カテゴリ:2019年度
科学探究・課題探究Ⅲ特別講義が行われました。
学校設定科目「科学探究」(普通科理系3年生)、「課題探究Ⅲ」(理数科3年生)の特別講義が行われました。東北大学大学院工学部電気情報物理工学科准教授鳥谷部祥一先生を講師としてお招きし、「熱揺らぎの物理学と生体ナノマシン」というテーマで講義をしていただきました。
キネシンやATPアーゼ、DNAポリメラーゼ、鞭毛モーターなどの生体内における分子モーターについての最先端の研究についてわかりやすく説明してくださいました。また、東北大の紹介や研究者についても丁寧に説明していただきました。多くの生徒が、受験勉強へのモチベーションが上がったと話していました。
講義の様子講義の様子
講義の様子
質疑応答の様子
「課題探究Ⅲ」の研究報告会が行われました。
理数科3年生の学校設定科目「課題探究Ⅲ」で行っている課題研究について、現時点での研究報告会が行われました。自分達で設定した研究テーマについて、目的、先行研究、仮説、方法などについて説明しました。
物理・数学コース研究テーマ
・垂らした鎖の形
・孔から水を流出させるとき、水面の高さの時間変化
・コンデンサーの放電にともなう電流の時間変化
・円柱に巻き付いたひもの張力
・放射性物質の崩壊
物理・数学コースの発表の様子
化学・生物コース研究テーマ
・スクロース、フルクトースによるアルコール発酵の違い
・単糖類・二糖類・多糖類におけるアルコール発酵の違い
・酵素反応における活性化エネルギーの測定
・4種のベリーのアルコール発酵の違い
・身近な物質を用いたアルコール発酵
化学・生物コースの発表の様子
「課題探究Ⅲ」の探究活動が始まりました。
理数科3年生の学校設定科目「課題探究Ⅲ」では、4月から数学・物理コース、化学・生物コースに分かれて、科目融合型の学習をしてきました。
これから、この内容を踏まえ、グループごとにテーマを決めて探究活動を行います。2年時「課題探究Ⅱ」で行った課題研究の経験を生かして、どの生徒もテキパキと実験計画を立てて、実験器具を準備し、仮説を立て、協力しあいながら研究を始めていました。
数学・物理コースの探究活動の様子
化学・生物コースの探究活動の様子
教員向け課題研究指導研修会が行われました。
5月22日(水)放課後、数学・理科の教員対象に課題研究指導の研修会が行われました。
石川県立大学 生物資源環境学部 生物生産科学科 応用昆虫学 准教授 弘中満太郎先生を講師にお招きして、「科学的方法の基礎」というテーマで課題研究の指導について講義をしていただきました。指導の方法を明示していただき、有意義な90分間でした。
講義の様子
第1回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」
5月22日(水)5,6限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第1回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」が行われました。現段階での、テーマ設定や今後の方針の確認と相談を兼ねて、大学の先生方から専門的な視点によるアドバイスを頂きました。
会の終了後、生徒達は「モチベーションが上がった」、「方向性を支持してもらえて自身がわいてきた。」、「不安だった点にアドバイスをもらうことができて有意義だった」という声が聞かれ、さっそく班員が協力しながら研究にとりくんでいました。こまつ研究サポートプログラム第2回目は7月17日(水)に行う予定です。
参加していただいた大学の先生方
金沢大学 理工学研究域 数物科学系 教授 阿部 聡先生
金沢大学 理工学研究域 機械工学系 教授 小松崎 俊彦先生
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 教授 草野 英二先生
石川県立大学 生物資源工学研究所 助教 中谷内 修先生
生物班の様子
化学班の様子
物理班の様子
物理班の様子