さん、中村さん、成田さん、後藤さん

「(IT)・ITを活用した学校生活の改善方法の検討」 浜谷さん、田邊さん、秋田さん、宮田さん

「(建築)・誰でも使える最強のダンボールを創る」 髙田さん、山本さん、石川さん、牧野さん、吉田さん

「(運動)・音楽は走りにどのような影響を与えるか」 庄源さん、ザストロウさん、安田さん、谷内さん、中本さん

「(エネルギー)・ジャイロ効果の有効的な活用」 木村さん、足立さん、長養さん、寅ヶ口さん、中川さん

「(健康)・運動による豆つかみのタイムの増減」 渡邊さん、池田さん、牧野さん、渡部さん

「(都市・地域)・廃校でつながる地域のWA」 中川さん、廣島さん、鶴山さん、中西さん、蓮池さん、米澤さん

「(海と陸の環境)・カードゲームによる環境問題意識改革」 岩高さん、田中さん、櫻吉さん、千田さん、宮越さん

石川県立大学でDNAの実習を行いました

 11月17日(金)に理数科1年生が石川県立大学を訪問し、実習を行いました。今年は生物資源工学研究所 ゲノム情報利用技術教育センターの中谷内先生と、ティーチングアシスタント(TA)の学生さんがついてくださいました。

 テーマは「リアルタイムPCR法によるウイルスの検出」。PCRや電気泳動についての講義を受け、DNAウイルスの希釈液を作成し、リアルタイムPCRで目的のDNA断片を増幅する実験を行いました。また、通常のPCR法で増やしたDNA断片を電気泳動する実験も同時並行で行いました。事前にマクロピペットの使い方を復習していたので、スムーズに実験を進めることができました。

雷についての講義を受講しました

 11月15日(水)に、理数科2年生を対象に、大阪大学大学院工学研究科の和田先生による特別講義を開催しました。和田先生の研究チームは、放射線や電波帯での雷観測の研究を行っており、本校を含む複数の高校の屋上に観測装置を設置し、観測を行っています。講義では、雷発生のメカニズムや先生のチームの研究紹介を聞き、雷についての知識を深めることができました。また、講義後には数名の生徒が実際に屋上まで同行し、作業の様子をみせてもらい、解説を聞く機会もありました。

 

理数探究の校内中間発表会を開催しました

 11月3日(金・祝)の1~4限に、理数探究の校内中間発表会を開催し、理数科2年生が4月から研究してきた内容を発表しました。生徒達は、昼休みや放課後の時間も使い、実験や資料の作成を行ってきました。今回の発表会で得た意見・アドバイスを今後の研究活動や次の発表(2024年1月23日予定)に是非活かしてほしいと思います。

 また、金沢大学の中山先生、北陸先端科学技術大学院大学の小田先生、本校卒業生の松本さん、堀中さん、萬田さん、山口さん、中川さんから講評をいただきました。貴重な助言や生徒目線からのアドバイスをありがとうございました! 

CS学際科学の特別講義を行いました

 10月24日(火)の3・4限に、1年理数科のCS学際科学の授業で、深津武馬先生(産業技術総合研究所首席研究員、東京大学大学院教授/筑波大学大学院教授、ERATO深津共生進化機構プロジェクト研究総括)によるオンライン特別講義を行いました。テーマは「ともに生きる昆虫と微生物:その多様性と繁栄の秘密」で、寄生や共生といった生物間の相互作用について学ぶことができました。

生徒の感想(一部抜粋)

〇私たちからは見えない生物の内部では実は複雑な共生関係が存在していたのだと知り、まだ知らない世界には興味深いことがたくさんあるのだと感じた。

〇豊富な種類の生物や細菌が共生しているので、もしかすると人間がつくりたいと考えた性質も組み合わせ次第でなんでもつくれてしまうのではないかということが気になった。昆虫と細菌という狭い世界でも不思議なことがたくさん起きていることが知れてとても印象に残る講義だった。

つくばサイエンスツアー【2日目】

 2日目は4班に分かれ、A班は農研機構(1日研修)、B班は産総研の地質標本館(午前)と理研のバイオリソースセンター(午後)、C班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と防災科学技術研究所(午後)、D班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と物質・材料研究機構(午後)をそれぞれ訪問しました。

 

農研機構(遺伝資源センター、ジーンバンク、食と農の科学館、果樹・茶業研究部門)【A班】午前・午後

 今回訪問したのは、様々な生物の遺伝資源を収集・保存している研究機関で、保存場所を実際に見せていただきました。また、高品質、高付加価値を持った農産物や食品の研究や、スマート農業についてのパネル展示があり、日本の農業技術の発達について学びました。研究者の方から直接お話を伺うこともできました。また、梨の糖度測定を体験し、実際に圃場を見学することもできました。

産総研 地質標本館【B班】午前

 地球の歴史、生活と鉱物資源、生活と地質現象、岩石・鉱物・化石という4つの展示室があり、ガイドの方が解説してくださいました。標本数が多く、普段は見られない貴重なものも多く見ることができ、地球科学の知識を深めるとともに、地球に潜む様々な可能性に触れる機会になりました。

産総研 バイオリソース研究センター【B班】午後

  バイオリソース研究センターでは、研究に使われる実験動物等のバイオリソースの整備について詳しく説明していただきました。バイオリソースの整備が生命科学の発展を支えていることが実感できました。また、事前学習で疑問に思ったことを質問し、学びを深めました。

高エネルギー加速器研究機構【C・D班】午前

 ここでは、まず資料館を見学し、“加速器とは”何かを知りました。その後、高エネルギー粒子から放出される様々な電磁波を測定するフォトンファクトリー、電子と陽電子を衝突させるBellⅡ測定器などを見学し、専門家から詳細な話を伺うことができました。ちょうどBellⅡ加速器が稼働していない期間だったため、これまでは見ることのできなかった区域の見学もすることができました。

防災科学技術研究所【C班】午後

 防災研ではまず、代表者(今回はご厚意で5名)が地震ザブトンの体験をしました。東日本大震災などの過去の大地震や想定東海地震など、体験する地震を選ぶことができ、揺れの大きさや特徴を体験することができました。また、大型降雨実験施設の見学では、効率的に実験を行うため施設自体が移動することや、広大な実験施設の4分の1面ずつ雨を降らせることができるなど、巨大な施設を効率的に使用し多くの実験を行っていることがわかりました。

物質・材料研究機構【D班】午後

 最初はNIMU(物質・材料研究機構)に関するセミナーを聴講し、金属当てゲームで様々な金属に直接触れて、その性質を学びました。その後、施設を見学し、素材の耐久性などを測定する様子などを観察しました。無機物質だけでなく、有機物も素材!!可能性は無限大です。

 

つくばサイエンスツアー【1日目】

 10月19・20日に、茨城県つくば市の研究施設を訪問するサイエンスツアーを行いました。

 1日目は筑波宇宙センターで研修を行った後2班に分かれ、1班は建築研究所を、2班は国土地理院の地図と測量の科学館をそれぞれ訪問しました。

【1日目】

つくば宇宙センター

 宇宙センターの概要説明を聞いた後、2グループに分かれて宇宙飛行士養成エリアの見学と「きぼう」運用管制室の見学を行いました。宇宙飛行士養成エリアでは、宇宙飛行士選抜試験で実際に使用された部屋を見ることができ、宇宙で行っている実験の説明を聞くこともできました。「きぼう」運用管制室では、それぞれの区画がどのような業務を行っているのか詳しく聞くことができました。モニターでNASAの管制室の様子やISLから見たリアルタイムの地球の様子を見ることもでき、大変貴重な体験をすることができました。

建築研究所

 実大構造物実験棟とユニバーサルデザイン実験棟を見学し、説明を聞きました。実大構造物実験棟では、高さ7メートルもの構造物を使った実験を行う現場を見せていただき、そのスケールの大きさに圧倒されました。また、ユニバーサルデザイン実験棟では、代表者が実際に非常階段のデザインの違いで安全性を高めるられることを実感することができました。

 

国土地理院 地図と測量の科学館

 今回はガイドツアーの形をとることができなかったため自由見学でしたが、地図の歴史や測量に使用した道具等を見学することができました。

・1階ラウンジ ①日本列島空中散歩マップ②タッちず③地図のギャラリー④日本列島球体模型⑤電子基準点⑥VLBIアンテナ

・2階常設展示室場  ⑦改正大日本興地路程全図⑧迅速測図原図⑨宇宙測地技術を用いた展示

 

 

【教育関係者対象】「理数科2年生 理数探究校内中間発表会」 の開催について(ご案内)

 このたび、標記発表会を公開いたします。参加を希望される方は、11月1日(水)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。※保護者の方は申込不要です。当日、会場にお越しください。

 

1.趣  旨  スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。

2.日  時  令和5年11月3日(金)8:30~11:50

3.会  場  石川県立金沢泉丘高等学校 大会議室(2階)

        石川県金沢市泉野出町3-10―10  TEL:076-241-6117

4.参加対象    全国の高等学校、中学校の教職員 等

5.日  程

  8:00~ 8:25   受付(正面1階)

  8:30~ 8:40   開会式

       8:45~11:45   研究発表(8件)

    11:45~11:50  閉会式

 

6.参加申込  11月1日(水)までに、以下の申込書を電子メールにてご提出ください。

        (宛先 masukura@pref.ishikawa.lg.jp)

        【ご案内】金沢泉丘高校理数科2年「理数探究」校内中間発表会(HP用).pdf

        【申込書】金沢泉丘高校理数科2年「理数探究」校内中間発表会.docx

   

7.そ  の  他   上記時間帯はライブ配信を行い、それ以降は11月30日(木)までオンデマンド配信を行います。

         なお、視聴用URL は視聴申込みされた方のみに後日お知らせします。

理数科2年米国研修⑧

昨夜(10/8日)の夜に無事帰国・帰宅しました。

現地での最終日(10/6(金))の市内観光の様子です。それぞれの班で計画を練って、現地のAGLを連れて色々と回ったようです。彼らはSan Franciscoの中心街ではなく、郊外のHF(ホストファミリー)宅から通っているので、サンフランシスコ市内を自由に散策するのは初めてです。どこに行っても楽しそうな彼ら、彼女たちでした!

