学校日誌

学校日誌

錦高日記4月14日(木)~ミニ演奏会~

昨日(13日)の昼休み、Nスクエアにおいて、吹奏楽部のミニ演奏会がありました。

生徒たちは、教室前の廊下やウッドデッキから大きな拍手をおくっていました。

昼休みのほんの「ヒトトキ」でしたが、温かい雰囲気に包まれました。

皆さん、自分を表現していきましょう。

錦高日記4月13日(水)~中学校・高校 対面式~

本日、オンラインによる「中学校・高校 対面式」を行いました。

中学校生徒会、高校生徒会、総務委員による、第1フロアでの対面式の様子を

中学校、高校、全校生徒、教職員が教室で視聴しました。

この対面式は、金沢錦丘中学校・高校の特性を理解し、中高一貫で学ぶ実感を持たせ、

中学生は6年間の成長や期待を膨らませる機会とし、

高校生は先輩としての自覚を新たにし、中学生のよき手本となるよう意識を高めることを目的としています。

中学校、高校が連携し、すばらしい錦丘を作り上げましょう!

学校長から

「VUCAな時代を生きる意味を言志四録に求む」

 

 近年の予測困難な社会を「VUCA(ブーカ)な時代・VUCAな世界」と表現されることがある。VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べた予測困難な状態を示す造語である。

 IT技術の急速な進展や新型ウイルスの出現と影響が世界的にVUCAの度合いを大きくしていることは、まさしくVUCAの時代と言えるだろう。想定外の出来事が次々と起こり、簡単に解決や対応できない問題、事前対策しにくい問題が多く、かつ多方面に渡るVUCA時代をこれからの私達は生きていかなければならない。私達がこの予測困難な社会を生き延びるためには、どのような学びが必要なのたろうか。

 その学びを示すひとつとして、江戸時代後期儒学者の佐藤一斎の「言志四録」を紹介したい。「言志四録」は、修養処世の心得を書き上げた文書である。その言志四録の中に、2つの条(語録)がある。

  少にて学べば、則ち壮にして為すことあり。

  壮にして学べば、則ち老いて衰えず。

  老いて学べば、則ち死して朽ちず。

 訳すると、「青少年時代にしっかり学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる。壮年のときにしっかり学んでおけば、老年なっても気力が衰えることはない。老年になってもしっかり学んでおけば、ますます見識も高くなり、社会に役立つこととなり、死んでからもその人望は語り継がれる。」即ち、人生はいくつかの節目となるライフステージに分かれているが、それぞれの時代の学びを疎かにぜす、志を持って学ぶことは一生の大事であるという教えである。

  一燈を揚げて暗夜を行く。

  暗夜を憂うることなかれ。

  ただ一燈を頼め。

 訳すると、「一つの灯りを掲げて暗い夜道を歩くとき、夜道の暗さを嘆き悲しむな。暗夜をそのものを変えることはできない。できることはただひたすらに一つの灯りを信じて迷わず進め。」即ち、自分の置かれている厳しい状況を嘆き悲しむことなく、ひたすらに志を持って自分の可能性を信じてひたすら前に進むことだけという教えである。

 いずれの条(語録)にも共通する事項は、その「志」において重要なのは、青少年時の好奇心や夢中になった経験。そしてさまざまな出会いである。そして何より、学ぶことの楽しさを身につけて欲しいと願っている。

 志のために何を学ぶ必要があり、どう学べばそれが身につくのかを自分で考え、掴めることが求められるVUCAな時代をどう生き抜いていくのか、あなたは。

錦高日記4月11日(月)~1年スマホ教室

「e-ネット安心講座」講師:KDDI北陸総支社 管理部 コアスタッフ 細川一人氏

 スマホでの最近のトラブルや犯罪について講演していただきました。一人一台スマホのこの時代には、様々な危険とも隣り合わせになります。「ネット依存」「ネットいじめ」「誘い出し・なりすまし」「個人情報漏えい」などが挙げられます。犯罪は巧妙化しており、近年ではゲームなどで、仲良くなった友達と思い込ませ、安心させてから呼び出す犯罪も出ています。また、不適切な画像によって企業へ賠償金を払うケースなどでは、名前がネット上で消えないことも話していました。

 このような犯罪から身を守るには細川氏は「家庭でのルール作り」「フィルタリングによる利用制限」「ネットで知り合った人とは絶対に会わない」などをあげています。このような犯罪は都会だけではなく、北陸3県でも起こっているそうです。

 便利な時代である反面、人間関係が学校外やネット上にまで及びます。「うちは9時になったら携帯使えないから、連絡はそれまでに」と始めに伝えられるといいかなと思います。生徒だけではなかなか難しいので、各家庭でのルールづくりをお願いいたします。

 

錦高日記4月8日(金)~入学式~

 4月8日13時半から令和4年度の入学式が開かれました。朝田学校長からは相田みつをさんの「夢はでっかく 根は深く」という言葉と共に、高校生活の中で勉強や部活動や生徒会活動に励み、夢を支える揺るぎない根を育ててほしいというメッセージが送られました。北PTA会長からは、3年間充実した高校生活を送ることができるよう、エールをいただきました。

 320人の新入生と保護者のみなさん、ようこそ金沢錦丘高等学校へ!

 新入生入場呼名式辞祝辞入学者宣誓11H12H13H14H15H16H17H18H

錦高日誌4月8日~新任式、始業式が開かれました~

 1学期初日の今日、本校では新任式と始業式が開かれました。今年度は朝田学校長をはじめとした21名の先生方が新たに加わり、みなさんの学校生活を支えます。

 始業式で朝田校長先生が話されたことを一部紹介します。「13年ぶりにJAXAが宇宙飛行士を募集し、そこには17歳から70歳まで4000人もの応募がありました。JAXAが宇宙飛行士を募集するにあたって求めた人材は、本校の教育目標と非常に似通っています。興味のある人はぜひ調べてみてください。400Km上空では、平和のために格好が協力し人工衛星を管理し、宇宙開発を進めています。一方、今なお地上では戦争が起こり、ウクライナでは悲惨な光景が広がっています」

 本校の教育目標は「高い志を育み、豊かな心と知性、健やかな身体を培い、地域や国家、国際社会の持続可能な発展に貢献できる人材を育成する」です。高い志をもって素敵な1年を過ごしましょう!

 

錦高日記3月31日(木)~錦路21H/22H~

 錦路クラス紹介は21Hと22Hです。退職・異動される先生方の最後の日となりました。出会いがあれば、別れる日が必ず来ることは分かっているのですが、3月31日はいつも寂しい気持ちになります。

 明日から、朝田校長先生をはじめとする新しい先生方をお迎えして新年度が始まります。令和4年度が金沢錦丘のみなさんにとって素晴らしい年になることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋 番外編その2 「from the beginning ・・・to the end」

 皆さん、こんにちは。堀です。今度こそ!最後です。たぶん・・・

今日は有給休暇を1日取得した上で、後片付けをしております・・・が・・・来客が引きを切らず・・・という中で、午後2時過ぎ、とある「親展」のお手紙が手元に届きました。開けてビックリ!生徒諸君に是非とも一読して欲しく、個人名をマスキングしつつ、その全文をお届けします。教師の一言の重さを再確認しました。そして、人のご縁ってスゴいね!!!やっぱ、教員という職業、いいかも!堀が教員として第1歩を踏み出した、まさに「the beginning」の教え子からの、34年間全く連絡を取っていなかった教え子からの、突然の感動のお手紙です。それともう1通、今年度の卒業生からのお手紙、まさに「the end」も紹介します。短いけれども、凝縮された、その内容にグッときました。なので、これも是非!!

