2020年8月の記事一覧

全国SSH生徒研究発表会

全国SSH生徒研究発表会では、毎年8月に全国すべてのSSH指定校が参加して、課題研究などのステージ発表やポスター発表が行われています。昨年は神戸国際展示場にて開催されました。しかし、今年は新型コロナウィルス感染拡大に伴って一同に集まっての開催が中止となり、ポスター発表や口頭発表は動画及びオンラインによる審査となりました。

〇一次審査(8月11日);ポスター発表。書面及び動画による審査(審査対象は全参加校222校)

〇二次審査(8月17日);一次審査のポスター発表動画とオンラインによる質疑応答

(審査対象は一次審査を通過した63校)

〇最終審査(8月28日);リアルタイム配信による口頭発表(審査対象は二次審査を通過した6校)

〇表彰;文部科学大臣表彰(1校)、科学技術振興機構理事長賞(2校)、審査委員長賞(3校)

    奨励賞(3校)、ポスター発表賞(21校)、生徒投票賞(18校)

 

 本校からは理数科3年生4名の課題研究「液面で浮上する液滴の安定性について」が参加登録しました。

 7月20日(月)までに研究要旨、ポスター画像、ポスター発表動画を作成し提出しました。その結果、見事一次審査を通過することができました。二次審査は各校それぞれ持ち時間30分で、ポスター発表に対する質疑応答を、オンラインで5名の審査員と行いました。結果は、残念ながら最終審査に残ることはできませんでしたが、「ポスター発表賞」を受賞することができました。

 

地学野外実習

   8月21日(金)1年理数科理数地学選択者と希望者の合計15名で金沢市大桑町犀川上流貝殻橋付近の河川敷で地学野外実習を行いました。

   まず、能美市和気町の加賀産業道路沿いにある約2000万年~1700万年前の新生代の火山活動からできた火山岩である巨大流紋岩の観察を行いました。その後、金沢市大桑町へ向かい、大桑層中部貝化石密集層と大桑層下部貝化石密集層での化石採取を行い、大桑層と犀川層の境界付近で地層観察を行いました。

とても暑い日でしたが、新型コロナウィルス感染症対策と熱中症対策をしっかり行い、生徒たちは熱心に実習に取り組んでいました。

         

    巨大流紋岩の観察の様子           化石採集の様子