 

現地の10/7(土)の早朝にHFとお別れをして、サンフランシスコ国際空港へ向かいました。特別なお別れの儀式はありませんでしたが、ホストファミリーのお子さん(小学生くらいの男の子)は。「一緒に日本に行きたい!」とか「帰ってほしくない!」など、嬉しい言葉もかけてくれていました。もちろん、理数科のみんなも「まだいたい!」「1週間は短すぎる!」などと名残惜しい様子でした。

一期一会の教えを大切に、大学生になって自分でまた訪問して欲しいですね!

理数科2年米国研修⑦

 米国時間10/5(木)5日目の研修が終了しました。今日はCity College in SanFranciscoで一日研修&演習でした。テーマは「サンフランシスコや自分たちの周りにある課題」について。短時間でのDesign Thinking(デザイン思考)!!

 研修2日目で訪問した「btrax」の講師の先生に学んだことをインスピレーションして、短時間で英語のポスターを仕上げて、英語で発表しました。当然、Q&Aも英語です。得意な子は自信を持って!苦手な子も一生懸命頑張っていました。

 みんな、まだまだです。だけど、この経験が宝物になることは間違いないでしょう。これからの更なる成長が楽しみですね。

 さて、最終日の明日10/6(金)は現地のリーダーさん達と一緒に市内観光です。ショッピングやサンフランシスコの絶景スポット巡りなど色々と計画を練っています。カリフォルニア大学バークレー校の訪問を考えているグループもあるようです。最終日もしっかりと楽しんでもらいましょう!

理数科2年米国研修⑥

 理数科2年米国研修は第5日目の10/5(木)を迎えています。

 ここでは昨日(10/4(水))の様子を案内しますね。昨日は名門スタンフォード大学を訪問し、現役の学生の方々に案内してもらうキャンパスツアーやQ&Aを実施しました。現役の学生さんの中には日本の方もいて、そこでは日本語で「どうやったらスタンフォード大学で学べるのか?」「どんな研究をしているのか?」などの質問をすることができたようです。久々に日本語で質問することが出来て安心した様子もありつつ、日本語だからこその深い話まで聞くことが出来て、海外への進学に刺激を受けた生徒も多いようです!

 また、スタンフォード大学のBookstoreの大きなSouvenir Shopでみんな沢山のお土産を買ってしましたよ。まずは見た目からスタンフォード大生になっています!

 さて本日は一日 City College in SanFrancisco での講義と演習です。様子はまた後ほどアップします。

 そして明日10/6(金)がフルで滞在する最終日です。AGL(アクティビティグループリーダー)の方々と市内観光です。サンフランシスコDay’sもカウントダウンですが、まだまだ楽しみが残っていますね!

理数科2年米国研修⑤

 理数科2年米国研修は、10/4(水)研修4日目を迎えています。

 昨日の午後は California Academy of Sciences(カリフォルニア科学アカデミー)という自然科学博物館を訪問しました。午前中に学んだBiomimicryを意識して見学をしてきました。また、1906年と1989年に起きたサンフランシスコ地震について体感的に学ぶことが出来るブースもあって、地震大国に生きる我々にも感じることが多い施設でもありました。

 さて、今日は名門スタンフォード大学へ行きます。どのような学びが出来るか楽しみです!理数科2年米国研修も後半戦です。ホームステイもあと3日!ここからより充実したAmerican Lifeにします!

理数科2年米国研修④

 米国は研修3日目の10/3(火)です。時差が16時間もあって半日以上違うので、感覚的には1日遅れている感じですね。

 昨日の午後はCompany Visit.サンフランシスコと東京に拠点に置くデザイン会社「btrax」を訪問しました。デザイン思考やイメージマップなど探究活動で行なっていることが、実際に企業活動に利用されていることなどを知りました。講師の女性は日本の方でしたが、高校2年生の時に米国に渡ったらしく、彼女のキャリアにもかなりの刺激を受けましたね!

 その後はMontgomeryStationで我々とSee youして、それぞれHostFamilyのもとへ帰宅しました。こちらは19:00すぎまで明るいので、帰宅後に卓球をしたり、家族の水球練習を見に行ったり、プールで泳いだり(寒いですが)色々と素敵な体験をしているようです。

 今はStudy Centerで、biomimicry(バイオミミクリー)をテーマに英語でディスカッションしています。楽しそうです。午後からはScience Museumを訪問する予定です。

 今日が終われば前半戦終了です。まだまだ米国研修続きます!

理数科2年米国研修③

 米国は10/2(月)研修2日目です。今日からStudy Centerでの研修も始まり、生徒たちは英語でサイエンスな課題について、ディスカッションしています。みんな積極的に英語でコミュニケーションを取っています。素晴らしい!

 昨日の夜はホストファミリーと楽しくディナーが出来たようで、パスタを食べた子、ピザをホストファミリーと一緒に作った子、テキヤキや味噌汁を食べた子もいるようです。

 今日は午後から企業訪問です。サンフランシスコまだまだ楽しみます!

理数科2年米国研修②

 日本時間の深夜(現地では10/1(日)のam9:30)に定刻通りサンフランシスコに到着しています。

 初日はそのまま入国手続きを行なって、ゴールデンゲートブリッジを観光し、フィッシャーマンズワーフでランチタイムを取りました。ランチはグループごとではあるものの、自分たち注文・支払い等々…きっと初めての経験をした人も多いことでしょう。

 今はLafavetteという街でホームステイのオリエンテーションを受けています。今からホストファミリーとの対面です。

 長かった10/1もようやく終わりを迎えます。また、明日元気な顔で会えるのが楽しみです!

理数科2年米国研修①

米国研修に引率するSSH推進室スタッフです。

今ほど、羽田空港第3ターミナル(国際線ターミナル)から出国ゲートを通過し、免税エリアに入りました。出発は16:25です!楽しい旅になるようサポートしていきますね。

CS学際科学「AI基礎講座」を開催しました

 9月8日(金)の5・6限に、金沢大学の軸屋先生による特別講義を開催しました。前半はドローンについての講義やプログラミングによる簡単な飛行制御の演習をおこない、後半は画像処理や顔認識の演習を行いました。軸屋先生、プログラミング指導で入ってくださった久保先生、TAの学生さん達、ご指導いただきありがとうございました。

 生徒の感想

「最も印象に残っているのは、軸屋先生が講義の冒頭で仰った、『プログラミング言語は言葉』ということです。外国の人々と会話をして見聞を広げられるようにと英語の勉強に励んできましたが、プログラミングも世界を広げてくれる存在だとは思っていませんでした。これから人工知能がますます活躍していくだろう社会におけるプログラミングの重要性に気づかされました。」

「実際にドローンを使って顔認識をしてみて疑問に思ったのは、コロナ流行前とコロナ流行後の顔認識システムの違いである。コロナ流行語のものは、マスク着用時でも認識できるように精度が高くなっているという話を聞いた。しかし、私のグループでは、コロナ流行前のシステムでは顔認識されたが、流行後のシステムでは認識されなかった。このことから、AIにも認識しやすい顔としにくい顔があるのではないかと考えた。また、顔認識システムで近くにあったポスターなどが認識されることがあった。このことから、私は今回使った顔認識システムでは、「目」が大事なポイントになっていて、目のような物、例えば2つの黒い丸や点などに反応して、顔認識されたのではないかと考えた。」

AIデータサイエンス基礎講座に参加しました

 8月28日(月)に京都大学で開催されたイベントに、理数科から3名が参加しました。滋賀県立膳所高等学校さんのSSH重点枠で開催されたこのイベントでは、コンピュータやAIの仕組みとその応用について学んだ後、実際に演習でPython を用いて図形を描いたり、その図形を変更するプログラムを考えたりしました。

マスフェスタに参加しました

 8月26日(土)に大阪府立大手前高等学校で開催された数学分野の研究発表会に普通科の生徒5名が参加し、「血液型に関する遺伝の規則性」というテーマで、ポスター発表を行いました。この発表会の特徴である「数学という観点」から、良いところや改善した方がよいところ等について意見をいただけたため、今後の見通しを含め、大変参考になりました。また、他校の発表を聞くことでとてもよい刺激を受けました。

本校卒業生の特許授与式が行われました

 8月21日(月)の午後、本校卒業生(明間さん、小村さん、坂田さん、中川さん、村木さん)が在学中に「窓を開けやすくする窓のレバーの研究」というテーマで開発した「クレセント錠開閉補助レバー」の特許授与式が行われました。授与された皆さんは、3年時に応募したパテントコンテストで優秀賞を受賞し、特許出願支援対象に選ばれてから弁理士さんの支援を受け、今日まで手続き等を進めてきました。晴れて特許取得となり、本日授与式に至りました。おめでとうございます!