ではでは。今日はこの辺で。今度こその~~~さ・よ・う・な・ら。明日はいよいよ、最後の日なりね~。

錦高日記3月30日(水)~錦路17H/18H~

今日の錦路クラス紹介は17Hと18Hです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月29日(火)~錦路15H/16H~

今日の錦路クラス紹介は15Hと16Hです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋 番外編 「ラストセール!」

 皆さん、こんにちは。堀です。

ただ今、後片付けの真っ最中!「今まで十分、活躍してくれた・・・捨てるには忍びない・・・」というものが多数出てきて、処理に困っています・・・明後日、31日の午後2時より、引き取って大切にしていただける方に差し上げたいと思います。たとえば・・・ハマダ大明神像、ミッキーだるま像、電子辞書、GATエンピツ<残40本くらい・1人1本で>、ボールペン<10本くらい>、奇跡のエンピツ<約20本>などなど・・・もし、引き取ってくれるという奇特な方、おられましたら、校長室までお越しください。もし万一、欲しい方々が複数いて、競合する場合は、大じゃんけん大会(?)にて、お渡ししたく存じます。最終登庁日なので、とにかく、全てお引き取り願いたいのですが・・・ご協力、よろしくお願いいたします。

錦高日記3月28日(月)~錦路13H/14H~

 3月最終週に入りました。春休み中ですが、部活動や自習のために多くの生徒が学校に来ています。なりたい自分を目指して、生徒のみなさんが一歩一歩前進しています。「錦路・59号」今日は13Hと14Hを掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月25日(金)~錦路11H/12H~

 金沢錦丘高校生徒会誌の「錦路・59号」ができあがりました。各クラスの紹介のページをご覧ください。今日は11Hと12Hです。各クラスの生徒や先生のこと、日常の様子、担任、副担任の先生の似顔絵などが掲載されています。似顔絵は先生方の特徴がうまくとらえられています。どのページも各クラスの個性がつまった内容です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月24日(木)~終業式・離任式・退任式~

 令和3年度の終業式・離任式・退任式が第一フロア(体育館)で行われました。感染対策のため、今までの集会は放送でしたが、1年と2年の2学年のため充分に間隔をあけることができることから、一堂に会しての実施です。校歌はCDを流すだけで歌えませんでしたが、教室での放送と違い、対面で直接、先生方からメッセージを聴き、次の一歩を踏み出す勇気をもらいました。心を通わせた人との別れは寂しいですが、また会うことはできます。次に会った時に話すエピソードが増えると思うことにします。今までありがとうございました。

ほりほりの部屋Vol.100「『錦』で学んだ先生方へ~ぶれてはいけない『軸』のごときもの~」

 皆さん、こんにちは。堀です。2年前の4月中旬、一斉休校のまっただ中、生徒を励まし、生徒にメッセージを発し、生徒との繋がりを持ちたくて始めた「ほりほりの部屋」。コロナ禍が明けたら、即、止めるつもりでしたが・・・本日、Vol.100・・・いまだ、コロナ禍のクリアな出口は見通せてはいませんが、これで最終回とします。お読みいただいた方々、全員に感謝感謝です。掲載する前にいったんワードファイルに書き込むのですが、タイトルも含めて、207,000字を越えました。(軽く原稿用紙500枚越え。これ、本にできるんちゃう?!)今後、堀は学校現場から距離を置きますが、生徒諸君!保護者の方々!!そして、先生方!!!本当にお世話になりました!ありがとうございました!!どうかどうか、お元気で!!! GATで~~~!!!!!

 もう生徒への退任式あいさつ(ライブ?)も終わったということもあり、最終回は「錦」で共に学んだ先生方へのメッセージとさせていただきます。生徒諸君・保護者のみなさんも、今後の「錦」の方向性に関する、堀からの「種まき」であり「遺言(?)」めいたものだとお考えの上、(ちょっとお堅い論調・書きぶりですが)お読みいただければ、と思います。

 

*「錦」で学んだ先生方へ~ぶれてはいけない「軸」のごときもの~

 「こどもたちが、これからの先行き不透明な時代を生き抜くために、多様な他者と主体的に協働する力をいかに育てるか」これがここ数年、文科省が言うところの教育改革にまつわる議論の中心であった。

 一方で、教育におけるICT化の流れは、タブレット端末の活用やそこへの移行期に現れたBYODといった次元から、1人1台Chromebook無償貸与というところにまで、一気に向かっている。皮肉にも、コロナ禍のおかげで、「先行き不透明な時代」が、目前にあぶりだされ、必要経費・予算という最大の問題点ですら、国家レベルであっさりとブレイクスルーすることとなった。教師がICTをいかに上手く使って一斉授業をするかという、教師を中心に据えた、従来の「先生の教え方」から、生徒1人1人がICTをいかに主体的に使って学んでいくかという、新たな「生徒の学び方」へ、焦点は完全に移行しつつあるように思われる。コロナ禍に乗っかって、日本という国は、壮大な社会実験を開始したかのようにさえ、私には思われる。

 私は批判しているのではない。教育は常に、「今」を生きているこどもたちが、「将来」も生き抜いていくために、社会が必要としている「力」をつけさせることこそが、その責務であると信じている。仮に、社会がTOEICスコアを求めるのなら、「読む力・書く力」に加え「聴く力・話す力」も加えた4技能統合型の学力をつけさせる方法を追求し、そこへの興味・関心を植え付けることこそが英語の教員に課せられた、真の責務である。大学入試に対応した学力だけで良いというのは暴論である。仮に、社会がコミュニケーション力を求めているのなら、教師と生徒、あるいは生徒同士の意見交換やコトバのキャッチボールを誘発する指示・発問の追求やそういう場の創出に腐心することこそが、教科を越えてあらゆる教員に課せられた、真の責務である。授業中ずっと、年がら年中、教師が一方的にしゃべり倒し、ペーパーテストの点数が悪いからという理由だけで赤点を出すような教師は、少なくとも、「錦」には不要である。

 私はこの実験をこどもたちのためにどう活かしていくか、が大切だと思う。教育の根幹を忘れてはいけない、と思う。敗戦後、天然資源を持たない、小さな島国、日本が奇跡的な経済発展を遂げた最大の理由が教育であることを再認識すべきである。戦後、先人たちが試行錯誤しながら培ってきた「学校」の持つ「力」、空間としての「仲間集団の持つ相互教育力」とでも言うべき力の意義と有効性を忘れてはいけない。こどもたちは、人の間でこそ人となる。お互い、刺激を受け、高め合う。教育のフィールドにおいては、「デジタル」は手段に過ぎない。ツールにすぎないものを目的とすべきではない。

 では、教育の目的とは何か。私は「(個人の)成長」だと思う。何らかの働きかけをしても、すぐに数値化された「(全体の)成果」が出るわけではないし、場合によっては、全く逆の「成果」が出ることさえあるのが教育の本質だと思う。この本質を全教員が認識した上で、様々な「改革」「改善」に取り組まなければ、本末転倒になり、つまりは、即効的に「(全体の)成果」をあげることを目的とする、「手段の目的化」に陥ってしまうのである。国公立大学入学者数を目標数値化するがごとく・・・

 私は、迷ったときには、必ずこの原点に還って、この物さしで計り直すことで自問自答してきた。「このことは、こども1人1人、個々の成長につながっているのか?全体の成果に囚われていないか?」と。教育が大事にしているのは、「(全体の)成果」よりも、「(個人の)成長」であることを再確認した上で、「アナログ(対面式授業)」と「デジタル(ICT活用型授業)」をいかに融合させていくか。今後数年間、試行錯誤の連続が予想される。しかし、「錦」の先生方なら、このスタッフと風土なら、血を入れ替えつつも、「なりたい自分」を追求させつつ、「個々の成長」を促す、本校独自の「学ばせ方」を開発していってくれる、上手い落としどころ、ハイブリッドな方策を見つけてくれる、そう確信している。任せたよ。

*校長として心がけてきたもの~校務分掌として、校長を演じる、ということ~

①  現状認識と目標(わかりやすいビジョン)を、全教員と共有すること

「そもそも」にズレが生じていると誰もついてきてはくれない。教員との対話は言うまでもないが、生徒や保護者、地域住民の方々の懐に飛び込まずして、ニーズや不平・不満、ひいては本当の強みも知れることはない。悪しき現状なら、それを打破する、具体的方策につながる、シンプルでわかりやすいコトバで浸透を図る。校長が実践の先陣を切ることは言うまでもない。

