SGHの活動を紹介します

留学体験報告会(未来を読むプログラム③)

本校の「未来を読むプログラム」の一環として、今夏に「トビタテ!留学JAPAN fromいしかわ」の奨学金を得て海外留学を経験した生徒たちによる留学体験報告会を実施しました。

この報告会は、同年代の経験を共有することで視野を広げ、将来の海外志向を育むことを目的としています。2日間にわたって、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンの6カ国へ渡航した計9名の生徒が登壇しました。各発表者は、現地での生活や学び、留学を通して得た自身の考えの変化について、スライド発表を行いました。

質疑応答の時間には、参加した1・2年生から熱心な質問が飛び交い、活発な交流の場となりました。また、自身の体験を言語化して発信する機会を得た発表者にとっても、非常に有意義な時間となりました。今後も本校では、生徒のグローバルな視点を養う取り組みを継続してまいります。

<参加した生徒の感想>

・留学を通して語学力向上やコミュニケーション能力向上だけでなく資料作成の能力も上がったというのが新しい魅力だと感じた。何度もメールを送ったり議会に行ったという話をきき、行動力の大切さが分かった。

・勉強と楽しみを両立させる方法が図書館にあると聞いて納得したし、ホームステイでのコツも実際の本音の経験から知ることができてすごく嬉しかったです。日頃から受け身にならずに、働きかけられるような癖を付けていきたいです。私も自分や自分の学校について楽しい話も交えながら話せるようになりたいと思いました。

・ホームステイのホストファミリーとの過ごし方について、ホームステイでは寮と違ってその国の人しかいない中で英語を上手く使ってお互いにコミュニケーションをとりものを交換したり家でファミリーと過ごす時間も良い経験になると思った。探究活動の方法として、アンケートを行ったり、路上インタビューをするという点では、身近に感じたが、そのためにはある程度のコミュニケーションをとる必要があるのかなと思ったので、自分が行くと決まった際は留学前までに英語スキルを高めることができるよう勉強に励もうと思った。また留学を通して、自己肯定感や、失敗に勝る自分への自信をつけることができるというのも、留学を通して得られることのひとつで、自分も同じように考えていたから自分も実際に留学を通してつけていきたいと思った。

・ただ留学に行くだけでも大きな挑戦になるのに現地へ行ってボランティア活動を通して自分の探究テーマを国を超えて追求していたことがすごいと思った。また、トビタテではしっかりと目的を持って留学へ行くことができる点が強みなのかなと思った。留学の経験+国境を超えた自分の探究活動を通して、日本で普通に過ごしていたら得ることができないスキルや視野、そして自分に対する自信を身につけることができると、体験報告を聞いてより理解することができた。

2年普通コース「課題探究Ⅰ」校内発表会

12月9日(火)および16日(火)に、2年普通科普通コースの「課題探究Ⅰ」の校内発表会が行われました。取り組む生徒数は8クラス320名で、これを文理の別をなくし、関心のあるテーマやトピックをもとに64グループに分けています。この2回の校内発表会は、1学期から取り組んできた探究活動の成果を他のグループや教員と共有し、論理的な説明力やプレゼンスキルを向上させることを目的としています 。

発表後には活発な質疑応答が行われ、生徒同士が互いの探究内容に対して評価や感想をフィードバックし合う姿が見られました。今回発表したグループのうち、10グループほどが1月末に行われる石川県の探究活動合同発表会にも参加します。本校の活動を、今度は他校の皆さんにも知ってもらう機会になることを期待しています。

1年SG探究基礎「企業連携プロジェクト」最終提案会

2学期の1年生普通科の「SG探究基礎」において、企業連携プロジェクト「自分の口で提案する」を実施してきました。このプロジェクトは、社会課題の解決に取り組む企業人との交流を通じ、現代社会を生き抜くために必要な探究スキルやコミュニケーション能力、論理的説明力を高めることを目的としています 。

今年度は、地域活性化、観光、IT、製造など多岐にわたる分野から、石川県内を中心に21の会社や団体のみなさんにご協力をいただきました。生徒たちはグループに分かれ、対面やオンラインで対話を継続的に実施し、各企業・団体から提示されたテーマについてどういう視点でアプローチすればよいのかを自分たちなりに考え、問題があれば具体的な解決策もあわせて考えました。12月9日(火)にはその締めくくりとして、最終提案会が行われ、各企業・団体の代表者の方々にご来校いただき、この3ヶ月間の探究成果をプレゼンテーション形式で発表しました。