公開シンポジウム「宇宙や自然を探求しよう」に参加しました

 8月21日(月)に福井県立大学永平寺キャンパスで開催された公開シンポジウムに、普通科・理数科から3名の生徒が参加しました。シンポジウムでは、2015年にノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章先生をはじめ、第一線で活躍されている研究者の方々のお話を聞くことができました。また、討論会の場も設けられており、直接、研究者の方々に質問をする機会もあり、貴重な体験をすることができました。

全国SSH生徒研究発表会に参加しました

 8月9日(水)から10日(木)にかけて神戸国際展示場で開催された全国SSH生徒研究発表会に、理数科3年生5名が参加し、「熱電発電における電圧の安定性」というテーマについてポスター発表を行いました。全国から意欲のある生徒達が集まってきていて、それぞれが発表に対して全力で取り組んでおり、大変刺激を受けたと聞いています。

 普通科・理数科ともに、今様々な課題研究に取り組んでいると思いますが、このような発表の機会はチャンスです。是非、積極的に参加してほしいと思います。

 

【教育関係者対象】「理数科1年生 AI基礎講座」 の公開授業について(ご案内)

 このたび、標記の授業を公開いたします。参加を希望される方は、9月6日(水)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください(宛先 masukura@pref.ishikawa.lg.jp)。なお、参加費及び資料代は無料です。

1.趣  旨  スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。

2.日  時  令和5年9月8日(金)13:05~16:05

3.会  場  石川県立金沢泉丘高等学校

        石川県金沢市泉野出町3-10―10  TEL:076-241-6117

4.参加対象   全国の高等学校、中学校の教職員 等

5.日  程

  12:45~13:00  受付(正面1階)

  13:05~16:05  公開授業①(理数科1年AI基礎講座)

 

6.参加申込  9月6日(水)までに、以下の申込書を電子メールにてご提出ください。

        【ご案内】金沢泉丘高校理数科1年AI基礎講座公開授業(HP用)

        【申込書】金沢泉丘高校理数科1年AI基礎講座公開授業.docx

臨海実習・地学巡検を実施しました

 8月1日(火)に、のと海洋ふれあいセンターと恋路浜の露頭で臨海実習と地学巡検をそれぞれ行いました。当日は天候にも恵まれ、フィールドワーク日和となりました。

校長先生より激励の言葉をいただく。

本校の東野先生の指導のもと、ウニの人工授精を行い、発生の過程を観察しました。

磯の生き物採集。海藻やヤドカリなどを捕まえ、図鑑で種の同定とスケッチを行いました。

のと海洋ふれあいセンターの職員の方による、海藻についての講義を受講。職員の方々には、実験の際も様々なアドバイスをいただきました。ありがとうございました!

場所を移動し、恋路浜の露頭を観察しました。講師は本校の大濵先生です。

 

離れたところから地層の全体の様子を観察したり、近くでどのような岩石かを調べたり・・・。

日帰りの実習でしたが、実際に見て触れて考える貴重な体験をすることができました。

 

サイエンスツアー②~白山砂防事業見学~を実施しました

 7月31日(月)に、白山国立公園で砂防事業の見学を目的としたサイエンスツアーを実施しました。今回、国土交通省北陸地方整備局金沢河川国道事務局の方々、クリーン・ビーチいしかわ実行委員会の方々のご協力のもと、普段は入ることができない場所にも行くことができ、実際に現場を見ながら説明を受ける等、様々な体験をすることができました。

 百万貫の岩を見学。

バスの中から堤防を見学(遠くに砂防新道の吊り橋が見える)。

別当出合から登山開始!

途中、登山道をはなれ、工事現場へ。甚之助谷で砂防事業についての説明を聞く。

 

昼食後、白山砂防科学館を見学しました。

帰り道、予定にはありませんでしたが、ご厚意で手取ダムを見学することもできました。

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!

 

サイエンスツアー~先端サイエンス実験講座①~を開催しました

 7月21日(金)に普通科・理数科の希望者で石川県立大学を訪問し、実習をさせていただきました。テーマは「電気泳動法によるDNAの分離・検出」(担当:中谷内 修 先生)で、大学でしか体験できない実験を経験することができました。

 この実験では、ウイルス(λファージ)のDNAを制限酵素で切断し、電気泳動により分離した後、泳動パターンを観察しました(DNA断片の長さの違いで泳動距離が変わる性質を利用)。

 また、中谷内先生からは、「他の人の個性を尊重することももちろん大切だが、自分の個性を大切にしてほしい。そうすれば必然的に世の中は多様な世の中になる。」と熱い激励の言葉をいただきました。

I sea フォーラム~スタートアップの会~を開催しました

 7月17日(月・祝)に、上記フォーラムをはじめて開催しました。

午前は外部講師の先生方による講演会を行い、午後はワークショップと分科会を行いました。県内外から集まった6校47名の生徒達が海洋プラスチックゴミについて、情報共有と意見交換を行い、大変有意義な会となりました。また、本校の2・3年生10名が実行委員として、企画から様々な準備を主導しました。

皆さんのお陰で素晴らしいフォーラムになりました。ありがとうございました!

講演①カエルデザイン合同会社 川﨑朱美子先生

海洋ゴミをめぐる現状、アップサイクル(廃棄予定であったものに手を加え、価値をつけて新しい製品へと生まれ変わらせる手法)、そして各学校との取組、などについてお話いただきました。「人々の行動が変わらなければ本質的な解決にならない。そのきっかけになれば」と活動されている先生のお話から、改めてプラスチックゴミの問題を認識し、参加者と共有することができました。

講演②同志社⼤学経済学部 特定⾮営利活動法⼈プロジェクト保津川 原⽥禎夫先生

日本と海外では使い捨てプラスチックについての意識が違うこと、サーマルサイクル(燃やして処理)は本当のリサイクルではないこと、などのお話から始まり、世界の廃プラスチックの現状や、先生が関わってこられた活動から、様々な事例やアプローチ方法を学ぶことができました。問題を共有し、自分達がこれからどう行動するかということや、問題が起きてからなく、今行動することの大切さを改めて実感しました。

 

ワークショップ(アップサイクル体験) 

県立工業の生徒さんが準備してくれた、ペットボトルのフタを粉砕したペレットを、アイロンで平たくのばしたプラスチック板を使用し、キーホルダーを作成しました。プラスチック板を切り取り、レジンで固め、フォーラムのキャラクターシールを貼り・・・。レジンを初めて扱う生徒もいましたが、みんなでアップサイクル体験を楽しみました。

分科会(ラウンドテーブル) 

4名の班に分かれ、それぞれが行っている探究活動を紹介しあいました(質疑応答含め8分)。その後、班の代表者が班の意見を前で発表。それぞれが取り組んでいる活動を共有しました。「廃棄野菜からプラスチックの代替材料を作る」や「ゼラチンを用いた新素材の開発」、「小学生に海と陸のつながりを知ってもらう」など、様々な分野のテーマがあり、それぞれの目的や問題点などを共有しました。

課題探究Ⅰ 研究ディスカッションを開催しました

 普通科2年生が、7月18日(火)の6・7限目に各教室で、研究ディスカッションを行いました。研究班を解体し新しい班で1人ずつ、自分達の研究をスライドを使って説明しました。どうしたら効果的に伝わるか、熱心にプレゼンする様子がとても頼もしかったです。 今回、探究活動などを研究している金沢大学の学生が、アドバイザーとして参加してくださいました。ありがとうございました!

理数探究Ⅰ 研究ディスカッションを開催しました

 理数科2年生が、7月12日(水)の6・7限目に大会議室と視聴覚室で、研究ディスカッションを行いました。スライドの他、実験器具や材料を使って説明する班もあり、様々な工夫がみられました。また、6限目は理数科1年生が、7限目は理数科3年生が参加し、ディスカッション形式で議論しました。研究内容についての鋭い質問が飛び交い、先輩からアドバイスをもらう場面もあり、大変有意義な時間となりました。

AI課題研究Ⅲの課題研究成果発表会を開催しました

 6月23日(金)の5~7限に、AI課題研究Ⅲの課題研究成果発表会を開催しました。今年も、金沢大学ナノ生命科学研究所の皆様のご厚意で大学の施設を使用させていただくことができ、理数科3年生が2グループに分かれてこれまでの研究成果を英語で発表しました。また、理数科2年生はオーディエンスとして参加し、金沢大学の先生方や若い研究者の皆さんと共に質疑応答に参加しました。

 英語での発表でしたが、自分達の研究について堂々と発表する様子をみて、大変頼もしく感じました。岩見雅史教授からは「今、君達は科学の扉を開いてもいない。卒業して大学に入ってからがスタートとなる。仲間を増やし、興味あるものをさらに深めてほしい」と激励をいただきました。3年生の皆さん、約2年間の研究活動お疲れ様でした。また、ご指導・ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。