②  ポジ・ネガ、様々な情報を、全教員と即時共有すること

必要な情報が、血液のようにサラサラと組織内を流れ、即時、共有されていれば、互いに疑心暗鬼に陥ることはない。教員は日々刻々と変わるこどもおよびその保護者の情報を持ち、校長は国や県教委をはじめ、保護者・地域住民・同窓会等の外部から情報も入ってくる。「職員室の担任」たる、副校長・教頭からの情報を得つつ、校長の知り得た情報に加え、校長の判断・考えを、積極的に発信し、できるだけ早く、全教員で共有することは極めて重要である。勤務校内での出来事について、外部から知らされることほどつらいことはない。「良い(ポジティブな)情報」も「悪い(ネガティブな)情報」も、まず当事者に近い者から知るべきである。「風通しの良い職場」作りは、口で言うほど簡単ではないが、心理的な壁を取り払い、なんでも相談できる雰囲気作りは、校長という校務分掌において、大切な役割である。

③  多様性を認めながら、一体感を目指すということ

ベストな解決策を見つけるために多様性は重要である。同時に、何を議論しているのか、という「そもそも」の論点コントロールも必要不可欠な校長の立ち位置である。「一体感」というコトバから、「みな、同じ」という状況を思い浮かべがちだが、そうではない。同じ現状認識・問題意識を持って同じ方向を向いているけれども、その解決に向かう方法論においては実は多様だということである。多様性を互いに認め合えるしなやかさがあり、それでいて一体感がある組織は強い。「錦」は今、ずいぶん、このしなやかさと一体感が醸成されてきているなあ、と感じている。管理職を含め、少々の人事異動では、びくともしない「軸」のようなものができつつあるのではないだろうか。(とある組織マネジメントのプロの話によれば、こういった一体感醸成に必須なのが、トップの人柄、具体的には、器の大きさ・教養の深さ・ユーモアのセンス・・・とのこと・・・先天的に欠く場合は?私なりの答えは「演じる」こと。なければ、あるかのように演じるまで。小さな器を、実際より大きく大きく。浅はかな教養しか無ければ、読書等を通じて、深くなるよう深くなるよう。どんなシリアスな場面に遭遇しても、最後はクスッとさせるため、映画館のみならず、なんばグランド花月に足繁く通い、笑いの神を呼び寄せる。悲しくも、楽しい自助努力。もう不要ですね、ほっとします。さみしくなるかな?)

④  ピンチ待ち、GATで、腹くくる!(おっ、5・7・5やん)ということ

ピンチは必ず来る。全て順調にいくはずがない。突然、壁は現れる。実は、その時こそが、信頼を得るチャンス!ピンチが来るのをビクビクするのではなく、ワクワクしながら迎い入れる!ようこそ、ピンチさん、よくぞ、我々の元へ!くらいの感覚でい続ける!!!

GATを見せ続ける。肩書きに頼らない(利用はする、こどもたちのためなら。)。外部からの評価を気にしない。評価の主体はこどもたち。常に元気で、明るく、たくましく!を体現し続ける。暗い顔は、こどもの前では見せないよう。いつもニコニコ、笑っている!!!

腹をくくる。心にいつも辞表を。判断が難しい場面、決断が鈍る場面は必ず来る。一部の者にとっては最適(部分最適)な方策であっても、それが全体にとっての最適(全体最適)な方策になるとは限らない。しかし、このことこそが、教育の難しさそのものであって、醍醐味である。落としどころを見極め、いったん自身が腹をくくって判断したことには謎の(?)自信を持つ!!!

 

 「もう一つのGAT(global, academic, tough)」発動には至りませんでしたが、縁あって皆さんと過ごした3年間、楽しかったです。お体には、くれぐれも気をつけてお過ごしください。赴任した年、若い教員たちの複数のグループとの不定期飲みニケーションに数多くお誘いいただき、語り合いましたっけ・・・なつかしい・・・楽しかったなぁ。この2年間、飲んで、ホンネで語り合うという場面がほとんど無くなってしまったことが残念でなりません。もっともっと、伝えたいことが山ほどあるのですが・・・残り1週間、コロナ禍でも許される、小さな飲み会、毎日でもお誘いください。待ってます。ではでは、今日はこの辺で。皆さん、さようなら。

P.S.

最後のぼっちめし!ありがとうございました。了。

P.P.S.

「ほりほりの部屋」のワードファイル(HPに掲載前原稿なので、HPに発表した文章と異なる部分多々あり)を、この後、shareの「R報告」にしばし置いておきます。必要なら、吸い上げてください。教員にとって、コトバ・ボキャブラリーは必須アイテム。使えそうなコトバ・表現、あれば、存分に盗んで自分のものにしていってください。著作権は放棄します。

錦高日記3月23日(水)~予備入学~

 校舎の紅梅が見頃になった今日、4月に入学する新入生の予備入学が行われました。密を避けるため、第一フロア(体育館)で、書類の回収、配付を行い、その後、制服や体操服の採寸と、シューズや校内スリッパ、雨具、教科書などの購入となりました。両手一杯の荷物が重そうでしたが、どの生徒もイキイキとした表情です。保護者のみなさまに対して、相談室、保健室、生徒指導課、総務課から、入学までに留意していただきたいことやお願い事項などの説明と堀学校長から熱いメッセージが伝えられました。4月8日の入学式には、生徒のみなさんを迎える桜が伏見川縁に咲き誇ることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月22日(火)~教科書購入・写真撮影~

 今日の午前中、授業の実施と平行して来年度の教科書購入と写真撮影が行われました。写真撮影では、髪やネクタイを整え、きりっとした表情でカメラマンの前に座るみんなの姿がありました。この1年で外見も内面も成長したと感じます。4月からは新しい学年です。新学期を迎える前に、ぜひこれまでを振り返ってほしいです。自分が成長したことや課題を考える中で、今、自分がしなければいけないことが見えてきます。みなさんの「なりたい自分」近づくことができるはずです。

 

錦高日記3月18日(金)~2年生球技大会~

待ちに待った2年生の球技大会が行われました!!

競技は男子はバレーボール・卓球・バドミントン、女子はソフトバレーボール・卓球・バドミントンです。感染対策のため、声援はできませんでしたが、大きな拍手と身振り手振り、身体全体を使った応援は、クラスの仲間たちに気持ちがよく伝わって、パワーとなっていました!クラスの絆が一層深まったことでしょう。

閉会式では、Silent Partners(準備や運営に携わった方々)に惜しみない感謝の拍手を送る2年生の姿がありました。とても爽やかで心が温まりました。

ほりほりの部屋Vol.99.5「ちょっとほっこりするハナシ~卒業生から・保護者から~」

 皆さん、こんにちは。堀です。最終回を予告したもんだから・・・スミマセン・・・「Vol.0.5」追加で挟みこませていただきます・・・今日は2年生の球技大会!各クラス、最後の思い出作りですね。めっちゃさぶいけども~~怪我しんように~~GAT!

 昨日、昨年度の卒業生が事務室にこれを預けていった、との連絡あり。堀が錦丘中の卒業式に参列していた時間帯だったため、会えず・・・ザンネン!封筒を開けてみて・・・ビックリ!堀が18才の頃、大学受験に備え、実際に共に戦った「戦友」「トモダチ」であるエンピツを、昨年度も今年度同様、「お守り代わりに諸君の筆箱に忍ばせて連れて行ってもいいよ~。」と、35H前に置いておいたのです。「受験が終わったら、返してね。」と事前に伝えてあったのですが、昨年度末になっても、数本(人?)と(エンピツ)補助器が未返却のまま・・・ま、いっか。だれか記念にでも持って行っているんなら・・・と思ってました。戻っては来ない、と思ってました。ところが・・・きのう・・・とつとつとしたコトバですが、「感謝」の気持ちがよく伝わってきました。こちらこそ、ありがとう!頼ってくれて。少しでも力になれたのなら、こんなうれしいことはありません!!!「忘れた頃に・・・」教員をやっててヨカッタ!と思える瞬間のひとつです。1年間の浪人生活が実りましたね!おめでとう!!この場を借りて~~~祝!合格!!!

