SGHの活動を紹介します
京都大学思修館訪問研修
2年SGコースの生徒たちは6月15日(土)、京都大学学院総合生存学館(思修館)にて、課題研究の進め方についての研修を受けました。
思修館は、本校が目指す文理融合、異文化統合をよりハイレベルで実践をしている日本で注目の大学院です。この研修は、SGコースの生徒が課題研究のテーマ設定や研究計画について大学院生から助言を得ることと、目指すべきロールモデルに触れ、リーダー・研究者としてのあり方を学ぶことを目的に毎年行われており、今年で4回目となりました。
課題研究の8つのグループにそれぞれ院生が一人加わり、生徒たちはリサーチクエスチョンや仮説の設定の仕方、今後の研究の進め方について学びました。生徒達にとって新たな視点を手に入れ、今後の研究の意識を高める機会となったようです。
今回は、初めての試みとして、本校SGコース卒業生の案内による「京都大キャンパスツアー」を併せて実施しました。SGコース1期生で京都大学と東京大学の学生9人が、京都駅から京都大学までを生徒と一緒に行き、キャンパス内を案内しました。その後の思修館研修にも飛び入り参加し、大学生の視点で、生徒たちにアドバイスを送っていました。
【生徒感想】
・「研究目的も手段も明確だし、私たちの課題研究は順調だ。」これは完全に私の思い込みでした。大学院生とのディスカッションを通して、班員同士で研究の方向性が食い違っていることが判明しました。その原因として、話し合いを疎かにしてしまい「受動的な研究」ともいえる状況に陥っていたことが挙げられます。初心に返って班員の意見にきちんと向き合うと同時に、外部の人の意見も積極的に取り入れて、「能動的な研究」を目指します。
・本当に貴重な意見がたくさん得られました。研究の進め方、目標と目的の違い、巨人の肩の上にたつことなど参考になったことが多くありましたが、その中でも特に目標を達成していった先に何がみえてくるのか予測し、目的にたどり着けるようにすることが肝心だというアドバイスが今の自分たちに抜けていることだと感じました。
・本当に楽しい時間だった。「巨人には小ささで対抗する」という言葉は、テーマ設定で行き詰まっていた私にとって、新しい考え方だった。ディスカッションではもやもやしていたものが少し解消したように思われるし、この先何をすべきかが見えてきた。
SGH甲子園
第1回北信越SGHフォーラム
「みらい協創プロジェクト」には、本校から2年SGコースの8人が参加。全員異なる学校の生徒で構成されたグループで、与えられた課題に対して、テーマ設定、アイデアの具体化、スライド作成等をメンバーと協力して行い、2日目に聴衆を前にプレゼンテーションを行いました。泉丘の生徒は独創的なアイデアや高い発信力を持つ他校の生徒とうまくコミュニケーションを取りながら、グループのミッションを果たすべく力を発揮しました。
2日目はポスターセッションも行われ、2年SGコースの8グループが他校の生徒たちと意見交換を行いました。
SG探究 グローバル企業特別講義
(生徒感想)
グローバル企業で働く人は自分からは遠い存在のように感じていたけど、海外だからといって特別なことを気構える必要はなく、働くうえで大切なことは共通していると思った。今日のお話を聞いて、グローバルな人材の姿について具体的なイメージをもつことができ、人のために頑張るというのは共感できると思った。自分本位で働いていては良い仲間と出会えないし、一緒に頑張ってくれる人もついてきてくれないと思うので、相手の立場に立って、自らが先頭に立って努力することを心に留めておきたい。
NSH課題研究合同発表会
本校からは、12月のNS探究α校内発表会で選出された22Hと23Hの3グループが参加しました。発表したり、他校の発表を聞いたりした生徒にとって、刺激的で有意義な機会となったようでした。
(生徒感想)
今回、NSHのいくつかの発表を見て、自分たちの身のまわりにある疑問が強く社会問題に影響しているのだと感じた。いろんな班の論理の構成の仕方や結論づけ方に、自分たちが参考にしたい点が多くあったし、特に翠星高校などの展開がとても分かりやすくてすごいと思った。どのような課題でも多くの視点をもって、批判的な考えをもちつつ進めていくことが、良い課題研究の進め方なのではないかとこの発表会を通じて感じられたので、これからの個人調査にも繋げたい。