令和5年度第1回オーシャンクリーンアッププロジェクト -I sea フォーラム- スタートアップの会を開催します

1.目 的 海洋ごみ問題を中心に現在の海洋状況に危機感を持ち、一人ひとりが自分事の課題としてとらえ、問題解決に向けた行動を起こすための契機とする

2.主 催 石川県立金沢泉丘高等学校

     金沢泉丘高等学校普通科2,3年オーシャンクリーンアップ班

3.協 賛 ハウメット・ジャパン株式会社

4.後 援 クリーン・ビーチいしかわ実行委員会

5.期 日 令和5年7月17日(月)海の日

6.会 場 金沢泉丘高等学校 大会議室・視聴覚室・i-Studio(石川県金沢市泉野出町3-10-10、Tel 076-241-6117)

7.対 象 石川県内外の海洋問題に興味関心を持ち、①活動したいと考える高校1,2年生
     もしくは、②現在、海洋ごみ問題につながる課題研究を進めている高校1,2年生
①の生徒は、事前に各自で近隣の海岸や河川へ行き、海洋ごみ・河川ごみを始めとする水環境問題の状況を現地調査し、その時の写真や記録を取って下さい。簡単なもので良いので、その調査内容を紹介できる資料(紙媒体など)をご準備下さい。また、ごみ拾いも可能な範囲で行なって下さると幸いです。
②の生徒は、現在行っている活動を簡単なもので良いので、活動内容を紹介できる資料(紙媒体など)をご準備下さい。
*午後のラウンドテーブルで各々発表していただき、グループ内で意見交換を行なう予定です。
なお、PCなどの機器は持ち込み可能ですが、Wi-Fi環境はありません。

8.日 程

  9:30~ 受付
  9:50~ 開会式
10:00~ 全体会(講演会)
12:00  昼食
12:45~ ワークショップ(アップサイクル体験)
14:15  休憩
14:30~ 分科会(ラウンドテーブル)
16:00~ 各分科会会場にて閉会式

9.講 師  川﨑朱美子氏(カエルデザイン合同会社アクセサリーデザイナー)
     原田  禎夫氏(同志社大学経済学部経済学科准教授)

10.申 込 以下のURLリンク先から、フォーム入力をして下さい。会場規模の関係上、各校生徒5名までとさせていただきます。
(参加申し込み)6/26(月)まで https://forms.gle/wHUxbmQhcvhnU4FX9
(参加者名入力)6/30(金)まで https://forms.gle/9os6zgjhchSp1qmo8
参加者多数の場合は午前の全体会(講演会)のみ、一部の生徒には本校内別会場でのオンライン配信となる可能性があります。ご了承ください。午後のワークショップ、分科会には通常通り参加していただく予定です。

11.その他 第2回オーシャンクリーンアッププロジェクト成果発表会を令和6年3月下旬(3/20水・祝)に実施予定です。
第1回の今回は、海洋ごみ問題に対して興味を高めるためのスタートアップの会です。本フォーラムを契機として各校で探究活動を行ない、その成果を3月の成果発表会で披露していただく予定です。
・予算の都合上、本校から参加校への旅費支援は出来ません。ご了承下さい。

「理数科3年生課題研究成果発表会」 のオンライン公開について(ご案内)

 本県では、平成15年度より石川県立金沢泉丘高等学校において「スーパーサイエンスハイスクール」事業を実施しているところであります。本校は今年度、認定枠指定を受け、世界に羽ばたく科学系人材の育成を目指して本事業を進めております。
 このたび、標記発表会をオンラインにて公開しますので、お知らせいたします。

 1.趣  旨  

   スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。

 2.配信期間  

   令和5年6月26日(月)~7月16日(日)

   ※視聴用URL は、後日、視聴申込みされた方のみにお知らせします。 

 3.視聴申込   6月30日(金)までに、下記の視聴申込書(別紙様式)をご提出ください。

         ※学校関係者用 視聴申込書.docx

         ※学校関係者以外 視聴申込書.docx

         ※HP掲載用案内.pdf

 4.配信内容(当日の日程)    

13:20  開会(5分)  *理数科2年生が司会・進行

13:25  NanoLSI紹介(15分)

13:40  分科会移動・第1発表準備

13:55  1st Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

14:15  休憩・発表準備(5分)

14:20  2nd Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

14:40  休憩・発表準備(10分)

14:50  3rd Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

15:10  休憩・発表準備(5分)

15:15  4th Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

15:35  休憩(5分)

15:40  講評(5分程度) 

15:45  閉会、後片付け(15分程度)

※理数科3年生は発表グループを2つに分け、2会場で英語オーラル発表。

※理数科2年生は2グループに分かれ各会場でオーディエンスとして参加。

※各会場で金沢大学ナノ生命科学研究所の若手研究者・留学生との質疑応答。

文教会館教育ロビー展について

 5月10日(水)~22(月)にかけて、石川県文教会館(金沢市尾山町10番5号)の教育ロビー展に課題研究のポスターを掲示しています。5月10日(水)~16日(火)までは、理数科3年生の課題研究ポスターを、5月17日(水)~22(火)までは、普通科SGコース3年生の課題研究ポスターを展示しています。この機会に、是非ご覧ください。

CS学際科学で卒業生と合同授業を行いました

 3月17日(金)の1限に、今春卒業したばかりの理数科の卒業生に来ていただき、合同授業を行いました。1年生と卒業生がコミュニケーションをとり、ともに活動することで、様々なスキルを学ぶと同時に、2年後の自分の姿をポジティブに想像することができました。また、卒業生の、課題や問題に対するアプローチの仕方を目で見て肌で感じることができ、深い考察力や学習意欲が高まりました。

Global Science Leadershipに参加しました

 3月18日(土)に福井県立藤島高等学校が主催する「Global Science Leadership」が開催されました。本校から理数科2年生の5名が参加し、英語で発表を行いました。

 このイベントは、国際的な研究発表の場を想定し、英語を用いてのプレゼンテーション能力や質疑応答能力を育むとともに、社会的背景の違いによる価値観の相違を理解することを目的としています。今回は、日本および海外における、研究に携わる高校生や教職員が参加し、課題研究の紹介・意見交換を行い、アドバイザーからの助言をいただきました。

 本校の生徒達はフィリピンの高校生とZoomを介して交流し、アドバイザーの方からは実験手法や発表をより良いものにするための方法等についてアドバイスをいただきました。

探究の日を開催しました

 3月16日(木)に「探究の日」を開催しました。今年度も、講堂での代表グループと各クラスに分かれて全ての生徒が発表する形式で実施しました。さらに、今年度は、発表の他に生徒が企画・運営する場を多く設けました。

 発表した全ての皆さん、お疲れ様でした。これまでの研究の成果を十分に発表できましたか?いただいたアドバイスを次回の研究に活かしてほしいと思います。また、講堂行事では10Hの皆さんが司会・進行を、アイスブレイクでは24Hの皆さんが企画と運営をしてくれました。ありがとうございました!

 午前は、予選を勝ち抜いた2年生の代表グループの発表を講堂で行いました。代表の生徒達はアンケートや実験の結果を示しながら堂々と発表し、質疑応答も時間いっぱいまで行われました。また、今年度は、卒業生が全体の講評を引き受けてくれました。ありがとうございました。

 午後は1・2年生の各発表グループを、学年・クラス・文理をまぜて構成し直した班で活動しました(1班5人)。発表は5回行い、すべての生徒が1回ずつ単独で自分のグループの発表を行いました。各班、身近な問題から疑問を持った点や改善点等を発表し、各班で活発なディスカッションが行われました。

福井県合同課題研究発表会に参加しました

 3月11日(土)に福井県県民ホールで開催された上記の発表会に、本校から理数科2年生AI課題研究の「蛇腹班」、「オジギソウ班」、「階段班」、「アドレナリン班」が参加し、口頭発表およびポスター発表を行いました。   

 このイベントは福井県立高志高等学校主催の課題研究発表会で、SSH指定校をはじめとする、福井県内の課題研究に取り組む高等学校、および研究活動を行う小学校・中学校が研究発表し、研究交流を行うものです。

 本校の生徒達は、分野毎に分科会に分かれ、口頭発表を行った後、ポスター発表を行いました。数年ぶりに他県の高校生と交流することができ、意見交換をする貴重な機会となりました。

CS学際科学でフィールドワークの手法を学びました

 3月3日(金)3・4限に、石川県立自然史資料館から桂 嘉志浩 先生と嶋田 敬介 先生をお招きし、フィールドワークの手法等についてお話いただきました。また、貴重な標本も持ってきてくださり、休憩時間に様々なエピソードと共に紹介してくださいました。

近畿サイエンスデイに参加しました

 2月11日(土・祝)に開催された「近畿サイエンスデイ」(主催:大阪府立天王寺高校)に、本校からは理数科2年生が参加し、「学習時の温度がコオロギの学習能力に与える影響」の研究成果を発表しました。近畿サイエンスデイは、近畿圏のSSH校が課題研究の発表を行う場として、主催の大阪府立天王寺高校が毎年開催しているイベントで、今年度は、福井県立藤島高等学校、兵庫県立神戸高等学校、大阪府立北野高等学校、滋賀県立膳所高等学校、大阪府立天王寺高等学校、そして本校の6校が参加しました。今年度は現地で、他県のSSH校と研究をとおして交流することができました。