 今、少しづつですが、校長室内を「次の主」のために、整理整頓し始めています。机の中から、「学校評価に関する保護者アンケートのお願い」の回答用紙が出てきました。グーグルフォームではなく、直接、紙媒体で提出いただいた回答の1枚です。欄外に記入されていたコメントが、堀の心に刺さり、この1枚だけ、集計後に担当者からもらって取っておいたもの。こんな風なコトバをいただけただけで、「よしっ!やっぱ、まちごーとらん!」って、自信が湧いてくるのです。たとえ、たった1枚でも・・・お書きいただいた保護者の方、ありがとうございました。心折れずに、ここまでやってこれました。感謝いたします。生徒および保護者の方々には、もう、以前のような思いはさせてはいけない、と思います。願っています。「錦」の先生方、あとは頼んだよ。

 赴任した3年前、「こどもたちの心を、内側から元気にする方法は?」「やらされ感がなく、満足感いっぱいの高校生活を送らせるには?」様々な観点から、自問自答していました。結局、「なりたい自分」を前面に押し出した、キャリア教育に軸を置いた指導、というところに落ち着きました。当時、教職員の反対ももちろんありました。特に、全員出席を要求する土曜補習や平日8限目補習の撤廃、週末課題の精選などは、「進学実績が下がったらどうするんですか??」とも言われました。そもそも、堀は進学実績など、「学校全体の成果」など求めてはいません、今も昔も。求め続けたのは、ただ「生徒1人1人個人の成長」のみ。その集合体として、結果として、周囲が褒めてくれるなら、それはそれでうれしい、その程度なのです。しかし、その結果は・・・この3年間の進学実績をどのように捉えるか、それは皆さんの判断にゆだねます。生徒1人1人は「よくやった!」その一言です。

 教育の本質は、数字で明確に表れることばかりではないのです。今でも、一番怖いのは、教え子たち、生徒たちからの「評価」です。そしてそれは、教師と生徒という上下関係から解き放たれた、卒業後にこそ、明確なものとなります。もう会いたくなければ、わざわざ会いには行かなければ良いだけなのですから。卒業後に、連絡してでも会いたい、と言ってもらえるこのお仕事の素晴らしさ。教員、というキャリアもなかなかいいもんよ、諸君!錦には「教員の資質」がある生徒、たくさんいます!目指してみませんか、諸君!!!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

P.S.例の新聞での「退職校長」報道以来、生徒・保護者の方々のみならず、かつての教え子やら先生方やら様々な方面から、お声がけ・お手紙・メール・訪問の機会が激増しています。引退間際って、こんなにも多忙だとは・・・ここでは紹介しきれませんが、感謝のお声・お手紙・メール、本当にありがとうございます!あと2週間、やりきります!!

錦高日記3月17日(木)~1人1台Chromebook~

 全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現することを目的としたGIGAスクール構想のもと、今年度5月から、本校でもChromebookを活用した授業が展開されています。今までは、限られた台数を教員が運び使用していましたが、この3月、全校生徒分の台数が届いたおかげで、14日から、いつでも1人1台のChromebookを使うことができるようになりました。今日も、いくつかの授業でChromebookが活用されていました。移動させる時間がかからないため、活用頻度も上がることと思います。これから、どのような授業が展開されていくか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月16日(水)~合格発表~

 春風が吹く中、今日は高校入試の合格発表が行われました。正午ちょうどに玄関前に合格者の番号が張り出されると、待っていた生徒から「やった!」「合格した!」と歓声があがりました。友人や保護者と抱き合ったり、掲示されている番号の写真を撮ったりする生徒もいます。涙を流している保護者の姿も見られました。

 本校にご縁があった方も、なかった方もみなさん、お疲れ様でした。本校を受けてくれたみなさんのこれからに幸多きことを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月15日(火)~MP17(マジカル・フレーズ・セブンティーン)~

 昨日と今日の昼休み、堀校長先生が希望者を対象に「MP17(マジカル・フレーズ・セブンティーン)」と題したランチタイム補習を開催し、長文読解のコツを17個、伝授してくださいました。会場の31Hに集まった1,2年生は、校長先生の言葉を一言も聞き漏らすまいと真剣な表情で、校長先生を見つめます。補習終了後、次の授業ギリギリの時間まで質問している2年生もいました。

 1回20分の講座に詰め込まれたマジカルフレーズは、長文読解の際に、必ず役立つことでしょう。堀校長先生は3月31日まで校長室にいらっしゃいます。英語に関することで分からないことがあれば、校長先生の所へ!あなたの英語力向上につながるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月14日(月)~卒業生と語る会~

 今日の午前中、「卒業生と語る会」が開かれ、3月2日に卒業した先輩7名が、これから進路実現を目指す在校生に対して、たくさんのアドバイスをしてくれました。密を避けるため、学年を分けて行われた4回の講座で、卒業生たちはそれぞれの学年に応じた内容を伝えてくれました。1,2年生は重要なポイントをメモしたり、うなずいたりして、真剣に話を聴いていました。

 今日、来てくれた卒業生7名から在校生へのメッセージです。

「受験は長く、想像の何倍も辛いと思いますが、いつか必ず終わります。メンタル的に弱っている時は友だち、先生、家族と話すといいです。頑張ってください。」

「友だちと先生方を頼る。その日のことはその日のうちに。テスト前に開く講義室など上手に活用しよう。」

「高き理想とそれに潰れないだけの実力を!今日の努力はきっと未来の為となる!」

「模試の判定なんてあてにならないことが僕で証明されました。在校生も判定なんて気にせず頑張ってください。」

「受験は大変ですが、頑張っていたら急に成績が上がる時が来るので、一生懸命受験、頑張ってください!」

「頑張った分だけ、合格したときの喜びは大きいです!受験期はと~っても長いので、気負いすぎずに頑張ってくださいね!応援しています。」

「先生方をたくさん頼って頑張ってください。辛い時やしんどい時もあると思いますが、周りへの感謝をもって勉強を続けたら、きっと乗り越えられると思うので、頑張ってください。」

 

 

 

 

 

 

 

ほりほりの部屋Vol.99「退任の春~なにもかもがなつかしく・・・~」

 皆さん、こんにちは。堀です。この春、退任する県立学校長の1人として報道されました。解放されるので、うれしいような・・・若者たちと会えなくなるので、さみしいような・・・以下に本県の高校校長会の「会誌」に投稿した文章を活用し、ダイジェストで、超特急で、堀の37年間の教員生活を振り返ってみます!GAT!

思ひ出の数々

金沢錦丘高等学校長 堀 義明

 「ない!ない!どこにもな~い!」大学卒業年3月24日の北國新聞本社前に張り出された夕刊。定期人事異動ページで「新採」に自分の名前が見当たらない。「A採なんに・・・もしや、第1希望の中学校ではなく第2希望の小学校かも。」もう1度、南から小学校をくまなく探す。「あれ~、ない・・・」まさか・・・高校欄を大聖寺実業から探し始めるとほどなく・・・「あ、あった!小松商業・・・なぜに高校??」願書に希望を記載せず、面接で尋ねられもしなかった校種。定年の今になっても謎です。WHY?石川県教委殿!

 小松商での一場面。「4番サード宮窪君(現小商進路課長)、4番サード宮窪君。職員室堀まで。」とウグイス嬢ばりに校内放送。直後、教務主任の先生から「ふざけた放送するんじゃないっ!」と大目玉。思い返せば、あれが「ふざけた37年」の始まりでした。

 新設の金沢辰巳丘での一場面。3期生を3年間持ち上がった際、卒業式の日にある女子生徒2人から。「3年間、ありがとうございました。結局、堀さん(当時から「卒業したら『先生』とは呼ぶな。『さん』と呼べ。」と教え子には言い続けていました。)は、『善人ぶった悪人』なのか、『悪人ぶった善人』なのか、最後まで分かりませんでした。本当はどっちなんですか?」「ほりほり(辰巳丘赴任1年目につけられたニックネーム。)のおかげで、英語が好きなままでいられました。本当にありがとうございました!」最初のコトバは、自分の教員生活を貫く哲学となりました。次の金沢泉丘で出会い、多大な影響を受ける事になる、梶本逸子大先生のコトバ「教員は役者なのよ~ん。Teachers should be actors AND actresses!」にも通じます。見破られるようでは大根役者なのでしょう。2つ目のコトバは、「教科でも、部活でも、『好きにさせたら(好きなままでいさせたら)』、こどもは勝手に走って行く」ことに確信を与えてくれました。あの日、職員室までわざわざ伝えに来てくれたあの子たちの表情まで思い出せるくらい、鮮烈なインパクトがある、堀にとっては「褒めコトバ」でした。お2人さん、ありがとう!