 

1年「先輩に学ぶプレゼン術」、2年「社会人と語る会」を開催

11月3日(月・祝)、1年生を対象とした「先輩に学ぶプレゼン術」を実施しました。このプログラムは、難関大学で学ぶ本校卒業生を講師として招き、大学生活や学問の魅力を語ってもらうことで、生徒たちが自らの進路について考えるヒントを得ることを目的としています。

第1部では、東京大学や京都大学をはじめとする現役大学生・大学院生16名が、現在の研究内容や将来のビジョン、高校時代の過ごし方について熱のこもったスライド発表を各教室で行いました。生徒たちは先輩たちの実体験に基づいたアドバイスに耳を傾け、積極的に質疑応答を行う姿が見られました。

第2部では、希望者を対象とした少人数制の座談会を実施し、学部ごとのより深い専門的な話や、受験に向けた具体的な心構えについて直接対話する貴重な機会となりました。ロールモデルとなる先輩たちとの交流を通して、生徒たちは学習意欲を高め、今後の文理選択や進路実現に向けて決意を新たにした様子でした 。

一方、2年生対象には「社会人と語る会」を実施しました。この行事は、さまざまな職業への理解を深め、社会で働く意義を知ることで、生徒自らのキャリア形成のヒントを得ることを目的としています。当日は、公務員、法律、国際、ビジネス、医療、ITなど11の分野で活躍する本校卒業生を講師としてお招きしました。各セッションでは、仕事の喜びや苦労、高校時代に身につけておくべきこと、そして「働くとは何か」という本質的なテーマについて、プロフェッショナルの視点からお話しいただきました。

プログラム後半では、講師からの「問い」に基づいたグループディスカッションも行われ、生徒たちは社会の第一線で活躍する先輩との対話を通じて、自身の将来や社会貢献への志を新たにしていました。1年次に実施した「先輩に学ぶプレゼン術」から続くこの取り組みは、次世代のリーダーを目指す生徒たちにとって、自己実現に向けた非常に貴重なロールモデルとの出会いの場となりました 。

・完璧な計画を最初から立てるのは難しいので未完成のものでいいから他の人と見せ合ってブラッシュアップしていくことが大切だと言っていて、最初から完璧である必要はないということに安心した。また、話を聞いた人はみんな高校時代から勉強だけでなく自分が興味を持っていることに打ち込んでいたので、自分も何かに熱中して取り組みたいと思った。

・もともと起業に興味があったけれど情報がなく漠然としたイメージしか持てていなかったので具体的な起業に対するお話が聞けて良かったしとても興味深かったです。勤めていた会社を退職されるほどの社会貢献に対する自分の確固たる信念や意欲があるのがすごいと思ったし、自分の置かれている環境を改めて見つめ直し、批判的に捉えられる能力もすごいと思いました。自分の将来が定まっていないことに不安を感じていたけれど、大学で様々なことを体験してキャリアを決めていくという選択肢もあると知り、安心しました。

SG米国研修(帰国)

最後の米国研修リポートです。これまでの駄文に目を通していただいた皆様、本当にありがとうございました。

本日は帰国のみの行程となっており、最後の朝はゆっくりと過ごすことができました。

現在、私たちはJFK国際空港で帰国手続きを進めているところです。順調にフライトが進めば日本時間の10月6日(月)21時半頃に小松空港に到着し、一部現地解散ののち、学校解散となります。お迎えの方よろしくお願いいたします。

昨夜から体調不良者が出ましたが、なんとか全員で帰ります。各ご家庭におかれましては、帰国後の体調確認をよろしくお願いいたします。7日(火)は代休となりますので、体調に問題がない場合は水曜日から登校してください。

今回の米国研修は生徒一人ひとりにとって大変貴重な経験となりました。そのすべてを語り尽くすには時間が足りないほどです。帰国翌日の7日(火)からは中間試験一週間前に入り、その勉強もしなければいけないのでご家族の方にゆっくりとお話をしてくれないかもしれません。でも心配しないでください。全員の心の中に今回の貴重な経験が熱く刻まれ、大きく成長したことを確信しています。

金銭的なご支援はもちろん、日頃からの励ましやご理解、ご協力にも心から感謝します。入国直後は不安や緊張も多かった様子でしたが、皆様の支えがあったからこそ最後までやり遂げることができました。

 

最後に、、、ハンバーガーはしばらくノーサンキューだと思います。米価が高騰していますが、どうぞおいしいご飯を食べさせてあげてください。