SSH公開授業を行いました

 2月7日(火)6・7限目に開催された、普通科2年生の「SS課題研究Ⅰ」学年発表会の授業を県内外の教育関係者の方々に対して公開しました。1月31日(火)に開催されたクラス内発表会で決定したクラス代表班が、これまでの研究の成果を発表しました。

【発表班】

29H「音の不快感をなくすには」、27H「見やすい標識とは何か」25H「廃棄牛乳の有効利用について」25H「シャープペンシルの芯の折れにくさに関係する要素」、26H「チョークを気持チヨーク」、29H「海洋漂流ゴミの効率的な処理に関する試案」、28H「体育館で無双する方法」

CS学際科学で企業研修を行いました

 1月27日(金)に中村留精密工業株式会社を訪問し、企業研修をさせていただきました。昨年度までは、感染症対策のため10名のみの訪問(30名は学校でオンライン視聴)でしたが、今年は数年ぶりに全員で伺うことができました。現地では2グループに分かれて、会社概要について説明を受け、工場見学をしました。金属加工の現場で数学が使われていることや、プログラミングで工作機械を制御する様子を見学することができ、貴重な体験をさせていただきました。

CS人間科学の特別講義を行いました

 1月12日(木)に、金沢大学医薬保健研究域医学系教授の中田光俊先生をお招きし、「脳機能局在と柔軟性」というテーマの特別講義を行いました。脳には体の各部位を司る領域が存在し、その幾つもの領域がネットワーク化して働いていることなどを学ぶことができました。また、覚醒下手術の動画を使った説明もあり、実際に臨床現場でどのように運用されているのかということを知ることもできました。

令和4年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンス ハイスクール公開授業の開催について【教育関係の皆様】

 このたび、公開授業を下記の要領で開催しますので、お知らせいたします。

 

1.趣 旨  スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。


2.日 時  令和5年2月7日(火)14:05~15:55


3.会 場  石川県立金沢泉丘高等学校
       石川県金沢市泉野出町3 丁目10 番10 号
       TEL:076-241-6117


4.参加対象  全国の高等学校、中学校の教職員 等


5.日 程
13:00~13:30 受付(1階講堂入口)
13:30~14:00 金沢泉丘高校SSH 概要説明
14:05~15:55 公開授業(6,7限)
           『SS 課題研究Ⅰ』(普通科2年生普通コース理型)
            *課題研究全体発表会


6.参加申込  参加を希望される方は、2月3日(金)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。なお、参加費及び資料代は無料です。

  参加申込書 → 参加申込書(別紙様式)


7.そ の 他
【来校される方へのお願い】
・感染症対策のため手指消毒の徹底及び、マスクの着用にご協力をお願いいたします。
・発熱・風邪症状等、体調に不安のある方は来校をご遠慮ください。
・校舎内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。
・参観された授業やSSH事業についてご質問、ご感想、ご意見等があれば当日配付するアンケート用紙にご記入ください。

 

スーパーサイエンス部特別講義を開催しました

 12月21日(水)の放課後に、金沢大学理工研究域の軸屋一郎先生による特別講義「ドローンを題材とする人工知能経験」を開催しました。今回は普通科の希望者が参加し、ドローンの制御方法などについて3時間じっくりと学習することができました。前半はドローンについての講義やプログラミングによる簡単な飛行制御の演習、後半は画像処理や顔認識の演習を行いました。

 今回も9月と同様に、金沢大学が開発した「『計測と制御』を学ぶ体験型プログラミング教材」に取り組みました。

 

講義資料(20221221).pdf

石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に参加しました

 12月13日(火)に地場産業振興センターで本校と小松高校、七尾高校、金沢二水高校、金沢桜丘高校の高校生による合同発表会が開催されました。生徒達はプレゼンを使った口頭発表(代表班)と、A0サイズの日本語ポスター発表を行い、これまで研究してきた課題研究の成果を披露しました。

 質疑応答も非常に活発で、実験器具やホワイトボード等を用いて説明する班もありました。今回の発表会でいただいたアドバイスをこれからの研究や論文作成に生かしてほしいと思います。

サイエンス・フェスタ2022に参加しました

 12月11日(日)に、サイエンスヒルズこまつでサイエンス・フェスタ2022が開催され、本校からSS部ロボット班・アクアプラネット研究チーム、生物部が参加しました。

 サイエンス・フェスタは、高校生、大学生、企業の方々などによる子ども向けのイベントで、各団体が様々なテーマでブースを展開します。本校は今年、下記の内容で参加しました。

☆SS部ロボット班 「レゴロボット操縦体験」

☆アクアプラネット研究チーム「アクアプラネットプロジェクト~オーシャンクリーンアップ~」※海洋ゴミについて考え、工作体験

☆生物部 「土の中探検~土の中の生きものを見つけよう~」

雷についての講義を受講しました

 11月16日(水)に、大阪大学大学院工学研究科の和田先生による特別講義を開催しました。和田先生の研究チームは、放射線や電波帯での雷観測の研究を行っており、本校を含む複数の高校の屋上に観測装置を設置し、観測を行っています。講義では、雷発生のメカニズムや先生のチームの研究紹介を聞き、雷についての知識を深めることができました。講義後には、数名の生徒が実際に屋上まで同行し、作業の様子をみせてもらい、解説を聞く機会もありました。 

石川県立大学生命科学研修に参加しました

 11月4日(金)に、石川県立大学を訪問し、DNAに関する実験実習を行いました。今年度も2グループに分かれての実習で、中谷内先生と髙原先生、そしてティーチングアシスタント(TA)の学生さんがついてくださいました。

 中谷内先生のグループでは、PCRや電気泳動についての講義を受け、DNAウイルスの希釈液を作成し、リアルタイムPCRで目的のDNA断片を増幅する実験を行いました。(実験1「リアルタイムPCR法によるウイルスの検出」) 

 髙原先生のグループでは、植物病理学についての講義を受け、いもち病抵抗性遺伝子をPCRで増幅する実験を行い、電気泳動で増幅産物を確認しました。(実験2「植物の病害抵抗性遺伝子のPCR検出」)

AI課題研究Ⅱ 校内中間発表会を開催しました

 11月3日(木・祝)に、本校の大会議室で上記の発表会を開催し、8つの研究班がそれぞれ研究の成果をパワーポイントで発表しました。

 生徒と教員の審査の結果、「熱電発電における電圧の安定性」(2班:池田さん、磯田さん、岡谷さん、平岡さん、村田さん)、「日本語の聞き取りにくさの解明」(3班:泉さん、大宮さん、岡田さん、德田さん、劉さん)「様々な刺激とモジホコリの成長速度との相関について」(5班:西島さん、西野さん、藤江さん、船坂さん、宮脇さん)、が本校の代表に選ばれ、石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で口頭発表を行いました。

 

いしかわ高校科学グランプリ 筆記競技第1位・第2位を受賞!

 10月23日(日)に開催され、本校からは4チームが参加した「いしかわ高校科学グランプリ」の総合成績が発表されました。本校理数科2年生で構成された、チーム「φ(ファイ)」(西山さん、坂爪さん、大塚さん、宮脇さん、池田さん、西島さん、道下さん)が筆記第1位を、チーム「21世紀枠」(泉さん、藤江さん、三輪さん、平野さん、北澤さん、磯田さん、平岡さん、池野さん)が筆記競技第2位を獲得しました。受賞した皆さん、おめでとうございます!

【お知らせ】石川県SSH生徒研究発表会を開催します

 12月13日(火)に石川県地場産業振興センターで上記の発表会を開催します。参加校は七尾高校、小松高校、金沢二水高校、金沢桜丘高校、そして本校の5校です。生徒達は口頭発表(代表班)とA0サイズの日本語ポスター発表を行い、これまで研究してきた課題研究の成果を披露します。一般の方々も参観できますので、この機会に是非ご参観ください。※書類の締切は11月30日となっておりますが、参観できます。希望される方は書類に記載の担当者へお問い合わせください。

日時:令和元年12月13日(火)13時~16時10分
場所:石川県地場産業振興センター(〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地)

※詳細は以下の要項をご覧ください。

(HP用)令和4年度 石川県SSH生徒研究発表会 実施要項.pdf

※申込書

県発表会 申込書.docx

【中学生向け】第2回金沢泉丘サイエンスグランプリ 矛盾(ほこたて)プロジェクト

 12月17日(土)の午前に、金沢市内の中学生を対象としたイベントを開催します。「斜面を下る台車につけた矛に対して、突き破られない最強の盾を作ろう!」というプロジェクトです。4人~5人1グループでの協働作業となります。与えられた材料を使い、制限時間内で最強の盾を作り、強度を競います。各グループに1人~2人の高校生がサポートします。挑戦者求む!参加申込は下記【申込先】から参加登録をお願いします。

 ※なお、このプロジェクトは京都市立堀川高校との協働プロジェクトです。同じ日時で、堀川高校でも中学生対象にこのプロジェクトを実施します。

 

【期日】令和4年12月17日(土) 9:00~12:30(予定)

【会場】石川県立金沢泉丘高等学校 理科棟4F物理実験室(金沢市泉野出町3丁目10番10号)

【対象】金沢市内の中学生

【募集人数】20名程度(希望者多数の場合は抽選とさせていただきます)

 ※参加の確定につきましては、抽選の有無にかかわらず12月8日(木)までに申込み時のメールアドレスあてに連絡させていただきます。

 