 創立101年目から109年目まで勤務した金沢泉丘は、自身のキャリアとして最も長く、かつ、波瀾万丈の9年間でした。3年生の担任4回を含め、9回のホーム担任は思い出深い学年ばかりです。教員生活10年目から18年目、気力・体力・生意気MAXで、怖いもの知らず。思い出すのもハズい、9年でもあります。<男子バド部監督として、根上大会2年連続準優勝(相手はいずれも金沢市工)。団体で北信越大会にも出場しました。日々、ノックに明け暮れ、選手と野田山まで走っていたのもこの頃(含:本校おはら先生)。なつかしい・・・>

 赴任した年、「来年の韓国修学旅行の助言もらいに、広島の盈進(えいしん)高校行くぞ。堀さん、オレと一緒に行こう。」当時の加藤1年学年主任(病に倒れ修学旅行引率できず。故人、涙。)からお声を掛けていただきました。翌年2月14日、2人で鉄路、広島に向かいました。途中、がれきの山の神戸市内を徒歩で横断し、丸1日かけて。「あなた方は何のために韓国へ行くのですか?ロッテワールドで何を学ぶというのですか?」訪問先の校長先生からのコトバは衝撃的でした。「独立記念館を訪れずして、日本の高校生が訪韓する意義はありませんよ。」金沢に戻り、取り急ぎ、旅程及び事前学習の内容を大幅修正。翌年、本県初400人規模の海外修学旅行実施へとつながります。その後しばらく、あの旅行プランが本県の韓国修学旅行のプロトタイプとして定着。次の金沢錦丘でも、初の海外(韓国)修学旅行プラン策定・実施に深く関わることになります。

 泉丘勤務最終年の1月中旬。新聞の大見出しに、「来春、初の県立中学校誕生」。教採の頃のくすぶっていた思いが、校長室へと走らせました。「〇村校長先生!私を錦丘へ異動させてください!」「はぁ?こんな素晴らしい教員、生徒に恵まれとって、何が不満なんや!」「不満はありません。ただ・・・飽きました。」「ばかもーん!」またしても、ふざけた一言・・・やっちゃった・・・で、異動。

 金沢錦丘での4年間は、「中高6年を貫く独自教科(教材)の作成」「キャリア教育をベースにした、全く新しいコンセプトの学校の創造」を前面に出し、超多忙な中ではありました。一方で、日々、「やりがい」を感じながら過ごすことができました。高校生と同時併行して中学生にも3年間教え、夢かないました。ALTも演じきりました。

 金沢二水での「オレンジパワー全開の3年生」と過ごした充実の2年間、教育センターでの「英語中核教員研修」をはじめとする、小・中・高・特支全ての校種の「先生方への種まき」に奔走した6年間、内灘での「地域からの信頼回復」に全力で取り組んだ4年間を経て今、教員生活最後の3年間を、再び、この錦丘で全うすることができ、こんな幸せなことはありません。コロナ禍で実現できずに終わった「海外修学旅行の復活」は、(今しばらく時間がかかるかも知れませんが)後任に託していきます。こどもたちが世界へ「トビタテ」るよう、サポートをよろしくお願いします。ここまで支えてくださった全ての方々に感謝申し上げ、筆を置きます。合掌。

 今となっては、いろんな教え子たちと過ごした日々、その全てが、ただひたすら、懐かしく感じられます。諸先輩方からの叱咤ですら、面白おかしく感じられる今日この頃です。

 次回いよいよ、何とビックリ!「Vol.100」!キリの良いところで、最終回とします。3月24日、夕方頃の掲載を予定しています。ではでは。今日はこの辺で。CU on THE day!

錦高日記3月11日(金) ~1年生球技大会~

 生徒たちにとっては1週間ぶりの登校となる今日、1年生の球技大会が実施されました。感染対策として競技中はマスクを着用したまま、また人との接触を避けられるように工夫して行われました。競技は男子がバレーボールと卓球、バドミントン、女子はソフトバレーボールと卓球、バドミントンです。

 各競技で白熱した戦いが行われ、生徒たちはキラキラした表情で競技に取り組んでいました。しばらく自宅学習が続いていた生徒にとって、よいリフレッシュとなったでしょう。これで1年のクラスで行う大きなクラス行事は最後になります。1年間過ごした仲間たちと素晴らしい思い出が残せたと思います。運営にあたった生徒会のメンバーや先生方、総務委員、体育委員、各競技の部員のみなさん、本当にありがとうございました。

錦高日記3月10日(木)~伏見川のカルガモ~

 校舎の裏に流れる伏見川の川縁は、散歩する人や犬を連れた人などが行き交います。午後、伏見川に2羽のカルガモがいました。ずっと一緒に行動していたので、最初は「つがい」かな?と思いましたが、どちらも雄のようです。兄弟でしょうか。羽づくろいを行ったり、川の中に首を突っ込んで植物の実や、昆虫などを食べたりしていました。

 明日、2年生は通常授業ですが、1年生は球技大会が行われます。みんなの活躍が楽しみです。

 

 

錦高日記3月9日(水)~高校入試2日目~

 穏やかなお天気に恵まれた高校入試でした。今日は社会と数学の試験が行われました。受験生のみなさん、お疲れさまでした。今は、「人事を尽くして天命を待つ」といった心持ちかもしれませんね。

 校舎前の白梅にウグイスに似た鳥がとまっていました。オナガでしょうか。どちらにしても春の鳥です。校舎の日陰にはまだ雪が残っています。雪が溶けて、春になりますように!

錦高日記3月8日(火)~高校入試1日目~

 校舎前の白梅と紅梅が、膨らみ始めました。晴天に恵まれ春の気配が感じられる今日、高校入試の1日目が実施され、国語、理科、英語の試験が行われました。明日は、社会と数学の試験があります。受験生のみなさん、明朝も天気は良さそうですが、気を付けて来てくださいね。

 みなさんの春を目指して、Do your best ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月7日(月)~「Orattya!」が紹介されました~

 2月7日(月)の錦高日記で、みなさんにお知らせした、2年課題研究の「Orattya!」が、3月5日(土)の北國新聞の朝刊で紹介されました。2年生4人が「総合的な探究の時間」の課題研究で、普段の生活であまり接点のない人たちのことを理解することを研究テーマに設定し、本校に隣接するろう学校の生徒さんや県内外に暮らす外国人に取材しました。そして、身近でありながら、あまりよく知らなかった方々のことを冊子「Orattya!」にまとめ、校内に配布しました。この活動を通して、冊子を作成した4人は「多様性を知ってほしい。」「異なる個性の人たちが自分らしく生きるにはどうすれば良いか、考えを共有する場を持ってみたい。」と語っています。

 「Orattya!」と3月5日(土)の北國新聞は4階のマルチメディアセンターにも置いてあります。読んでいない方はどうぞ!

