理数科お知らせ

CS学際科学「AI基礎講座」を開催しました

 9月8日(金)の5・6限に、金沢大学の軸屋先生による特別講義を開催しました。前半はドローンについての講義やプログラミングによる簡単な飛行制御の演習をおこない、後半は画像処理や顔認識の演習を行いました。軸屋先生、プログラミング指導で入ってくださった久保先生、TAの学生さん達、ご指導いただきありがとうございました。

 生徒の感想

「最も印象に残っているのは、軸屋先生が講義の冒頭で仰った、『プログラミング言語は言葉』ということです。外国の人々と会話をして見聞を広げられるようにと英語の勉強に励んできましたが、プログラミングも世界を広げてくれる存在だとは思っていませんでした。これから人工知能がますます活躍していくだろう社会におけるプログラミングの重要性に気づかされました。」

「実際にドローンを使って顔認識をしてみて疑問に思ったのは、コロナ流行前とコロナ流行後の顔認識システムの違いである。コロナ流行語のものは、マスク着用時でも認識できるように精度が高くなっているという話を聞いた。しかし、私のグループでは、コロナ流行前のシステムでは顔認識されたが、流行後のシステムでは認識されなかった。このことから、AIにも認識しやすい顔としにくい顔があるのではないかと考えた。また、顔認識システムで近くにあったポスターなどが認識されることがあった。このことから、私は今回使った顔認識システムでは、「目」が大事なポイントになっていて、目のような物、例えば2つの黒い丸や点などに反応して、顔認識されたのではないかと考えた。」

AIデータサイエンス基礎講座に参加しました

 8月28日(月)に京都大学で開催されたイベントに、理数科から3名が参加しました。滋賀県立膳所高等学校さんのSSH重点枠で開催されたこのイベントでは、コンピュータやAIの仕組みとその応用について学んだ後、実際に演習でPython を用いて図形を描いたり、その図形を変更するプログラムを考えたりしました。

マスフェスタに参加しました

 8月26日(土)に大阪府立大手前高等学校で開催された数学分野の研究発表会に普通科の生徒5名が参加し、「血液型に関する遺伝の規則性」というテーマで、ポスター発表を行いました。この発表会の特徴である「数学という観点」から、良いところや改善した方がよいところ等について意見をいただけたため、今後の見通しを含め、大変参考になりました。また、他校の発表を聞くことでとてもよい刺激を受けました。

本校卒業生の特許授与式が行われました

 8月21日(月)の午後、本校卒業生(明間さん、小村さん、坂田さん、中川さん、村木さん)が在学中に「窓を開けやすくする窓のレバーの研究」というテーマで開発した「クレセント錠開閉補助レバー」の特許授与式が行われました。授与された皆さんは、3年時に応募したパテントコンテストで優秀賞を受賞し、特許出願支援対象に選ばれてから弁理士さんの支援を受け、今日まで手続き等を進めてきました。晴れて特許取得となり、本日授与式に至りました。おめでとうございます!

公開シンポジウム「宇宙や自然を探求しよう」に参加しました

 8月21日(月)に福井県立大学永平寺キャンパスで開催された公開シンポジウムに、普通科・理数科から3名の生徒が参加しました。シンポジウムでは、2015年にノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章先生をはじめ、第一線で活躍されている研究者の方々のお話を聞くことができました。また、討論会の場も設けられており、直接、研究者の方々に質問をする機会もあり、貴重な体験をすることができました。

全国SSH生徒研究発表会に参加しました

 8月9日(水)から10日(木)にかけて神戸国際展示場で開催された全国SSH生徒研究発表会に、理数科3年生5名が参加し、「熱電発電における電圧の安定性」というテーマについてポスター発表を行いました。全国から意欲のある生徒達が集まってきていて、それぞれが発表に対して全力で取り組んでおり、大変刺激を受けたと聞いています。

 普通科・理数科ともに、今様々な課題研究に取り組んでいると思いますが、このような発表の機会はチャンスです。是非、積極的に参加してほしいと思います。

 

【教育関係者対象】「理数科1年生 AI基礎講座」 の公開授業について(ご案内)

 このたび、標記の授業を公開いたします。参加を希望される方は、9月6日(水)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください(宛先 masukura@pref.ishikawa.lg.jp)。なお、参加費及び資料代は無料です。

1.趣  旨  スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。

2.日  時  令和5年9月8日(金)13:05~16:05

3.会  場  石川県立金沢泉丘高等学校

        石川県金沢市泉野出町3-10―10  TEL:076-241-6117

4.参加対象   全国の高等学校、中学校の教職員 等

5.日  程

  12:45~13:00  受付(正面1階)

  13:05~16:05  公開授業①(理数科1年AI基礎講座)

 

6.参加申込  9月6日(水)までに、以下の申込書を電子メールにてご提出ください。

        【ご案内】金沢泉丘高校理数科1年AI基礎講座公開授業(HP用)

        【申込書】金沢泉丘高校理数科1年AI基礎講座公開授業.docx

臨海実習・地学巡検を実施しました

 8月1日(火)に、のと海洋ふれあいセンターと恋路浜の露頭で臨海実習と地学巡検をそれぞれ行いました。当日は天候にも恵まれ、フィールドワーク日和となりました。

校長先生より激励の言葉をいただく。

本校の東野先生の指導のもと、ウニの人工授精を行い、発生の過程を観察しました。

磯の生き物採集。海藻やヤドカリなどを捕まえ、図鑑で種の同定とスケッチを行いました。

のと海洋ふれあいセンターの職員の方による、海藻についての講義を受講。職員の方々には、実験の際も様々なアドバイスをいただきました。ありがとうございました!

場所を移動し、恋路浜の露頭を観察しました。講師は本校の大濵先生です。

 

離れたところから地層の全体の様子を観察したり、近くでどのような岩石かを調べたり・・・。

日帰りの実習でしたが、実際に見て触れて考える貴重な体験をすることができました。

 

サイエンスツアー②~白山砂防事業見学~を実施しました

 7月31日(月)に、白山国立公園で砂防事業の見学を目的としたサイエンスツアーを実施しました。今回、国土交通省北陸地方整備局金沢河川国道事務局の方々、クリーン・ビーチいしかわ実行委員会の方々のご協力のもと、普段は入ることができない場所にも行くことができ、実際に現場を見ながら説明を受ける等、様々な体験をすることができました。

 百万貫の岩を見学。

バスの中から堤防を見学(遠くに砂防新道の吊り橋が見える)。

別当出合から登山開始!

途中、登山道をはなれ、工事現場へ。甚之助谷で砂防事業についての説明を聞く。

 

昼食後、白山砂防科学館を見学しました。

帰り道、予定にはありませんでしたが、ご厚意で手取ダムを見学することもできました。

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!

 

サイエンスツアー~先端サイエンス実験講座①~を開催しました

 7月21日(金)に普通科・理数科の希望者で石川県立大学を訪問し、実習をさせていただきました。テーマは「電気泳動法によるDNAの分離・検出」(担当:中谷内 修 先生)で、大学でしか体験できない実験を経験することができました。

 この実験では、ウイルス(λファージ)のDNAを制限酵素で切断し、電気泳動により分離した後、泳動パターンを観察しました(DNA断片の長さの違いで泳動距離が変わる性質を利用)。

 また、中谷内先生からは、「他の人の個性を尊重することももちろん大切だが、自分の個性を大切にしてほしい。そうすれば必然的に世の中は多様な世の中になる。」と熱い激励の言葉をいただきました。