【日程】

9:00~ 9:30 受付

9:30~ 9:45 開会

9:45~12:15 「金沢泉丘サイエンスグランプリ」ワークショップ・実習

12:15~12:30 閉会

 

【注意事項】

・新型コロナ感染症対策のため、マスクを着用してお越しください。受講中もマスクの着用をお願いします。また、当日は自宅などで体温を測り、保護者が記入した同意書(後日申込み時のメールアドレスあてに送付いたします)を必ず持参してください。

・発熱のほか、せきや喉の痛み・強いだるさ・味覚や嗅覚の異常等の症状がある場合、または家族に同様の症状がある場合は、参加をお控えください。

・受付時に非接触温度計で参加者の体温チェックを行い、消毒液などを準備します。

・保護者の方のご見学は密閉・密集・密接を回避する対策として、お控えくださいますよう、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

・活動報告を本校 HP に掲載する予定です。本校関係者が写真を撮らせていただく場合がございますので予めご了承ください。

・昨今の状況を鑑み開催方法等の変更をする場合は、できる限り早い段階でメールでの連絡とともに本校ホームページに掲載いたします。状況に応じてホームページもご確認ください。

 

【申込先】

申込期間・方法

・申込み受付期間:令和4年11月28日(月)~12月7日(水)17:00

・申込み方法:「申込ページ」よりお申し込みください。

以下の「申込ページ」URL からお申込みください。

こちらのQR コードからお入りいただくこともできます。

★申し込みページ URL  https://forms.gle/YznKrivUb1W5w8ev7

★QR コード

★実施要項はこちら → R4「金沢泉丘サイエンスグランプリ」案内文(中学校向け).pdf

つくばサイエンスツアー【2日目】

農研機構(遺伝資源センター、ジーンバンク、食と農の科学館、果樹・茶業研究部門)【A班】午前・午後

 今回訪問したのは、様々な生物の遺伝資源を収集・保存している研究機関で、保存場所を実際に見せていただきました。また、高品質、高付加価値を持った農産物や食品の研究や、スマート農業についてのパネル展示があり、日本の農業技術の発達について学ぶことができました。研究者の方から直接お話を伺うこともできました。

<生徒の感想>

・遺伝子組み換えで開発された菊や蚕の繭の展示を見たり、ジーンバンクという実際に遺伝資源を保存している場所で仕組みを教わったりと、とても貴重な体験が出来て良かったです。

・品種改良にかかる手順や時間を知ることができ、実際に農研機構が開発した梨を試食させてもらい、品種改良の偉大さを身をもって感じることができた。

 

産総研 地質標本館【B班】午前

 地球の歴史、生活と鉱物資源、生活と地質現象、岩石・鉱物・化石という4つの展示室があり、ガイドの方が解説してくださいました。地層の剥ぎ取り標本や恐竜の化石など貴重な標本類を見ることができ、地球科学についての知識を深めることができました。

<生徒の感想>

・とても貴重で希少な鉱石、化石をレプリカにとどまらず本物で見せていただけて本当に興味深かった。

 

産総研 バイオリソース研究センター【B班】午後

  バイオリソース研究センターでは、マウスリソースの整備を行っており、講義ではマウスの標本を使いX線CT機器を実際に動かし、肝臓の内部について説明していただきました。これまで生体の切片を何枚も作成し時間をかけ解析していましたが、5分ほどでマウスの肝臓の内部を解析できるようになり利便性があがったと評価されていました。また、事前学習で疑問に思ったことを質問し、学びを深めました。

<生徒の感想>

・なぜリソースにマウスが使われるのかを教えて頂けたり、本物のマウスの胎児や肝臓、CTを見せていただけて研究機関の空気を生で感じられたりと自分の夢に近づけるとてもいい体験だった。

 

高エネルギー加速器研究機構【C・D班】午前

 ここでは、まず資料館を見学し、“加速器とは”何かを知りました。その後、高エネルギー粒子から放出される様々な電磁波を測定するフォトンファクトリー、電子と陽電子を衝突させるBellⅡ測定器などを見学し、専門家から詳細な話を伺うことができました。

<生徒の感想>

・まだ自分たちは習っていない物理の用語ばかりが出てきて難しかったが、加速器の実験を通じて宇宙の誕生や生命の仕組みの謎に迫れることを知れ、加速器の実験のすごさがわかった。

・世界の5%ほどしか解明されていないと知り驚いた。

 

防災科学技術研究所【C班】午後

 大型降雨実験施設の見学を通して、近年多発しているゲリラ豪雨による地すべりの起こるメカニズムを理解することができました。また、多くの企業が自社製品(車や家など)の大雨による影響を調べるために、本施設を利用していることもわかりました。

<生徒の感想>

・液状化現象や耐震と免震の違いなどを模型などでわかりやすく解説してもらえて、とても面白かった。

 

物質・材料研究機構【D班】午後

 最初はNIMU(物質・材料研究機構)に関するセミナーを聴講し、金属当てゲームで様々な金属に直接触れて、その性質を学びました。その後、施設を見学し、素材の耐久性などを測定する様子などを観察しました。無機物質だけでなく、有機物も素材!!可能性は無限大です。

<生徒の感想>

・建物が想像以上に大きく、研究設備もかなり充実していて研究施設の最高峰を体感することができた。案内をしてくれた先生が質問するまでもなく、話を大きく広げて下さって、様々な領域の興味深い研究や知識を知ることができた。工学の道にも興味があったので、将来を決定する上でも貴重な経験になった。

 

つくばサイエンスツアー【1日目】

 10月13日から14日にかけて、茨城県つくば市の研究施設を訪問する研修を行いました。1日目は筑波宇宙センターと国土地理院の地図と測量の科学館を訪問し、2日目は4つの班に分かれて様々な分野の研究所や施設で見学や実習を行いました。

【1日目】

つくば宇宙センター

 宇宙センターの概要説明を聞いた後、2グループに分かれてバックヤードツアーと「きぼう」運用管制室の見学を行いました。バックヤードツアーでは、宇宙服や地球に帰還したカプセル(実際に使用されたもの)を見ることができ、「きぼう」運用管制室では、それぞれの区画がどのような業務を行っているのか詳しく聞くことができました。

<生徒の感想>

・実物を間近で見られた。また、ガイドさんによる説明もとてもわかりやすく、スムーズに理解できた。

・「きぼう」管制室を見学できたのはいい経験になったし、日本の宇宙研究の最前線を見られてよかった。

 

国土地理院 地図と測量の科学館

 今回はガイドツアーの形をとることができなかったため自由見学でしたが、地図の歴史や測量に使用した道具等を見学することができました。

・1階ラウンジ ①日本列島空中散歩マップ②タッちず③地図のギャラリー④日本列島球体模型⑤電子基準点⑥VLBIアンテナ

・2階常設展示室場  ⑦改正大日本興地路程全図⑧迅速測図原図⑨宇宙測地技術を用いた展示

<生徒の感想>

・測量に使われた道具や、昔と現代の地図等が世界と日本に分けて展示されており、時代だけでなく場所による比較も行う事が出来て楽しかったです。

・地図の歴史を通じて社会の変化を知ることができたし、地図が人々の生活ととても密着していることに気づくことができた。

 

 

9月の行事報告

CS学際科学特別講義「ブラックホールと未知の世界」

 9月9日(金)の5・6限に、金沢大学理工学域数物科学類の有元誠先生による特別講義を開催しました。宇宙を学ぶ意味とは?という問いからはじまり、宇宙の技術の話、ブラックホール研究でノーベル賞を受賞した科学者達の話等、様々なお話を聞くことができました。途中、いくつか演習問題が提示され、ブラックホールの大きさ等を実際に計算しました。

 

特別講義「ドローン演習」

 9月13日(火)の6・7限に、金沢大学理工研究域の軸屋一郎先生による特別講義を開催しました。前半はドローンについての講義やプログラミングによる簡単な飛行制御の演習をおこない、後半は画像処理や顔認識の演習を行いました。

 生徒の感想

「今回の講義から、先入観やイメージに捉われないことの大切さや、どんなことにも基盤となる情報が存在し、そこを理解する必要がある事を知ることができた。」

「数式一つ一つに意味があって、それを理解してプログラムを作成していく。これがプログラミングの本質だと思う。プログラムはプログラミング→制御→実行→計測の繰り返しで気の遠くなるような時間向き合うことにすごいなと純粋に思った。自分も生涯をかけて熱中できるものを見つけたい。」

講義資料(20220913).pdf

 

 今回は、金沢大学が開発した「『計測と制御』を学ぶ体験型プログラミング教材」に、本校と滋賀県立膳所高校が取り組みました(膳所高校は8月31日に実施)。

8月の行事報告

石川県立大学実習セミナー

 8月1日(月)に普通科・理数科の希望者で石川県立大学を訪問し、実習をさせていただきました。テーマは①「食品に含まれる微生物(主に発酵に関わる微生物)の観察と鑑別」(講師:小柳 喬 先生)と、②「リアルタイムPCR法による植物遺伝子の定量および電気泳動法による分離と検出」(講師:中谷内 修 先生)で、1つを選択する形で、どちらも大学でしか体験できない実験を経験することができました。