錦高日記3月4日(金)~高校入試に向けて~

 来週の3月8日(火)と9日(水)に高校入試が実施されます。今日の午後、在校生全員で校舎の掃除を行い、受験会場を設営しました。受験生が心地良く試験に臨んでもらえるように、生徒たちは、教室のすみずみまで気を配ってきれいにしてくれていました。椅子や机をひっくり返して、脚のゴミを雑巾で丁寧に拭く生徒、黒板の汚れを黒板消しで力をこめて消す生徒。教室の本棚やプロジェクタなどは使わない教室に移動させます。各自の机の中だけでなく、ロッカーなどに入れてある私物もすべて持ち帰ります。床のゴミを取った後、設営図通りに正確に机・イスを配置してくれました。

 在校生のみなさん、会場準備、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記3月3日(木)~中高接続授業・地歴編

 本校では、高校の教員が錦丘中学の生徒を対象として、高校での学習を少しだけ体験する中高接続授業(ブリッジ授業)を行っています。今回は、寺井先生が地理の授業として、バングラデシュの縫製工場崩落事件から考えるグローバル課題を題材にしました。最後は、SDGsの17ゴールについて、ダイヤモンドランキングで生徒それぞれの優先順位を考えさせ、お互いにその理由を意見交換させていました。

 もう1時間は、村井先生による世界史の授業で、「ロシアとウクライナの対立の要因」を歴史的な背景から紐解くものでした。中学校で学ぶ概念や知識を確認しながら、最終的にはロシアの意図がどのようなものであるのかを考えさせる展開でした。

 両授業ともに、中学生の真剣に学ぼうとする姿勢や反応の良さに、意識の高さを感じました。私たち高校の側も、1ヶ月後に入学してくるこの生徒たちに対して、質の高い授業と学ぶ環境を提供できるように励みたいと気持ちを新たにした時間でした。

錦高日記3月2日(水)~第57回卒業証書授与式~

 本日挙行された卒業式の様子をお知らせいたします。新型コロナウイルス感染症対策のため、「保護者の参加は1家族2名までとする」「座席間隔を大きくとる」「式の様子をLive配信する」「校歌や蛍の光などの式歌はCDを流し、それぞれの心の中で歌う」「在校生の参加は代表者のみとする」などの対応をとり実施しました。

 ホーム担任の呼名の後、34H松崎亮太さんが310名の卒業生の総代として卒業証書を受け取りました。25H野田蓮さんが在校生代表として送辞を、36H石川裟紅良さんが卒業生代表として答辞をよんでおります。ご祝辞をいただきました井波秀俊PTA会長様、式にご列席いただきましたPTA役員の方々、そして卒業生の保護者の皆様方、今日は本当にありがとうございました。

 ※堀学校長の式辞要旨は『ほりほりの部屋vol98』よりご覧いただくことができます。

 3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演劇部 ~3年生を送る会 ご卒業おめでとうございます!~

本日、卒業式を終えた3年生に感謝の意を込めて、送別の劇を上演しました。

これまでいろいろとご指導いただき、ありがとうございました。

先輩方から教えて頂いたことを今後の活動に生かして、自分達らしい劇を作り上げていきます。

また、遊びに来でくださいね。

 

ほりほりの部屋Vol.98「Spread your little wings and fly away!~卒業生に捧ぐ~」

風雪に耐え咲く梅の花のように

元気で、明るく、たくましく!

 皆さん、こんにちは。堀です。今日は本校第57回目の卒業(証書授与)式です。校舎前のしだれ梅も諸君の門出を祝ってます!高校生活最後の日も、やっぱ、GAT!!!     

 コロナ禍のための「異常な」卒業式も3回連続となりました。生徒会長以外の在校生不在、1家族2名様までの参列、国歌・校歌を心の中だけでの斉唱等々・・・出席者全員マスク姿という光景も、(不本意ながらも)ずいぶん見慣れたものとなりました。今できる範囲で、最高の式典にすべく、全職員一丸、いろいろと取り組んでみました。卒業生諸君、保護者の皆様、ご満足いただけたでしょうか?以下に、堀から卒業生諸君へのラストメッセージ、「式辞」全文を載せます。ご参列適わなかった、卒業生のご家族の方々にもご覧いただければ、と思います。

石川県立金沢錦丘高等学校

第五十七回 卒業証書授与式

式  辞

 校舎正面のしだれ梅が花をほころばせ、伏見川の川辺にも春の気配が感じられる今日のよき日、同窓会長 宮川外志様、PTA会長 井波秀俊様をはじめ、ご来賓の皆様には、公私ご多忙の中、お祝いに駆けつけていただき、誠にありがとうございます。

 ご列席の保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。高校に入学したての春から、今日のこの日まで、すべてが順調に来ましたでしょうか。そういうご家庭もおありでしょうが、大半のご家庭においては、もがき苦しむような事もあったのではないかと推察いたします。あたかも、頭の上を嵐が過ぎ去るのをただひたすら待つだけというようなご経験も、人知れずあったのではないでしょうか。いずれにせよ、この三年、いや、十八年にも及ぶ子育て、本当にご苦労様でした。今日くらいは、自分自身を褒めてあげて下さい。手塩にかけて育ててこられたお子様たちは、いよいよ皆様の手から離れ、今まさに飛び立つ時を迎えました。本校の全教職員と共に、今日のこの巣立ちを祝福しませんか?返す返すも、保護者の皆様、本当にお疲れさまでした。

 卒業生諸君、卒業おめでとう。錦丘高校での三年間はいかがでしたか。二年前の三ヶ月にもわたる一斉休校に始まり、今もまだ、コロナ禍は完全に収束したというわけではありません。紫錦祭をはじめとする様々な学校行事も、中止や規模縮小、内容変更を余儀なくされました。しかし、諸君はこのような試練を、二年間にわたり、見事に耐え抜いてくれました。それはあたかも、本校のシンボルツリー、梅の花のようでした。冬の寒さに耐え忍び、春に見事に咲くのが梅の花。その梅の花がデザインされた錦丘の校章が今、入学式の時と同様、諸君の左胸で満開です。錦丘高校生を象徴する花だと思います。梅の花のように耐えて咲く、どうか、生涯、忘れずにいてください。スクールカラーの紫色・すみれ色とともに、プライドを持って、心に留めておいてください。

 さて、諸君、日本を代表する、次の三人の若きアスリートに共通する事は何でしょう?大谷翔平、平野歩夢、髙木美保。三人とも、諸君が高校の最終学年を過ごしたこの一年の間に、それぞれの競技において、グローバルな舞台で、世界中の人々を驚かせる結果を出したということは言うまでもありません。それ以上に、今後八十年続く諸君の人生において、是非とも実践し続けて欲しい、ぶれない「羅針盤」とでも言うべき、共通した教訓が込められていると思うのです。それは、従来、絶対に不可能とされていたことに疑問を持ち、自身の力を信じて、新たな価値観を作り出したということ、つまり、価値観を書き換えた、アップデートした、ということなのです。「今まで、誰もやった人がいないから」ということを、挑戦をあきらめる理由、とはしなかったのです。

 野球の世界最高峰、メジャーリーグで投打の二刀流、ツーウェイプレイヤーを高度なレベルで実践し、MVPを取ること、オリンピックにおいて、炎天下、スケートボードを操って世界と渡り合った半年後に、氷点下、スノーボードで金メダルを取ること、コンマ何秒で一発勝負を競うスピードスケートにおいて、競技特性の全く異なる、短距離でも長距離でも、世界のトップ選手と互角に戦い、複数のメダルを獲得すること。いずれも、彼ら以前の価値観では否定され続けてきたことばかりです。

 「メジャーで両方は無理。現代野球では、どちらかに集中しないと失敗する」とか「他のトップ選手は皆、夏は南半球でスノーボードに乗ってる。半年前に他競技で夏季オリンピック出場なんてあり得ない」とか「そもそも、短距離で勝つための瞬発力と長距離で勝つための持久力の両方を兼ね備えたメダリストなんていやしない。求められる筋肉の質が全く異なるのだ」などと言われていました。冬季オリンピック日本選手団主将も務めた高木美保選手は、オリンピック初挑戦種目の五百メートルでの銀メダル獲得について、「挑戦した証。誇りたい。」とインタビューで答えていました。諸君にも、前例がないからといって、あきらめて欲しくはないのです。

 諸君の修学旅行についても、私自身、決断まで相当悩みました。しかし、「前例がなくても必ずブレイクスルーできる。実施を前提に突破口を探すのだ」と自身に言い聞かせ、感染症対策を配慮しつつ、保護者の皆様のご助言や同意を得て、完全実施に踏み切ったことは、諸君と共有できる、素晴らしい思い出のひとつであり、校長としての「誇り」です。

 こういったこと全てをまとめ、英語の教員らしく、英語で、メッセージを送りたいと思います。

Leave the beaten track, dive into the woods,

and you will find something that you have never seen before.

