SGHの活動を紹介します

SG米国研修(6日目活動報告)

米国研修リポート第七弾は、本日のニューヨーク観光についてです。

本日はまず、船に乗って船上から自由の女神像を見学しました。その後ウォール街でニューヨーク証券取引所と金運が上がるといわれているチャージングブルの像を見ました。

続いて、ハドソン川に停泊するイントレピッド空母横を通りながら、9.11跡地であるグラウンドゼロを訪れました。グラウンドゼロの周囲は高層ビル群が再建され、美しく整備されていますが、コロナ禍のリモートワークもあり、ビルの入居率は思うように上がっていないようです。

昼食後は、MoMAでゴッホの「星月夜」やダリの「記憶の固執」などを2時間鑑賞しました。その後タイムズスクエアに立ち寄り、本日の旅程が終了しました。タイムズスクエアは、超大型の電光掲示板が燦然と煌めき、露天商の流す音楽や車のクラクション、人々の話し声などで、まさに活気と混沌が入り混じる場所でした。しかしそれは、人類の持つエネルギーを力強く感じられる場所でもありました。

 

今回の研修旅行で、アメリカや海外への憧れをより強くした人、改めて日本の良さを実感した人など、感じ方はさまざまだと思います。アメリカ国内でも、プリンストンのように芝生や大木が道路脇すぐにある自然豊かで穏やかな郊外と、常に世界の最先端を走り続けるコンクリートジャングル、ニューヨークとでは、雰囲気や価値観が大きく異なっていました

 私が思うに、そうした違いを安易に優劣に結びつけるのではなく、相互の違いを理解し認め、状況に応じて適切に選択することが大事なのではないかと思います。日本には日本の良さがあり、同時にアメリカにもアメリカの良さがあります。今回、生のアメリカを体験することで、それら両国のいいところを二重取りしたハイブリッドな人材へと近づいてほしいと思います。また、さまざまな場面で違いを見いだし、理解を深めていくためには、日々の学習を通じて正しい知識や思考力・判断力を養うことが重要です。そうした学びの積み重ねが、自分の成長につながるのだという意識を持ち、勉強のモチベーションにしてほしいと感じました。

 

船上から自由の女神を眺めるニューヨーク証券取引所ゴッホの星月夜アメリカでの最後の晩餐