 ①の実験では、発酵に関わる微生物数種類を、グラム染色や顕微鏡で見えた菌体の形状等から推測するもので、食品に含まれる微生物がどのような特徴を持つか、どのように分類を行うかということを学ぶことができました。

 ②の実験では、PCRの手法の1つであるリアルタイムPCR法で目的のDNAを定量的に評価する方法を学ぶことができました。また、ゲノム編集の手法の一つであるCRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)についてのお話を聞くことができました。

 

全国SSH生徒研究発表会

 8月3日(水)・4日(木)に神戸国際会議場で開催された研究発表会に、3年生3名が参加し「分光光度計を用いた卵殻膜による水溶液中溶質の吸着解析」のテーマでポスター発表を行いました。審査員の方や他校の参加者と質疑応答を重ねることで、「見通しを持って実験することや批判的に物事を捉え、緻密に考えて実験や考察を行うこと」等様々な気づきがあったようです。

 3年生から後輩の皆さんへのアドバイス

「とにかく実験過程で写真やデータを残し、チーム全員が、当事者意識で研究を行い積極的な議論をすることである。また、仲間だけでなく、教員や専門家、他校の生徒と議論を重ね、内容を深めていってほしい。」

 

 金沢大学理学の広場

 8月8日(月)に金沢大学角間キャンパスで開催された「理学の広場」に、本校から5名の生徒が参加し、講義・実験を体験しました。今年は下記5つの講座が開かれ、様々な分野で貴重な経験をすることができました。

数学体験セミナー「日常生活に潜む数学」

物理体験セミナー「低温実験を通して出会う物質の不思議な世界」

化学体験セミナー「アルファ線でがん細胞を狙い撃つ 不思議な原子を調べよう!!」

生物体験セミナー「特殊な顕微鏡で観る10-9mナノワールド 世界で金沢大学にしかない最先端の顕微鏡に触れよう!!」

地学体験セミナー「北陸の大地を巡る地球史の旅」

 

AI・データサイエンス基礎講座

 8月25日(木)に京都大学学術情報メディアセンターで開催されたデータサイエンスの基礎講座に、SS部ロボット班の3名が参加し、講義と演習を受講しました。滋賀県立膳所高校のサイエンスプロジェクトの特別講義として開催されたこの講座では、はじめに講義「情報・数理・AIとこれからの社会」を受講し、コンピュータやAIの仕組みとその応用について学んだ後、演習「大蛇と亀のプログラミング門前」でPython を用いて図形を描いたり、その図形を変更するプログラムを考えたりしました。

臨海実習・地学巡検 

 7月29日(金)に、のと海洋ふれあいセンターと恋路浜で臨海実習・地学巡検を行いました。のと海洋ふれあいセンターでは、本校の東野先生の説明を聞きながらウニの発生実験を行い、海洋センターの東出さんの解説のもと、磯の生き物の採集・観察を行いました。恋路浜では、大濵先生による地質・地層の解説を聞き、実際に正断層の様子や不整合面の観察を行いました。

 ウニの発生は、概ね8細胞期(うまく観察できた班は16細胞期)の様子を観察でき、翌日に有志が集まり観察を続けた際には、プルテウス幼生まで観察することができました。

 今回学んだ実験・フィールドワークの手法を今後の課題研究等に活かしてほしいと思います。

小学校で出張授業を行いました

 SS課題研究Ⅰ・Ⅱのアクアプラネット班(3年生5名、2年生5名※下記に記載)が、7月7日(木)、12日(火)、14日(木)に泉野小学校5年生のクラスを訪問し、小学生に対して「海洋ゴミ問題を解決するためにはどうしたらよいか」という内容の授業を行いました。この授業には、「海洋ゴミ問題を多くの人に知ってもらい、問題意識を持つことが解決に繋がるのではないか」ということや、「これからの社会を担う子どもたちと共に考えたい」という生徒達の想いが込められています。   

 授業では、はじめに模型で近年の海の中の様子を体感した後、この海をきれいにするにはどんな方法があるだろう?と意見を出してもらいました。ワクワクしながら取り組める解決策を考えてもらいたい!という本校生徒達の想いのもと、小学生からは、ゴミ拾いビンゴや友達と拾ったゴミの量を競う等、明日から楽しんでできるアイデアが沢山挙げられました。

 

AI課題研究Ⅲの課題研究成果発表会を開催しました

 7月13日(水)の5~7限に、AI課題研究Ⅲの課題研究成果発表会を開催しました。今年は、金沢大学ナノ生命科学研究所の皆様のご厚意で大学の施設を使用させていただくことができ、理数科3年生が2グループに分かれてこれまでの研究成果を英語で発表しました。また、理数科2年生はオーディエンスとして参加し、金沢大学の先生方や留学生の皆さんと共に質疑応答に参加しました。

 英語での発表でしたが、自分達の研究について堂々と発表する様子をみて、大変頼もしく感じました。ALTの先生から聞いた話ですが、留学生の方から称賛の言葉を沢山いただいたそうです。3年生の皆さん、約2年間の研究活動お疲れ様でした。また、ご指導・ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。

AI課題研究Ⅱの研究ディスカッションを開催しました

 7月6日(水)の6・7限に、AI課題研究Ⅱの研究ディスカッションを開催し、理数科2年生が4月から取り組んできた研究について説明しました。6限は理数科1年生が、7限は理数科3年生が、それぞれオーディエンスとして参加し質疑応答を行いました。研究内容についての鋭い質問が飛び交い、先輩からアドバイスをもらう場面もあり、大変有意義な時間となりました。今後、本格的に研究を進めるにあたり、参考にしていってほしいと思います。

「石川県立金沢泉丘高等学校理数科3年生課題研究成果発表会」 のオンライン公開について(ご案内)

 本県では、平成15年度より石川県立金沢泉丘高等学校において「スーパーサイエンスハイスクール」事業を実施しているところであります。本校は今年度、認定枠指定を受け、世界に羽ばたく科学系人材の育成を目指して本事業を進めております。
 このたび、標記発表会をオンラインにて公開しますので、お知らせいたします。

 1.趣  旨  

   スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。

 2.配信期間  

   令和4年7月19日(火)~7月31日(日)

   ※視聴用URL は、後日、視聴申込みされた方のみにお知らせします。 

 3.視聴申込   7月20日(水)までに、下記の視聴申込書(別紙様式)をご提出ください。

         ※参加申込み 学校関係者 以外.docx

         ※参加申込み 学校関係者.docx

 4.配信内容(当日の日程)    

13:30  開会(5分)  *理数科2年生が司会・進行

13:35  NanoLSI紹介(15分)

13:50  休憩・発表準備(5分)

13:55  1st Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

14:15  休憩・発表準備(5分)

14:20  2nd Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

14:40  休憩・発表準備(10分)

14:50  3rd Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

15:10  休憩・発表準備(5分)

15:15  4th Session(20分) 発表7分・質疑応答13分

15:35  休憩(5分)

15:40  講評(5分程度) 

15:45  閉会、後片付け(15分程度)

※理数科3年生は発表グループを2つに分け、2会場で英語オーラル発表。

※理数科2年生は2グループに分かれ各会場でオーディエンスとして参加。

※各会場で金沢大学ナノ生命科学研究所の若手研究者・留学生との質疑応答。

 

inochi gakusei Innovator's Program 2022 説明会を開催しました

 6月8日(水)の放課後に、本校の卒業生である谷口さん(金沢大学医薬保健学類医学類2年生)による、「inochi gakusei Innovator's Program 2022 心不全パンデミックを前に、君はどうする?」の説明会を開催しました。

 inochi gakusei Innovator's Programが中高生がヘルスケア課題解決プランを競うプログラムであること、今年度テーマが心不全パンデミックであること、等の説明の後に、座談会の形で自由に質問ができる時間もありました。

文教会館教育ロビー展について

 6月10日(金)~21(火)にかけて、石川県文教会館(金沢市尾山町10番5号)の教育ロビー展に課題研究のポスターを掲示しています。6月10日(金)~16日(木)までは、理数科3年生の課題研究ポスターを、6月17日(金)~21(火)までは、普通科SGコース3年生の課題研究ポスターを展示しています。この機会に、是非ご覧ください。

金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました

 5月2日(土)EX4限に、金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました。今回は物理部の皆さんとSSH推進室の合同開催で、テーマは脱出ゲーム「常夜からの脱出」。個人またはグループ(最大4名)で学校全体を巡り、校内に隠されし謎を解いて脱出を目指すリアル脱出ゲームで、生徒と教員合わせて63名もの参加者がゴールを目指して知恵を絞りました。

 3ステージで構成された今回の脱出ゲーム、完全にクリアしたチームは残念ながらいませんでしたが、仲間と試行錯誤する素晴らしい時間を共有できたのではないでしょうか。

 企画・運営をしてくれた物理部の皆さん、今回も面白い企画をありがとうございました!