(舗装された道を離れなさい!未開の森に飛び込のです!そうすれば、今まで見たこともないものを発見することになるでしょう。)

 さあ、羽ばたく時がきました。きっと、いつの日か、ここに戻ってきてください。何もかもがなつかしい、そう思える日が必ず来ます。それは、ここが、諸君のふるさとだから。錦丘は諸君の母校だから。

 最後に、諸君全員が、元気で、明るく、たくましく、生き抜いていってくれることを、心より祈念し、私の式辞といたします。

     令和四年三月二日

     石川県立金沢錦丘高等学校 校長 堀 義明

  この式辞に目を通す際のBGMとして、1曲、オススメしておきます。それは、Queenの“Spread your wings”「永遠の翼」です。You Tubeで「元気になれるジョンの名曲(3)永遠の翼 Spread your wings / Queen」を探してみてください。カラオケのように、英語の字幕スーパーと日本語対訳が流れてきて、堀からのメッセージがより鮮明かつ正確に伝わるのではないか、と思います。この曲、1977年発売のQueenのアルバム「世界に捧ぐ」(諸君おなじみの“We are the champions.”や「ドンドンぱっ、ドンドンぱっ」のイントロが印象的な“We will rock you.”収録)に収められていた名曲。クイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンの作品。彼が創った作品の多くは、派手さはなく、シンプルだけど力強い歌詞が特徴的。45年前、堀が今の諸君のように、閉塞感と劣等感にさいなまれ、悩み多き高校生だった頃、この曲の主人公、Sammyの姿に、自身を投影していました。諸君の中にも、この歌詞に共感する人がきっといると思います。1人1人が皆、Sammyなのです。当時、堀は、このサビの部分の歌詞にずいぶんと勇気づけられました。

Spread your wings and fly away! Fly away, far away!

 Spread your little wings and fly away! Fly away, far away!”

 3年生諸君の、これからの人生に幸多からんことを!どこへ行こうとも、GATで、乗り切らんことを!!その小さな翼を、大きく広げて、飛び立つのです!!遠くへ、遠くへ、もっと遠くへ!!!ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

P.S.堀が飛べない鳥、「ペンギン」になるのも、今回でちょうど10回目。燕尾服は、入学式と卒業式にのみ、着用してきました。(我が子の結婚式はハワイでのリゾ婚だったので、着用せず。ハワイではアロハシャツが正装。オススメ。)校長としての最後の正装も無事終了ということになります。The first penguinならぬ、ふとっちょのthe last penguinでした。見納めナリよ。

P.P.S.

堀が先週から校長室前に持ち込んだ紅白の桜。良いタイミングで咲かせることができました!めでたし、めでたし。

錦高日記3月1日(火)~同窓会入会式等~

 本日3月1日(火)午後、第1フロアにて紫錦賞・生徒会功労賞・皆勤賞授与式と卒業記念品贈呈式、同窓会入会式等が行われました。まだまだ肌寒い気候の中、3年生の明るい笑顔が印象的でした。

 まず最初に、皆勤賞・紫錦賞・生徒会功労賞の授与式があり、3年生は呼名の後、元気よく返事をしていました。3年間の努力の成果を共有することができ、とても良い授与式となりました。また、卒業記念品贈呈式では、卒業生よりパイプいすを贈呈していただいた旨が披露されました。大切に使わせていただきたいと思います。

 その後の同窓会入会式では、同窓会副会長の木綿様よりお祝いの言葉ととともに、同窓会入会の意味や幹事についての説明があり、入会する3年生の顔が心なしか誇らしげに感じました。

 明日はいよいよ卒業式です。卒業生の輝かしい旅立ちの日にふさわしい式となるよう願っています。

 

 

 

 

女子バスケットボール部 3年生ありがとう!!

こんにちは!女子バスケットボール部です!!

 

県内の高校はいよいよ卒業式シーズンです。本校も明日3/2は、卒業式を迎えます。

卒業式前日に毎年恒例の3年生卒業セレモニーを行いました!

 

1・2年生の部員が入学してくる以前の錦丘女子バスケットボール部を支え続けてくれた、

何人もの先輩や仲間たちが部を去っていく中、最後まで部活動を支えてくれた、たった2人の3年生。

2人がいてくれたおかげで、今の錦丘女子バスケットボール部の素晴らしい成績があります!

 

本当にありがとう!だいすきです!!

(一同より)

 

さて、明日はいよいよ卒業式。本当におめでとう!これからも頑張ってね、いつでも遊びに来ていいからね~~っ!

 

錦高日記2月28日(月)~球技大会に向けて~

 3月中旬に後期の球技大会が実施されます。例年、バスケットボールやフットサルなど接触の可能性がある競技が行われていましたが、感染対策を考えて、今年度の球技大会はバレーボール、ソフトバレーボール、バドミントン、卓球の4種目で実施されることになりました。

 今日の体育の授業の様子です。1年生は3月11日(金)、2年生は3月18日(金)の球技大会に向けて、各チームがそれぞれの種目に一生懸命取り組み、競技の技能を高めていました。

 

 

 

 

 

 

錦高日記2月25日(金)~書道・創作カレンダー~

 1年生の芸術科目「書道」の授業で、創作カレンダーを作成していました。カレンダーの上の部分に、今年の自分に送る好きな漢字を1文字選び、筆で大きくしたためます。漢字の脇には、説明と自分の名前を細筆で書き、先日各自が篆刻した印と干支の「寅」の印を押して仕上げます。

 「高校1年生の記念にずっと取っておいてくれる生徒や保護者の方もいるんですよ。」と、担当の本間先生が教えてくださいました。世界で1つだけの自分へエールを送るカレンダーのできあがりです。

 

 

 

 

 

 

錦高日記2月24日(木)~2年LC発展・パフォーマンステスト~

 本校では、英語科教員とALTがチーム・ティーチングで行う学校設定科目「LC探究」「LC発展」(LCは、Logical Communicationの略。1年次は「LC探究」、2,3年次は「LC発展」)を設定し、身近な話題から社会問題まで現実の題材を扱い、グループワークやディスカッション、プレゼンテーション、ライティングなどの活動を通して、英語による論理的・批判的思考力の育成を図っています。

 今日の2年生LC発展の授業では、パフォーマンステストが行われていました。生徒は3学期に入り、自分が担当する世界の様々な国の現状や課題を調べ、自分なりに改善策を考え、英文を作成しました。今日の発表では、画像を提示したり、ジェスチャーを使ったりして、聞き手にわかりやすくプレゼンテーションしている様子を見ることができました。貧困に苦慮している国について、教育や仕事の重要性、清潔な生活環境の大切さなどを熱く語る生徒もいました。

 聴いている生徒にとっても、世界の数多くの国の現状や課題を知ることができ、多くの知見や新しい発見があったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

錦高日記2月22日(火)~中高接続授業・古典編~

 1、2年生の学年末試験が終了しました。放課後の部活動も、今日は降雪ということもあり短時間で終了です。高校生が試験をしている中、中学校では、昨日に引き続き中高接続授業(ブリッジ授業)が行われていました。今日は本多先生の『今昔物語集』の「阿蘇(あそ)の史(さかん)」を題材にした3回シリーズの1日目の授業です。史(さかん)は、令制の四等官の最下位の地位の「主典」(さかん)のうち、神祇官、太政官のこと、主に文書の作成や公文書管理などをつかさどる役人のことです。主人公の阿蘇の某(なにがし)という史(さかん)のユーモラスな行動について、読み解いていきます。

 この授業を通して、古典作品を読み解く楽しさを知るとともに、「予習」+「授業」の流れに慣れることが目標です。中学生のみんなは、本多先生の問いに、個人やペアで一生懸命に考えをまとめ、発表していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記2月21日(月)~中高接続授業~

 本校では、この時期に高校の教員が錦丘中学の生徒さん対象に、高校で学習する内容の授業を行います。中高接続授業(ブリッジ授業)と呼ばれているこの取り組みは、中学生の学ぶ意欲を高めることや未知のことを学ぶ楽しさを感じてもらうことなどが目的です。

 今日のテーマは「化学反応の量的関係」。礒野先生が担当する授業が、高校棟の化学実験室で行われていました。まん延防止等重点措置が延長になったことや、感染対策のため、実験は行いませんでしたが、物質が一定のモル数の比で反応することを求めることを通して、化学反応における量的変化の「量」を、「個数」と「質量」の視点でとらえます。化学の計算で最も重要な概念になる、数の数え方、mol(モル)についても学習しました。錦中3年のみなさんは、真剣な眼差しで説明を聞き、懸命に課題に取り組んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記2月18日(金)~次年度からの1人1台端末に向けて

コロナ禍の終息も見えない中、ウイズコロナ、そしてアフターコロナの社会のあり方についても試行錯誤が始まっています。教育の世界においても、新しい時代に向けて進歩を遂げようとする胎動が感じられます。次年度からの1人1台端末の実現に向けて一歩ずつ準備作業が始まりました。廊下には保管庫が並んで、主役がやってくる日を待っています。そして、それを活用した新たな学びのあり方への挑戦も、いよいよもうすぐです。

ほりほりの部屋Vol.97「成し遂げずとも、やりとげる~あるスケーターの生き様~」

 皆さん、こんにちは。堀です。立春が過ぎたとはいえ、極寒の日々。さらには、大学受験まっただ中の3年生は言うに及ばず、1・2年生も学年末試験3日目の中盤戦、ということで試練の日々・・・こういう時こそ、「全ては『なりたい自分』のため!」の気持ち、忘れず!学年末試験も、大学入試さえも、所詮は「踏み台」!将来の(小林りょうゆう選手並みの?!)大ジャンプのための下地作り!ぐっと膝を曲げて、耐えろ~~~GATだぁ!!!

 北京五輪も終盤を迎え、悲喜こもごもの結果とともに、秘蔵映像やインタビューなどを通して、選手個々の秘話やら、生い立ちやら、各報道陣からの「裏話」を目に、耳にすることも多くなっています。昨日、あるスケーターが競技後のインタビューで、涙をこらえながら、こんな風に語っていました。「成し遂げることはできなかったけど、やりとげることはできた。そのことを誇りたい。」

「3年生諸君、全員の就職内定および進学内定を取り消します!」もし、3月にこう言われたら、諸君はどう思いますか。なんで???と戸惑ったり、怒りを感じたり、会社や学校を恨んだりすることでしょう。今をさかのぼること、13年前、2009年3月に、実際に就職内定を取り消されたアスリートがいました。当時、国立の信州大学4年生だった女性、名前は小平奈緒といいます。前回の平昌五輪、スピードスケート女子1000メートルで銀メダル、500メートルで金メダルをもぎ取ったあの小平選手です。当時から有名なスケーターだった小平選手はある有名な大企業に1年近く前から就職が内定しており、大学卒業後も練習に集中できることになっていたそうです。しかし当時の日本経済はどん底にあえいでいた頃で、学生はみな就職難。大企業といえども例外ではなかったのです。いったん出した内定を、会社の都合で取り消す、それも3月の卒業直前になって、そんなことが実際に起こっていたのです。スケーターとしての選手生命の危機、それを救ったのが今の所属先、長野県松本市にある相沢病院でした。相沢病院にはスケート部があるわけではなく、所属アスリートは小平選手1人だけ。電車で1時間ほどかかる長野市のスケートリンク「エムウェーブ」を拠点に、大学時代から師事する結城コーチの指導をずっと受けています。相沢病院の相沢理事長さんは、小平選手の就職の件で、知り合いから相談を受けて頭を悩ませていました。当時の人事部長さんからも「アスリートの採用なんて考えたこともない。病院で採用しなければならない理由もない」と反対されたそうです。すると相沢理事長さんは「だけど相手は困ったと言ってる。どうするんだい」と答え、「困っているんだから何とか助けなきゃ」という理由だけで人事部長さんを納得させ、相沢病院は見も知らぬ女子大生を救うことになったそうです。小平選手の就職面接は2009年3月末日、他の同期は4月1日付け入社だったそうですが、彼女だけ4月16日付け入社だったそうです。その後彼女は、初出場だったカナダのバンクーバー五輪で銀メダルを獲得し、帰国後、メダルを持って病棟を回り、病気で動けない患者さんやその家族は、メダリストの訪問を心から喜んだそうです。ちなみに、この相沢病院、ある小説のモデルになったことでも有名です。その小説のタイトルは「神様のカルテ」といいます。こんなお医者さんがいたらいいなあと思わせる、4部作の小説です。嵐の櫻井翔や宮崎あおいが出演する映画にもなり、大ヒットしました。

 話を戻します。小平選手が前回の平昌五輪に行く前、オリンピックへの思いを漢字1文字で表してくださいとのリクエストが報道陣からありました。彼女は、「輪」という漢字を答えました。「応援してくれる人、支えてくれた人、みんな一つの輪、それが私の五輪です」と答え、また、「大学生の頃、全く面識のない人が就職先、つまり居場所を作ってくれた。だから人は、輪のようにつながっていると信じられる」とも語っていました。

 彼女のコトバには、毎回、本当に「言霊(ことだま)」を感じます。身震いします。就職先との輪、家族との輪、指導者との輪、地元との輪、そして、新たに出会う全ての人との輪。例えばこんな5つの輪を大切にし、慈しんでいるんじゃないかなあ、と個人的には感じていました。今回の五輪後、昨夜のコトバにも心動かされました。「(オリンピック連覇やメダル獲得といったことは)成し遂げることはできなかったけど、(最後まで全力で夢を追いかけることを)やり遂げることはできた」。このコトバにこそ、スケーター小平選手の、長い選手生活の最終形、「なりたい自分」が凝縮されているのではないでしょうか。本当の「言霊」には、それを吐いた本人の意図を離れて、言外に、周囲の人々にいろいろ考えさせる力が宿っていると思います。負けた直後の、つらい場面においてさえも、こんなコトバを紡ぎ出せるアスリートはそうそういません。諸君も、こういう生き方しませんか?「成し遂げずとも、やり遂げる」とてもかっこいい生き方だな、と感じた堀でした。(堀も最後まで「やり遂げます」。)

 また、相沢理事長さんの「困っているんだから助けなきゃ」の心があれば、人の輪は自然と広がっていくんだろうな、とも思います。人は、出会った人の数が多ければ多いほど、成長します。諸君も「出会い」を大切にしてください。過去に出会った人も、これから出合う人も。本校の先生方に、こういう方、すっごい密度で存在します!いつも頭が下がります。ありがとうございます、みなさんのおかげで錦はなんとか、もってます。なんだか、いろいろ考えさせられる今日この頃です。ではでは。今日はこの辺で。CU ASAP!

錦高日記2月17日(木)~放課後の様子です~

 学期末試験2日目が終了しました。16時30分過ぎの学校の様子です。自分では解決できなかった問題を先生に質問している生徒、各クラスで静かに自習する生徒、分からないところを聞き合う生徒、それぞれが各自の課題に真摯に向かっていました。試験期間を含めていつも見られる錦丘高校の風景です。

 生徒は「なりたい自分」を目指して頑張り、教員はその生徒たちを最大限支援しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錦高日記2月16日(水)~マルチメディアセンター5階紹介~

 今日から1・2年生の学年末試験が始まりました。2月22日(火)の最終日まで、1年生は12科目、2年生は13科目の試験が行われます。今日の午後も、多くの生徒が学校の色々な場所で自習していました。

 本校の自習場所のひとつ、マルチメディアセンター5階を紹介したいと思います。4万冊を超える蔵書を持つマルチメディアセンター(図書館)は4階と5階が階段でつながり、5階が自習スペースになっています。1人ずつ壁に向かって勉強できるスペースが16席、2人ずつ4人が座ることができる座席が42席、計58席あり、今日もたくさんの生徒が利用していました。この場所は天井が高く、常に暖かくて明るいことから、心地良く勉強することができます。さりげなく絵や観葉植物が飾ってある他、受験用の赤本が置いてあり、いつでも閲覧することができます。

 黙々と各自の課題に取り組んでいるみんなに、心のなかでエールを送っています。