海洋ゴミの分類を行い、海洋ゴミ問題について考察しました

 4月26日(火)に、CS学際科学の授業の一環として「フィールドワークから海洋問題を探る」というテーマについて学習しました。今回の授業のねらいは、①フィールドワークを通して海洋ごみ問題の実態を知り、その問題を自分事とし、解決策を探ること。②探究活動を行う手法「問いの立て方」について学ぶことです。

 授業の前半は地学実験室で、4月20日のオーシャン・クリーンアップ・フィールドワークで採取してきた海岸の砂から細かいゴミを拾い出して分類し、それらのゴミを見て感じたことを発表しました。後半はiStudioに移動し、海洋ごみ問題のリサーチクエスチョン(課題研究の問い)を考え、その解決策について考察しました。

金沢泉丘サイエンスツアーを開催しました

 3月25日(金)の午前に金沢大学ナノ生命科学研究所を訪問し、最先端の原子間力顕微鏡(AFM)や電子顕微鏡等を見学させていただきました。この原子間力顕微鏡は生きた細胞の内部構造や動きを直接観察でき、生物学や化学の他医学分野でも注目されている技術ということです。今回の研修では研究者の方とディスカッションをする時間もあり、生徒達は積極的に質問をしていました。ご協力いただいた金沢大学ナノ生命科学研究所の皆様、本当にありがとうございました。

科学の甲子園全国大会に出場しました

 3月19日(土)に科学の甲子園全国大会がオンラインで開催され、本校から理数科1年生チーム「Φ(ファイ)」が石川県代表として参加しました。今年度は、新型コロナウイルスの影響で残念ながらオンラインでの開催となり、筆記競技(物理、化学、生物、地学、数学、情報分野から出題)のみの実施となりましたが、生徒達は2時間の筆記試験に真剣に取り組んでいました。結果は4月25日(月)の放課後に実施される表彰式で発表されます。

 

近畿サイエンスデイに参加しました

 2月12日(土)に開催された「近畿サイエンスデイ」(主催:大阪府立天王寺高校)に、本校からは理数科2年生が参加し、「バイオリアクターによる食品廃棄物のバイオエタノール化」の研究成果を発表しました。近畿サイエンスデイは、近畿圏のSSH校が課題研究の発表を行う場として、主催の大阪府立天王寺高校が毎年開催しているイベントで、今年度は、三重県立津高等学校、兵庫県立神戸高等学校、大阪府立北野高等学校、滋賀県立膳所高等学校、大阪府立天王寺高等学校、そして本校の6校が参加しました。今年度もオンラインでの参加となりましたが、他県のSSH校と研究をとおして交流することができました。

金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました

 2月11日(金・祝)Ex4限に、今年度3回目となる「金沢泉丘サイエンスグランプリ」を開催しました。今回は金沢子ども科学財団との共催で、理科好きの中学生もオンラインで参戦!高校生と中学生の混成チームで競う団体戦でした。

 テーマは『断切る TACHIKIRU』。A4のコピー用紙1枚を折り、1回だけハサミを入れてアルファベットを切り抜き、総合得点を競う競技でした。アルファベットは切り抜く難易度毎に点数が違い、中学生の得点は2倍となります。今回はさらに、そのアルファベットで単語を作成するミッションがありました。オンラインいう制約がある中、生徒達は試行錯誤し競技に取り組んでいました。

 

生徒の感想(一部)

「色々な知識を使って問題解答をするのがとても面白かった」

「高校の先輩方が優しくて、緊張せずに参加することができたので良かったです。できなかったアルファベットもあったのでそれらを家でもチャレンジしたいです。」

「zoomだと意思疎通が難しいと思った。難しくて楽しかったです!」

 

滋賀県立膳所高等学校・山口県立徳山高等学校と課題研究の交流会を行いました

 2月4日(金)の放課後に、滋賀県立膳所高等学校・山口県立徳山高等学校と課題研究の交流会をオンラインで行いました。今回はAI(人工知能)に関するテーマということで、本校からは理数科2年生の「ニューラルネットワークによるtwitterエンゲージメントの予測」班と、「VRによる視覚情報の心理的・身体的効果」班の2班が参加し、それぞれの研究について紹介しました。また、金沢大学の先生方4名も参加してくださり、各研究についてアドバイスをいただきました。他校の生徒の研究に触れることができ、お互いに質問することで交流を深めることができました。

SSH公開授業を行いました。

 2月4日(金)にSSHの研究授業を行い、県内外の教育関係者の方々に対してオンラインで公開しました。4限目は普通科普通コース理型の27Hの生徒達による「SS課題研究Ⅰ」のクラス内発表会の様子を公開し、5・6限目は理数科1年生の「CS学際科学」で、中村留精密工業株式会社の企業研修の様子を公開しました。

 4限目の「SS課題研究Ⅰ」のクラス内発表会では、27Hの研究班のうち半数の4班がこれまでに研究してきた内容について口頭発表を行いました。今回発表されたテーマは次のとおりです。「実質消費電力0でホカホカ弁当を食べる方法」、「プラスチックに代わるストロー素材について」、「扇風機を用いた快適な換気方法の探求」、「雪かきによる腰痛の改善」

 今後、他のクラスも順次発表会を行い、それぞれクラス代表の班を決めます。更にクラス代表班の中から選抜された数班が理型クラス代表となり、3月に予定されている「探究の日」で発表することになります。代表を目指してがんばってください。

 また、5・6限目は理数科1年生の「CS学際科学」で、中村留精密工業株式会社の皆様のご協力のもと、企業研修をさせていただきました。感染症対策のため、選抜の10名が会社を訪問し、他30名は学校でオンライン参加をしました。内容は、前回のプログラミングの授業で計算した座標を実際に機械に入力し、加工する様子を見せていただくというもので、真鍮の材料が入力されたプログラムどおりに削られていく様子をリアルタイムに見ることができました。また、授業の後半は、働くことのビジョン・目的について、ホワイトボードを用いてディスカッションを行いました。

 

中村留精密工業株式会社のご協力でプログラミングを用いた研修をさせていただきました

 1月28日(金)の5・6限に、中村留精密工業株式会社の皆様のご協力のもと、プログラミングの学習をしました。昨年度に続きZoomを用いたオンライン開催となりましたが、工作機械やプログラミング作成のための講義を聞き、プログラミングに使用する座標の計算を行うことで、工作機械がどのような仕組みで動いているのか学習することができました。

 また、出題された問題に班毎に取り組む時間がありましたが、この問題に正解した班のうち先着で2班が、次回2月4日に代表者10名が実際に中村留精密工業株式会社を訪問し、実機加工の一部体験をさせていただく流れとなっています。

 ご協力いただいた中村留精密工業株式会社の皆様、本当にありがとうございました。

 

第13 回 マスフェスタ <全国数学生徒研究発表会>に参加しました

 12月25日(土)に大阪府立大手前高校で開催された、「第13 回 マスフェスタ <全国数学生徒研究発表会>」に、本校の物理部1年生が参加し、「折り紙による様々な方程式の解法について」という研究テーマでポスター発表を行いました。折り紙を用いて二次方程式や三次方程式の解を得られることを利用した研究で、当日は沢山の人で賑わう人気ブースとなったそうです。

 

WPIサイエンスシンポジウム 石川県SSH生徒研究発表会に参加しました

 12月18日(土)に石川県立音楽堂で開催された、「WPIサイエンスシンポジウム 石川県SSH生徒研究発表会」に、理数科2年生が参加し、これまでの課題研究の成果を発表しました。

 これまで「石川県SSH生徒研究発表会」は、県内のSSH指定校と金沢桜丘高校、金沢二水高校が参加する形で行われてきましたが、今年度は、金沢大学が主催するWPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)のサイエンスシンポジウムとの合同企画で、午前中は第一線で活躍されている研究者の方々の講演を聞くことができました。午後からは代表2班がステージで10分間のプレゼン+5分間Q&Aの口頭発表を行い、その後全ての班が「数学+物理/化学/⽣物/⽣物+化学/地学+複合」の5グループに分かれ、各チーム90秒間のフラッシュトーク+8分間のQ&Aの形式で研究成果を発表しました。

 ポスター発表では、各分野で『NanoLSIポスター賞』最優秀賞1チーム・優秀賞2チーム・奨励賞3チームが選出され、表彰されました。本校からは、化学分野で発表した「水素吸蔵合金CaNi5の初期活性化における特性」班が優秀賞を受賞しました。受賞した皆さんおめでとうございます!

 今回のイベントをとおして、研究者の方から様々なアドバイスをいただくことができました。また、最先端の研究や他校の高校生の研究に触れる貴重な体験をすることができました。皆さまありがとうございました。

サイエンス・フェスタ2021に参加しました

 12月12日(日)に、サイエンスヒルズこまつでサイエンス・フェスタ2021が開催され、本校から物理部・生物部・SS部ロボット班が参加しました。サイエンスフェスタは、高校生、大学生、企業の方々などによる子供向けのイベントで、各団体が様々なテーマでブースを展開します。本校は今年、下記の内容で参加しました。

SS部ロボット班 「レゴプログラミング体験教室〜ライントレース〜」

物理部  「 光に音をのせて届け!」「光の不思議」

生物部  「 土の中の生きものを探検する」

CS学際科学でデータサイエンス特別講座を開催しました

 11月19日(金)に、7月もお世話になった、金沢工業大学の竹俣一也教授、国際高等専門学校の南出章幸教授、国際高等専門学校 の藤島悟志教授をお招きし、データサイエンス基礎講座を開講しました。

 AI技術の概要とアンプラグド演習についての講義・実習とPCを使った画像認識体験についての講義・実習で、実際に数式を使って猫とライオンの分類をする実習と、手書きの数字をコンピュータに認識させる実習を行いました。